椿 ツバキ    

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椿 椿 椿.......... 椿 椿 椿
椿 椿 椿.......... 椿 椿 椿

椿 ツバキとは 
ツバキ科ツバキ属。   狭義では ヤブツバキ を指すとされます。
椿は日本を代表する花木の一つですが 近縁のものは他のアジアの国々にも存在します。   しかし ヤブツバキを代表として中心的な 存在は日本です。   日本固有の花 といってもいいでしょう。

美しい花を咲かせるので古来から人気があり 万葉集にも
海柘榴 (ツバキと読む)
などという名で出てきます。   柘榴とは帰化植物のザクロのことですが なぜ海柘榴と書いて日本固有種のツバキとされたのかはよく 分かっておらず おそらく何らかの誤解があってのことのようです。

もっとも古代では人気の中心の花木は サクラ ウメ で 椿は地味な人気でしかなかったようです
椿油 など実用的な面で尊重されることのほうが大きかったのでしょうね。

椿が観賞用の花として大きな人気を博すようになったのは江戸期以後のことです。    それからは200種に及ぶ 園芸種が作られ 今日につながっています。

<ヤブツバキ (藪椿)




ヤブツバキは日本の固有種で 様々な園芸種の原種となり 北海道をのぞく日本全土に広く自生しています。
なお東日本の寒冷地では ユキツバキ というヤブツバキの豪雪地帯適応種となります。    赤い色がほとんどですが 少数ながら白い花もあります。
葉は照葉樹の代表とされ きらきら光って美しいですね。

お気ずきの方は多いでしょうが・・・。
大ぶりでとても美しい花を数多く咲かせるですが いずれも濃く茂った葉の陰に隠れるように咲く様子が 他の花木とは大きく違っています。  ヤブツバキ の花はあまり目立ちたくないのでしょうか。
花言葉でも 「謙遜」 「控えめな愛」 とされているようです。



西洋ツバキ
初めてヨーロッパに伝わったのは ツバキの近縁種の種がフィリッピンから持ち込まれ 英名の camellia もその時 に名ずけられたそうです。

しかしつばきが本格的にヨーロッパに伝わったのは 19世紀に日本からのヤブツバキです。
そして様々な 優雅で華麗で豪華な花 に改良されました。    このことは日本では わび さび の感性で改良されて きたのと対象をなしているとされます。 

椿とさざんか(山茶花)の違い
サザンカは晩秋に咲き ツバキは初春に咲くので 見まがうことはありませんね。  他に違いをあげれば

(1) 椿は花びらが基部でつながっているので花が丸ごと散ります。
    サザンカは花びらが個々に散ります。
(2) 椿は雄しべの花糸がくっついて束になっています。
    サザンカはくっつかず拡がっています。
(3) つばきの花は完全には平開しません。
    サザンカは完全に平開します。
(4) つばきの葉には毛が生えませんが サザンカには生えます。
    またツバキの葉の周囲にほとんど目立たないぎざぎざがつきますが 
    サザンカの葉の周囲にはかなり目立ったぎざぎざがつきます。

     といったところです。
もうひとつあげれば サザンカは外国ではほとんど育たなかったため 日本でしか見られない ということです。

寒椿
ツバキとサザンカとかけ合わせたものですがサザンカの特色を色濃くおび 椿という名がつくものの サザンカに分類されているようです。   冬に雪をかぶりながら でも大きく咲く稀有の花ですね。   厳冬のさなかに咲く唯一の花木です。






<椿の育て方> <栽培のヒント>
一般的には つばきは逞しい花木なので育て方は容易です。
園芸業者などは 色々と難しいことを並べ立てますがあまり気にとめる必要はありません。
草花と違い 花木はあまりケアが過ぎないように育てたいものです。
日本の国土では植えっぱなしで十分で 肥料もあまり与える必要はありません。   気になるなら春先に周囲に油粕を埋めます。 
ただ 酸性土が適しますので コンクリートの近くではアルカリ性が強いため 鹿沼土 赤玉土を多く入れて酸性化すればよく育ちます。

ただし 鉢植え の場合はかなりケアが必要です。
   2−3年に一度の土壌の入れ替え
   秋または早春の油粕などの肥料の補給
   適度の水やり
等が欠かせません。

<ツバキの害虫>
チャドクガ という始末の悪い害虫がつく場合がたまにあります。   スミチオンという薬剤が園芸店で売られています。   家庭にあるゴキブリ駆除用の殺虫剤でもかまいません。 
ただ チャドクガがつくのはほとんどの場合 サザンカです。    ツバキにはチャドクガを含めた他の害虫もごく稀にしかつきませんのであまり気にする必要はありません。


ヤブツバキ 園芸種を問わず ツバキはどんな下手な育て方をしても 失敗することのない花木です。   春先には必ず美しい花を 返してくれます。

ついでながら椿は花ごと散るので 首が落ちる とされて昔の武士階級に嫌われたなどという説がありますが  全くの根拠のない誤った 俗説です。
むしろ武士にはとても愛好された花なのです。    有名な宮本武蔵は素晴らしい椿の花の絵を残して いるほどです。
むしろ 同じく花ごと落ちるサツキ や花びらが全部落ちるサクラ 等と並んで  見苦しい枯れ花をいっさい残さず  美しいままに 散ってゆくさまが  ”潔い”  として賞賛されたのではないでしょうか。

< 椿油 >
資生堂さんが TSUBAKI という商品名でヘアケアを出されており 髪を保護し美しく艶をだすものとして有名になってきましたね。 
髪だけではなくスキンケア用としてもとてもすぐれているのです。    ボディイケアにも非常に有効です。
その他では木工製品 鉄製品の艶出しにも使われます。

それだけではなく  ”高級食用油”  でもあるのです。
酸化されにくいオレイン酸を多く含み非常に健康にも良いのです。    食用油とする場合は高価なもの なので 椿油で揚げた天ぷらは ”最高のぜいたく” とされるのです。    椿油で揚げたてんぷらをいちど食べてみたい ものですね。

<お茶の花>
ケイコ ケイコ
つでながら <お茶の木> はツバキ科ツバキ属なのでごく近縁に当たります。   お茶の産地の方はご存知ですが お茶の木の花は ミニ椿 といいたい ような小ぶりな可愛い花を咲かせるのです。   そのイラストを添えました。
このお茶の木とヤブツバキを掛け合わせて作られた品種もあるそうです。 

<椿の葉>
互生します。



様々な木に咲く花のイラストを集めたページがあります。
→  イラスト さざんか 

→ イラスト集 花 花木


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