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教育・セミナー

■ 運動部活指導指針に喝!(過去の記事pdf
 「ドジャースの戦法を熟読しても長嶋にはなれない」これが、私の教育理念である。国民栄誉賞を授与されたあの長嶋茂雄は、鬼の砂押監督の猛ノックによって名三塁手となった。バットには柾目と板目があるが、柾目の重心部分でボールを捉えないと遠くへ飛ばすことができない。刻印のある板目で打つとバットは折れてしまう。長嶋は、バッターボックスで構えたバットをくるくる回す癖がある。しかし、必ずバットの柾目でボールを捉えることができる。これは、天才でも知識によるものなく、鍛えられた感性によるものである。
 私は、高校時代に甲子園を目指して野球をやった。その時に、牧野茂の訳本である「ドジャースの戦法」を回し読みしたものである。それによって全てを理解したつもりでも、ゲームでは全く体が追従しない。監督、コーチの練習中の優しい言葉なんか何の役にも立たない。それよりも、体が自然に反応できるように体力のある指導者による猛訓練が必要である。マニュアルによる標準的な練習をいくらやっても長嶋にはなれない。
 「運動部活指導の指針」が文部科学省の有識者会議で策定された。これは、最近報道されたスポーツの暴力的指導に対応したものである。しかし、一見もっともらしいが、スポーツの世界には何の役にも立たないし、国税の無駄使いである。勝利至上主義の否定や訓練に対する許容限界を設けるなどは、スポーツの否定に繋がる。
 オリンピックをはじめてとする国際大会で、日本人の活躍に対して無我夢中で応援する。勝って歓喜し、負けて涙するけど、何となく精神的に癒される。鍛えられたアスリートの魅力がそうさせるのである。最近ゴルフに夢中である。めっきり飛距離も落ちた。しかし、自分には勝ち負けのこだわりから逃れられない訳がある。
■ 日本大学理工学部専用LINK 過去の記事pdf 2012 ■ 私のコンクリート用教材 PDF
 

出雲大社庁の舎

   表参道ヒルズ    
 

 日本大学中田研究室、ものつくり大学大塚研究室の卒業研究計画発表の合宿が草津温泉で行われた。各テーマの発表に対して指導の先生、OBを含め討議された。研究にあたっては、最終目標と、それを達成するためのブレイククスルーの手法を明確にして、具体的な研究計画を作成することが重要である。
 計画発表の前日に行われたソフトボールでは、元野球部といわれる人もいたが、ほとんどただの人のように見えた。大きいボールなのに、三振するなんて信じられない。
 恒例の懇親会では、何故かグループディスカッションに終始した。それ以後の深夜の行動は知る由もない。

・コンクリートは耐久性のいい岩石が7割を占める
・コンクリートと鉄筋の役割を知る
・曲げ強度試験で、RC梁の設計の全てがわかる
・設計基準強度は大地震で人命を救う
・コンクリートにひび割れがあっても安全である
・鉄筋が錆びたらRC構造物の寿命である
・図表を美しく表現する
・現象を正確に説明する
・既往の文献との違いを説明する
・普遍性を述べる
・女優だからといってなめるな
・建築家のコンクリートから学ぶことが多い
・フックの法則と曲げモーメントでRCの設計が可能
実際を見ないで、調査しないで、評論するな
・外見で人を評価するな

・カメラと計算機を常備せよ
・設計、規準が立派でも先端で働く人の技能が伴わないと
 いい建物はできない
・歴史から学べ、基本から学べ
・君達には個性的で多様な能力がある

■ 日本大学短期大学部建設工学科  ■ 武蔵野大学環境学部


・建築をライフサイクルで考えよ
・仕上げ工事の工期を確保するために躯体工事の工期短縮
・工事管理を経験しないと偉くなれない
・講義は連想ゲームだ

・自宅から携帯で出席登録するな!
 

・コンクリートについて俺に逆らうな!
・材料からデザインの切り口を見つけよ
・鉄筋コンクリートは優れものである
・偉大な建築家が好む色は白と黒である
・材料の寸法の美しさと図表の寸法の美しさは同じ
 構研 島根大学総合理工学部材料プロセス工学科構造材料研究室関係者専用
 ■ 構研セミナー ■ フィールドセミナー
 
















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■ 漆喰セミナー 
 
   伊豆松崎町 長八美術館         旧熊谷家(島根県石見銀山)         島根県の鏝絵LINK
■ ベスコンクリー100(過去の記事pdf)  ■ 鹿島KMS6期会(過去の記事pdf 2012
 
 長野県松本市に小学生の教材となるような博物館建築がある。それは、1982年竣工の建築家篠原一男設計の日本浮世絵博物館である。鉄筋コンクリート壁式構造で、打放しコンクリートとガラスカーテンウォールで構成されている。その外壁は、コンクリートと開口部が同面の幾何学的形状となっており、小学生に様々な課題を提供できる。
 この博物館には、松本市出身の豪商酒井家が、5代200年にわたって収集した北斎や広重をはじめてとする浮世絵コレクションが収蔵されている。昔の富豪の伝統や文化に対する強い思い入れにはただただ頭が下がる。
 水蒸気は気体であることを小学生の時に教わった。だから、水蒸気は我々の目には見えないはずである。しかし、大人になるといつの間にか水蒸気と微細な水滴である霧との区別ができなくなる。重要文化財を扱う美術館や博物館は、その展示室や収蔵庫の室内空気質の制御が極めて重要である。特にコンクリートの場合には、コンクリートから放出される気体成分が美術品の性能を損ねるから厄介である。
 コンクリート自身の性能を水の挙動で説明する研究が多くあるけれど、この博物館を訪れて気にかけていたその不合理性を思い出してしまった。これまで、生コンの水の挙動しか研究してこなかった者としてそれを指摘する資格はないけれど、水蒸気が気体であることを認識すると、コンクリートの劣化機構が明快に説明されるかもしれない。この博物館のコンクリートは、デザインの仕業か何故か頑張っていないように見えるけれど、雨がかりを抑制して自由に呼吸をさせてあげられればなお癒される。

 KMSの桜の宴が半蔵門料亭「網」で開催された。開宴早々に中川社長がiPadによって参加者の「脳卒中危険度診断」を行った。年齢、身長、体重、血圧、糖尿、降圧剤、喫煙を入力すると10年以内の脳卒中の危険度が判定される。しかし、70 歳以上の人には適用できないとか。かなりいいかげんなものである。世間では、煙草をやる人をおとしいれようとする風潮がはびこっているが、これもそのたぐいだろう。
 人間の細胞は、幼い時の環境、食事によってその分裂状態が大きく異なる。哺乳類の肉を食べるといけないことや、野菜も含めて生ものは食べてはいけないことを母親から教わった。だから、今になっても全ての生ものには手を出さない。
 煙草の煙はナノメートルの微粒子である。それよりも、首都圏に蔓延しているマイクロメートル単位の排気ガス、ブレーキパッドからのアスベストなどが問題である。
 「国民には知らしむべからず」という行政の上から目線の態度をこの年になって理解できたけれど、もう手遅れである。
 今日は、やけにまじになっているけれど、中川社長に対しては尊敬あるのみで、恨みを持っているわけではない。
 アルジェリアからの便りを自宅に帰ってから見たし、美味しい酒の差し入れもなかったのが残念である。今日は、酔い方もよろしくない。あとは悪夢を見て寝るだけである。


■ カルチュラルセミナー(過去の記事pdf 2012
   ND's Gallery:LINK
■ 環境セミナー(過去の記事pdf 2012
出雲市から出雲大社前駅・松江宍道湖温泉駅までバタデンに初めて乗った。バタデンは、一畑電鉄の愛称で、出雲平野の田園地帯と宍道湖北岸を走る私鉄である。これまで、松江に7年間住んでいたけれど、出雲大社や出雲市へ行くのは車だった。また、東京へ帰ってから、49歳でバタデンの運転手になった「レイルウェイズ」の映画を見て、家族愛と懐かしさに涙したこともあって、これまでと違った気持ちで風景を楽しむことができた。映画で登場したバタデンの昭和初期のオリジナル電車を雲州平田駅で発見することもできた。現在は、首都圏の私鉄で使われていたおさがり電車が走っている。出雲市から出雲大社前駅へは、南海電鉄と京王帝都電鉄のおさがり電車を乗り継いで行くことができた。出雲大社前駅は、1930年竣工の鉄筋コンクリート造の伝統的な様式建築である。アーチ天井とカラーガラス窓などに職人の匠の技を見ることができる。近くには、1924年竣工の木造和風建築の旧国鉄大社駅がある。バタデンの電車は、大阪や東京からどのようにして運んだのだろうか?狭軌のバタデンなのに広軌の京王電車をどのようにして走らせたのか?種々疑問があるけれど、眠れないほどの悩みではない。この電車には自転車を乗せることができるから、何となく癒される。



















 



 今年の桜の咲き方は例年と違うような気がする。恒例の半蔵門の満開の花見は3月25日と、初めて3月に行った。多摩市永山の自宅の前のその時の桜は
、3分咲である。多摩市は都心よりも3℃程度気温が低いから、その差はほぼ例年通りである。今年の永山の桜は、桜の種類はもとより、場所によって開花が大幅に異なる。
 以前、桜の開花は、冬季の潜伏期間後の平均気温と日数の積である積算温度で決定されることを報告した。しかし、今年の多摩市の桜の開花は、自宅から1.5キロメートル離れた多摩センター地区が最も早かった。そして、日陰部分の桜がその傾向にある。これは、これまでの積算温度方式による桜の開花予測に全く適合しないことを意味する。
 日本では樹木の細胞生成を春材、秋材と区別し、樹木の細胞分裂は秋に終わるとされている。しかし、秋材のことを英語ではサマーウッドという。この辺に、今年の桜の開花のヒントがあるのではないだろうか。開花に寄与する仮想温度という概念が必要かもしれない。
 3月30日、そんなことを考えながら日向の満開の桜の中を歩いた。日陰の桜はおば桜である。それは、写真に登場する人とは何ら関係がない。
 ■ 日韓セミナー
 ■ ランチセミナー(過去の記事pdf
 


















 
建築機能性材料に関する日韓セミナーである。
韓国
Doo Young T&S Co.(趙貞基社長)と連携し、国際展示会
開催ごとに交流が行われる。今年は東京ビッグサイト(ジャパンホームショウ2010)において開催された。
松本市のアルモニービアン(Harmonie Bien)でフレンチを食べた。ここは1937年竣工の鉄筋コンクリート3階建ての旧第一勧業銀行松本支店で、現在はレストラン・ブライダル施設として活用されている。
アルモニーランチは、鯛のボアレ ラビィゴット・ソースのメインディッシュ、八穀米のご飯、地元産の新玉ねぎと卵のサラダ、ポタージュスープそしてデザートが付いて1000円と格安である。
現代風に改装された室内で、間接照明の下で食べるランチはまた格別である。

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