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[本ページの最終チェック日 : 2019/2/18]
(2008年6月3日アップロード)
またまた、マイナーなレーベルを紹介しようと思う。
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70年代後半から80年代初頭にかけて、LPレコードまたはカセットテープにより作品を発表した ZYZZLE である。
ZYZZLEは、ブリストルをベースにライブパフォーマンスなどを行っていた WILL MENTER ウィル・メンター、あるいは彼が中心となって?結成した BRISTOL MUSICIANS' CO-OP が設立したレーベルのようだ。当時、メンターは、作曲家及びサックス奏者として、前衛的なジャズや即興音楽の分野で活動していたらしい。現在はフランス在住で、「サウンドスカルプチャー」の「製作・演奏」(というのだろうか)をメインとした、「アーティスト」活動を活発に行っている。「サウンドスカルプチャー」の解説を含めて、メンターについては、以下の彼自身のサイトを参照。 [ http://www.neufportes.net/index.htm ]
これまでに当方で確認できたアイテムを番号順に紹介していくが、参考とするべき資料が少ないので、不完全なものであることをお断りしておく。欠番となっている「11番」はその存否を含めて不明、また、13番以降のリリースは確認されていない。なお、赤字は、未見・未聴のアイテムである。作品傾向は、(いうまでもなく)即興、前衛ジャズ、現代音楽、フリーミュージック志向。
1. BOTH HANDS FREE - USE FROM THE POCKET (1) (1977)
メンターを含むサックス2本とパーカッションからなるトリオの作品。手作り?のスリーブで、下の写真には当方手持ちの2種類 (a, b) を紹介しておく。
2. WILL MENTER - WIND AND FINGERS (2) (1977) (カセットテープ)
メンター名義のカセット作品。8人のメンバーのうち、ロイ・ドッズは、その後、ロック寄りのバンドを含め、多くのグループに参加してややメジャーな存在になっている人、だと思う。
3. BOB HELSON - NOISE REDUCTION (3(C)) (カセットテープ)
当方未見・未聴ながら、フィリップ・ルノーの『ブリティッシュ・ジャズ・カタログ』(1995年)に掲載されているカセット作品。同書の記載データによれば、当レーベルの他の多くの作品にもメンバーとして参加している、パーカッション奏者のソロアルバムのようだ。
4. BRETT HORNBY - INSENSITIVE (4) (1979)
このラインナップの中では、6、10とともに数少ない「普通のジャケット」のアナログ盤。内容は、……サックスのソロ。
5. VARIOUS MUSICIANS - UNPOPULAR MUSIC MUSIC FROM BRISTOL MUSICIANS CO-OP'S FESTIVAL (5) (1978) (カセットテープ)
「ブリストル音楽家協同組合」の面々?によるオムニバスアルバム。トニー・ウレン、フィル・デュラン、ゲイリー(ギャリー?)・トッド、ロジャー・ターナーなど、現在、その方面でおなじみのミュージシャンが登場している。
6. JOHN EAVES, AARON STANDON - PLAYING FOR TIME (6) (1981)
フルートとサックスのコラボレーション。ボイスなども。
7. RICHARD POWELL? - ROSES OF HELL (7) (1979, 80)
当方の手持ち分は、「白ジャケ」?に赤マジックを「塗りたくった」スリーブに、A4のプレスシート?1枚が付いているだけ、という謎のアナログ盤。
8. WILL MENTER - BAR RAIN (8(C)) (1981) (カセットテープ)
メンターが様々な楽器を操るソロパフォーマンスのアルバム。
9. THE SOPRANO BAND - IMPROVISED STRAIGHT MUSIC (9(C)) (1979, 80) (カセットテープ)
グループ名どおり、ロル・コックスヒル、ラリー・スタビンスなどを含むソプラノサックス奏者5人に、チューバのメルビン・プーアが加わる。全7曲のうち、全員参加は2曲、ほかは組み合わせの異なるミュージシャンによるデュオ及びトリオの演奏が収録されている。
10. COMMUNITY (10) (1980, 81)
80年代初頭に、メンターが率いていた大編成バンドのたぶん唯一のアルバム。英国以外にもベルギーなど?で活動したらしい。メンバーには多彩な顔ぶれが揃っており、現在、様々な分野で活躍中のミュージシャンが散見される。
11. OVERFLOW (12(C)) (1985) (カセットテープ)
本作も未見・未聴で、3と同様に『ブリティッシュ・ジャズ・カタログ』に掲載されている作品。10と同じくメンターの率いたグループで、こちらはコンボ編成。「サウンドスカルプチャー」につながる演奏をしているらしい。ピアノのデイブ・ホランドは、(著名なベーシストとはもちろん別人で)コンテンツ4で紹介した「ジョニー・ロンド」のメンバーとたぶん同一人物。
※当コンテンツ作成後に入手した。
[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]
1a. -
***** 1b. -
***** 02. -
***** 03. -
***** 04. -
a5. -
***** a6. -
***** 07. -
***** 08. -
***** 09. -
10. -
***** 11. -
(2008年6月)
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