白 山(2702m) H22.7.31〜8.2
7月31日から白山登山と和倉温泉の旅行に出かける。高速道路の無料区間の舞鶴若狭道を走って敦賀で北陸道へあがるコースをとる。
7月31日は、白山の麓の白峰温泉に前泊のため、途中の朝倉氏遺跡と越前大野城を見学してまわる。
(朝倉氏遺跡と越前大野城)
白峰温泉の湯は、全国に4カ所しかない純重曹泉で「絹肌の湯」といわれるだけに湯ざわりは滑らかですべすべしていていた。(本当の温泉といった感じだった) 旅館では、食事のときに下山してきて後泊している山口県からこられている方々から、今日の白山は終日小雨模様で景色は全くダメだったとの話を伺う。下界では、猛暑日の炎天下だったのに・・・。
8月1日、いよいよ白山登山の日。旅館を7時30分に出発し市ノ瀬に車を置き、別当出合までシャトルバスで行く。この日は、時々霧雨状態で視界はダメだった。しかし、頂上を踏み、白山の夕景色を楽しむことができた。
(白山登山)
(白山の夕日)
8月2日午前3時、外へ出てみれば星空の晴れ、改めて頂上へ登りご来光を拝む。白山は、富士山、立山とともに日本三名山のひとつに数えられ、昔から山岳信仰の対象とされてきた。そこでのご来光だけに単に美しかったでない何か感慨深いものがあった。
(白山のご来光)
白山は、「仰いで美しいだけでなく、登っても美しい山である」(深田久弥)と称される。冬の積雪が多く、雪解け水が豊富で色とりどりの花が咲き誇り、山の景色とともに登山者の目を楽しませ心を満たしてくれる山でもある。
(白山の花)
深田久弥は、その著書「日本百名山」の中で「日本人は大ていふるさとの山を持っている。・・・・・ふるさとの守護神のような山を持っている。」と書いている。深田久弥にとって白山は、ふるさとの山でありいつでもあたたく迎えてくれる山であった。さて自分にとって「ふるさとの山」とは、一体どの山だろう・・・・・。
下山後、金沢でJRでやってきた家族と合流し 和倉温泉に向かう。途中、千里浜なぎさドライブウェイを走る。日本海の波打ち際を砂にタイヤをとられることなく走行できることに驚く。そして波打ち際に車を止めて海水浴までできてしまった。
和倉温泉では、静かな内浦とその向こうの能登島の海景色に安らぎのひとときを過ごす。次の日の朝仁には、旅館の部屋から能登島の向こうに日の出を見ることができた。
8月3日は、能登島水族館を見学、能登島大橋袂の海水浴場で泳ぎ帰路につく。
なお、今回の白山登山では若い女性の姿を多く見かけた。いわゆる「山ガール」だ。若い登山者が増えることはよいことだ。
室堂平から仰ぎ見る御前峰
御前峰からのご来光
【白 山】
○標高 2702m(日本百名山)
越前の僧・泰澄が717年に開山。古くから山岳信仰の山として多くの人が登る。富士山、立山とともに日本三名山の一つに数えられている。登山道は、石川県側、岐阜県側それぞれにいくつもありどれもよく整備されている。今回は、もっとも一般的な石川県側の別当出合から砂防新道のコースを上る。所要時間は、室堂まで(登り)4時間(下り)2時間30分、室堂から御前峰まで(登り)40分(下り)30分。日帰り登山も可能だが、室堂に1泊してご来光を拝み、お池めぐりや高山植物をゆっくりと楽しみたい。
七尾湾に昇る朝日(和倉温泉より)
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Hビジターセンター越しの御前峰 |
I室堂から見る別山 |