鉄道紀行その7

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2001年8月6日
キハ58系 快速(とっとりライナー) 2両 米子(08:37)→鳥取(10:10) 山陰本線
キハ58系(国鉄色)
 今日でこの旅も終わりです。最初の列車は今では貴重なヘッドマーク付の列車です。しかも使用している車両は、昔急行に使用されていた物で色も国鉄色です。 車内もシートの色は違うけれど、昔海に行く時に乗っていた時と同じ形の席で何も変わりありません。ちょっと昔を思い出してしまいました。 乗車率は平日なのと、鳥取に行く時間帯がいいのでしょか、そこそこ乗っています。中にはスーツ姿の人も見えます。
伯耆大山〜下市周辺  列車は時間通り出発です。さすが急行型なので乗り心地、加速とも問題ありません。田園風景の中を滑るようにして走ります。
吾左衛門弁当  さて今日の最初の弁当は、吾左衛門弁当(1220円)です。ちらし寿司とおこわのセットになっている弁当です。さすが日本海沿岸だけあって蟹が入っています。 オカズもいろいろ入っていておいしかったです。
 倉吉(くらよし)駅で米子から乗って来た人の大半は降りましたが、同じくらいの人が乗ってきたので、結局乗車率はほとんど変わりありませんでした。 列車は鳥取に近づくにつれ、人を乗せながら、最後は立ち席の人もいる状態で鳥取(とっとり)駅に定刻に到着しました。

キハ40系 普通 2両 鳥取(10:14)→浜坂(10:56) 山陰本線
キハ40系(鳥取色)
 この鳥取(とっとり)駅、以前旅行で来たときは地上駅だったのにここも高架駅に変わっています。どんどん新しくなっていくなぁと思いました。 乗客は海水浴に行くのでしょうか、ほとんどの人が海に行く格好をしています。そんな人達を乗せ列車は定刻に出発しました。
 さて、鳥取といえば砂丘と言うくらい有名なので、わざわざ左側の席を取ったのになんということでしょう。高架駅にもなったにもかかわらずまったく見えません。 目を凝らしてみても見えるのはビルと家ばかりでした。『うわっまったく見えへんやん』とか思っているうちに、列車はどんどん砂丘のあると思われる方面から離れ、山間部に入ります。
鳥取〜福部周辺  この鳥取→城崎の間は山陰本線といえども、完全にローカル線です。しかも本線と名乗っていながら電化もされていないし、その上単線です。 線路脇の看板には『山陰本線を複線化に』と言う看板を所々で見かけました。しかし、この区間の複線化はたぶんされないでしょう。それは関西から鳥取に向かう特急列車は 一部寝台列車を除いては姫路(ひめじ)から鳥取(とっとり)に接続している智頭急行線という第三セクター線を使って鳥取に来るからです。
 列車はそんな単線をトコトコと走っていきます。やがて岩美(いわみ)駅に到着すると、ほとんどの人がここで下車しました。駅の看板には岩美海岸へようこそと書いてあったので 海水浴ができるのでしょう。『そういえば今年はまだ泳ぎに行ってないな』等と思っているうちに、列車はガラガラになった状態で出発しました。 後は淡々と山の中を走って、列車は浜坂(はまさか)駅に定刻に到着しました。


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