九重山(1791m) 由布岳(1583m)  H21.5.1〜4

   九重山(5月2日)
 当初、フェリーで往復するつもりであったが新型インフルエンザが日本にも上陸したとのことで急遽、往路をマイカーで高速道路を走ることにする。午後3時に自宅を出発、関門海峡のSAで休憩、午後11時に玖珠SAに到着、朝まで仮眠する。(土曜日になるのを待つ車で駐車場は満杯状態)
 翌日は、登山口の牧の戸峠(1330m)に7時に到着、西千里ケ浜〜中岳〜久住山のコースを歩くくことにする。登山口から30分程度で沓掛山に着く。ここから左手に星生山を見てのコースを歩き扇ケ鼻を過ぎると西千里ケ浜の平坦な草原が気持ちよい。左手に大きな奇岩、正面に久住山が見えてくると避難小屋とトイレがある久住分かれで、大勢が休憩している。久住分かれを過ぎると月面のクレータのような火口跡の向こうに噴煙をあげる硫黄山とそれに連なる三俣山が本当に絵になる光景だ。先に最高峰の中岳(1791m)に向かう。青々とした御池の淵を回り込み坂を登りきると頂上に到着する。頂上からは、北千里ケ浜方面をはじめ眺望が素晴らしい。(登山口から中岳まで約2時間) 中岳頂上で眺望を十分に楽しんだ後、久住山に向かう。(約30分程度で久住山に到着) 久住山頂上は、親子連れなどの大勢の人で溢れている。帰路は往路を1時間30分程で牧ノ戸峠に戻る。 
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   由布岳(5月3日)
 昨日は、九重山から下山後に九酔渓の九重夢の大吊り橋に立ち寄る。吊り橋の上から眺める景観はダイナミックで素晴らしかった。しかし、吊り橋自体は近代的構造物で景観とのミスマッチ、何か違和感があった。昨晩は江戸時代に天領として栄えた日田温泉に泊まり、ゆっくり温泉に浸かりからだの疲れをとり、今日は由布岳登山に向かう。 由布岳は、豊後富士とも呼ばれて円錐形の端正な姿をしている。とりわけ湯布院温泉を通り抜けて正面登山口へ向かうやまなみハイウェイから見上げる美しさは感動もので登高意欲が掻きたてられる。正面登山口から由布岳を正面に見据え緩やかな草原を登り樹林帯に入っていく。40分程で合野越に達し、西登山口からのルートと合流する。由布岳は、1584mの独立峰で標高差は800mある。合野越からは、つづら折りの登山道となり結構きつい。しかし、振り返れば眼下に湯布院の町並みが箱庭のように広がり、すぐ目の前の円錐形のきれいな形をした山飯盛城が疲れを忘れさせてくれる。由布岳は双耳峰の山で東の峰に登る。ただ、正直なところ裾のからの姿が余りに感動的であったため、山歩き自体には少し物足りなさを感じた。富士山と同様に眺めて楽しむ山かな・・・。帰路は「さんふらわあ」の個室で神戸までゆったりと船旅を楽しむ。