第49回研究集会に320人が集う

11月14日(木)、嵐山町国立女性教育会館に於いて、第49回埼玉県人権教育研究集会を開催しました。県内外より凡そ320人ほどの関係者が参加し、「差別の現実に学ぶ」実践を深めました。
 記念講演は「部落問題を通して考える見えづらい日常の中の差別」と題して上川多実さん(BURAKU HERITAGE 運営者)が行いました。マジョリティー特権は多くの人にあるにもかかわらず、意識化、認知化されていない。その代表的な例として様々なマイクロアグレッションがある。日常生活にある偏見や差別にもとづく「見下しや侮辱」について具体例をあげて説明し、差別をなくすためには、「思いやり」「心がけ」という言葉ではなく、マジョリティー特権を理解し、社会構造として差別をとらえ理解する必要があると述べられました。
 記念講演後、5つの分科会に分かれ10本の実践報告や講演をもとに研究協議を行いました。詳しくは会員頁で。

2024年11月24日