気圧と冷え
偏西風と天気図がおもしろい
腹巻で元気
血糖値とアレルギーと酒
酒の適量
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 熱中症にならないように、室温と湿度のチェックに気を使っていた。外気温は30度を超え、室温は26度、湿度65%、エアコンの設定温度は26度。パソコンに1時間ほど向かっていると、なんとなく、息苦しいというか、気分が悪くなってきた。半袖の腕が少しひんやりし、なんとなく奇声を張り上げたい気分になってきた。
 そういえば、登山者が低体温症になると、まず、奇声を発するという記事を思い出した。体温を測ってみた。35.5度。僕の平熱は36.5度。これって、低体温症か? だとしたら、体温を36.5度に戻せば、気分の悪いのが治るはずと思って、エアコンを消してみた。10分ほどだったか、気分が回復して来たので体温を測ると、36.5度。やっぱり、低体温症だ。暑い暑いと思いながら低体温か。 
 車のエアコンをつけていて、運転席の吹き出した冷風があたって上半身、特に、半袖の腕が冷えていた。 その時も、エアコンを止め、体温の上昇を図ると、気分が良くなった。運転席、助手席に乗る時は、肘を冷やさないように長袖がお勧め。また、自動車内は足元で23度、シートの高さで30度、日当りで40度、エアコンを消したり弱くすると、5分で足元も40度になる。吹き出し口で温度を測ったら6度から25度と非常に温度が低いので、体に直接あたると最悪。車内湿度も20%前後に下がるので、窓を開けたり、まめに休憩をとるなど工夫が必要。
 低体温症も熱中症も、自律神経失調症の症状が出るので、わかりにくい。エアコンや扇風機などの冷風が体に直接または、壁などでワンクッション入れていても、腕や首などがひんやりしている時は、体温を測ってみよう。低体温になっているかもしれない。もともと低体温の人が下がったら大変だ。さらに、同じ室内、同じ車内でも、エアコンの利き方によっては、熱中症、低体温症になっている可能性もある。特に車の場合、運転席、助手席にいる人は低体温、リアシートにいる人は熱中症もあり得るので注意が必要。
平熱を基準として1度以上、上下すると危ないということなので、体温計を持ち歩いて、体調の変化があったら、体温チェックをしてみよう。感覚ではわからない変化があるかもしれない。熱中症予防には、温度、湿度管理だけでなく、水分補給には、塩分なども必要なので、スポーツドリンクが有効。 とは言っても、水道水や麦茶などでの水分補給をしながら時々、スポーツドリンクでミネラルなどを補給するのが正しいと思う。アクエリアスの粉末を、通常の半分以下の濃度で飲むようにしている。
 そして、2012年の酷暑では、就寝中の熱中症が多発した。僕の場合、設定温度 27度、風量 自動、直接体に当たらないように、風向は壁向き 室温25〜26度 湿度60%ぐらいで就寝。半袖Tシャツ、ジャージのパンツに腹巻をして、今日まで風邪も引かず。
 体に直接クーラーや扇風機の風を当てていると、風邪を引くだけでなく、腰痛や心筋梗塞などを引き起こすので要注意。
 寝室でクーラーを使う場合、ベッドで寝ている時より、畳に寝ている時のほうが、2〜3度低くなっているので注意。冷房設定を26度にすると、ベッドの高さは26度、畳の上は、23度で寒すぎて風邪をひく。寝るときの顔の高さに温度計を置いて、クーラーの設定温度を研究する必要がある。

熱中症と低体温症

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