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６．１
初夏、バックは藍

夏祭が始まれば季節は夏、真夏はともかく冬より夏のほうがよろしい。省エネからいっても、この方が経済的。
無駄遣いはやめて必要なものを買いましょう。コンピュータの買い替えもしたいけど、そんなに大したことも出来るわけではないのでせっぱ詰まるまでは、このままで行きます。ゲームは苦手で、ゲーム機のパットなど思うように操作出来ません。ジョィステイックなら何とかなります。
ゲーム機の凄いのを見ていると、プログラムなど馬鹿らしくなるので、コンピュータでも別物だと割り切ったほうがよろしい。
プレステ２はまだ見たことないけど、DVD可動だから有っても良い（まだ入手困難とか）とは思います。
携帯の ｉモードがワイワイいっていますが、それはサブにして、桁違いの情報量とコスト安のコンピュータ（パソコンという変な日本だけの名称は止めるべき）にいらっしゃい。
ケーブルＴＶのインターネットサービスは夏まで延期とかで少し先になりました。

６．２
死

同い年、私と同じ名の方が亡くなりました。私の娘夫妻（今は婿）の勤務している富士通デイラーの会社の会長さんです。
８年前、娘夫妻の結婚式の仲人をして頂きました。そのスピーチは、絆（きずな）の語源についてでした。
後日、御自宅にお礼に伺った時も、わざわざ道路まで出て迎えて下さいました。
その後は、年賀状でのお付き合いでしたが、心に止まる方でした。
披露宴の出迎え、お礼で並んだ男性三人のうち、私一人が残りました。
淋しい知らせでした。ご冥福を祈ります。

６．４
山車祭り

今年は、孫に山車祭りを見せてやろうと名古屋へ出掛けました。
付いてくるかなと思いましたが「行く」というので、婿宅から２Ｋ程の筒井町の天王祭りへ。自転車の後ろに乗っけて行きました。もう一人も、ママが前に乗っけて行くというので四人で行きました。はじめて見る、山車とお囃子、掛け声にびっくりして、呆気にとられていましたが、いい体験をしたと思います。
おじいさん（私のお腹の中は半分だけ納得）印象度の得点プラス １ です。
屋台店でオモチャ￥２０００持ち出し。まあいいや。帰りがけ「また、お祭りで何か買ってね」との念押し。
うっかりお祭りも誘えない年金ぐらし。だからこそ、普段無駄づかいは出来ません。付き合い悪くても悪しからず。

６．５
サポーター 、クロミヤさん夫妻プラス赤ちゃん

昨日、クロミヤさんが、ウルトラマラソン裁判所前エイド以来の来訪でした。
あの後、Ｔシャツの、お裾分けと、昨年と今年の、お手伝いのビデオがあるので、それも差し上げますと電話しておいたので来られました。
クロミヤさん夫妻（含む赤ちゃん）は、昨年は下村さんのラストまで「追っかけ」をされました。
「’９９ウルトラマラソン文集」下村さんレポートに登場しています。来年は「僕も挑戦するつもり」と言っていましたが、早くから宣言するとプレッシャーかかるから、先輩の皆さん、宜しくアドバイスをお願いします。
インターネットで情報集めをと、強く勧めておきました。
ＨＰはともかく、ネットは開設されるでしょう。奥さんが乗り気満々だったから。

６．６
自転車で山車の追っかけ

４日の祭り見物、今迄の続けて６年の取材は、筒井町、出来町の両方を歩いて、行ったり来たりしていました。
今年は自転車で筒井町の建中寺（尾張徳川家代々の菩提寺）参道公園に行き駐輪。商店街を行き来する山車の道行き、からくりを眺めました。筒井町へは地下鉄桜通線車道からすぐで便利になりました。
出来町は（出来町、新出来町、古出来町）の三町内それぞれの山車が町内巡行。時間を定めて集結します。
ですから、それぞれが今、どこにいるのか捜す事になります。１Ｋ四方位の範囲ですが、裏道まで回るので、結構、追っかけは歩きまくる事になります。山場というのがあって、土曜日は、ＰＭ４時頃、大松通り集結。日曜日は、宵８時頃、大松通り集結。千秋楽の御祝儀、手〆、万歳の行事があります。その後、各町内の宮へ帰り、そこで千秋楽の式次第があります。
４日、新出来町の長老、関山さんとお話しましたが、１０時迄には終わるように通達したとの事でした。夜の取材をしたとき、１０時を過ぎていて、交通機関の時間を気にしながらビデオを撮影しました。祭りの取材は長時間マラソン取材になるので自転車は便利です。駐輪場所は気を付けないといけない事はいうまでもありません。

６．９
おい、みんな年取ったなあ。気をつけろよ

二週間に一度、同級生の主治医に健康管理指導を受けています。対等に言いたい事を話してくれます。
「おい、昨日、同級会のメンバーとゴルフに行ったんだけど、おかしいぞ。ボールを置いたまま、突っ立っているので、早く打たんか」と言うと、「あ、まだ打っていなかったのか」とか、打ったまま球の行方を眺めて突っ立ったままででいるので「おい、代わらんか」と言わないと動かないとか。
「同級生だから、ズバズバ言えるけど、他の人だったら黙って、お腹の中で笑ってしまう」と半笑い。
他人事じゃない寂しい話。只今、定期住民検診中

６．１０
一段落

今年度は、地域の、ちょっと忙しい仕事を頼まれたので、新年度の会合が続いていましたが、どうやら一段落。
さあ、自分の仕事（遊び？）を始めます。生産性の有る事でないと張り合いはないですね。
回顧と報告だけでは進歩がないので、前向きの事でなければ遅れます。
体力も知力も、現状維持ではマイナスですから、一歩でも前へ進まないと、気が付かないうちに退化しています。

６．１２
文化予算

一宮博物館にはビデオコーナーがあります。ところが、長い間、「調整中」の紙が貼ったままです。
３月、以前、見た「石刀祭」や「桃花祭」のビデオを見直して見ようと行きました。まだ調整中のままです。
「何時、動きますか」と訊ねました。「新年度の予算が付けば動くようにします」との返事で、この間、もう動いているだろうと行きました。まだ動いていません。再度訊ねました。「予算が無いので・・」。
ＩＴ 情報革命の今、行政の対応はこの程度です。図書館でさえインターネットが設置されていません。公民館に１６ミリ映写機は配置されていますが魅力的なフイルムが少なく不人気です。ビデオプロジェクターは旧式（重量）なものが市内に２台あるだけで自由に使えません。地域の諸団体に「デモンストレーション」をして資金の捻出を図るほうが早道かなと思っています。
随分、どうでも良い予算の無駄遣いが目に付くんですけどね。一部の議員のゼネコンサービスが強いんでしょうか。
ＩＴ による情報文化の繁栄が活性化を促すと私は思うんですが。

６．１４
健康診査

健康診査の結果が出ました。一言で言うと「異常無し」でした。胃にポリープはあります。10年程前からあります。胃カメラは２度やりました。心電図は今は（異常な時が有った）正常です。私の年令では珍しいのだそうです。
眼底検査でも動脈硬化は見られないそうです。車に乗らない時は眼鏡は要りません。
定年になって「何もやる事が無い」という人がいますが、私はやる事が一杯あります。思うように出来ないだけです。
それと、万年生徒では情けないので、僅かでも人様にアドバイス出来る立場にならないといけないかなと、偉そうな事を考えています。
それにしても、ハードは触っていれば何とかなりますが、ソフト（プログラム）は全く難解。本は随分買うんんだけど・・。

６．１８
リズム回帰

このところ、ＴＶの音楽番組を見（聞く）ています。
先週の日曜日 「題名のない音楽会」を久しぶりに見ました。以前、黛敏郎さんが司会をしている時は、よく見ていましたが、亡くなられて後、武田鉄矢さんが司会になって雰囲気が変わってしまったので見なくなりました。
最近は羽田健太郎さんが司会になり、矢張り説明に奥行きがあり、又見る気になりました。
先週は「ミュージカル」でしたが「オペレッタ」を含む、ちょっと前の「ミュージカル」がテーマでした。今日は「ジャズ」でした。
私の年令だとロックは無理です。プレスリー、ビートルズが限界です。マイケルジャクソン、マドンナは何とか持ちます。
毎年、名古屋と一宮の消防音楽隊の吹奏楽は聞きに行きます。パレードも良いですが、「コンサート」は、いろいろなレパートリーを披露してもらえるので楽しい雰囲気です。
数十年前になりますが、従妹の子供の結婚式で「若者たち」を歌う事になりましたが、何と、婿さんがジャズのクインテットの一員で生バンドを用意していたのでその演奏で歌いました。生は始めてでしたが、巧く合わせてくれるので、ブッツケでも、とても気分良く歌えました。良いものだなあと思いました。
娘が結婚した頃、結婚式ではダイアナロスの「ＩＦ ＷＥ ＨＯＬＤ ＯＮ ＴＯＧＥＴＨＥＲ」がよく流れました。これも好きな曲です。
昨夜は、巨人阪神戦が中止になり「みんなの音楽会」が放送されました。良い番組でした。
野球は嫌いではありませんが、あの騒音には耐えられないので音を消して見ています。ＣＭは、勿論リモコン消音ＯＮです。
喧しい。見てませんでしたが東京ドームで応援規制が好評だったそうで結構な事です。応援グッズも品良くして下さい。
快いリズム感のある暮らしを復活しましょう。日常生活が不規則になりがちですから、せめて私生活はリズミカルでありたいものです。
今月は特に行事も無いので、システムやプログラムの整理をしようと思います。
時々長文を書きます。間が空きますが、よろしく。

６．２１
味噌煮込み

名古屋名物は「味噌煮込みうどん」が有名と言われます。それはよく承知しています。
が、たかが「うどん」です。もともとは一般庶民が気楽に何時でも食べられるものでなければいけません。
それが！￥１、０００以上とか・・。名古屋コーチンが使われると￥１、５００とは無茶な話だと私は思います。
某Ｙ屋さんの「味噌煮込み」は、私も奥さんと、はるか以前、婚約中に、まだ本店１軒だけが話題になっていた時に行きました。「太くて固めのうどんだなあ」という印象でしたが特別美味だとは思いませんでした。婚約中の、現、奥さんが作ってくれて、ご馳走してくれた「味噌煮込み」の方が美味でした。結婚してからも子供連れで老舗らしい、「うどん屋さん」数軒へ食べに行きましたが、おいしい店はありませんでした。
Ｏ屋さんという「味噌煮込み屋」がありますが、結構、待たされるわりには汁ばかり多くて、さほど美味とは思いません。
結局、「うちの味噌煮込み」がＮＯ１という事です。醤油味の「鶏なんばうどん」も美味だという事も強調しておきます。
それと、肝心なのは素材にこだわる事です。味噌、醤油は勿論、麺は多種多様にありますが、我が家は特定のメーカーに決めています。ごく当たり前の普及品です。
スタスタの物から、ゴムのように固い物まで、いろいろありますが、中間の普通のめんが宜しい。すべて普通でいいのです。
名古屋では「きしめん」が有名ですが、これも当たり外れが、かなりあります。個人の好みと、家庭の味がありますが、麺の腰が重要です。熱田神宮の境内に「Ｍきしめん」の店がありますが、スタスタで私の好みではありません。
ブランド名、すなわち、好みではないのです。「きしめん」も、ゴムのように固いのがあります。「だし」は、さほど差があるとは思いません。上に乗っかっている「お揚げさん」の味付けは微妙です。ドバッと乗っける「削りかつお」はパックの良いものでいいでしょうが、できれば削ってすぐの物がベストでしょう。
たかが「うどん」ですが、あまりに値段ばかり、大きな顔をしているので、「ちょっとお控えなすって」と言いたくなります。
一人前の値段で家中、たらふく食べられます。残った時は、次の食事に、煮立てて、ご飯の上に乗っけて食べると、これが又、美味なのです。「味噌煮込み」は「家庭の味」で値段の高い高級料理だと誤解されないよう書いてみました。
ただ今、ビデオに撮り込み準備中です。レシピを付けて、いずれアップをします。
「しばらくお待ちください。」

６．２２
１６：:3 やりたい放題

いよいよ、ＧＩＡＮＴＳのやりたい放題の始まり。
大相撲の二の舞にならないように願うばかり。東京ドームは大繁盛でしょうが、他の球場はガラガラという風景になったら、プロ野球は存続の危機だと思うけど、そこまで見越しての対応なのかな。
数さえ取れば何でもやれる、今さえ良ければ、先の事は、その時、考えれば良いと言う考え、今の政治と同じ発想ですね。

６．２３
日本は本当に大丈夫だろうか

日本は、一向に良い方向に向かっているように思えません。政府は経済報告も、あいまいで自信あるようには思えません。
国力は、かなり低下していると思います。鉄鋼、繊維、ゼネコンは今のままでは再起不能でしょう。
自動車も悪材料続出。株主総会も大変な様子。
新しい産業を興す手段が一向に見えません。時代遅れの産業にしがみついている政治家の感覚が駄目にしていると思います。老害政治です。若い政治家の奮起を促したいのですが二世、三世議員は地元の老人後援組織のリモコンですから当てになりません。
どうすればフロンテイア精神に燃えた政治家が活動出来るのでしょうか。
状況は厳しくなっているのに贅沢は定着してしまっているので、ますます苦しくなって凶悪犯罪が毎日報道されます。
起こるべくして起きている状況でしょう。
戦争体験者の私は、敗戦に向かってどんどん悪化していった、あの頃の事を思います。
当時の政府、軍は「まだまだ大丈夫。そのうち、持ち直す。神風が吹く。日本は神の国だ。負ける訳が無い。竹槍を持ってでも国を守るのだ。欲しがりません、勝つ迄は」と、お粗末な軍需物資を作り続けたのです。
広げた過ぎた戦略地点はどんどん押し戻され、多くの内外の犠牲者を出しました。それでも止めませんでした。
サイパン、沖縄の悲劇。本土空襲、そして原爆投下。まだ本土決戦全滅するまで戦うのだと言っていました。
これ、今の様子とよく似ていると思いませんか。
武器も無く精神論だけで、敵の銃火の前に突っ込んで行った無残な映像が胸に刺さります。
単純に考えても、人間八十年生きるとすれば、実際に稼げるのは二十才から六十才位までの四十年でしょう。
ですから、収入の半分で暮らして一生トントンという計算になります。今、そういう生活出来ますか。
私の年代は、戦後しばらく、その程度の暮らしをさせられました。それでも、今、生きています。勉強も出来る限りしています。
その世代が、あまり発言しないのが次の世代に混乱を起こしているのではないかと責任を感じます。
今の人達、今のままでは一生行けません。新しい事に挑戦して下さい。私は勉強と言う言葉はあまり好きではありません。
勉強＝真面目と言われますが私は好きでやっているので真面目だとは思いません。
その場限りの飲み食いより、こちらの方が面白いのでやっているだけです。
苦しい受験勉強ではなく、実際に役に立つ、やりがいのある事をやりましょう。ＩＴ（実用英語も）からも逃げてはいけません。
通産省の予測では、アジアでは「インド」「フイリッピン」「台湾」が ＩＴでは日本などを追い抜くだろうと言っています。
ボンヤリしている段階ではないのです。ＰＨＳと携帯の区別が分からない某総理・・・！。
僅かな資金で出来るのですから、やって慣れる事です。初めから格好よくは夢です。夢はもっと彼方にあります。
ＴＯＳＨＩＢＡがワープロ生産を中止（終了）しました。ＳＯＮＹのプレステ１も終わりました。新しいメデイアにリンクされました。
「何か」は、いつか終わる時が来ます。せめて歴史に残る「何か」であって欲しいものです。
それを創るのが国の使命だと思いますが、今、マイクで取って付けたように ＩＴを言っている人、分かって言っているのかな。

6.23
カウントが 2000 になりました。

６月２２日朝、自分が当たりました。
カウント開始が ’99・6・28 ・・・・実際のアップは’3月からです。
全く数字にはこだわりません。掲示板もありますが、今迄のところ、あまり機能してません。
数日前、通信白書では５０才以上のインターネット利用者は５％前後とか。無形文化財並み。
現役の人と、引退した人では書き方も違うでしょうね。
現役引退してボランテイアや名誉職になると生臭味は無くなり、かなり本音が出てきます。
ハッキリ言うと、何時、死ぬかも知れないし、死なないまでも、マトモでなくなる事もあるでしょうから、マトモなうちに言う事は言ったほうが、サバサバして良いかなという自分勝手な屁理屈です。
インターネット利用の多くは携帯電話だとの報告。私は持っていませんが、あの小さな画面で、よく、まあ やれるものだと感心しています。
メールはウイールスが次々現れて、本当に迷惑。私は、被害を被った事は無いけど、他人にまで及ぶのは困ったものです。要注意。
掲示板も悪用されることもあるのでしょうが、自己管理とモラルをきちんとすれば良いので、変な 事をすれば、自己嫌悪に陥って自滅の道が待っているでしょう。
折角の文明の利器なのですから、心地よく活用しましょう。
見えない皆さん。気まま、自分勝手なＨＰですが興味があったら又、訪ねて下さい。

６．２６
選挙の結果は

微妙なバランス。
保守的な人達が、利益誘導とコネクションにしがみつく国民性が、まだ劇的な変化を起こさない。
しかし、若い候補者が、かなり当選した事は希望が持てます。
老人と、地方への利益誘導のシステムでは国が活性化しないのは 分かっていながら、当選する為に矛盾を承知で出てくる体質を変えなければ希望が持てません。
数字はともかく流れが変わりつつある気配が感じられるのは良い傾向でしょう。
とにかく、時代遅れの高齢政治家は、落とされる前に自ら一歩引いて欲しいものです。
若い芽が育つのを潰すなどはもってのほかです。
世界の政治家が若返っているのに、日本は相変わらず老人支配。
今や、無力な政治家や行政に頼らず、自分達で出来る事はやったほうが成果が早いと思います。
今、パワーを感じるのは中年女性です。実力のある人がかなりいます。
男は、 いても姿が見えないのでしょうか。

６．２８
リフォーム計画

このホームページも２０００のカウントを過ぎました。
リフォームして、リフレッシュしようと思います。
コンピュータ自体もWindowsが、かなり不安定になってきたのでWin２０００にバージョンアップしょうと思います。
7月は、中旬の那古野神社の祭礼迄は予定の行事も無いので、ファイルの点検と整理に入ります。
起動時にエラーが出るし、Cのビルドをやると参照エラーが無くならないので、どうも、これはレジストリーがおかしいのだと思いますが、私の頭では分からないので、OSの初期化から始めないと駄目かな思います。
このままバックアップしても、解決しないので ０からスタートしようと思います。HDは2台なので、やりくりして再立ち上げを図ります。
一時、休止状態になるかもしれませんが、人間と同じように健康診断も必要なので悪性入院にならないうちに自宅療養します。

6.29
伝えなければいけないこと

その１
NHKTV 「その時歴史が動いた。戦火の中で生まれた幻のアニメ」

6月28日放送で貴重なアニメが紹介されました。
この放送は、１ヶ月ほど前に放送予定でしたが特番の為、延期されていました。
それは、昭和20年4月12日。大阪で公開された 「桃太郎 海の神兵」 という、戦意高揚の為の国策マンガを見た手塚治虫さんが感動のあまり涙を流したエピソードと共に紹介されました。
私は、このマンガを見たかどうか、はっきりしませんが、それ以前公開の「桃太郎の海鷲」昭和18年（１９４３）公開は、何度も見た記憶があります。
当時、ニュース映画専門の映画館では日本軍が華々しい戦果を上げている事を伝えるニュース映画の間に上映された物だと言う説明でした。太平洋戦争初期の華々しい戦況が何度も繰り返し上映されました。
真珠湾攻撃からシンガポール陥落、パレンバンの落下傘部隊の降下シーンは何度見たことでしょう。
父が、私達を連れて頻繁に見に行ったのです。放送の中でで紹介された「くもとちゅーりっぷ」もはっきり憶えています。
てんとうむしが歌う 「てんてんてんとうむし、おてんとうさまは、いつでも、おそらにいっぱいだ・・・・」の歌と、くもが歌う「ゆらゆら銀のハンモック、一番目には誰乗せよ・・・・・」は、今でも、メロデイも歌詞も、夕立で、くもの巣が吹き飛ぶシーンまではっきり憶えています。
くもが、可愛らしいテントウムシを捕まえようと誘惑する画面をドキドキしながら見ました。
今になって、このアニメが数シーンながら見られたことは、手塚治虫さんと同じように感動しました。
以前、放送前に予告があった時、これは見なければと期待していたのですが延期になったので待ち構えていました。
勿論、保存版として録画しました。「桃太郎海の神兵」公開の時は、父も出征して居ませんし、その26日前（3月17日）。私達は名古屋大空襲で被災。一宮に避難していましたから見ていないと思います。
山下将軍が英軍将校パーシバルに無条件降伏を迫るシーンを、そのまま、桃太郎がアニメで表現するシーンなどは国策むき出しで醜く感じます。
二人のアニメ作家は、戦後は童話や児童雑誌の挿し絵をされて、アニメからは離れ、啓発された手塚治虫さんの時代に移って行きました。手塚さんは国策マンガながらも、表現の美しさと垣間見られるロマン溢れる情景に触発され活躍されました。

その２
「黒部の太陽」

NHKTVプロジェクトXで、黒四ダムの大工事を成し遂げた男達のエピソードが紹介されました。
私は、映画「黒部の太陽」を見て大きな感動を受けました。
ところが、この映画「黒部の太陽」は、その後、全く姿を見せなくなりました。
私は、ビデオのレンタル店で捜しても見当たらないし、裕次郎名作シリーズの市販版からも外れています。
なんとか、もう一度見たいものだと、放送後、インターネットで検索してみました。
「黒部の太陽」 は１件だけ。大町で町おこしイベントがあり、渡哲也など石原プロ軍団が参加します。
映画のあらすじ紹介はありますが上映については触れていません。
「黒部の太陽 ビデオ」で検索しました。ある掲示板のQ&Aに、当時の映画会社五社協定を破って、石原プロと三船プロが共同製作。公開も危うくなったのですが、話題沸騰で東宝がロードショー公開。日活が地方公開しました。
複雑な製作過程が版権の解釈を難しくしているようです。石原裕次郎、三船敏郎共に、今は故人になり、リバイバル上映の話もあるようですが、素晴らしい作品なので是非公開して欲しいものです。トンネル工事の出水シーンは、命懸けであったとエピソードが伝えられています。
黛敏郎音楽。熊井啓監督の代表作だと思います。
ひところ、日本映画も素晴らしかったと思います。
「八甲田山」も芥川也寸志の音楽。美しい撮影を織り込み凄い映画でしたね。

その３
西川喜久さま

前名妓連組合長。西川喜久さまが亡くなられました。享年７７才。１４才から六十余年に亙り、日本舞踊西川流を、先代西川鯉三郎師亡き後も、よく伝え「名古屋をどり」「名妓おどり」では常時、指導出演、大いに活躍されました。
殊に戦後、衰退した芸妓連の存続には豪快な人柄で永年に亙りバイタリテイを発揮、名物組合長として後進の指導をされました。
名古屋をどりでは、終戦直後から、先代と共に焼け跡の広がる街の「名宝劇場」でリヤカーなどでの開演準備など、その後も、常時出演。
現家元の右腕としても大きく貢献されました。現家元、西川右近さんが「名古屋をどり」開幕寸前、急病出演不能になった時も、子息、千雅さん（代役）の相手役として公演を成し遂げられました。
「名古屋甚句」で唄われる相撲甚句は、立派な体格の所作で喝采を浴びたと言われます。
先代の秘蔵弟子、ブレーンの一人が去りました。
豪快なその一生は、この後も語り伝えられるでしょう。

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