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か き く け こ Ka Ki Ku Ke Ko
か | ガネーシャ Ganesha |
インド叙事詩マハーバラタに登場する学問の神、シヴァ神と妃パールバティの子供。 母親の見守りをしていたガネーシャは、父シヴァと知らずに制止、制止された父シヴァはガネーシャの首をはねた。すぐ過ちに気づいたシヴァは首を探すが見当たらず、急ぎ象の首をはねて息子の胴体に合体した。 |
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カォプラヴィハーン Khao Phra Wihaan タイ語 ![]() |
カンボジア語の呼称は、プレア・ヴィヘールPreah
Vihear タイ・カンボジア国境、ダンレック山脈の断崖に位置するクメール遺跡。 10〜12世紀、典型的な山岳テラス型、地形に合わせて正面は北向き。タイ・カンボジア両国が、この遺跡の帰属を主張して国際司法裁判所に提訴した結果、1962年にカンボジア領と確定。タイ領から一時的にカンボジア領へ越境する行程とカンボジア領内から断崖を登坂する行程がある。四基の塔門と、それらを結ぶ長大な参道から構成され、クメール遺跡として最大規模。近年まで続いたカンボジア内戦のために、修復は進んでいない。 |
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金子光晴 かねこみつはる![]() |
1895〜1975年、愛知県津島市、出身の詩人、本名は金子保和。 1928〜32年、妻・森美千代を帯同した放浪旅行の紀行文で有名。 [参考図書] マレー蘭印紀行、どくろ杯、西ひがし 金子光晴 中公文庫1975〜78年発行 |
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カーラ Kara ![]() |
インド神話に登場する食欲旺盛な怪物、インドネシアやカンボジアのヒンドゥー系石造建築では時間を象徴する神として表す。自らの手足まで食いつくしたあげく、あごのない顔面だけの姿で具現。 | |||||||||||||
カレン族 Karen Tribe |
元来ミャンマーに居住、一部は越境してタイ北部に35万人以上が流入。700〜1200m の高原地帯に居住、象の調教が巧み。スゴーカレン、ポーカレンに大別でき、首長族は分派。独身女性は白色の貫頭衣、既婚女性は赤色の巻きスカート。一夫一婦制で離婚は不可能。精霊信仰と仏教の二重信仰、英国植民地時代にビルマに居住していた一族は、キリスト教に改宗、ビルマ族と英国の緩衝として政治的に利用された。 | |||||||||||||
ガムラン Gamalan |
語源は「たたく
Gamel」の意。 青銅打楽器を主体として竹笛、太鼓、シンバル、弦楽器などを加えた楽器編成が標準的。その楽器編成によって呼称が異なり、もっとも編成が大きく近代的な音色をもつガムランを「ゴン・クビャール」古い楽器を溶解して、さらに古典的な響きを求めたガムランを「スマル・プグリンガン」一部地域に存在する竹製のガムランを「ジュゴク」と呼称。 |
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ガルーダ Garuda![]() |
ヴシュヌ神の乗り物。大きな翼、くちばし、爪を持つ架空の聖鳥。タイの国鉄に図案、インドネシアの航空会社は名称に使用。「天」の象徴としてのガルーダ・・・対する「地」の象徴としてはナーガ・蛇。 | |||||||||||||
カンポン Kampong |
マレー語、インドネシア語で「集落」の意。 日常会話では出身地、家のあるところ。行政的には末端の最小単位をさす。 |
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き | キアポ教会 ![]() Quiapo Church |
1508年、フィリピン、マニラ市内、キアポ地区に建設された。 毎年1月9日に開催されるブラックナザレ祭(黒い顔のキリスト像)で有名。 ★フィリピン全土は、1565〜1898年までスペインの植民地、のち米西戦争の勝者アメリカの統治を経たために東南アジア唯一のキリスト教国家。 |
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気温 Temperature |
気温、日本では 度C を使用、東南アジアの一部では 度F を使用。 換算式 (度F−32)×5/9(すなわち0.5555倍)=度C |
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キャラウェイ Karaweik ![]() |
ミャンマー、伝説上の鳥、仏教説話では極楽にいる想像の動物。 毎年10月インレ湖の灯明祭では、仏像の守護としてキャラウェイを模した船で回遊する。 |
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魚醤 ぎょしょう |
魚、エビ類を原料に塩をくわえ、アミノ酸発酵を促進させた調味料。 東南アジアでは、液状とペースト状に大別される。 |
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蒟? きんま Betel Chewing ![]() |
語源はタイ語で「噛む・キン」「びんろう・マーク」から変化した説が有力。 びんろう(Betel Nat)の実に石灰を混ぜ、蔦の一種キンマの葉に包んで噛む。 びんろうは紀元前からインド、東南アジアで栽培され常習化の傾向をもち、麻酔作用もある。 |
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く | グエン・カォ・キ Nguyen Cao Kyl |
1930〜2011年、ベトナム戦争グエン・ヴォン・チュー政権下の副大統領。 1975年4月、サイゴン陥落の直前米国へ亡命、2004年1月、29年ぶりに帰国。 |
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クメール・ルージュ Khmer Rouge |
語源はフランス語。赤いクメール、すなわち共産思想をさす。 狭義にはカンボジア共産党をさし、広義には独立まえの反フランス勢力、1975年に台頭したポルポト派、1979年ヘンサムリン政権で駆逐された反政府勢力などを示す。 |
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クロンチョン Kroncong |
インドネネシアを代表する大衆音楽、語源は「たくさんの鈴がついた楽器」の意。 ポルトガル、アラビア、アフリカ系の混合音楽にヴァイオリン、フルート、バンジョー、ギター、チェロ、コントラバスなどの楽器を伴奏として、インドネシア語の歌詞に旋律をつけた。日本では戦後、流行した「ブンガワン・ソロ」が有名。 |
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クレテック Kretek |
インドネシア特有の煙草で、別名は丁子(ちょうじ)たばこ。燃えるときの発火音が命名の由来。 クローブ(丁子、フトモモ科の常緑高木、つぼみから採取した香料)を煙草の葉と混合し、1870年ごろから商品化。インドネシアでは、グダンガラム、ジャルム、ブントゥルの大手3社のほか、150社以上が、この煙草を生産。 |
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け | 芥子 けし Papaver Somniferum |
けし科の越年草で、タイ北部、ミャンマーのシャン州で人為的に栽培されアヘンの原料として非合法に流通。 近年は各国の政策によりに生産量は激減。 |
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ケチャ Kecak![]() |
インドネシア、バリ島の演劇形態。1930年代、ドイツ人画家ヴァルター・スピースの提案により、伝承の霊媒現象サンヒャンを改良・発展させ、ラーマヤーナの題材を取りいれた男声5部合唱。 4拍子、5拍子、7拍子、6拍子、6拍子から16分の1だけ後拍の6拍子、以上5声部。 |
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こ | 五戒 ごかい |
上座部仏教において、在家信者が守るべき基本的な戒め。 1 生きものを殺しては、いけない 2 嘘をついては、いけない 3 盗んでは、いけない 4 淫らな性行為をしては、いけない (婚外交渉をさす) 5 酒を飲んでは、いけない (多少のたしなみとして、容認傾向にある) |
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国民民主連盟 N.L.D. National League for Democracy |
1988年に結成された、ミャンマーの最大野党。 1990年の総選挙で、485議席のうち392議席を獲得したが、政権を移譲されず、2015年11月ふたたび総選挙で圧勝、2016年3月から政権を担う。2021年2月、国軍クーデターにより政権を追われ、国政は混迷中。 |
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ゴトンロヨン Goton Royon インドネシア語 |
相互扶助、共同作業の無償労働、災害時の救援活動。 インドネシア、ジャワ島では村落ごとに相互の話し合いで、意思決定をする。 |
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ゴルカル党 Golkarl |
1964年インドネシア、国軍が反共産主義を唱えて結成した職能組織。 そのインドルシア語=ゴロンガン・カルヤが語源、スハルト政権を支えた最大与党。 |
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コン島 khon![]() |
ラオス南部、メコン河に点在する島のひとつ。 島内にはフランス統治時代の遺物として、軽便鉄道の敷設跡や橋梁、放置された蒸気機関車が現存。 島の西側はリーピの滝、別名ソンファミト Sonphamt 島の南方すなわち下流にはメコン河唯一の巨大瀑布コンパペーン Khon Phaphemg |
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コンバウン王朝 Konbaung Dynasty |
1752〜1885年、アラウンパヤー王に創始された王朝、イギリスの植民地政策によりビルマ最後の王朝。上部ビルマ・シュエボーの首長だったアラウンパヤーは、下部ビルマ・モン族の侵略を阻止しながら1755年、当時の名称ダゴンを制圧しヤンゴンと改称した。1757年、バゴーを手中におさめ、ビルマ族による3度めの国内統一を達成。 | |||||||||||||
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