|
左側が縦75cmCS用オフセットパラボラ
これはローカル局からQSYしました。
右側が縦55cmBS用オフセットパラボラ
これはハードオフから500円で購入しました。
|
反射板取付用金具 |
作成は難しい所有りません。反射板とヘリカルを巻くだけです。
主な部品
@ヘリカル作成用3.2mm鋼銅線
A反射板切出用厚さ1.5mmアルミ板(75cmオフセットに使用)
B直径18センチステンレス製落とし蓋(55cmオフセットに使用)、百円ショップで購入
CN型コネクター
D反射板取付用金具(DIYで購入)。焦点距離調整時スライドしてもほとんど影響がありませんでした。
Eその他は手持ちやオフセットに付いていた部品を活用しました。
|
|
反射板の作成
@直径9センチの反射板を切り出します。切り出しには、糸鋸を使用し、ヤスリで形を整えます。
Aその後コネクター取付用穴を空けます。(注 コネクター用穴は切り出す前に空けた方が良いと思いますす。穴あけの時反射板が回転します。反省!)
|
|
ヘリカルコイルの作成
直径4.4cm(外径)ピッチ3cmのヘリカル状のコイルを作ります。
少し直径の小さい(3.5cm〜4cm)のパイプを使用し作成します。
銅線は棒状の鋼銅線を使用しましたが軟銅線かもう少し細い方が加工し易いと思います。
|
|
|
完成した75cmオフッセトパラボラ用給電部、ヘリカルの巻き数は3.5ターンにしました。
|
|
|
|
完成した55cmオフッセトパラボラ用給電部、ヘリカルの巻き数は3.5ターンにしました。
|
|
|
|
調整
GhzのSWRの測定はネットワークアナライザーがあれば容易ですが何せ高価です。幸い2400MhzのSWR計は国内では唯一ダイワで販売しております。今後のことも考え購入しました。SWR調整用に幅6mmの銅板を4分の1ターンヘリカル給電部にハンダ付けしました。当初、インピーダンス調整用は図の通りにやってましたが、現在は、給電部のコネクターネジに取り付けた3〜5cmの銅線とヘリカルの距離を調整することによりSWRを1.1に調整することができました。SWR調整は、してもしなくても受信状況に影響は有りませんでしたが、気分的に面白くないので調整しました。
|
|
結果 |
肝心の受信状況
55cmオフセットは56エレループアンテナのシングルと、75cmオフセットは56エレループアンテナのスタックと同等程度でした。
受信にあたってはマキ電機製マイクロストリップ型LNAを使用しました。
ループテスト(430Mhzアップリンク)はIC910を使用しました。
無信号時ノイズレベルSメータ3で、信号時Sが5から6で返ってきます。55cmと75cmのオフセットの違いはSにして1つ位の違いという感じです。IC910のSメータはデジタル表示で、Sの振れが良く分かりません。Sメータはやはりアナログメーターに限ります。(そんな訳で、IC910に外付のアナログSメータを後日取り付けました。)
結論を言えば、CWであれば問題なく2wayQSOができます。SSBも何とか実用になると思います。
八木や円形パラボラと違って、ビームはかなりブロードでビーム方向の調整は大変楽です。手軽に持ち運びが可能で、車のトランクに入れ、移動運用には最適と思います。
|