2011
 

 

「壬申の乱」講演会    2011.12.12

 

 
 11月26日に、江南市宮田神明町の神明会館にて「壬申の乱と村国男依」という演題で講演会をいたしました。
 宮田神明町というところは村国男依にゆかりの名前が残る村久野町のおとなりの地区で、その地区の方を中心として拙著「赤き奔河の如く」を読んでいただいた皆さんで、「壬申の乱を勉強する会」という会を結成されました。
 私よりも上の年代の方ばかりで、地元のことについては私以上に熟知されている皆さんですが、さらに大昔の飛鳥時代の地元についても研究しようと、向上心の旺盛な方々ばかりです。

 

 その会の主催の講演会で、私のほかにも地元の神社や地蔵様などを研究していらっしゃる方2名とで講演会を行いました。中日新聞にも大きく取り上げられたこともあって、当日は地元だけでなく周辺の市町からお越しいただいた方もいらっしゃいました。約80名の参加者で会場は満杯の大盛況でした。
 地元ということで私の講演は特に、村国男依とこの地区との関係に重点をおいてお話をさせていただきました。地区の祭りの一環として、男依にちなんだイベントができないものかと提案もさせていただきました。拙い話で満足いただけたか判りませんが、興味を持っていただくきっかけになればと思います。

 11月にはもう一つ、尾張地区の図書館関係者の会合でも「村国男依と江南市」という題で講演をさせていただきましたが、こうした機会があれば少しずつでも地元にゆかりの英雄の知名度を上げていきたいと思っています。

 来年1/29には江南市主催の講演会も予定されています。次はもう少し違った観点からの講演にしたいと思っています。興味のある方は、またお出かけください。

 

 

 

 

サイン会の御礼    2011.10.30

 

 
 10/22に名古屋、栄の「本の王国・中日書店」で行いましたサイン会では、雨模様の中、たくさんの方々にお越しいただきまして大変ありがとうございました。

 歴史小説ファンで「この時代の作品を読みたかったので面白かったです」と言っていただいた方や、「ドラゴンズの漫画をいつも見てます。小説も読んでみようかなと思って」という方など、短い時間でしたが、いろいろとお話できて嬉しかったです。
 お土産をいただいた女性の方は「ドラゴンズ優勝の名残りで声がかすれて」とハスキーな声で、ご友人の分まで本を買っていかれました。

 ドラゴンズの漫画とは、ちょっと趣が違う小説なので、今ごろ悪戦苦闘の方もいらっしゃるかと思いますが、頑張って読んでください。大河ドラマを見るような壮大な物語で、読み終えれば必ずや感動していただけるものと思っております。

 

 お越しいただいた皆様、またサイン会を企画していただいた「本の王国」の方々、まことにありがとうございました。
 ちなみに右は、10/23中日新聞市民版の記事です。そうそう、中日スポーツにも記事を掲載していただきました。Mさん、ご購入ありがとうございました。のぞきに来られたのかと思ってましたが、取材だったんですね。皆さんに感謝感謝です。

 

 

 

 

名古屋・栄でサイン会    2011.10.1

 

 歴史小説「赤き奔河の如く」の出版記念として、名古屋・栄の「本の王国・中日書店」(中日ビル3F)にてサイン会を開催することになりました。
 詳細は下記の通りです。大したおもてなしは出来ませんが、おヒマな方はぜひお越しください。

詳しくは「本の王国 」王国NEWSで。 中日ビルMap

 

 

 

 

パネル展と新聞記事    2011.10.1

 

 歴史小説「赤き奔河の如く」について、いくつかの新聞や雑誌で紹介していただきました。ここでは中日新聞と尾北ホームニュースの記事を掲載させていただきます。

 尾北ホームニュースは私の地元、江南市を中心に周辺市町に配布され、いち早く地元の皆さんに村国男依のことを知っていただく契機となりました。また中日新聞は愛知、岐阜、三重の東海三県だけでなく長野、滋賀といった遠方まで記事が掲載されたようで、大きな反響をいただきました。
 また男依の地元、岐阜県各務原市の各務原市民ニュースや、歴史ファンの必読書ともいえる歴史読本の新刊紹介でも取り上げていただきました。皆様、誠にありがとうございました。

 また江南市の「まちづくり江南市民会議」の企画『人物新発見シリーズ』にて、村国男依を取り上げていただき、9月から来年2月にかけて江南市内3ヵ所でパネル展が開催されています。その様子も併せてご紹介します。
 いろいろな方々の力を得て男依の名が広まっていくのを見ていると、感謝の気持ちと同時に、人智を越えたものがあるように思えて仕方がありません。きっと男依さんも喜んでおられることでしょう。

 

●尾北ホームニュース 2011年5月28日 記事より

●中日新聞 2011年7月19日 記事より

●村国男依パネル展 2011年9月11日 VIA MALLアピタ江南西店にて

 ※ パネル展の今後の日程については、下記の講演会ポスターをご覧ください。

 

 

 

 

講演会と男依スウィーツ    2011.9.17

 

 

 9月11日に、まちづくり江南市民会議主催の講演会でお話をいたしました。
「江南市ゆかりの村国男依」というタイトルで、拙著「赤き奔河の如く」で村国男依を取り上げることになった経緯や江南市との関係、さらに壬申の乱での男依の活躍など、1時間半にわたって講演いたしました。

 日曜の夜7時からということで、はたして人が集まるのかと不安でしたが、およそ80人ほどの皆さんが訪れ、最後まで熱心に聴いていただきました。私より年上の世代の方が多くて、この世代の好奇心の旺盛さ、また地元への関心の高さを実感いたしました。
 また私の同級生や高校の恩師なども来ていただいて、かつての先生に講演をするというのも照れ臭いものがありましたが、なんとか無事終了いたしました。

 

 現在、江南市では、まちづくり江南市民会議の主催で、「人物新発見シリーズ・村国男依パネル展」が開催されています。
 その企画として今回、男依にちなんだスウィーツを開発して販売しています。和菓子の「村国の郷」(写真上)と、ケーキの「MURAKUNI」(写真下)で、もう私はどちらもいただきました。
 「村国の郷」は素朴な味わいで、上品な甘さが特長。上に乗った赤いゼラチン(?)が可愛く、すでにお茶会などに利用されているようです。
 「MURAKUNI」は鎧をイメージした中に、2種類のチョコレートを重ね、武将の荒々しさと優しさを表現したとか。結構大きくて、食べごたえがあります。

 小説から派生して、地域の方々が楽しめるイベントにつなげて、さらには長期的に男依が地元に浸透していけば、私も小説を書いた甲斐があります。

 

 来年1月にも江南市主催の講演会も予定されていますので、今回とは違う切り口の話をしたいと思っています。今回、聴き逃した方や、興味のある方は次回をお楽しみに。

 

 

 

 

男依パネル展と講演会    2011.8.19

 

 「赤き奔河の如く」の出版で、我が地元の江南市で村国男依と壬申の乱への関心が高まっています。
 このたび「まちづくり江南市民会議」という団体の企画で、私が村国男依について講演会を行うことになりました。
 あんまり人前で話をするのは得意ではありませんが、まだまだ地元でも知名度の低い男依のことを知っていただくために、小説を書いた過程で知ったことなどを、お話しようと思っています。

 この講演会のほかに、村国男依のパネル展も開催され、時期をずらして市内3ヶ所を巡回することになっています。
 男依のゆかりの史蹟の紹介や、壬申の乱の解説、また男依にちなんだグッズなど展示する予定です。興味のある方は、お出かけください。

 

 

 

 

「赤き奔河の如く」出版    2011.4.19

 

 私の地元、愛知県江南市にゆかりのある歴史上の人物、村国男依(むらくにのおより)を主人公にした歴史小説「赤き奔河の如く」が完成、このたび出版に至りました(発行/風媒社)。

 村国男依は今の岐阜県各務原市に拠点を置く古代氏族と考えられます。のちに大海人皇子の舎人となり、672年の壬申の乱で将軍に抜擢され、絶対的に不利な戦いを勝利に導く活躍をしました。
 ちょっと歴史の教科書的に壬申の乱を説明しますと、大化の改新で有名な中大兄皇子、のちの天智天皇の死後、当時の近江朝廷では天智の子である大友皇子が帝位を継ぐことになり、天智の弟であった大海人皇子は吉野へ逃れました。
 大国・唐の脅威が迫る中、無策の朝廷に危機感を覚えた大海人皇子は、ついに決起を決意し数十名の舎人らとともに東国へ脱出。美濃、尾張、伊勢など東国の勢力を集結し、近江朝廷との戦いの火蓋を切ることになります。

 後に天下分け目の戦いが行われる関ヶ原(この当時は、わざみヶ原)から進軍し、玉倉部、息長の横河、鳥籠山、安河、瀬田と数度の戦いに勝利し、最終的には大友皇子の死で戦いは終結しました。やがて大海人皇子は即位し天武天皇と呼ばれ飛鳥に都を戻し、歴史は奈良時代へとつながっていきます。

 

 この一連の戦いで大海人の力となったのが彼に従っていた若者たちで、村国男依をはじめ、朴井雄君、身毛広、和珥部君手、県犬養大伴、大分恵尺、佐伯大目、書智徳、書根摩呂、稚桜部五百瀬といった舎人らが、それぞれに力を発揮し大海人を助けました。

 一般に壬申の乱を題材とした小説は、大海人皇子を主人公に、后の讃良(のちの持統帝)などを軸にしたものが多いですが、この作品では男依を中心とした若い舎人たちの活躍に比重を置き、歴史小説であるとともに青春群像的な作品を目指しました。

 のちに男依は褒賞として大和と尾張に領地を与えられ、そこに村国郷を開きました。尾張の村国郷が今の江南市村久野町として名を残しており、我が故郷でもあります。そんな縁のせいか自分以上のパワーを感じながら、約10年の時を経てやっと完成した小説です。
 各務原市、江南市はもとより、岐阜県安八郡、不破郡、愛知県名古屋市、稲沢市、奈良県明日香村、三重県北部、滋賀県南部と舞台は各地に広がり、その地域の皆さんにも読んでいただきたいと思います。

 

 400字原稿用紙にすると800枚という文量になってしまいましたが、採算的に上下巻に分けるわけにもいかず、無理に1冊に詰め込んだので少々文字が細かくなりました。少部数なので価格も若干高めですが、その代わりに読み応えは大河ドラマを一気に読むくらい、大いにあるんじゃないかと自負しております。
 ぜひ、ご一読ください。また、感想などありましたら、お寄せいただければと思います。  

 

 

 

 

2010
 

 

PSドラうみゃあ弁当、完成!    2010.7.15

 

 中京テレビのグルメ番組「PS」の企画で、この夏、ナゴヤドームで番組独自の球弁を販売しようということで、このたび目出度く特製弁当が完成しました。
 セ・リーグ6球団にちなんだメニューを、ドラゴンズ球団外広報の加藤晴彦君が調査し、さらに弁当用にアレンジをほどこした、グルメ番組ならではの凝った作りになっています。料理担当は、老舗中華料理店の信忠閣さんで、味は間違い無し!

 そのパッケージのデザインを私が担当することになりまして、番組レギュラーの高田純次、柴田理恵、モンキッキー、そして加藤晴彦君の似顔絵を絡めてデザインいたしました。
 フタを開けると中に解説書があり、各メニューがいかにして決まったかという説明も、私のイラストで紹介しています。これを見ながら食べると、一層味に深みが増すこと請け合いです。
 メニューについては、実物を見てのお楽しみということで…。弁当のサイズは27.5×18センチと結構な大きさでボリュームもありますので、空腹の状態で購入されることをおすすめしますよ。

 発売は8/6〜22のナゴヤドームの中日戦12試合限定で、立ち売りのみの販売なのでご注意ください。詳しくは球団のHPにて。

 

 

 

 

「燃えドラ!スタジアム」出演    2010.6.11

 

 スターキャットのドラゴンズ応援番組「燃えドラ!スタジアム」に、6/11に出演しました。
 前回、番組の時間を目いっぱい使ってイラストを描くという企画で、ちょっと私も大変だったのでブツブツ文句を言ったところ、今回は非常に楽な内容になっておりました。いろいろ気を遣っていただいてすみません。
 番組レギュラーの内藤、長谷川両氏が選手の似顔絵を描いて、それを私が添削するということで、なかなか味のある絵を拝見しました。やっぱりタレントをされているだけあって才能はあるもんだと感心しました(と、一応褒めておこうっと)。

 それにしても普段は口数の少ない私が、この番組だと妙にしゃべってしまうのは、お二人の引き出し方がうまいんでしょうね。これはホントに感心します。
 この日はドラゴンズOBの川又さんが一緒だったんですが、川又さんもこの番組だと油断するのか、他では見せない芸風になり、本当に面白い番組だと思いますよ。放送は6/11〜17です。

 

 

4コマ漫画講座、受講生募集中    2010.3.5

 

 名古屋、栄の中日文化センターでは、2010年4月期の新講座として「4コマ漫画講座」を開講。現在、受講生を募集中です。

 月2回、第2、4火曜日の13〜15時の講座で、講師は私、くらはしかんが務めさせていただきます。費用は3か月分で10,710円です。
 実際に4コマ漫画を描きながらアイデアの発想から、作画のテクニックまでアドバイスしたいと思います。趣味で描いてみたいという方、密かにプロを目指している方、お気軽にご参加くださいませ。一緒に4コマ漫画で楽しみましょう。(後記/9月末で、めでたく終了いたしました。)   
 

 

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