猫のしつけから、神様のこころを知る
我家に今年の3月にやってきた、真っ白のオス猫のシオンは、まだ1才なので人間の年齢でいうとようやく大人になったところです。シオンは、小さい時に母猫から離されて、ハローアニマルという長野県営の動物愛護センターに1年近く保護されていました。人間でも、もし子供のときに親から離されて、小さな部屋にずっと閉じ込められていたら、肉体的にも精神的にも正常に成長できないように、シオンも今まで我家で飼っている猫とはだいぶ様子が違います。
ハローアニマルの人が、毎日遊んでくれていたようで、人には慣れているのですが、人と猫とは違うということが分からないようです。背中などをなでてやると、手や指を舌でしきりに舐めてきて、愛情表現をするのですが、そのうちに指をかみます。まるで、母猫のおっぱいを欲しがる子猫のようです。そして、しつけがされていなかったために、自分たちがシオンにやってはいけないことを教えようとしているのですが、なかなかうまくいきません。
そこで、どのようにしたらいいのかを神様に祈ったら、2つのみことばが示されました。
一つは、創世記のアダムとエバが善悪を判断する、禁断の実をサタンにそそのかされて食べた所です。
もう一つは、イエス様が言われた、「幼な子のようになりなさい。」というみことばです。
最初のみことばは、神様が最初の人類に善悪について教えようとされたときに、どう考えられたのかを、考えなさいと言われたように感じました。それは禁断の実を食べることを予想されていたと言われています。
二つ目のみことばは、幼な子は、新しいことに抵抗がなく、すなおに受け入れることができることを言われています。
人が猫をしつけるように、神様も人を導こうとされていることが感じられます。言うことを理解しなくて、自分の好き勝手に行動する人々を見て、こころを痛めておられるのが分かります。それでも、神様は辛抱強く、怒るのに遅い方なのと、愛にあふれているので救われています。
言われたことにすなおに従うことと、何を相手が求めているのかを理解すること、そしてどんなに愛を持って見守っていてくれるのかを知ることが大切なのが分かります。
「だれでも、このように小さな子供を大切にする者は、実はわたしを大切にしているのです。またわたしを大切にする者は、わたしを遣わされた神を大切にしているのです。わかりましたね。最も謙そんな者が、ほんとうは最も偉大な者となるのです。」ルカの福音書9章48節より。 |
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2009年5月8日
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お知らせ |
- みことばは、聖書にかかれている文章です。このコーナーで使われている聖書は、新改訳です。
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