ARGON18 HELIUMに乗ってみて




組み終わったところで、軽く試走してみました。
装備を含めて結局8kg前後になってしまいましたが、とりまわしは明らかに軽い。
いちばん軽さを実感したのは制動時で、止まる力をクロモリではある程度
車体が負担していましたが、カーボンはすべてライダーにかかるかんじ。
ブレーキの効きもいいので、最初は身体が前方に投げ出される感じがしました。

その後、SILKとARGON2台の自転車を同じギア比を基本にして近所をまわってみました。

まずSILK。久しぶりなので、そうそうこんな感じだった、と思い出?に浸る一方
ブレーキが恐ろしくきかない。これも慣れですが最初は怖い。
で、やっぱり硬いものでできた乗り物に乗っている、という感じを受けます。
自転車というものが他者としてあって、それを運んでいる。
前はこれが当たり前だと思っていたのですが、ARGONで覆されました。
一周してくると疲れて、降りたらSILKに寄りかかって押すかんじでした。

次にARGON。いい意味で、乗り心地が薄い。
極端に言えば、自転車のことを考えずに乗っていられます。
ペダルにかかる負荷は同じくらいで、スピードもおそらくさほどかわっていませんが、
足元がふわふわしている感じ。ダンシングするとよろめくほど。
で、帰ってくると恐ろしく元気で、また自転車を持ち上げることすらできそうでした。

細かいことをいろいろひっくるめてひとことで言うと、
ARGONは「身体に優しい自転車」になりそうです。
軽いと思う場面も幾つもあるのですが、結果的にそれらは
身体への負担を減らしているようです。

翌日、多摩川CRまで出かけました。
1時くらいに家を出て、定例多摩川OFFのコースを走り4時くらいに帰宅、
ちょっとは疲れたけど、適度な運動という感じで心肺負担が特に少ない、
今後はもっと行動範囲が広がって行きそうです。

一時期は少しナーバスになったりしていましたが、
ARGON組んで、ほんとに良かったと思っています。

(2006.12.25)

フル装備のARGON




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