ガソリン

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車を走らせると、ガソリンを消費します。 ガソリンスタンドに行って、ガソリンを補給するわけですが、

「レギュラー」「ハイオク」「軽油」の3種類のうち、どれを補給すれば良いのでしょうか?



軽自動車に軽油を補給する方が、たまにいるようですが、間違いです。

「軽油」はディーゼルエンジン用の燃料であり、ガソリンエンジンを搭載している自動車には向いていません。

軽自動車も、乗用車と同じくガソリンエンジンなので、「レギュラー」を補給します。



ところで、「レギュラー」と「ハイオク」の違いは何なのでしょうか?

「レギュラー」は“通常”のガソリンなのでしょうが、「ハイオク」って何なのでしょうか?

・・・というか、そもそも、「ガソリン」って、どういう物質なの?



【ガソリン】


「ガソリン」とは、「ナフサ(粗製ガソリン)」を原料とする製品の総称で、主な用途は、次の2つです。

@溶剤としての「工業ガソリン」

A火花点火機関用燃料としての「自動車ガソリン」および「航空ガソリン」

 (※)ちなみに、燃料として軽油を用いるディーゼルエンジンは“火花点火式”ではなく、“圧縮着火式”。



【工業ガソリン】


油脂抽出用、ドライクリーニング用、ゴム工業用、塗料用、あるいは、洗浄用の溶剤として用いられます。

「石油ベンジン」や「石油エーテル」も、工業ガソリンに属します。

(※)なお、「石油エーテル」の“エーテル”は、いわゆる高校化学で学ぶ「エーテル」とは異なります。



【自動車ガソリン】


アンチノック性、揮発性、安定性などの性質が重要です。 → こちら



【航空ガソリン】


基本的には、自動車ガソリンと同じ性質を持ちますが、使用環境条件(高空の気圧・気温)が異なるので、

沸点範囲が狭く、オクタン価が高いなど、自動車ガソリンよりも、一段と高品質が要求されます。



(※)「ガソリン」という物質を知るには、「ナフサ」を知らねばならないわけですね。 → こちら



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