ブラックホールの情報喪失パラドックスと量子もつれはファンタジー?

トップページ (2電子原子も含む正確な新ボーア模型)
Nature 誌のボーア模型のページに戻る。
万物の理論の失敗。
重力波は幻想である (13/10/23)

ブラックホールは実在しない。

[ ブラックホールは特殊相対論と矛盾している。 ]

(Fig.1) ブラックホールから逃れられない。   時間が止まる?

このページに示したように、ある球状の星の仮定のもとに アインシュタイン方程式を解くと、ブラックホールのシュヴァルツシルト半径(= rg ) を得ることができる。
この半径の表面を "事象の地平線" と呼ぶ。
奇妙なことに この地平線上では 時間がストップしてしまうのである。
また 物が一度 ブラックホールに落ちると 決して そこから脱出できない

なぜなら Fig.1 に示したように 時間と空間の計量テンソルの符号がになってしまうからである。
このページに示したように、計量テンソルの符号が不変なことは 相対論の核心とも言える部分である。
また 時間的な関係を破るブラックホールは 明らかに相対論の本質と矛盾している。
そのため アインシュタインは この非現実的なブラックホールを 決して信じなかった。

[ 特殊 ( 一般 ) 相対論の致命的なパラドックスは ブラックホールが実在しないことを示している。]

(Fig.2) 相対論の致命的なパラドックス → ブラックホールは間違い。

例えば、GPS の時間補正に 一般と特殊相対論の両方を考慮する必要があるとされている。
しかし 相対論による時間の概念には 根本的に 致命的な ( ふたごの ) パラドックスが含まれている。 ( このページも参照のこと。 )
なぜなら 1つのGPS (= A ) の視点からは 別の GPS (= B ) が動いており その時計が遅れる
しかし そのGPS (= B ) の視点からは 最初の GPS (= A ) が動いているため この A の時計が遅れることになってしまう。

このページに示したように、特殊相対論は 致命的なパラドックス (= 電流の四角い回路、 直角レバー ) を含んでいる。
問題は 様々な教科書 果ては トップジャーナルまでも これらの致命的なパラドックスを隠している点である。
( その証拠に 様々な教科書、ウェブサイトを見ても これらのパラドックスに 滅多に お目にかかれない。)

[ 一般相対論の精密実験は 非常に疑わしい。]

(Fig.3) 光の曲がり や 水星の近日点移動は 一般相対論の証拠?

太陽の重力によって 光が曲がることは 一般相対論の証明だということになっている。
しかし この安易な説明は 暗黒物質の重力レンズと矛盾している。
光は 良く分かっていない暗黒物質によっても曲がるとされている。
この暗黒物質というのは そもそも 一般相対論の予測と観測結果の食い違いを埋めるために提案された概念である。
なら 光を曲げるのは 一般相対論なのか 暗黒物質なのか ? これらの説明には まったく一貫性がない

また 水星の近日点移動も一般相対論による補正を受けると主張している。
しかし この食い違いは 何と 100 年 に たったの 43/3600°の違いなのである。
通常の実験室での実験と異なり 一般相対論の精密試験には限界がある。
なぜなら 良く分かっていない暗黒物質やら 無数の多体効果のすべてを正確に考慮することは不可能だからである。

[ 光は 他の物質のように 重力 "g" によって曲がっているだけである。 ]

(Fig.3') 等価原理 → 光の加速度も "g"。

観測者が重力によって落下しているとき、一般相対論によれば 彼が見る 光は 特殊相対論の慣性空間内にあるようにふるまう ( Fig.3' の左図 )。
これはつまり、観測者が地球に対して静止しているとき、 光は 1/2 gt2 地球のほうへ曲がることを意味している。

共通の加速度 "g" は 光も 何かしらの共通の地球上の媒質の影響を受けていることの証である。
地球に引っ張られて動く 何かしらのエーテル様物質を仮定すれば 色んな別の暗黒物質などをその場しのぎで 仮定する必要がない。

(Fig.4) "エーテル"中の 最高伝達速度は ゾンマーフェルトの微細構造を説明できる。

水星の近日点移動の話は ボーア・ゾンマーフェルト模型の微細構造の話と似ている
このページに示したように、もし エーテル内の 最高伝達速度 (= c ) を仮定したとすると 古典的な軌道は 少し歳差運動する。

通常の古典力学においても 何かしらの最高速度が存在すると考えるのが自然である。
例えば ある物体が落下しているとき、その終端速度は 空気抵抗のために 一定になる。
この古典力学における最高速度によって 加速しにくくなる相対論的な質量効果を 自然に説明できる。

(Fig.5) 疑わしい一般相対論の精密試験の 典型例。

ここで 現在の一般相対論の精密試験なるものが 非常に疑わしいことを示す典型的な論文を示す。

例えば あるトップジャーナル ( 2013 ) では、地球から 7000 光年も離れた 白色矮星が 架空の重力波を放出して エネルギーを消失させ、その軌道周期をほんのわずかだけ変化させるとしている。
しかし よくよく見ると この変化量が 1年で たったの 8 μs なのである。
あなたがたも感じだとおり、この非常にわずかな量を 7000 年もはるかかなたからくる光の情報だけで判断することは はっきりいってやりすぎである。
良く分かっていない ダークマターや 他の無数の星の重力の 7000 年もの道筋に対する 影響を正確に知ることは不可能である。

地球上のことでさえ、7000 年前の 些細な出来事を知ることは不可能なのにである。
現在の研究者達と トップジャーナルまでが 一般相対論が 絶対的に正しいという 先入観のもとで 実験を行っているという 確たる証拠である。
( つまり 試験の答えは 観測せずとも 最初から決まっているということである。)

[ ブラックホールの存在理由には ほとんど実験的根拠がないに等しい。]

(Fig.6) ブラックホールの存在理由には ほとんど根拠がない。

銀河の中心部の狭い領域から 非常に強い光 ( x 線 ) が放射されているのが観測された。
そのため 彼らは 現在の理論では この理由を説明できるのは ブラックホールただ1つであると結論づけてしまった。
これのみが 彼らが ブラックホールを信じる唯一の実験結果である。
( しかも このジェットが生じる具体的なメカニズム自体 まだよく解明されていないのにである。)

しかし あなた方も思われるかもしれないが、この考えは 自己矛盾している。
ブラックホールが それほど強力な 引きつけ力(空間も含めた)を持っているとしたら、ブラックホール周囲の光なども吸収されて 放射光は弱くなるのが普通である。

[ 暗黒物質は 一般相対論が破綻していることを意味している。 ]

(Fig.7) "エーテル" を否定したことから ファンタジーの宇宙論が始まった。

最近の実験によれば、銀河内に 高温のプラズマガスが充満しており、その総量は 銀河内の質量の総量よりも多かった
これらの実験結果は 明らかに 銀河系の星々が プラズマガス内で浮いている状態にあることを意味している。

また、一般相対論は 銀河の回転曲線問題を説明できない。
銀河の周辺部でも 星の回転スピードは低下せず、一般相対論やブラックホールでこれらの現象を説明することができない
この辻褄を合せるために 人為的に考案されたのが いわゆる暗黒物質 ( ダークマター ) である。

お気づきかもしれないが、最初から 何らかの "エーテル" を仮定すれば、暗黒物質、ブラックホール (= エーテル同士もしくは内部の塵の摩擦 )、プラズマガス、暗黒物質ハロー、マイクロ波背景放射などの現象を自然に説明できる。

[ "エーテル" を否定したことから 現在の宇宙論が 単なる "ファンタジー" と化してしまった。 ]

(Fig.8) ブラックホールのパラドックスと 超光速のインフレーション。

このページに示したように、エーテルを否定したことから 超光速のインフレーションや 加速膨張宇宙などの ファンタジーの宇宙論が始まった。
彼らは 真空中の媒質 (= エーテル ) を否定したにも関わらず その代わりに 暗黒エネルギー、暗黒物質、仮想粒子 (= 量子ゆらぎ ) などの 空間を埋め尽くす たくさんの架空の物質を作り上げてしまった。

これは 明らかに 自己矛盾である。
後のセクションで ブラックホールの情報 パラドックス ( firewall paradox ) について説明するが、これらのブラックホール ( や量子もつれ ) にまつわる最近の論争には はっきり言って何の現実性もない
21 世紀の今でさえ トップの物理学者達が これらおとぎ話のような概念に 今だに真剣の取り組んでいる 悲しい現実を 一般の人々に もっと知ってほしいと思われる。

[ ブラックホールは ダイエット中 ? → 最初から実在しない証拠。 ]

(Fig.8') ブラックホールは何も吸収しない ← 幻想の産物。

以前から 銀河中心にある 巨大ブラックホール ( SMBH ) の ほとんどが 周囲のガスや塵を 思ったほど まったく吸収せず、最新の結果もこれを裏付けるものだった。
( つまり ブラックホールは 極度のダイエット中ということになるらしい。)

お気づきの通り、この "ダイエット中のブラックホール" という説明は おかしいと言わざるを得ない。
なぜなら もしブラックホールが ほとんど何も吸収しないとしたら そもそもブラックホールの定義に反してしまうからである。
現在の理論によれば ブラックホール周囲のガスの風が 強すぎたり、熱すぎたりするせいで ブラックホールが吸収することができないということになっている。
しかし これらの理由は 非常に人為的で 辻褄合わせしただけであることは明白である。
これらの観測結果は ブラックホール自体が そもその最初から実在せず、それらは実は 銀河中心付近で 宇宙空間の エーテル様の物質が 単に 摩擦したり ぶつかり合っている現象であることを 強く示唆している。

ブラックホールの情報パラドックスって そんなに重要なの?

[ ブラックホールのエントロピーと 事象の地平線。]

(Fig.9) ブラックホールが何かを吸収する → エントロピーが増加。

もし ブラックホールが 何かを吸収して その物の情報が 完全に失われてしまったら それは明らかに熱力学の法則に矛盾している。
熱力学の法則によれば エントロピーは 必ず増加するからである。
この矛盾を説明するために 彼らは ブラックホールのエントロピーを定義し それが 事象の地平線の表面積に比例すると仮定した。

このページに示したように、 ひも理論 (超弦理論) には 無限種類の粒子が存在できるため ひも理論は 何も予測する力が ない
このことを逆手にとって、ブラックホールの 増加した莫大なエントロピーを これら無限種類のひもで表現できると彼らは言い出した (= ホログラフィック理論 )。
もちろん、これらの理論 ( ループ量子重力理論も含めて ) は すべて単なる想像上の産物にすぎない。

[ ホーキング放射と仮想粒子。 ]

(Fig.10) 仮想粒子は ブラックホールの放射を説明できる ?

もし ブラックホールが 熱力学の法則に従うとしたら、それらは 何かしらの温度を持つことになる。
すると 高温のブラックホールは 徐々に そのエネルギーを失っていくことになる。
しかし ブラックホールに吸収された物は 決して そこから抜け出せない。
この矛盾を説明するために 彼らは仮想粒子を利用した。

仮想粒子というのは 相対論に従わず、真空から 突然現れるのである。
エネルギー保存則を満たすなら、1つの仮想粒子は のエネルギーを持ち、もう1つの仮想粒子は 正のエネルギーを持つことになる。
そして この負のエネルギーを持つ仮想粒子のみが ブラックホールに吸収されるため、ブラックホールはエネルギーを失い 最終的には蒸発して消えるらしい。

正のエネルギーを持った粒子は 外側に放射していく (= ホーキング放射 )。
しかし この説明は理解し難い。
反粒子でさえ の質量(エネルギー)を持っているのに、どうして それが負のエネルギーに変化してしまうのか?
また 平衡状態を考慮すれば、負のエネルギーを持ったほうだけ ブラックホールに吸収されていく説明も不自然である。

[ 情報喪失パラドックス。 ]

(Fig.10) ブラックホールの元の情報 (= A ) が消えてしまう。 = パラドックス。

もし ブラックホールが消えてしまうとしたら、その中に含まれる情報 (= A ) も消えてしまう。
Fig.10 に見られるように、放射される仮想粒子の情報 (= B ) は 元の情報 (= A ) とは異なるものである。
つまり これは量子力学のユニタリー性と矛盾する (= 情報喪失パラドックス )。
なぜなら 元の情報 (= 状態 A ) が 消失して 自然に 他のもの (= B ) に変化してしまったからである。

[ "量子もつれ" とは 非常に便利な 何でもありの概念である。 ]

(Fig.11) 量子もつれ (= エンタングルメント ) は ブラックホールでも起こる?

消えてしまう情報問題を避けるために、彼らは 量子もつれ という 非常に便利な何でもありのツールに頼ることにした。
もし、情報 A と B がもつれて 互いに相互作用しあっているとすれば、元の情報 A は B の内部に保存されていることになる。
このページに示したように、この非局所性の量子もつれというのは ”光子”という架空の存在によって生じた 単なる幻想である。

また 相対論的な概念であるブラックホールを 超光速の量子もつれとリンクさせている時点で 一慣性がない
ほとんどの方が思われるように、この時点で これらの理論は 現実から遊離した 単なる机上の空論と化している。

(Fig.12) 量子力学は " 複数のもつれ " を嫌う ??

もし 真空から2つの仮想粒子が生じたとすると これら2つの粒子間 (= A と C ) には 量子もつれが存在する。
そうすると、情報 B は A と C の両方の情報と もつれることになってしまう (= 複数のもつれ )。
彼らの理論によれば、量子力学は 一夫一婦婚性の 量子もつれ状態を採用しているため、B は A と C の どちらか一方だけとしか もつれることができない。

[ Firewall のパラドックス。 ]

(Fig.13) B と C のもつれを firewall で断つ → 等価原理が崩壊。

一夫一婦婚性の量子もつれを守るために、彼等は 非常に奇妙な概念であるfirewall というものを持ちだした。
彼らの説によれば 事象の地平線は 火のリングのようで そこを通り抜ける物をすべて 焼き尽くすらしい。
もし C が 燃え尽きて、B と C の間のもつれがなくなると、A と B の間の もつれのみが残り めでたしめでたしということらしい。
( 結果、A の元の状態は B に保存されている。)

しかし C は 単に ブラックホールの方へ 自由落下しているだけである。
一般相対論の等価原理によれば、自由落下物は 重力を感じず 空間中に単に浮いている状態と等価である。
もし この firewall の理論が正しいとすると、この 炎が 自由落下物の方のみに 自然に出現して 燃やしてしまうことになる。

これが "firewall paradox" と呼ばれるもので、現在でさえ 激しい論争が続いている。
おそらく 一般の大多数の方々は 世界中の トップクラスの物理学者達が 21 世紀にもなっても 今だに このような 単なるフィクションと化した研究に 踊らされて 多くの時間を費やしているという現実に 驚かれることと思われる。

[ 余剰次元とブラックホールは 本当に加速器内で生成できるの? ]

(Fig.13') ブラックホールと余剰次元の証拠?

問題は 彼らが 今現在でさえ 単なるおとぎ話の余剰次元やブラックホールを 加速器内で見つけようとしていることである。
ブラックホールを検出するには ホーキング放射の証しとして 様々な光や粒子が 球状に四方に放射されるのを検出すればいいことになっている。

また 彼らの主張によれば、重力子のみが 余剰次元の方へ行けることになっているため、 例えば 少しでも 何かのエネルギー保存の破れを見つければ、それは 重力子が余剰次元にエネルギーを持ち去ったことになるらしい。
( もしくは カルツァ・クライン粒子なるものを見つけるのも 余剰次元の証らしい。)

残念ながら これらの解釈は あまりに強引であり 到底受け入れられる概念ではない
余剰次元に頼らなければならなくなった時点で 現在の統一理論は失敗したことに気づくべきである。
問題は ひも理論のみが 唯一の最終理論として残った現在の状態では、研究者の意思の力が 加速器内の無限のノイズの中から 想像上の 余剰次元の痕跡なるものを見つけてしまう可能性があるという点である。非常に心配である。

量子もつれは幻想である。

[ 互いに逆方向の偏光を持つ 2つの光子対が それぞれの フィルターにぶつかると・・ ]

(Fig.14) 2つの”古典的な”光子のケース。

ここでは どうして 量子もつれが 単なる幻想なのか 簡潔に説明する。
2つの互いに逆平行の偏光をもつ光子対が 逆方向に飛んでいるとする。
それらは それぞれの偏光フィルターにぶつかり、光子 A は フィルター A を通過したとする。
Fig.14 の このケースでは 光子 B は フィルター B を 通過 もしくは 反射することになる。

なぜなら ぶつかった時点での フィルター B と 光子 B の偏光との間の角度 α は 任意の値だからである。
( この 角度 α がゼロでないとき、B は 確率 sin2α で反射する。)
しかし 実際の実験結果は Fig.14 とは 異なっている。

(Fig.15) ( 彼らが主張する ) 2つのもつれた光子対のケース。

実験結果は 光子 A が フィルター A を通過した時は、光子 B は 必ず フィルター B を通過してしまう。
つまり Fig.14 の A --- B2 (= A が 通過、B が 反射 ) の組み合わせは 見られないのである。
( A と B の両方とも通過、または 両方とも反射のケースのみ見られる。)

そのため 彼らは 光子 A が フィルター A を通過した瞬間に、何らかの 超光速のシグナルが 光子 B に伝わり、光子 B が自動的に 自身の偏光を 遠く離れた 光子A ( 通過後の ) と 同じものに変更してしまったのだ ! と 安易に結論づけてしまった。

要するに 上記の 任意の角度 α が フィルター B の手前で ゼロになれば、光子 B は 必ず フィルター B を通過できるからである。

(Fig.16) 両方の波が等しく分離される = 検出されず。

もちろん、Fig.15 の 量子もつれの考えは 非現実的で 単なる空想の産物である。
なぜなら 彼らの解釈によれば これらのフィルターは 非常に遠く離れた光子の偏光を 瞬時に変えられる 特殊能力が備わっていることになるからである。

これらの実験のトリックは 彼らが 必ず "光子" というワードを用いており、決して 電磁波とは 言っていない点にある。
もし 光子が単なる 古典的な電磁波だとすると、光子は フィルターで分離され、その光の強度が ある閾値以上のときのみ 検出器で検出できることになる。
( 光の強さが 完全にゼロのときは もちろん それは検出できない。つまり、検出器で検出されるには ある下限の光の強さが必要になることになる。)

光の偏光が Fig.16 の 斜め方向の青色の部分を向いているとき、この光は 各フィルターで ほぼ等しく分離される。
つまり、これらの光の強さは 通過側と反射側両方弱くなり 検出できない。
( A と B は 互いに逆平行の偏光を持つため それらの結果は同じになる。)

(Fig.17) 両方の波が 十分に検出されるほど 各フィルターを通過 ( ++ ) する。

光子Aの偏光軸 (=光子Bも平行なため同じになる)が Fig.17 の ( + + ) の方向を向いているとき、光子AとB両方とも 各フィルターを通過し、光子として検出することができる。
なぜなら、両光子の通過する光の強さともに 検出されるほど十分強いためだ。( その代り、反射側の光は 弱い。 )
通過する 光の強さは I cos2α ( もしくは I cos2β ) である。
もし 光の偏光が ( + + ) の方向を向いているとき、この角度 α (もしくは β ) は 0°近い値になる。
そのため、通過する光の強さは 十分強くなるのである。

(Fig.18) 両方の波が 検出できるほど十分に反射される ( - - ) 。

また、光子の偏光軸が Fig.18 の ( - - ) の方向を向くとき、両光子A,Bとも十分に反射され、光子として検出することができる。(= その代わり 通過光は 非常に弱い。)
例えば、反射する光の強さは I sin2α であり、この角度 α が 90°近く (= Fig.18 の ( - - ) の部分 ) のとき、反射する光の強さは十分強くなるからだ。

Fig.16 - Fig.18 に示したように、光子 (= 電磁波 ) A と B の結果は 必ず同じになる (= 量子もつれの実験結果 )
これはつまり 超光速の量子もつれというのは 架空の光子という粒子が存在すると仮定したときの 単なる幻想にすぎないのである。

[ 光の "振動数" = "点状粒子" 内で振動 ?? ]

(Fig.19) 振動数は 粒子でなく 波の性質である。

あなた方は しばしば 光電効果は 光子の振動数に関係しているため 光子の粒子性を証明したという説明を見聞きされると思われる。
しかし この説明は 完全に矛盾している。
なぜなら 振動数 (= c / 波長 ) とは まさに の性質そのものだからである。

それに 点状粒子である 光子の内部の 様々な異なった振動パターンの違いを どうやって見分けることができるだろうか?
( それら光子の速度は どれも c で、質量は どれもゼロで同じなのにである。)
点状粒子ということは 大きさがゼロという意味であり、私たちは その点状粒子の光子内部の振動の違いを感知することは不可能である。

(Fig.20) 光電効果で 点状粒子は そんなに簡単に衝突できるのか?

実際の実験では、電子や陽子は 必ず いずれかに偏光した電磁波 (= 左方向、右方向、線状 ) を放出する。
さて 点状粒子の光子は どうやって 偏光することができるのだろうか? はっきり言って不可能である。

それに 点状粒子の光子と電子が そんなに容易に 互いに衝突できることも 不自然極まりない。
たとえ、ひも理論に頼ったとしても、このひもは非常に小さいことに変わりはない。
古典的な電磁波か 10 次元 のひも理論の どちらが より自然な概念かは 言うまでもない。

[ 原子、イオン、光子のすべての 量子もつれは 幻想である。 ]

(Fig.21) 超光速の 量子もつれ? 本当??

基本的に イオン ( もしくは 原子 ) の状態を 検出したり 操作するには 何らかの偏光状態のを使用しなければならない。
つまり 原子やイオンにまつわる 量子もつれの話も 通常の古典力学的電磁波で 自然に説明できることになる ( もちろん 局所性 である。)
これはつまり、原子、イオンなどのすべての量子もつれの現象は 幻想にすぎず、通常の局所的な解釈で説明可能であることを示している。

(Fig.22) 超光速のもつれ? 本当 ?? - パート II。

電子と ホールのもつれに関しても、マイクロ波や 超伝導内の 位相なるものを使用する。
これらの 位相を検出するためには 何らかの増幅器を用いる必要があり、つまり ある一定の 閾値以上のシグナルのみ検出することができる。
( つまり これもまた 古典力学的な関係にすぎない。)

超伝導を用いた これらの量子もつれには 必ず 局所性のループホールというものが伴い、すなわち 距離が近すぎて 本当に 超光速の相関なのか 分からない
このページも参照のこと。

[ どうして 彼らは ”重ね合わせ”や 多世界がそんなに好きなのか?]

(Fig.23) ジョセフソン結合でに 左右方向の電流 = 多世界??

この種の物理学者達は 必ずといっていいほど 単なる古典的な混合状態を ミステリアスな "重ね合わせ状態" に繋げたがる。
例えば、ある1つ回路で 右方向と左方向との電流状態が 単に混ざり合っているとき、彼らは この混合状態は 架空の多世界状態だ と 非常に安易に結論づけてしまう。

ほとんどの方々が 思われるように、これらの混合状態 (= 混合した電流、2つのエネルギー準位、2つの光の干渉状態 ) は 単に 古典力学的な 混合状態にすぎない。

これら 超伝導などの高度な技術を 架空の役に立たない量子もつれ なんかより もっと役に立つことに使うべきである。

[ 等価原理 → ”ひも” が自然に消えてしまう?? ]

(Fig.24) 自由落下する観測者は ”ひも” を消し去る?

現在の一般相対論の等価原理によれば、ある物体に作用する重力は 自由落下する観測者によって 消し去ることが可能である。
これはつまり 重力 (= ひも理論の 閉じた弦 ) を 自由落下している観測者が 触れずして 消し去れることを意味しているのだろうか?
この ”ひも”=重力という考えは 根本的に欠陥を含んでいると言える。

[ 現在のファンタジー化した重力理論は ブラックホールも"ファンタジー"であることの 証である。 ]

(Fig.25) ブラックホールから別世界へ ? ビッグバウンス ?  ファンタジー?

ある最近の理論によれば、ブラックホールは 別世界へ つながっているため、ブラックホールの情報パラドックスが解決できるらしい。
また ループ量子重力理論 ( LQG ) によれば、ループは 離散的であり 特異点 (= singularity ) を避けることができるらしい。

奇妙なことに この ループ理論によれば、宇宙は 一度収縮してから また膨張したことになっている (= ビッグバウンス )。 もちろん確かめることは不可能である。
ほとんどの一般の方々が思われるとおり、現在の重力理論や 宇宙論は どれも ファンタジー化しており、 根拠のない憶測のみで 溢れかえっている悲しい状態である。

そもそも 相対論自体致命的なパラドックスを抱え、ブラックホール自体間違いである。
それに ブラックホール自体実在しなければ、最初から この おかしな特異点なるものは出現しなくて済むのである。

to

2013/8/20 updated This site is link free.