このたび歴史文学振興会主催の第１回「古代ロマン文学賞」「中・近世文学大賞」において、はずかしながら私の作品『飛鳥残照』が特別賞の「飛鳥ロマン文学賞」に選ばれました。
応募総数256作品の中から大賞２名、優秀賞３名（研究部門を含む）、特別賞１名が選出され、９月21日に東京・飯田橋のホテルエドモントにて受賞式とパーティが催されました。
受賞者は大学教授、政治家（サラリーマン新党の青木さん）、プロのライターの方など、ご年配のそうそうたる方々ばかりで、末席にいる私は妙に浮いていた感じでしたが、緊張しながらもなんとかスピーチも終えることができました。
今回の私の作品は、飛鳥時代に活躍したとされる中臣鎌足を主人公としたものですが、鎌足というと蘇我入鹿を倒した権謀術数の人物といわれています。それは日本書紀などに、そう描かれているところからくるものですが、しかしながらそれらの記録は鎌足の子や孫が、実際以上に鎌足を有能な人物として作り上げたものではないかと松本清張氏などは指摘しています。
それでは本当の鎌足はどんな人物だったのか。平凡で気の弱い普通の男だったとしたらどうなのか。だとすれば大化の改新の本当の首謀者は誰なのか。そんなことを考えながら、青年期から晩年までを病床の鎌足が自ら語るというかたちで書いたものです。
初めて書いた作品がこのような評価をいただき、非常に感激しています。これからも時間を見つけて、歴史小説を書いていきたいと思っています。
受賞式にわざわざ駆けつけてくださった「歴史読本」の安田さん、大変心強かったです。ありがとうございました。
なお受賞式のもようは「サンデー毎日」10/15号、「歴史読本」12月号（10/24発売）に掲載される予定だそうです。
6/19、テレビ東京系列の夕方のニュース番組「ニュースアイ」の名古屋ネットの放送で、「あの人に会いたい」のコーナーにて、私の仕事風景などが紹介されました。
夕方ごろにテレビ局の方が３人いらっしゃって、インタビューなどを撮り終えたあと、いよいよその日のナイターを見ながら漫画をひねったのですが、この日は甲子園での阪神戦で序盤から大量失点の一方的な展開。おまけにカメラマンはどうやら阪神ファンらしくて、「もっとボリューム上げましょーよ」と嬉しそうな顔。こんな状況で描けるのか心配だったんですが、なんとか仕上げて終了。
ホームページのことや、仕事のあとに食事をしている絵も撮ったんですが、残念ながらこれはカット。しかし４分間という時間に、まとまりよく仕上げてありました。
スタッフの方々、ごくろうさまでした。そしてカメラマンさん、今年は阪神だけには負けんぞー！
４月21日、 地元・江南市の江南郵便局にて一日郵便局長の大役をつとめました。
局長室で委嘱状を受けた後、文書決裁というらしいですが簡単にいえばハンコを押すだけのことで、まあここまでは順調に終えてホッとしたのも束の間、いよいよ次は記念式典でのスピーチ。職員の方々が見つめる中で５分ほど訓示をいたしました。
「仕事上、原稿などはしょちゅう郵便で送っていますし、家族全員、カンポにも入っております。貯金はあまりありませんが今後がんばってお世話になろうと思っています」と序盤に笑いを取ろうと思いましたが意外に不発。
そしてメインとなる「私も１枚のハガキにマンガを描いて送ったところ、こんな仕事をやるようになりました。郵便局のお仕事というのは、おおげさかもしれませんが、人の一生を左右する大切なお仕事だと思いますので、これからもがんばってください」というあたりでは、もうなんだか舞い上がってしまって動悸も激しく、妙に落ち着きのないままに逃げるように終わってしまいました。
そのあとは局内の仕事の様子を見回って説明をいただきました。特に郵便物の仕分けの作業では、郵便番号の読み取りの機械にびっくり。また意外にも手作業での仕分けも多く、日頃われわれが簡単に郵便物を出している裏で、いろいろとご苦労があるもんだと考えさせられました。
窓口では事前に待っていていただいたお客さんに星野監督の似顔絵色紙をわたすミニサイン会。差し入れをいただいたり、ずいぶん遠いところから来ていただいた方もいらっしゃって感激でした。
そんなことで、まったく珍しい体験をした一日でございました。
３月11日、以前にも出演させていただいた「サタデーパーク天ち ん通り」の中のドラゴンズコーナー「花も嵐もドラゴンズ」に電話出演いたしました。
今年のセ・リーグの順位予想ということで、D・S・G・B・T・Cの順にしておきました。戦力からするとやはり巨人、中日、横浜の３強の争いになるかと思いますが、あまり月並じゃ面白くないと思ってスワローズを２位にしました。今年は石井、川崎、伊藤、高木、山部、レモンと先発陣もそろい、さらにここ数年、私が注目している宮出もそろそろブレイクしそうだし、さらにカツノリの移籍で野村色も一掃されチームがまとまって、意外と強いんじゃないでしょうか。
予想がみごと当たるとオフに食事会に招待されると後で聞いて、それじゃもっと細かく勝星計算からやればよかったかなと思いましたが、意外にこっちのほうが当たる確率は高いのかも。ともかくオフが楽しみです。
「熱中ドラゴンズ」以来ごぶさたしていた「おれたちゃドラゴンズ」の単行本化が、多くの読者の声に押されて、どうやら再開されそうだ。リーグ優勝を果たした昨年１年間の「おれドラ」が１冊にまとめられる模様。
詳細はまだ未定ながら、４月中旬には発売されそう。このホームページの「おれドラSHOP」でも販売の予定ですので、東海地区以外の方はご利用ください。また詳しいことが判り次第お知らせします。どうぞ、お楽しみに！