気圧の変化と冷え

 気圧が高いと、血管は細くなり、内臓は縮む。血液循環が悪く冷えやすい。気圧が低いと血管は拡がり、内臓は膨らむ。血管、内臓、筋肉が膨らめば、神経を圧迫して痛みが出やすい。
 秋冬は、気圧は高く、変化も大きい。気温、湿度は低い。血管が細くなる分、血圧が上がる反面、手足先に血液が行き渡らない。動脈硬化があると、切れやすい。春夏は、気圧は継続して低く、気温、湿度は高い。血管が拡がり血液は流れやすい分、むくみ易い。
 平成18年の平均気圧が平成13年より高いのを見ればわかるように、気圧が年々上がって行き、しかも、変化が激しく、加えて、気温や湿度の変化も大きくなっている。気圧の変化を見ていると、患者の症状を予測することもでき、有効なアドバイスもできる。地球温暖化もあり、これから益々、気圧などの変化が大きくなる。自分で自分の健康を守るには、気圧計、温度計、湿度計は必需品。
 環境の変化が大きくなれば、血液循環が悪くなり、内臓の働きも落ち、自律神経失調症になる。めまい、頭痛、吐き気などの不定愁訴といわれる症状も出る。簡単に言えば、病気でもないのになんだか気分が悪くなることが多くなる。気圧や空気の変化に敏感になり、体調の変化にも敏感になる。その根本の原因である内臓の冷えは、血流を改善すれば解決する。次にあげる項目は、その解決策の有力な方法で、臨床的にも多くの効果を上げている。気圧と痛みでは「脳脊髄液減少症」を検索してください

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