ナフサ(粗製ガソリン)
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【ナフサ(粗製ガソリン)】 石油精製工程における半製品の1つで、原油のうち、沸点が30〜200度のものです。 ちなみに、軽油は、原油のうち、沸点が220〜350度のものです。 「原油」という混合物から、各種の液体を分離するには、「分留」をすれば良いでしょう。 【原油】 海生の動植物プランクトン、底生生物、淡水湖生の藻類などの遺骸が、 海や大きな湖の水底で細粒堆積物に取り込まれ、 酸素のない還元性の雰囲気で地球化学的変性(脱カルボニル・脱アミン・脱メチル基反応など)を受けて、 「オイルシェール」などのケローゲン(堆積岩の中に含まれる有機高分子化合物)となり、 さらに、堆積作用の進行とともに、地圧・地温が上昇し、液体炭化水素へと分解・変質して生成したものです。 オレフィン(アルケン)を含まず、パラフィン(アルカン)のみです。 (※)「アルケン」「アルカン」・・・ようやく、高校化学でも登場する用語にたどり着きました。 ・・・ということは、高校化学で学ぶ「有機化学」は、 ガソリンをはじめ、「燃料」に関する“事始め”でもあるわけですね。 では、まずは、高校化学の「有機化学」でも、最も基本となる「炭化水素」について学びましょう! (アルカン) ●メタン・・・無機化学と有機化学のパイプ役である「C1化学」で最も基本的な物質です。 ●エタン・・・炭素−炭素間の結合は単結合であるが故に、エタンでは、回転による異性体が生じます。 ●プロパン・・・「LPG」は、「液化プロパンガス」の略称ではありません。 ●ブタン・・・n≧4のアルカンでは、「構造異性体」が存在します。 (アルケン) ●エチレン・・・炭素数が2になると、二重結合をもつ有機化合物も登場します。 ●アセチレン・・・燃焼による炎を金属の溶接に使用するだけでなく、高分子化することで別の用途も。 「ガソリン」に戻る |
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