海の中まで超綺麗 |
---|
6月1日(金) 今日はいよいよ沖縄への旅、私にとっては日本で最後の未踏の県への上陸です。 朝5時30分に宿舎を出発、3日しか無いので残念ながらルドルフ君は留守番その代わりHD沖縄で 待っているのは同じFXDX楽しみです。 福岡発9時のANAで1時間少々、那覇空港に降りると雨でした、まあ梅雨だししょうがないですね バス時間まで少し時間が有ったので早めの昼食さっそく沖縄そばを食べました あっさりとしたスープとたっぷり煮込まれた豚の三枚肉がとってもうまい一発でファン 那覇市内を見たいので一般の乗合バスでHD沖縄のある宜野湾市へ向う 雨の中でもクレヨンを混ぜ合わせたような鮮やかな色、どこか都会ながら下町を感じさせる那覇 国際通りや那覇の繁華街を抜け普天間基地を見ながら宜野湾市へ R58沿いのバス停すぐ近くがHD沖縄だった、待っていたのは優しそうなスタッフと 鮮やかなイエローのFXDX、スーパートラップのマフラーを装着したカッコいいやつ バッグからパンチンメッシュの革製ジーンズとレーシングブーツ、カッパ、雨天用グローブ ブーツカバーを取り出しさっそく出発準備をしているのを見て ショップの人が、これほど完璧な装備の人は始めて見たとびっくりしていました(普通だよね) 1時過ぎ雨のR58で本当最北端を目指す、北谷町、嘉手納町(巨大な飛行場と軍施設)、恩納村 宜野座村を通り名護市に入りここで一気に東海岸へ抜けるR331から県道70号で東村、 国頭村を走る、曲がりくねった山間の道路やパイナップル畑、赤土が流れてオレンジ色に 染まった海を見ながら珊瑚の入った白っぽい舗装道路を走る。 濡れた珊瑚はやはり滑る、注意を聞いていて良かった、でもついついタンクをビシッと閉めるたびに マフラーに触れるブーツカバーが焦げ付きます 本島最北端の辺戸岬まで宜野湾から150キロ位かな、久しぶりの雨の中道路は貸しきり状態 北部は何も無いと聞いていたけど深い緑やパイナップル畑、007の映画に出てくるようなダイナミックな 海岸線、そしてほとんど車の走っていない珊瑚交じりの道、他に何もいらないでしょう。 辺戸岬は雨の中ですが気温が高いせいかガスはかからず視界は良い方です、絶景ですね。 R58を南下して今日の宿泊地本部半島へ走ります、なぜかこの西海岸は日本海を見ているような 感覚を思い起こさせますね。 さすがに南国ですまだ日の残っているうちに本部半島の先端までたどり着きました 備瀬崎という岬の近くにプライベートビーチを持ったペンション、その名もペンション備瀬崎。 巨大なガジュマルの木と、花子(黒いレトリバー)が出迎えてくれました 走ったルートを話したら、思わずうなっていましたね 主人は私より1つ年下、そのお母さんは薬膳料理で有名な人で9日のNHKの番組に出るそうですよ ペンションの中も人間国宝の先生が若い頃作った多くの琉球ガラスの置物やイタリア風の白い塗り壁など良い雰囲気でしたよ、夕飯はペンションの家族と一緒 いっぱいの海の幸の他に美味しいソーミンチャンプルなどなどお客さんが少ない分 豪華だったな、オリオンビールを1本飲んだあと泡盛、主人の特別サービスで古酒も いただきました、東京に居たころの話や家族の話で盛り上がりました あー幸せ。(驚いたことに米は あきたこまち でした) 6月2日(土) 穏やかな波の音と鳥の声で目が覚めました、昨日と違い雲の合間に青空がのぞいている。 ペンションの子供たちは学校に出かけて、お母さん自慢の薬膳料理がテーブルを飾っています、 薬のイメージは薄くどれもおいしそう、朝からいっぱい食べてしまった。 濡れたカッパをしまい、メッシュのジャケットと革のジーンズ今日は南部を走るぞ。 エキスポビーチは国の管理のせいか面倒でダメ、かえって近くの備瀬崎が同じ眺めで良い雰囲気です 沖に見える伊江島がなんとなく礼文島にも似ている感じ。 近くにある世界遺産の一つ今帰仁城跡(ナキジングスクあと)へ向かう、門で猫好きのおばさんと話し 上で壮大な城跡と深いジャングルのような渓谷と沖の青い海を同時に楽しんで、おばあ2人と アイスクリンを食べながら沖縄の話を色々と聞かせてもらいました、私も田舎者せいか話が合います。 本部半島の山の中を走り抜けてから恩納村を南下、東シナ海を見ながら走り万座毛を目指す。 万座毛の不思議なほどの眺めに圧倒されました、向かいに見える万座ビーチも良いのですが、やはり 私は本物の自然に惹かれます 「万人が惹かれ座り込むほどの野原」というような意味だそうですが、本当ですね。 背中に背負ったHOG秋田のTシャツのせいかお土産売り場の兄ちゃんやおばあ達から盛んに声を 掛けられました、嬉しいですね。 ここら辺はサミットのとき秋田の警官が警備に当たったそうです、ラッキーでしたね。 更に海岸を楽しむことにして読谷村の残波岬を目指します、気持ちの良い海岸道路で風が抜けて 行きます、残波岬も万座毛に負けず劣らずダイナミックです、看板に「落雷や高波で死者有り」 なるほど、すごいな。 旅の途中ですが、宜野湾のHD沖縄で一休み、昨日 東村、国頭村を通り辺戸岬まで行った話を したら目を丸くしていました、沖縄では雨の日は走らないそうです。 そういえばすれ違ったのはパトカー2台と郵便配達のカブと宅急便のトラックだけだったな。 ここで観光情報をGET、首里城は日曜ではなく今日中に見ていた方が良いと聞いて急きょ 南部海岸ではなく那覇に入って首里城へ向かう、那覇市内は車が多いですね。 同じ世界遺産でも今帰仁城とは全然違う、復元されたものであちこち触ることも出来ない、つまらん やはり最近の復元されたものより遠い過去から生き続ける到底人力の及ばない大自然がいいな。 (駐車場はレンタカー、バス、タクシー専用私は入り口の横に勝手に止めた) と言うことで、早めに切り上げ3時過ぎだけど予定外の南部1週に出発、南風原町、大里村、 与那原町、佐敷町、知念村、と走り抜ける。 特に知念村から玉城村から見える海の綺麗なこと、青い空を移したエメラルドグリーンの海 ・・・・・・最高、言葉も出ないくらいで書き表せません。 具志頭村から糸満市、ここで平和記念公園をしばらく散策(見学)マンゴジュースを飲んで元気回復 しかし30万人近い戦没者の慰霊碑を見て唖然としました、多くの犠牲者の上に今の幸せな生活が あるのでしょうね、しみじみと平和とは何かを考えさせられる貴重な時間でした。 日が沈むのが遅いのでついつい遅くなりましたが夕日を見ながら那覇のYHへ向かう。 泊埠頭の近くにあるYHは高校生がいっぱいで私たちおじさん連中は隅っこの部屋です。 隣のベッドはアメリカ人さすが沖縄、今日の夕食は近くの居酒屋で泡盛を飲みながら沖縄らしい メニューを並べてもらった、癖になったトビウヲの唐揚も・ムムやはり大きい。 6月3日(日) 今日も晴れ、しかも快晴で青空、予定外に南部1週を終えたのでYHのおかみさんに穴場を聞くと 座間味か渡嘉敷島は違う海が見られると聞いたので、近くの泊埠頭で早速チェック、日帰り出来る のですが、帰りの時間までぎりぎりなので諦めました、そこで昨日見た知念村のエメラルド色の海を 思い出し、豊見城村の方から逆周りで知念村へ向かいました、途中ひめゆりの塔に献花しました。 知念海洋レジャーセンターに到着、目的は久しぶりのスキューバダイビングを楽しむこと こんなところで10年以上前にとったダイビングのライセンスが生きるとはね。 講習無しでFANダイビングが出来るのです、機材をレンタルしてインストラクターと一緒に沖の無人島 コマカ島へ出発・・・うーん綺麗だ、海の中に居るのにズート島の海岸まで見えるんですよ。 周りにはスズメダイや珊瑚、もう別世界です。 無人島に上陸してしばらくダイバーたちと話をしましたがこの人たちもバイク好き、盛り上がりました。 ほんとうに戻ってシャワーを浴びペコペコのお腹にオリオンビールとゴーヤチャンプルを注入する。 ウェットスーツを脱いで話していたわずかの間に赤く日焼け、夜が怖いな。 宜野湾のHD沖縄に着くと偶然にも沖縄チャプターの会長さんが来て、HPや北東北の交流を話したら とってもうらやしがって聞いてくれました(皆さんのおかげですはい) はやくHPを立ち上げようと、なにやら決心した様子でした。 3日間(走ったのは丸二日)付き合った黄色いFXDXも今日でお別れ、スーパートラップのマフラーは 確かに音も見た見もカッコいいけどヒートシールドが無いのでブーツカバーをダメにした他 夏用のクシタニネオレーシングブーツも表面を焦がして穴が空きそうでした。 熱でニーグリップが出来ないので、かえってすばやい操作に支障が出ますね。 付けているパーツでは無く、乗り手と本当の意味での装備がスポーツ走行を生むと思います。 走った距離は約500キロ、ショップの人が半ばあきれて「間違いなくダントツの新記録です」 2年で7800キロのモニター車を丸2日でこの8300キロにしたのですからしょうがないかな しかし雪を戴く山々を見ることもフェニックスの見える海岸道路まで続けて走ることが出来る 本土は、やはり良いなあと思いました。 空港でお土産を少々買い込んで一休み、本当に良い旅でした。 例によって夜遅く九州に帰ると雨、本当に晴れ男だな。 今夜も日に焼けた背中が痛い。 ではまた 次の旅日記まで |