鉄道紀行その10

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2001年8月6日
113系 普通 2両 福知山(15:05)→篠山口(16:02) 福知山線
城崎のかに寿司と天ぷらうどん  この駅では次の列車に乗るまで1時間程あったので、ここで城崎のかに寿司(1120円)を食べる事にしました。
後、この駅ではもう最近ではあまり見られない駅蕎麦屋がありました。しかも車内に持ち込みOKの立ち食い屋です。これは貴重な体験ができると思い、 天ぷらうどん卵付き(460円)を頼みました。さっそく駅のベンチに座って試食です。味は立ち食い屋と同じ味です。
 でも、駅の中(車内でも)で食べられる所が旅を感じさせてくれます。この駅も高架駅の工事が始まっていますが、高架駅になってもこの駅蕎麦屋は残して欲しいと思いました。
113系(福知山色)
 さて、乗車する列車が入線してきました。先ほど乗って来た列車と同じ電車です。が、よくみると先ほど乗って来たのと同じタイプの列車ではなく全く同じ列車が入って来ました。 そして全く同じ席に座りました。何故こんな事があり得るのかと言うと、都市部と違ってそれほど列車の多くない地方は同じ列車が担当になっている区域の端から端まで運用 される事が多々あるからです。と言う訳で今回も『同じタイプの列車』ではなく『全く同じ列車』になったと言う訳です。
 列車は知り合い同士が好きな席で座れる程度の乗車率で、他の路線からの接続列車待ちの為、約4分遅れで出発しました。列車は山間を縫うようにして走って行きます。
市島〜黒井周辺 この辺ものどかな田園風景が続きます。雨は依然降り続いています。列車の遅れもいつの間にか取り戻しています。列車は停まる度に人を少しずつ乗せて走って行きます。 やがて左手に渓流が見えてきます。その渓流がダムになる頃には、立ち席の人がでるくらいの乗車率になりそのまま篠山口(ささやまぐち)駅に定刻に到着しました。

221系 快速(丹波路快速) 4両 篠山口(16:08)→川西池田(16:53) 福知山線
221系
 今回の旅の最後の列車です。この列車に乗ると関西で走っている新快速に使われている車両に全部(153系を除く)乗った事になります。先ほどの列車の乗り継ぎなので、 駅に入る所からすでにこの列車が停車しているのが見えました。しかも、もうお客さんも乗っている様子。乗って来た列車が停まると、急いで反対側のホームへと階段を駆け上りました。 やはり、ほとんどの席が埋まっていましたが、何とか空いている席を見つける事ができました。最後にちょっといい運動をさせてもらいました。
 さて列車は、数人の立ち席の人を乗せ出発しました。さすがつい最近まで新快速に使われていただけあって乗り心地は良いです。車内案内では『ここからはドアが自動で開く』 と言うアナウンスを停車駅の案内と供に幾度となく繰り返していました。雨も大分小ぶりになって来ているようです。外をぼーっと見ていると、列車とすれ違いました。 この区間からは複線区間だったようです。この2日間ほど単線区間が殆どだったので、すれ違いの時の音でちょっと驚きました。
 この辺りまで来ると田畑にまじって民家が多数見えるようになります。そして家々が見えてくると新三田(しんさんだ)駅に到着しました。ここは関西のベットタウンなので、 乗客が多数乗ってきて列車は満員になりました。ここまで来ると後は山一つ越えたら今回の旅もおわりです。後は三田(さんだ)、名塩(なじお)、宝塚(たからづか)と 関西のベットタウンに停まり、今回の旅の終わり、川西池田(かわにしいけだ)駅に定刻に到着しました。


おしまい(鉄道紀行表題へ)