はじめてのフレームから組む自転車



購入を決めた原因は2006年のサイクルモードで、BMCのカーボン車を試乗したこと。
持った軽さはもちろん、漕ぎ出しも心持ち軽い気がしました
もうひとつはいつも読んでいるブログの方のこんな発言。

「最近のロードバイクは、漕ぐ以上に進む気がするのに、このロードは漕いだだけ進むって感じです」

TOEIのクロモリロードとMERLINのチタンバイクを比べての発言です。
うちのSILKはまさに前者で、車重は10kg近くあります。

ああー軽いバイク、フルカーボンに乗ってみたいなあと思って雑誌を見ていると、
LOOKの白いフレームが目につきました。585。いいけど高い、39万円。
しかしそのシリーズの廉価版は20万円台で買えます。555。
この555、あまりに人気が出て06版はそうそうに売り切れ、生産中止になったそうです。
オークションで入札するも、手が届きませんでした。

この頃から現実的に3台めの購入を考えはじめ、まずはフレームを10万ちょいくらいで、
通販かオークションで購入しようと、いろいろ調べました。
結局購入したフレームはARGON18というめずらしいカナダのブランドのHELIUMという製品でした。



フレームはウエムラパーツで購入しました。大物だとebayとかはちょっとリスキーですし。
実は購入したのはホイールの方が先で、とにかくカーボンのディープリム以外で、
チューブラー用完組リムがどこへ行ってもない。
たまたま寄ったワイズのマニアックで処分品としてニュートロンが出ていたので即購入。
結果的に後ろに引けなくなって、その日のうちにフレームも購入となりました。
フリーハブがカンパ用だったので、パーツアッセンブルは半自動的に決まってきました。



廉価にカーボンロードを組み上げるというコンセプト。
色をできる限り白黒のモノトーンでまとめるというのがルールです。


組み上げて1年2ヶ月。いくつかのパーツを交換しました。
後輪リム、ステム、クランクなどカーボンの占める率が多くなってきています。


組み上げ時

2008秋

フレームのヘッドとBBの圧入とホイール組み以外は自分で作業しました。
車体重量はSILKより2kg減。
割合としては、フレーム1.3kg(45%減)、ホイール500g(23%減)、パーツ200g(カセット、ハンドル、ステム、ペダル)という内容になっています。

製作時からの変更点は・チューブラータイヤ交換・サドル交換・バーテープ交換・ペダル交換・ブレーキレバーパッド交換・ボトルケージ交換
・クランクセット交換・バーエンド交換・ステム交換・ハンドルバー交換・リアホイール交換・リアブレーキシュー交換・プーリー交換


・フレーム:ARGON18 HELIUM 2004年モデル、フルカーボン、サイズXS、FD台座、ボトルケージ台座、アウター受け直付、100×130ミリ、1295+365g
・ヘッド小物:タンゲケーンクリークアヘッドセット
・完組ホイール:カンパニョロ ニュートロン、前22H後24H、アルミチューブラーリム、655+895g
 リア コリマ エアロ24H、カーボンディープチューブラーリム、830g
・タイヤ:ビットリア コンペティション ストラーダ、チューブラー、フレンチバルブ、295g
 ビットリア コルサCXエリート、チューブラー、フレンチバルブ、270g
・チェーンリング:カンパニョロ コーラス コンパクト、48T×34T(組み上げ時:ミラージュ コンパクト、50T×34T)
・クランク:カンパニョロ コーラス カーボンコンパクト ウルトラトルク、170ミリ、679g(組み上げ時:ミラージュ コンパクト ウルトラトルク、170ミリ)
・ボトムブラケット:カンパニョロ レコード BBカップ、JIS、49g
・カセット:カンパニョロ ミラージュ10段、13×14×15×16×17×18×19×21×23×26T、259g
・チェーン:KMC X10、260g
・ペダル:ルックケオクラシック、280g(組み上げ時:リッチーPro v4 ミクロロードペダル)
・フロント変速機:カンパニョロ ゼノン コンパクト用直付けタイプ、108g
・リヤ変速機:カンパニョロ ゼノン10sショートケージ、253g
・プーリー:TACX ジョッキーホイール
・ブレーキ本体:カンパニョロ ミラージュ、340g、リアパッド アンブロシオ
・エルゴパワーレバー:カンパニョロ ゼノン10s、363g、フード hudz
・ハンドルバー:TNI エルゴノミックシャローエコ w=400、290g(組み上げ時:デダ アナトミック215 w=400)
・ステム:ギザロ805カーボンコーティング L=100、139g/TNIサブ100 L=110、110g
・バーテープ:ルック、バーエンド バズキル
・サドル:セラサンマルコ ゾンコラン 198g/セラサンマルコ アスピデTI 180g(組み上げ時:スペシャライズド TOUPE Ti130)
・シートピラー:トライゴンGSD103、27.2φ×300、カーボン、200g
・ポンプ:バルビエリテレスコピックミニポンプ
・ボトルケージ:エリートパタオ74、69g/プロファイルデザイン アクアラック、198g/IBERAケージ、75g
 車体重量 約7.8kg

現行パーツの購入先は、なるしまフレンド11点、アスキーサイクル7点、ウエムラパーツ2点、サイクルプロショップセキヤ2点、その他4点となっています。

ARGON18ヘリウムは2008年11月にパーツをサーベロR3に移植し引退しました。→サーベロ


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