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[本ページの最終チェック日 : 2022/5/22]
(2007年5月15日アップロード)
このコンテンツの目的は、本サイトのコンテンツ#2 「英国『ニュージャズ』114選」で紹介しなかった(できなかった)、同時期(1970年前後)のブリティッシュモダンジャズのアルバムを紹介することにある。
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★☆★ コメントありましたら ★☆★
これらのアルバムを、コンテンツ#2で取り上げ(られ)なかった理由は、大雑把にいえば次の2つである。
@原文執筆当時(約25年前)に、これらのアルバムを所有していなかった。あるいは極端な場合にはその存在すら知らなかった。
Aタイトルに「ニュージャズ」とあるように、70年前後に登場した新しいミュージシャンのアルバムを主要なターゲットにしたため、50年代、60年代から活動してきた「ベテラン」ミュージシャンのアルバムについては「意識的に」取り上げなかった。
Aについて、多少のハッタリを込めて言えば、当時、ブリティッシュジャズを語るといえば、フリーミュージックのあたりまでを視野に入れた新しい傾向のジャズについてであった。今でこそ、「レンデル・カー・クインテット」や「タビー・ヘイズ」が(過大に?)もてはやされているが、当時、少なくとも日本のジャズ・ジャーナリズムの世界においては、イアン・カーといえば「ニュークリアス」だし、タビーなどは、誤解を恐れずに言えば忘れ去られた存在だった(言い過ぎかも?)。
そこで、今回の本コンテンツにおける、アルバムの採用基準などについて述べておこう。
@コンテンツ#2で取り上げなかったもの。
A原則的に当方所有のもの。一連のアルバムを紹介するときなどに、何枚か(まことに残念ながら)未所有のものが出てくることがある。その場合は明記する。
B大まかにいって、65年から75年までの間に録音あるいは製作されたもの。ただし、例外も結構ある。コンテンツ#2より多少広めにとることにした。
Cジャンル的にはモダンジャズを中心に幅広く目配りする。
そして、以下は「不」採用基準だが、
D本サイトの別コンテンツで紹介している、あるいは今後紹介する機会がありそうな70年代以降のマイナーレーベル作品については原則的に採用対象から除外した。具体的に言えば、INCUSやOGUNの初期のアルバムなどがこれに該当する。
Eこれは、Cの趣旨とは矛盾するし、例外もあるのだが、いわゆるカンタベリー系の「ジャズロック」、あるいはフォーク系ミュージシャンの「ジャージーなアルバム」など、ポップスのメディアで語られることの多い作品には「深入り」しない。
F「未発表もの」として、後年、リリースされた作品は取り上げない。
Aについては、当方のコレクションが現在でも当然パーフェクトではないことを、あらかじめ「逃げ口上」にしておく。
Bについては、例えば50年代から現在に至るまで活躍している大物ミュージシャンの場合など、ある年代で区切ってそのアルバムだけを紹介することに、どのような意味があるのかと考える部分もあるが、同時代的な観点から、その「時代」のブリティッシュモダンジャズの全体像を見る上には、紹介した方がいいように思い掲載した。
もっとも、本サイトでは、トラッドジャズやスイングジャズは端から除外しているから、「音楽史的にみて」などとは到底言えないし、その前に当方のコレクションを前提に話をしているわけだから、まあ、あまり一般的なことを言っても意味がないのかも知れないが。
というわけで、いわば「落穂拾い」のようなものだが、現在の視点で客観的に見れば、こちらの方にも重要作が多数入ることになったし、「ニュージャズ」が流行っているように見えた時代でも、ベテランたちのオーソドックスなジャズも、しっかり健在だったということを再確認することにもなろう。
以下、本文に入るが、本コンテンツでは、ミュージシャンの姓名/グループ名のアルファベット順に、紹介していくことにする。
1. COLLIN BATES TRIO (TROUBADOUR No.265) (P1967)
2. COLLIN BATES TRIO - BREW (FONTANA SFJL 913) (P1968)
「日本発掘」のミュージシャンといったら、言い過ぎだろうか。今や世界のマニアに知れ渡ったピアノトリオアルバム。1はレア盤だそうな。英国にはColin Batesという別人のピアニストがいるので注意。
3. THE BE-BOP PRESERVATION SOCIETY (DAWN DNLS 3027) (P1971)
グループ名を聞くと、一瞬「腰が引ける」が、内容はいたってオーソドックスで楽しいクインテットの演奏。ピーター・キング、ビル・ル・サージュなど。DAWNレーベルからのリリースというのも意外性があって好ましい?。
4. SANDY BROWN - HAIR - AT IT'S HAIRIEST (FONTANA SFJL 921) (P1969)
トラッドジャズ界の大物、サンディー・ブラウンの諸作は、基本的には本コンテンツでは対象外としているが、ケニー・ウィーラーとジョン・マクラフリンが参加している本作を例外的に紹介。
5. JACK BRUCE - THINGS WE LIKE (POLYDOR 2343 033) (1968)
トラッドジャズの次は、ニューロック界の大物が、「かなりジャズをやっている」初期の作品。マクラフリン、ジョン・ハイズマン参加。
6. ROY BUDD - PICK YOURSELF UP!!! THIS IS ROY BUDD (PYE N(S)PL 18177) (P1967)
7. ROY BUDD - AT NEWPORT (PYE NSPL 18212) (1968)
8. ROY BUDD - LEAD ON ROY BUDD (PYE NSPL 18305) (P1969)
9. ROY BUDD - BUDD N' BOSSA (PYE NSPL 18354) (P1970)
10. THE ROY BUDD TRIO - EVERYTHING'S COMING UP ROSES (PYE NSPL 18494) (P1976)
70年代に映画音楽で名を成し、90年代以降、再び脚光を浴びたロイ・バッドの、デビューから70年代半ばまでのジャズアルバム。トリオからストリングスを交えたものまで、多様な演奏を聴くことができる。バッドの軽いタッチのピアノが身上の楽しいアルバム揃い。初期の6、7ではベースは、かのデイブ・ホランド。
11. CORNELIUS CARDEW - FOUR PRINCIPLES ON IRELAND AND OTHER PIECES (CRAMPS CRSLP 6106) (P1975)
バッドの直後にカーデューとは、配列の「妙」だが、極北?と称される現代音楽の作曲家、カーデューの自演ピアノソロアルバム。メロディーラインが楽しいし、室内楽風の静謐な雰囲気がとてもいい!。
12. MIKE CARR (AD-RHYTHM ARPS 1020) (P1973)
弟のイアンとともに、60年代はじめからエムシー・ファイブで活動してきたマイク・カー。ファンキーな演奏をこなすオルガン奏者として近年も活躍。本アルバムは、リーダー作としては最も初期の1枚。ギターのテリー・スミスが参加。
13. TONY COE - TONY'S BASEMENT (COLUMBIA SCX 6170) (P1967)
14. TONY COE - SAX WITH SEX (METRONOME HLP 10.171) (P1968)
15. TONY COE - WITH THE BRIAN LEMON TRIO (77 SEU 12/41) (P1971)
トニー・コーの当時期の諸作品。13は、国内再発CDもリリースされた62年のフィリップス盤に続く、たぶんセカンドアルバム。ストリングス入りの演奏。14は13のドイツ盤だが、タイトルといいスリーブデザインといい、「あまりといえばあまり」なのであえて紹介。15は、ブライアン・レモン、デイブ・グリーン、フィル・シーメンとのワンホーンカルテット。
16. JOHN DANKWORTH AND HIS ORCHESTRA - THE $1,000,000 COLLECTION (FONTANA TL 5445) (P1967)
17. THE JOHN DANKWORTH BIG BAND - FULL CIRCLE (PHILIPS 6308 122) (P1972)
18. THE JOHN DANKWORTH BIG BAND - LIFELINE (PHILIPS 6308 169) (1973)
19. JOHN DANKWORTH AND HIS ORCHESTRA - MOVIES 'N' ME (RCA SF 8405) (1974)
「ビッグバンド!?」、「ダンクワース!?」。そう言わずに1回聴いてみてほしい。メンバーも、ヘンリー・ローザー、ケニー・ウィーラー、ドン・レンデル、トニー・コー、ジョン・テイラーなど英国ジャズオールスターズ?。
20. THE ALAN DAVIE MUSIC WORKSHOP - SUITE FOR PREPARED PIANO AND MINI DRUMS (ADMW 002) (1971)
画家としての方が著名なデイビーの自主レーベルの作品。当レーベルには数枚の?カタログがあり、別コンテンツの「マイナーレーベル紹介シリーズ」で取り上げたいところだが、如何せん、各作品のディテールの全貌がつかめないので、あとに出てくるトニー・オクスレイとのデュオ作品とともに、とりあえず本コンテンツで紹介。本作は、デイビーのプリペアードピアノとフランク・ペリーのパーカッションが絡むインプロビゼーション。
[ 2012年8月21日追記 ]
ADMW レーベルについては 別ウィンドウ で。
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
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21. BOB DOWNES OPEN MUSIC (PHILIPS SBL 7922) (P1970)
ボブ・ダウンズのデビューアルバムはたぶんこれ。ジョン・スティーブンス、ハリー・ミラー、ヘンリー・ロウザーなど参加。
22. LENNIE FELIX TRIO - AFTER HOURS WITH THE LENNIE FELIX TRIO (DAVJON DJ 1025) (P1969)
23. LENNIE FELIX - LIVE AT NOVA PARK, ZURICH (88 UP RIGHT 88UP-003) (1975)
50年代の後半からアルバムをリリースしてきたフェリックスの当時期の作品。23はソロ。
24. THE SHAKE KEANE AND THE MICHAEL GARRICK QUARTETTE - A CASE OF JAZZ (AIRBORNE NBP 0002) (P1964) (7インチEP)
25. MICHAEL GARRICK - POETRY AND JAZZ IN CONCERT RECORD ONE (ARGO (Z)DA 26) (P1964)
26. MICHAEL GARRICK - POETRY AND JAZZ IN CONCERT RECORD TWO (ARGO (Z)DA 27) (P1964)
27. MICHAEL GARRICK TRIO - MOONSCAPE (AIRBORNE NBP 0004) (P1964) (10インチLP)
28. MICHAEL GARRICK QUINTET - OCTOBER WOMEN (ARGO (Z)DA 33) (P1965)
29. MICHAEL GARRICK QUINTET - ANTHEM (ARGO EAF/ZFA 92) (P1965) (7インチEP)
30. MICHAEL GARRICK SEXTET - PROMISES (ARGO (Z)DA 36) (1965)
31. JEREMY ROBSON, MICHAEL GARRICK QUINTET - BEFORE NIGHT/DAY (ARGO EAF 115) (1966) (7インチEP)
32. MICHAEL GARRICK SEPTET - BLACK MARIGOLDS (ARGO (Z)DA 88) (1966)
33. MICHAEL GARRICK SEXTET - JAZZ PRAISES AT ST.PAUL'S (AIRBORNE NBP 0021) (1968)
34. MICHAEL GARRICK - POETRY AND JAZZ IN CONCERT 250 (ARGO ZPR 264/5) (1969) (2LPs, ボックス入り)
35. GARRICK'S FAIRGROUND WITH NORMA WINSTONE - EPIPHANY (ARGO AFW 105) (P1971) (7インチシングル)
36. MICHAEL GARRICK - TROPPO (ARGO ZDA 163) (1973)
37. MICHAEL GARRICK TRIO WITH DON WELLER - YOU'VE CHANGED (HEP 2011) (1978)
ガーリック作品の「総ざらい」のようになってしまったが、彼には78年録音・81年リリースの37以降、90年代前半にかけては、新作のアルバムリリースが(ほとんど?)ないので、コンテンツ#2掲載のアルバムを合わせると、「第1期の活動」の作品がほぼ網羅されたことになる。あとは、62年録音のジェレミー・ロブスンとの双頭リーダー名義のEP盤ぐらいか(コンテンツ#7で紹介)。もっとも他に未見のものがあるとの話を聞いたこともあるが。なお、それらとは別に59、60年録音のリーダーアルバムが83年になってリリースされている。
24は、シェイク・キーンのトランペットをフィーチャーしたカルテットの演奏である。25、26は、単独リーダー作としてはたぶん最も初期に属するものだと思う。詩の朗読に合わせてジャズを演奏するポエトリー・アンド・ジャズのアルバム。31、34も同傾向の作品。27は、”Cold Mountain”と並ぶ「純粋ピアノトリオ」のアルバムである。未見・未聴ではないものの、残念ながら未所有!。28は、ジョー・ハリオット、シェイク・キーンなどとの共演。29は、28と同じメンバーにオルガンとコーラスが入った7インチ盤。30は、ジョー・ハリオット、イアン・カー、トニー・コーなどとの共演。32は同じハリオット、カー、コーに加え、ドン・レンデルが参加。ガーリックはピアノのほかにハープシコード、チェレスタを演奏。33は、アート・シーメン、イアン・カー、ジョン・マーシャルなど。ガーリックはオルガン。35、36は、ノーマ・ウィンストンのボーカルをフィーチャーした作品。37は、ワンホーンのカルテット。
38. GARUDA (EMI EMC 3174) (1976)
リーダーのトニー・カンポは、インドネシア出身。エスニック風味のフュージョンアルバム。トニー・コー、ヘンリー・ローザー、フランク・リコッティーなど参加。
39. PAUL GONSALVES, TUBBY HAYES - JUST FRIENDS (COLUMBIA SX 6003) (P1965)
40. TUBBY HAYES AND THE PAUL GONSALVES ALL STARS - CHANGE OF SETTING (WORLD RECORD CLUB (S)T631) (P1967)
ポール・ゴンザルベスとタビー・ヘイズの競演盤。他の共演者は、ロニー・スコット、ジミー・デューチャーをはじめとする英国有数のハードバッパー。
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
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41. GWIGWI'S BAND - KWELA (77 AFRO/101)
クウェラの代表的なミュージシャンである(らしい)、グウィグウィ・ムルウェビ率いるバンドのたぶん唯一のアルバム。メンバーはドゥドゥ・プクワナ、クリス・マグレガー、ロニー・ビアーなど。アルバムには記載がないが、67年ロンドンでの録音らしい。マグレガーが後に発表したアルバム収録曲の原形?を聴くことができる。
42. DON HARPER - HOMO ELECTRONICUS (COLUMBIA SCX 6559) (P1973, 74)
ドン・ハーパーはバイオリニスト。50年代から70年代にかけてリーダーアルバムをリリース、80年代に入って出身地のオーストラリアに戻り、そこでもアルバムを発表した。本作には、1 曲だけだがノーマ・ウィンストンのボーカルが入る。
43. THE TUBBY HAYES ORCHESTRA - 100% PROOF (FONTANA TL 5410) (1966)
44. THE TUBBY HAYES QUARTET - MEXICAN GREEN (FONTANA SFJL 911) (1967)
45. THE TUBBY HAYES ORCHESTRA (FONTANA 6309 002) (P1970)
タビーの没年は1973年だから、これらのアルバムは彼の晩年の作品ということになる。この時期の未発表盤のリリースは90年代以降目白押しだが、生前に発表された単独のリーダーアルバムはこの3枚だけのようである。43と45はビッグバンド、44は世評高いコンボの名盤であることはご存知のとおり。
46. HEAD - GTF (SRT PRODUCTIONS SRT.72254)
47. HEAD - RED DWARF (CANON CNN 5970) (P1975)
かのタビーのあとに、超マイナーな? 「ヘッド」の登場である。ドラマーのビル・カイルをリーダーとしたクインテット。記載はないが、72年頃に製作された(らしい)46がたぶんデビューアルバム、47がセカンド。その後、77年にもう1枚のアルバムをリリースしている(46のスリーブ写真をクリックして参照)。スコットランド出身のグループで、演奏はジャズロック寄り。
なお、ついでにここで言っておくと、47のCanonは謎の?レーベルだが、74年録音のハワード・ライリーのソロアルバムがこのレーベルからリリースされている。「未所有」の1枚。よって、当コンテンツでも紹介していない。録音データなどについては別ウィンドウ で。CDで再発売済み。
48. IAN HENRY TRIO - PERSPECTIVES (APOLLO SOUND APP 5029)
わが国で人気のあるピアノトリオ。
49. THE LAURIE HOLLOWAY QUARTET - HIT PARADE HOLLOWAY STYLE (PYE N(S)PL 18158) (P1966)
50. LAURIE HOLLOWAY - THE GREAT PIANO HITS (PYE NSPL 18188) (P1967)
51. LAURIE HOLLOWAY - GOOD TIME (CBS 62959) (P1967)
52. THE LAURIE HOLLOWAY TRIO - PIANO ON THE ROOF (CBS 63024) (P1967)
ポップス寄りの軽めのピアノが楽しめるホロウェイのアルバム。他にもリリース作品があるかも知れない。近年も旺盛な活動。
53. IKE ISAACS - I LIKE IKE (MORGAN MR 116 P) (1966)
ベテランギタリストのアルバム。他にもイージーリスニング寄りの作品をリリース。
54. JABULA (CAROLINE CA 2004) (1974)
55. JABULA SPEAR - THUNDER INTO OUR HEARTS (CAROLINE CA 2009) (1975)
ジャブラは、南アフリカ出身の打楽器奏者、(セボセイン・)ジュリアン・バフラがリーダーのバンド。これにドゥドゥ・プクワナがよくゲストとして加わったらしい。55は、スリーブではジャブラの単独クレジットになっているが、実際には、プクワナのバンド、スピアー(80、81を参照)との「合体バンド」のアルバム。ジャブラは80年代にかけて欧州各地で活動した。ジャブラのその後のアルバムについては54のスリーブ写真をクリックして参照。
[ 2010年11月23日追記 ]
54からシングルカットされた7インチ盤については、こちら から。
[ 2012年11月11日追記 ]
スウェーデンでリリースされたシングル盤については、こちら から。
56. BASIL KIRCHIN - WORLDS WITHIN WORLDS (EMI COLUMBIA SCX 6463) (P1971)
レア盤として名高いアルバム。エバン・パーカー、デレク・ベイリーなど参加。
57. BOB LEAPER BIG BAND - TRY THIS ON FOR SIZE (PYE NSPL 18339) (P1970)
トニー・コー、ロニー・スコット、ケニー・ウィーラーなどが参加しているビッグバンドのアルバム。同じバンドが64年に製作した、ビートルズソングのカバーアルバムがわが国でCD化されたのには驚いた。
58. THE LONDON JAZZ FOUR - TAKE A NEW LOOK AT THE BEATLES (POLYDOR 582/583 005) (P1967)
59. LJ IV - AN ELIZABETHAN SONGBOOK (CBS 63512) (P1969)
アーティスト名の表記が違うが、2枚ともロンドン・ジャズ・フォーのアルバム。人脈的には、70年代のグループ、アトランティック・ブリッジ(コンテンツ#2参照)につながっていく。
[ 2010年11月21日追記 ]
ポリドールからリリースされた2枚のシングル盤については、こちら から。
60. THE LONDON JAZZ CHAMBER GROUP - PLAYS KEN MOULE’S ADAM'S RIB SUITE (EMBER CJS 823) (P1970)
ピアニストで作曲も行うケン・モールの室内楽風の作品を、ジャズマンが演奏するアルバム。ケニー・ウィーラー。ルイ・スチュアートなどが参加。
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
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61. HUMPHREY LYTTELTON - DUKE ELLINGTON CLASSICS (BLACK LION BLP 12108) (1969)
スイングからモダンまでこなす大ベテラン、リトルトンの作品は数多いが、ここでは、ジョン・サーマン、トニー・コー、トニー・レビンなどバリバリの若手?ミュージシャンと共演した異色作を紹介しよう。ただし、これがオリジナル盤かどうかは自信がない。
62. HAROLD McNAIR - AFFECTIONATE FINK (ISLAND ILP 926) (P1965)
63. HAROLD McNAIR (RCA SF 7969) (P1968)
64. HAROLD McNAIR - FLUTE & NUT (RCA INTS 1096) (P1970)
65. HAROLD McNAIR - THE FENCE (B&C CAS 1016) (P1970)
66. HAROLD McNAIR (B&C CAS 1045) (P1972)
マクネアの英国でのアルバムはこれですべてであろうか。66は71年の没後、一部、曲を入れ替えてリリースされた63の再発盤。その63からシングルカットされた7インチシングル盤は、オークションサイトで高い人気を誇る。65に、キース・ティペットが参加しているのは異色の取り合わせ。本作については、派手なスリーブの独盤(独 POLYDOR 2310 066)の方をウェブサイトでよく見掛ける(下のスリーブ写真をクリックして参照)。
なお、フランスでリリースされたマクネア関連のシングル盤・EP盤については、別ウィンドウ で。また、マクネアの初期のアルバムについては、こちら および こちら から。
さらに古い「カリプソシンガー時代」の作品については、 別ウィンドウ で。
[ 2016年8月28日追記 ]
「 シングル盤・EP盤 」に 1枚、「 カリプソシンガー時代 」に 2枚、作品を追録した。
[ 2017年3月7日追記 ]
「 カリプソシンガー時代 」に 1枚、作品を追録した。
67. THE DUDLEY MOORE TRIO - THE OTHER SIDE OF DUDLEY MOORE (DECCA LK 4732) (P1965)
68. THE DUDLEY MOORE TRIO - GENUINE DUD (DECCA LK 4788) (P1966)
69. THE DUDLEY MOORE TRIO (DECCA LK/SKL 4976) (P1969)
軽快なタッチが楽しいムーアのトリオ盤。
70. THE DICK MORRISSEY QUARTET - STORM WARNING (MERCURY 20077 MCL) (1965)
71. THE DICK MORRISSEY QUARTET - HERE AND NOW AND SOUNDING GOOD (MERCURY 20093 MCL) (1966)
言わずと知れたモリシーのマーキュリー盤2枚。61年のフォンタナ盤、63年の77レーベル盤に続く3枚目と4枚目のリーダーアルバム。この後、モリシーは「ロックの森」に分け入り、イフでのデビューは70年。
72. THE NATIONAL YOUTH JAZZ ORCHESTRA (PHILIPS 6308 067) (1971)
73. THE NATIONAL YOUTH JAZZ ORCHESTRA - N.Y.J.O. (CHARISMA CAS 1082) (P1973)
多くのブリティッシュジャズミュージシャンを輩出し、現在も活発に活動を続ける、名門ユースバンドの最初期の2枚。この2枚には、スタン・シュルツマン、クリス・ビスコー、ディック・ピアースらをはじめとする、その後の英国ジャズの中核を担う、多くのミュージシャンの名前を見つけることができる。
74. THE NEW JAZZ ORCHESTRA - WESTERN REUNION LONDON 1965 (DECCA LK 4690) (1965)
ニュー・ジャズ・オーケストラの記念すべきデビュー作。イアン・カー、ポール・ラザフォード、トレバー・ワッツ、バーバラ・トンプソン、ジョン・ハイズマンなど。
75. THE TONY OXLEY ALAN DAVIE DUO (ADMW 005) (1974,75)
このレーベルの中ではもっともよく見掛けるアルバム。デュオ・インプロビゼーション。
[ 2012年8月21日追記 ]
ADMW レーベルについては 別ウィンドウ で。
76. TUNJI OYELANA WITH CHRIS McGREGOR - AIYE NLA/OMONIKE (JIKA 101) (7インチシングル)
77. TUNJI OYELANA WITH CHRIS McGREGOR - KO GBELE OKO/LISABI EGBA (JIKA 102) (7インチシングル)
ナイジェリア出身?のボーカル、ギター、ドラムスのオイラナのシングル盤。バックにはなんと、クリス・マグレガー、ハリー・ミラー、モンゲジ・フェザ、ドゥドゥ・プクワナなどのクレジットが。
78. JOHN PORTER TRIO - JAZZ IN LANDSCAPE (APOLLO SOUND APP 5015) (P1972)
48とともに、アポロサウンドからリリースされた人気のピアノトリオ。
79. FREDDIE PRIDE - AT THE PIANO (B&C BCM 100) (1962-64)
あまり知られていないようなので、年代的には外れるが紹介。少々オールドスタイルなピアノトリオ。
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
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80. DUDU PUKWANA & SPEAR - IN THE TOWNSHIPS (CAROLINE C 1504) (1973)
81. DUDU PUKWANA & SPEAR - FLUTE MUSIC (CAROLINE CA 2005) (1974)
プクワナの当時のバンド、スピアーの2作品。南アフリカの香り一杯。55も参照。
[ 2015年10月6日追記 ]
スピアーのアルバムがもう 1 枚あることを思い出した(スリーブ写真、録音データなどは こちら から)。残念ながらマイコレクションからの「発掘」ではなく未見の作品。ロンドン録音ながら「 1969 年南アフリカリリース」とのことだから「レア度」は相当高く、今の私には到底手の届かない代物だ!
( 2020年8月6日追追記 )
本作が未発表作品を合わせた 2 枚組のアルバムとして再発された。詳しくは こちら で紹介。
[ 2015年10月7日追記 ]
スピアーのアルバムを思い出したついでに、久しぶりに「オークションの結果サイト」でプクワナを検索したら、上の追記で紹介したスピアーのアルバムと同じセッションで録音されたらしい米テスト盤 * (重複するナンバーも何曲かあるようだ)やらプクワナ名義のシングル盤やら未見の作品をいくつか見付けた。当然ながらいずれも高価だ。「自称コレクター」としては見て見ぬふりをするしかないかなー。
* このテスト盤に収録されているうちの 1 曲は、 こちら で紹介したコンピレーションアルバムで CD 化されているようだ。
82. QUINCICASM (SAYDISC SDL 249) (P1973)
超マイナーなグループのたぶん唯一のアルバム。4人+アルファの編成で、リーダーはキーボードのジュリアン・マーシャル。
83. THE ARMAN RATIP TRIO - INTRODUCING THE ARMAN RATIP TRIO (COLUMBIA SCX 6432) (P1970)
ラティップのデビュー作は、メンバー全員がトルコ出身者からなるピアノトリオ。
84. DON RENDELL, IAN CARR QUINTET - SHADES OF BLUE (COLUMBIA 33SX 1733) (P1965)
85. DON RENDELL, IAN CARR QUINTET - DUSK FIRE (COLUMBIA SX 6064) (P1966)
86. DON RENDELL, IAN CARR QUINTET - PHASE III (COLUMBIA S(C)X 6214) (P1968)
87. DON RENDELL, IAN CARR QUINTET - LIVE (COLUMBIA S(C)X 6316) (1968)
88. DON RENDELL, IAN CARR QUINTET - CHANGE-IS (COLUMBIA SCX 6368) (P1969)
レンデル・カー・クインテットの5枚。84のピアノがコーリン・パーブルック、また、88の一部の曲でメンバーの入れ替えがあるのを除いて、ピアノ−マイケル・ガーリック、ベース−デイブ・グリーン、ドラムス−トレバー・トムキンスの不動のメンバー。なお、ここで告白しておくと、84は、つい買いそびれているうちに、高値が高値を呼んで手が出なくなってしまい、今に至るも「未所有」。 [ 追伸. 2008年8月にようやく入手 ]
89. DON RENDELL QUINTET - SPACE WALK (COLUMBIA SCX 6491) (P1972)
カーとのクインテット解散後の最初のリーダーアルバム。テナー2本に、バイブ、ベース、ドラムスという構成のクインテット。
90. RICOTTI & ALBUQUERQUE - FIRST WIND (PEGASUS PEG 2) (P1971)
フランク・リコッティーとシンガーソングライター、マイケル・アルバカーキとの双頭リーダーアルバム。ジョン・テイラー、クリス・ローレンス、トレバー・トムキンスがバックをつとめ、時にジャズだけれど。
91. RONNIE ROSS - CLEOPATRA'S NEEDLE (FONTANA SFJL 915) (1968)
近年、大人気のロニー・ロスのリーダーアルバム。
92. RONNIE SCOTT - THE NIGHT IS SCOTT AND YOU'RE SO SWINGABLE (FONTANA TL 5332) (P1966)
93. RONNIE SCOTT TRIO - SCOTT AT RONNIE'S (RCA LPL1 5056) (1973)
スコットの当時期の2枚。92は、カルテットに一部ストリングス入り。93は、マイク・カーのオルガンをフィーチャー。
94. PHIL SEAMEN - NOW!...LIVE (VERVE (S)VLP 9220) (1968)
95. PHIL SEAMEN - MEETS EDDIE GOMEZ (SAGA OPP 102) (P1968)
96. PHIL SEAMEN - PHIL ON DRUMS (77 SEU 12/53) (1971)
72年没のベテランドラマーの最晩年のアルバム。94、95は、いずれもトニー・リーのピアノによるトリオ。96は同窓会さながらに多くのベテランミュージシャンとの共演。
97. THE HARRY SOUTH BIG BAND - PRESENTING THE HARRY SOUTH BIG BAND (MERCURY 20081 MCL) (1966)
ピアニストで、バンドリーダー、作・編曲者として知られるサウスのビッグバンド作。メンバーは、カー、スコット、モリシー、ヘイズ、キング、ベック、シーメンなど錚々たる顔ぶれ。
98. CHRIS SPEDDING - SONGS WITHOUT WORDS (東芝音楽工業 OP-88007) (1969)
日本でのみリリースされたらしい、スペディングのジャズ寄りのアルバム。ポール・ラザフォード、ジョン・マーシャルなど。
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
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99. THE JOHNNY SPENCE BIG BAND - WHY NOT! (VERVE SVLP 9222) (1968)
ダンカン・ラモント、レイ・スウィンフィールド、ロウリー・ホロウェーなど参加。
100. THE FRANK STAFFORD TRIO - VARIATIONS (SAGA EROS 8139) (P1970)
一部、リーダーの歌入りピアノトリオ。ドラムスのフィリップ・ハワードは、ソフトマシーンに在籍していたフィル・ハワードと同一人物であろうか。
101. JOHN STEVENS' AWAY (VERTIGO 6360 131) (1975)
102. JOHN STEVENS' AWAY - SOMEWHERE IN BETWEEN (VERTIGO 6360 135) (1976)
103. JOHN STEVENS' AWAY - MAZIN ENNIT (VERTIGO 6360 141) (1976)
104. JOHN STEVENS' AWAY - ANNI PT. I/II (VERTIGO 6059 140) (P1976) (7インチシングル)
105. JOHN STEVENS' AWAY - CAN'T EXPLAIN (PART 1/2) (VERTIGO 6059 154) (P1976) (7インチシングル)
SMEでの活動等、前衛の分野で語られることの多い、ジョン・スティーブンスが「ジャズロックした」作品。104と105のシングル盤はLP未収録で、それぞれ、フォークのジョン・マーティン、アフリカ出身のテリ・クエイのボーカルをフィーチャーした作品。アウェイの活動は80年代初めまで続いたらしい(アウェイの他のアルバムについては101のスリーブをクリックして参照)。ちなみに、本コンテンツでは紹介していないが、SMEの相棒、トレバー・ワッツも70年代後半に、やはりジャズロック寄りのグループ、「アマルガム」を結成、多くのアルバムをリリースしたことはご存知のとおり。
[ 2015年10月5日追記 ]
アイテム101, 102及び103が「3イン2」でCD化された。ボーナストラックとして、アイテム104及び105のA, B 面各2曲、計4曲も合わせて収録されている。
106. THE LOUIS STEWART TRIO - LOUIS THE FIRST (HAWK SHALP 147) (1975)
107. LOUIS STEWART AND PETER IND - BAUBLES, BANGLES AND BEADS (WAVE LP 12) (P1975)
108. LOUIS STEWART - OUT ON HIS OWN (LIVIA LRLP 1) (1976,77)
アイルランド出身のスチュワートが本国でリリースした作品を、本コンテンツの対象にしたものかどうか考えたが、英国での活動も多いミュージシャンなので掲載。106は、タイトルからして第1作であろうか。ギタートリオのアルバム。107は、たぶん「英国でのデビュー」作。108は再びアイルランドリリースのソロ作品。スチュワートは、その後も、アイルランドはもちろん、英国を含む欧州各地のレーベルから多数のアルバムをリリースし、現在に至っている。
109. RAY SWINFIELD - ONE FOR RAY (MORGAN MR 107P) (P1968)
ビッグバンドでの演奏歴が長いスウィンフィールドのリーダー作。イージーリスニング寄りの音。
110. TALISKER - DREAMING OF GLENISLA (CAROLINE C 1513) (1975)
スコットランドのメロディーを採り入れ、それをやや前衛的な手法により演奏する異色のジャズロックグループ。リーダーは、ケン・ハイダー。80年代にかけて多くのアルバムを発表した。なお、メンバーのリンゼイ・クーパーを、「ヘンリー・カウ」などに在籍した女性リード奏者と混同する向きがあるが、こちらは男性のベーシストで、正確にはリンゼイ・ラング・クーパーといい、もちろん別人。
111. THE MIKE TAYLOR QUARTET - PENDULUM (COLUMBIA SX 6042) (P1966)
112. THE MIKE TAYLOR TRIO (COLUMBIA S(C)X 6137) (P1967)
早世したピアニストの2作品。111は、トリオに先立ってリリースされた、ソプラノサックス入りのワンホーンカルテット。112は、CD化後、とみに人気の高まったご存知トリオ作品。
113. EDDIE THOMPSON - BY MYSELF (77 LEU 12/39) (1970)
114. EDDIE THOMPSON - NO GREATER LOVE (MPS 20 208 710) (1970)
115. EDDIE THOMPSON TRIO - PIANO MOOD (MPS 21 20870-2) (1970)
116. THE EDDIE THOMPSON TRIO - DUTCH TREAT (RIFF 659.030) (1976)
117. EDDIE THOMPSON AND DANNY MOSS - MISTY...AND MOODY (EMI ONE-UP OU 2116) (P1976)
トンプソンの当時期の作品。113はソロ、114〜116はトリオ、117はサックスとのデュオ。なお、MPS盤についてはオリジナル盤かどうか自信がない。
118. JULIE TIPPETTS - SUNSET GLOW (UTOPIA UTS 601) (P1975)
ジュリー・ティペッツ名義のたぶんデビュー作。ブリティッシュフォークを感じさせるボーカル作品。バックは、夫君キースをはじめ、エルトン・ディーン、マーク・、チャリグ、ニック・エバンズ、ハリー・ミラー、ルイス・モホロなどお馴染みの面々。
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
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119. THE STAN TRACEY QURTET - UNDER MILK WOOD (COLUMBIA 33SX 1774) (1965)
120. THE STAN TRACEY BIG BAND - ALICE IN JAZZ LAND (COLUMBIA SX 6051) (P1966)
121. STAN TRACEY - IN PERSON .... (COLUMBIA SCX 6124) (P1967)
122. THE STAN TRACEY QURTET - WITH LOVE FROM JAZZ (COLUMBIA SCX 6205) (P1968)
123. THE STAN TRACEY BIG BRASS - WE LOVE YOU MADLY (COLUMBIA SCX 6320) (P1969)
124. STAN TRACEY - THE LATIN AMERICAN CAPER (COLUMBIA SCX 6358) (P1969)
125. THE STAN TRACEY QURTET - FREE AN' ONE (COLUMBIA SCX 6385) (P1970)
126. STAN TRACEY - THE 7 AGES OF MAN (COLUMBIA SCX 6413) (P1970)
127. STAN TRACEY TRIO - PERSPECTIVES (COLUMBIA SCX 6485) (1970)
ベテランピアニスト、スタン・トレイシーの65年から70年にかけてのCOLUMBIA盤。トレイシーは、この後、数年のブランクを経て、70年代中頃から、自身で立ち上げたSTEAMをはじめとするマイナーレーベルを中心に、活発なリリース活動を再開する。
119、122はボビー・ウェリンズ、125はピーター・キングをそれぞれフィーチャーしたワンホーンのカルテット、120、123、124、126は英国オールスター的なビッグバンド、121はソロ、127はデイブ・グリーン、ブルヤン・スプリングとのトリオ。
128. JOHN SURMAN, BARRE PHILLIPS, STU MARTIN - THE TRIO BY CONTACT (日本コロムビア YS-2733-AX) (1971)
日本だけでリリースされたらしい、ジョン・サーマン、バール・フィリップス、スチュ・マーチンの3人からなる「ザ・トリオ」の71年作品。後にOGUNより再発売。
129. VARIOUS MUSICIANS - JAZZ TETE A TETE (77 LEU 12/21) (1966)
タビー・ヘイズ・クインテット、トニー・コー・クインテット、それにギターのフランク・エバンズ・トリオのライブ演奏が収録されている。
130. VARIOUS MUSICIANS - RETROSPECT THROUGH 21 YEARS OF BBC JAZZ CLUB (PHILIPS SBL 7869) (1968)
ジョニー・ダンクワース、ハンフリー・リテルトン、ハリー・サウス他のバンドの演奏。ハリーサウスのビッグバンドには、ゴードン・ベック、タビー・ヘイズ、ドン・レンデルなど参加。
131. JOHN WARREN BIG BAND - LIVE (SPARKASSE BREMEN 11/76) (1975)
バリトン奏者で、71年にDERAMから、また90年代に入ってECMから、ジョン・サーマンとの共同名義のアルバムを発表している、ウォーレンのビッグバンド作品。ドイツの放送用の音源らしい。ハリー・ベケット、ヘンリー・ロウザー、レイ・ウォーレイ、アラン・スキッドモア、スタン・シュルツマン、ジョン・テイラーなどがメンバー。
132. MIKE WESTBROOK CONCERT BAND - ORIGINAL PETER/MAGIC GARDEN (DERAM DM 311) (P1970) (7インチシングル)
133. MIKE WESTBROOK - TYGER (RCA SER 5612) (1971)
134. MIKE WESTBROOK'S SOLID GOLD CADILLAC / IF - POP SPECTACULAR (BBC TRANSCRIPTION SERVICE CN 1589/S) (1972)
135. MIKE WESTBROOK BRASS BAND - PLAYS FOR THE RECORD (TRANSATLANTIC TRA 312) (1975)
136. MIKE WESTBROOK ORCHESTRA - LOVE/DREAM AND VARIATIONS (TRANSATLANTIC TRA 323) (1976)
ウエストブルックが多様な才能をみせる作品が5枚。
132は、アルバム「ラブソングス」からのシングルカットかと思いきや、1曲は別バージョン、もう1曲はLP未収録。これらは「ラブソングス」CD化の際に、ボーナストラックとして収録された。なお、ウエストブルックは、DERAMから他に2枚のシングル盤をリリースしているが、いずれもアルバムからのシングルカットと思われる。うち1枚は「未所有」。
133は、ウエストブルックが作曲を担当したミュージカル「タイガー」を、アルバム用に製作しなおしたもの。ゲイリー・ボイル、ジョージ・カーンなど参加。134は、放送用の音源。A面がウエストブルックのバンド、ソリッド・ゴールド・キャデラック、B面がモリシーのイフ。135は、ウエストブルックがこの時期に立ち上げた「ブラスバンド」のデビューアルバム。このユニットは80年代の初めまで活動し、その演奏スタイルなどは、発展的に次のバンドに継承されたようだ。136は、135とは打って変わったオーソドックスなビッグバンド作品。
137. KENNY WHEELER QUINTET (RADIO CANADA INTERNATIONAL RCI 444) (1976)
ウィーラーが出身地のカナダで放送用に録音した、現地ミュージシャンとの演奏。
138. TOMMY WHITTLE QUARTET - SAX FOR DREAMERS (MASQUARADE MQ 2000) (1967)
139. TOMMY WHITTLE QUARTET - JIGSAW (ALAMO AJ 4501) (1977)
140. THE TOMMY WHITTLE QUARTET - ...WHY NOT (JAM 648) (1977)
50年代からESQUIREなどに多数の作品を残している現役のベテラン、ウィットルの当時期のアルバム。
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
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(2007年5月)
[ 追補1. (2009年5月17日アップロード) ]
a. MIKE WESTBROOK'S SOLID GOLD CADILLAC / STRING DRIVEN THING - POP SPECTACULAR (BBC TRANSCRIPTION SERVICE CN 1895/S) (P1973)
'BBC TRANSCRIPTION' のシリーズは、(よくは分からないが)たぶん「底なし沼」なので、なまじ手を付けるのもどうかと思うが、本文のアイテム134ですでに1枚採り上げてしまったことでもあり、最近入手した当シリーズの同じソリッド・ゴールド・キャデラックの1973年の作品をここで紹介しておく。なお、本作も「スプリットアルバム」で、「相方」は、フォークロック?のグループ、 'STRING DRIVEN THING' である。
[ 追補2. (2012年8月21日アップロード) ]
b. THE ALAN DAVIE MUSIC WORKSHOP - PHANTOM IN THE ROOM (ADMW 004) (1971)
本文アイテム20及び75に続くアラン・デイビーの自主レーベル ADMW の作品を入手したので紹介しておく。本作はダニエル・ユメールとのコラボレーション。スイス、チューリッヒで開催されたデイビーの絵画展のオープニングでライブ録音されたとのこと。
ADMW レーベルについては 別ウィンドウ を参照。
[ 追補3. (2017年1月19日アップロード) ]
c. THE LONDON JAZZ FOUR, SYDENHAM SCHOOL - A NEW LIFE (レーベル名・規格/番号なし) (1966?)
前々から気になっていたアルバムをこのほど入手した。本文アイテム58及び59で紹介したロンドン・ジャズ・フォーとそのリーダー?だったマイク・マクノートがクレジットされた自主制作盤だ。ロンドン・ジャズ・フォーの演奏をバックに、ロンドン南郊、シドナムのグラマースクール?の生徒たちが歌を唄う、という内容。もとよりジャズではない!? なお、そのうち1曲が2015年にリリースされたコンピレーション盤(JAZZMAN JMANLP/CD 075)に収録されている。そのコンピ盤のタイトル、スリーブデザインの元ネタがたぶん本作。蛇足だが、入手価格は思っていたよりは安価、ただしカット盤!
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
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