TSugouの旅日記

賀老の滝を目指す


目指した滝は遠かった

賀老の滝を目指して

今回のゴールデンウィークは現場の忙しさも手伝って休みが3日しか取れなかった
三陸の北山崎、鵜の巣断崖も考えたがやはり北海道だ
去年利尻岳に登った帰りに、行こうと思って行けなかった北海道で一番大きな滝
島牧村の賀老の滝に行って見る事にした
3日の朝6時に出発、いつものようにR285を北上
鷹巣町の手前北欧の森公園の辺りの桜のトンネルが綺麗で甘い匂いがいっぱいだ
大館バイパス入り口まで一時間、碇ヶ関では久しぶりに走るSLを待つカメラマン
たちでいっぱいだ
高速に乗って一路青森へ、黒磯の辺りで4500rpm位にペースを上げてみる
小さいけれど十分なカウルの効果で100マイル超でもokですね
8時10分、フェリーターミナル着、余裕の一時間前着だ
フェリーの中では旅好きの若い人が色々話してくれた
一緒のお婆ちゃんは実家の山形から今回始めてフェリーに乗ったそうだ
到着早々島牧Yhに連絡を入れたらさすがに人気のYhでいっぱい
ニセコアンヌプリYhにようやくベッドひとつの空きを見つけたので
まずは安心
R5を北上、反対車線がものすごい込みようで北海道でないみたい
お昼は長万部でゆでたての毛蟹・・うーん美味い
腹ごしらえしてからニセコ方面へ向かう、ガソリンが無いな
黒松内で市内へ入ってGSを探す、駅前で遊んでいた家族にGSの場所を聞いて
やっとルドルフ君も満腹にしてあげた
ニセコアンヌプリを筆頭にまだ真っ白な山々が連なっている
まさに北海道らしい景色だ
ニセコアンヌプリのゲレンデが見えるすぐ下にYhを見つけた
相部屋の彼は私以外のもう一台のバイクCBR1100で名古屋から来た40歳
あとは大阪から8連泊でスキーの4人組や他の家族連れでユースは満員だ
夜8人乗りのワゴン車に15人が乗り込んで近くの温泉に行くことに
スキーの4人組と私は近くのニセコグランドホテルに降ろしてもう
昭和天皇が入ったという大きな露天風呂が有るというのでどれどれ入ってみよう
でかいこんな露天見たこと無い、外人さんはいるし何と若い女の子も一杯
しかしまーなんともバスタオルを体に巻いて岩の上に寝ている子まで居る
星空と川のせせらぎ、最高の気分ですな
夜遅く函館から着いた二人組みが部屋に合流、夜景を見てから電車で来たそうだ
晩飯も美味かったし大阪から来たスキーヤーの話も面白かったし
今日は最高だ、寝る。
4日朝、晴れ
朝、早起きしたら霧で何も見えない、山特有の晴天前の深い霧かな、一休みしたら
見事に青空だ、今日も良い天気だ、楽しい旅になりそう。
ニセコアンヌプリをバックにルドルフ君の写真をとって、雪解け水でカウルやライト周りを拭いてあげる、声はしないが気持ちよさそうだ
朝は焼きたての分厚いトーストと美味しいオムレツ
一番で出たのはCBR、続いて私のルドルフ、皆が手を振ってくれたやはり良い音だね
黒松内まで戻って山越えR9ではなく県道?523を走る
黒松内岳や島牧の名も無い峰が白く輝いている、道の選択は大正解
まるで樹海ラインの北海道版です、車も少なく眺めは最高
ただ頂上付近でスノーシェルターがあるのがらしいと言えばらしいですな
いずれにせよルドルフ君絶好調です
山を駆け下りたらR229そして日本海だ懐かしい、残念だが霧が深い
島牧から千早川に沿って賀老の滝を目指すマップルの大きい地図には載っていない道ながら、舗装はしっかりしている、農作業にかかる人々が気持ちよさそう
千早川温泉の所で、何と通行止め除雪して無いそうだ
せっかく来たからちょいと無理してさらに奥へ雪のところでストップしてリュックを取り出していると、トラックやジープでスノーモービルを持ってきた若者たちが居た
賀老の滝はまだ雪で断崖になっている道は下れないそうだ
せっかく来たので登山靴に履き替えて雪道を歩く事にした
聞こえるのは鳥の声、川のせせらぎ、そして雪を踏む音、開発されていない原野だけに
まさに自然だ、生き返るような気分だ
歩きすぎて腹が減った
まるで森吉山麓を走るような道を帰っていくと、あまりに調子良くてステップがガリガリ
言ってる、気をつけようまだ新しいのに
瀬棚の三本杉岩を見てから北桧山町で美味しそうな看板に吊られてラーメン屋さんに入る
味噌ラーメンでコクがあって美味かった
滝が見れなかったので早めに函館に行って夜景でも見ようかな
と言うことで
いつも泊まる大沼ではなく函館Yhに泊まることにした
ここだと歩いてロープウェイに行けるから便利だ
でもユースホステル本来のアットホームな感じが少ないので寂しい感じだ
函館山は込んでいた、外国の人も結構居るな
こんな条件のいい日はめったに無いだろう。
オレンジ色に染まってゆく津軽海峡と松前半島
ハリスト教会や緑の島が夕暮れに吸い込まれて行く
そして少しずつ薄紫の背景の中にきらきら光る景色がまるでキャンパスに
絵が描き上がって行くように見えてくる。
目の前で名作が出来ていく眺めは最高の気分ですね
余韻を楽しみながら今夜は晩飯が美味いだろう。(YHの近くで寿司を食べました)


5日  曇り

いまいち、すっきりしない天気
近くの立待岬に行ってみると、札幌ナンバーのハーレーが数台走って来ていた
タンデムで楽しそうな若者たちでとってもいい感じです
若い人がハーレーに乗るのが違和感の無い時代なんですね。(おじさんくさいね)
朝市に行って飯は豪華に、おみやげも送って、倉庫街をぶらり
駐車場のおじさんが親切に目の前にルドルフ君を停めさせてくれて
安心して散策して来ました、レンガ倉庫と運河、小樽とは違った明るい感じの
函館の町、どこか懐かしい感じです。
今回は早めに帰ろう、フェリー乗り場に行って予約より一便早いのに手続きして
ゆっくりした気分、どうやら明るいうちに家に着きそうだ。
昼過ぎのフェリーに乗って家までひとっ飛び
大きな声でいえませんがヌヤワくらいのスピードで走り家まで2時間10分の
帰り道でした。
やっぱり旅、北海道はいいな、賀老の滝はいつ見れるかな。

後日追加の画廊の滝 写真です
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