鬼平舞台探訪記3(根津神社の写真)
通院の途中に、根津神社の裏門前の坂を上ります。ちょうど、つつじ祭りの時期で屋台が多く、賑わっておりました。入院中は窓から毎日この神社を見て、ため息をついていたのを思い出します。
1枚目は権現造りの拝殿。この地は甲府宰相の下屋敷で、6代将軍家宣となった綱豊公から下賜された。
2枚目は唐門。この神社の特徴である透かし塀は、時代劇のTVや映画で見たことがあるのでは。
3枚目は楼門。左右に随身像があります。
4枚目は表門。この門前には、岡場所や茶屋が立ち並んでいたそうです。ものの本には、「当社境内は仮山(つきやま)・泉水等をかまへ、草木の花四季を逐ふて絶えず、実(まこと)に遊観の地なり。ことに門前には貨食店(りょうりや)簷(のき)をならべて詣人を憩はしめ、酣歌(かんか)の声間断なし。」と書かれています。当時、当社の境内は里俗に「曙の里」と呼ばれていたそうです。
鬼平犯科帳第2巻「女掏模(めんびき)お富」では、ヒロインの女スリがこの境内と門前で3人の懐中を襲います。その他、料理茶屋は数多く登場する場所です。
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