おさるは、ピアノを習っています。
習い始めたのは、幼稚園の年長さんの時でした。
その少し前、ある音楽教室の講師向けの会報で、音楽療法に関することが載っていました。
音楽療法(おんがくりょうほう music therapy)とは、音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかるのですが、演奏などの活動的音楽療法と音楽を聴くなどの受容的音楽療法の2つに分かれています。
その頃、躍起になっておさるの言葉の発達を上す方法を探していたので、大変興味を持っていました。
さて、会報に、「脳の中の言葉に関する領域と、音楽などを表現しようとする領域は近くなので、演奏することによって、言葉の発達につながります。」と書かれていました。
これぞ、私が求めているモノだ!
会報は、続けて「生徒さん自身にやる気があって、教室に通ってこられるのなら、まず受け入れてください。」とありました。
落ち着きがないおさるでも、こういった音楽教室なら通えるかもしれない・・・と思いましたが、肝心の教室が近くにはありません。
う〜ん、困った!
おさるは、ピアノが好きな様子なので、絶対に向いていると思うんだけどなぁ〜。
私の思いが通じたのか、幼稚園で課外学習として、音楽教室が出来ることになりました。 早速申込み、ピアノレッスンがスタートしました。
初めのうちは、ピアノレッスンとはほど遠いモノでしたが、「通ってくれるだけでいいです。」とおっしゃっていただき、先生が替わった後、3年目くらいからようやくピアノレッスンらしくなりました。
1本指での演奏から、片手演奏、両手演奏にすすみ、最近はバイエルをやっているようです。 6年もかかってその程度・・・って思わないでくださいね。 その間、じっくりつきあってくださった先生には、頭が下がります。 親じゃとても待てません。
言葉の発達につながったのかは不明ですが、楽しく通っているので、まあいいか、って思っています。
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