TSugouの旅日記

縄   文   杉    


感動の絶景

縄文杉に会いに行く


屋久島への旅     2001年5月 3日

5月3日

朝3時起床、色々準備をして佐賀大和インターへ
ゴルフをキャンセルして急遽屋久島行きに同行するT氏を待つ
前日風邪を引いたそうで病院で無理やり注射を打ったそうで心配です
あっ来ました、いつもの排気音R100RSは元気よさそうですね
4時出発まだ真っ暗な九州道を鹿児島に向けて走ります気温がやや低く寒いですね
連休の初めで車が多い、熊本あたりでアクシデント私の目の前が一瞬赤くなる!!
北熊本、えびので休憩して7時に鹿児島市内に到着
フェリー乗り場が、桜島、垂水、那覇、他にも・・多くて少し迷いました
バイクは予約無しなので早めに出て置いてよかった
屋久島行きのフェリーは老若男女、外国人まで色々な人種で満員でした
空は快晴、昨日までの雨がうそのようです去年見られなかった櫻島も綺麗です
出港してしばらく北に開聞岳南に佐多岬、去年の3月を思い出しますね。
トッピーという高速フェリーも有るけどゆっくり動くこの折田汽船のフェリーがいい
なぜって、イルカが一緒に泳ぐのですそれにトビウオも周りを飛び回るんです
竹島や硫黄島の見えるあたりでイルカが並んで泳ぎだした、本当に感動ものですね
一月に35日雨が降るといわれる屋久島ですが今日明日は晴れです
まさに強運の私、海上の霞に九州最高峰の宮之浦岳が頭を出しています、すごい眺めだ
3時に起きた私ですが感動のシーンの連続で逆に目がさえてしょうがない
宿について、私はさっそくルドルフ君と屋久島一週のツーリングに出発 (T氏は休養)
ほとんど白い破線、信号も無しどこまで行っても青い海と緑の森が見える夢の道です
西海岸は海がめの産卵場所の永田いなか浜やダイビングスポットの珊瑚の浜など見所もいっぱい
雄大な大川の滝の近くは車が特に少ないので野生のサルや鹿がいっぱい
(スピードは控えめが肝心です)
日が落ちるまで時間があるので島のほぼ中央にある屋久杉ランドへ!
海面近くからグーンと雲の上へ駆け上がるこの感じが良いですね
店じまいをしていたお土産屋のおばさんが駆け寄ってきて「これハーレーでしょう、ワーッすごい」
よっぽどハーレーが好きみたいまして秋田ナンバーを見てまたびっくりしていた
確かにハーレーは少ないというか無い
宿は楠川の湯の河温泉旅館、庭に八重桜や赤い蘭などの花がいっぱい
明日は4時に起きて出発だ、波の音を聞きながら屋久島特産の焼酎を飲む、いい夜だ。
宿の主人が縄文杉登山は健康な人でも登山口から往復10時間〜12時間かかるハードなコース
体調が悪い人はあきらめが肝心と言って説得、T氏は登山を断念
(残念だけど私も昔からの夢なので・・気合が入ります、しょうがないでしょう・・)
明日の朝、昼の分のおにぎりを頼んで寝る。


5月4日

今日も3時40分の起床、準備をして、6個のおにぎりを持ち主人の見送りで4時20分出発
途中の屋久杉記念館でパトカーが車の入山規制「単車はいいよ」good(他の人はバスで1時間)
登山道入り口までルドルフだと20分闇の中を走る、サルを轢かないか心配だね
(そうかサルもまだ寝てるよな、安眠妨害ごめんなさい)
当日の部では一番乗り、鹿児島の25歳の若者二人(自転車でキャンプ)と話がはずむ
昨日から私を4回見たそうです!
靴とズボンを替えてから朝飯を食べる、お茶とおにぎりだけど美味い
夜明け前だが少し明るくなったのでリュックを背負って彼らと共に出発。
足には自信があるのですがこの二人めちゃ早い、さすが自転車で屋久島を回るくらいだ。
しかしまあ何と言う壮大な自然、家より大きな岩や巨大な木々の間に綺麗な草花など、
南国で有りながら冬には雪が積もり銀世界になる不思議な自然、まさに感動の連続です。
トロッコ道を離れてからが、物凄いハードな登山道、両手も使い這うように登る箇所もあります
しかしここから見所がいっぱい、翁杉、ウィルソン株、大王杉、夫婦杉等、特にウィルソン株は神秘的
でさえあります。ここで前日からキャンプをし1時間前に出発した人たちに追いついて色々話ができました。
噴出す汗をぬぐいながら、最後の一がんばり!!やったー縄文杉だ!!
あまりの壮大な眺めに、道の険しさや疲れも一気に吹き飛びました。
はっきり言って帰りたくないと思いました、近くにはシカも現れました、
にぎやかだなと思っているのでしょう。
別れを惜しみながら帰途に着きます、でも下りは体力的には少し楽なので小さな花や鳥たちの気配が
感じられます、しばらくしてようやく登ってきた人たちで賑わって来ました。
昔集落や学校があった小杉谷で昼飯うーん美味い、登山口まで降りたらまだ2時、
電話の通じるところで下山の報告、しかしものすごいスピードだったようで登山届を出した
観光センターで係りの人が
「エッ本当ですか」だって、確かにまだ早いので、南の海岸の露天風呂へ向かう
先に行っているT氏からTELが入る。
一走りして着くと、いたいた、加茂青砂のような海岸に温泉。
何とダイバーのおねえさんたちも一緒(もちろん・・・です)、ダイビングの話でひとしきり盛り上がりました。
風呂から上がりドカティの一人も加えて西海岸を走りました(私が先頭)
BMW、ドカティを後ろに昨日走った西海岸道路を快走「気持ちイー」
今日はまた特別良い気分の一日、こんな充実した一日はめったに無いぞ。
宿に帰ったら「えらい早かったね」とご主人、温泉に入って島を回ってきたと言ったらびっくりしてました。
縄文杉登山で往復8時間とはほとんど最短記録に近いそうです、
鹿児島の若者たちはもっと早かったぞ。


5月5日

朝、波の音で目を覚ます、雲が厚く今日は天気が崩れそう、さすがに屋久島だ
早めにフェリー乗り場に行ったつもりでしたが、もうすでに長い列
あれっ先頭はまたしてもあの2人ではないか、向こうも見つけて切符頼んじゃった
近くの白谷雲水峡にルドルフ君と散歩、それから観光センターに行ってお土産さがし
でもルドルフ君のバックは登山靴やらリュックやらでほとんど入りませんでした
昼はトビウヲのから揚げを食べたのですが、このトビウヲが大きいのなんのって
ニシンに羽が生えたみたいで2人で思わず目を合わせてしまいました
味も最高、骨の少ないニシンて所ですか、旭蟹も美味そうでしたが、トビウヲでいっぱいでした。
フェリーを待っている間、鹿児島の自転車野郎2人そして76年製FXに乗っている若者など
にぎやかでした
ポツポツ降り始めた雨から逃げるようにフェリーは宮之浦を出港鹿児島へ向かいます
本当に良かった、つらい登山道は人の気持ちをやさしくします
道を譲り譲られそのつど「ありがとう」「がんばって」旅は良いよね
鹿児島から6時に出たけれど途中の渋滞やらで佐賀に着いたのは夜10時
本当に充実した連休でしたよ。

Top        Home