2024年取組

第49回埼玉県人権教育研究集会

2024年 11月14日 嵐山町 ヌエック(国立女性教育会館) 12時50分開会  開会行事13時 記念講演:講師 上川多実さん(BURAKU HERITAGE 運営者)演題『部落問題を通して考える見えづらい日常の中の差別』 分科会協議 14時30分~16時30分

2024年度冬季研究会 2025 年 1 月 5 日(日) 9:30 ~ 15:30 受付 9:30 開会 9:45 行田市教育文化センター第2学習室 午前は、北埼玉郡市協議会のみなさんに協力していただき「地域の現実に学ぶ」と「全人教大会参加報告」を通して、交流や意見交換をします。午後は、第 49 回研究集会のまとめや第 50 回大会に向け話し合います。

「入門/埼玉の部落史を学ぶ学習講座」2024

9月25日 公開講座第1回 坂戸市文化会館で開催 当日は対面(18人)とオンライン(17人)で35人が参加しました。

始めに「部落差別の現実」として地元西部地域から解放同盟比企郡市協議会の大澤さんから、日々の生活での思いの底に部落問題がいつもあること、特に家族の結婚に際しての切実な思いを伝えてくれました。2番目に「なぜ、地域の部落史をまなぶのか-部落差別は現代の課題」として、現在起きている部落問題について埼人教の石川から報告、さらに3番目に埼玉部落史研究会の吉田さんより「埼玉県の被差別部落の概況を学ぶ」として地域の実態、部落問題を取り巻く歴史的経緯など話していただきました。3人のそれぞれの立場から報告した後、会場で3グループ、オンラインで2グループに分かれ、討議をし、話し合いに出たそれぞれの内容を報告し合いました。
課業日開催の研修であったので、学校現場の教員も多かったと思われます。その分、今起きている部落問題の現実に初めてふれる方も多くいて、認識を深める大事な機会になりました。次回は10月30日(水)皆野会場になります。

10月30日(水)公開講座第2回 皆野町 皆野町文化会館 秩父地域を中心に対面とオンライン含め45名近くの方が参加しました

第2回目は「部落差別の現実に学ぶ」と「戦国時代から江戸時代の埼玉の部落史-身分制度と身分差別、被差別身分の暮らしと差別への抵抗-」/吉田 勉(埼玉部落史研究会)を中心に講座を進めました。<グループ協議後の参加者感想より>
○被差別部落出身の人は「いない」のではなく、「見えないのだ」という内容がとても印象に残りました。また、小中学校時代にどのように同和問題について学び考えるかがとても重要だと分かりました。そのためにも、私自身が理解を深めていきたいと思います。(中学校教員)              

○自分の少年時代を振り返ると部落問題に関するビデオを小学校で視聴した覚えがあります。(賤称語)の言葉を教えていただいた記憶はありますが、深く考えたことや詳しく知ろうと思ったことはありませんでした。ただ漠然と「いけないこと」「悪いこと」など、意味も分からず、認識していたと思います。現代社会では、様々な多様性を尊重する中で、「どうしてこんな状況なのか」「何がしてはならないのか」「これからどうすべきなのか」「自分ごと」としてとらえ、正しい理解と行動力ができるようにしていきたい。(小学校教員)

12月11日(水)公開講座第3回 「さいたま市 岩槻駅東口コミュニティセンター  第3回公開講座に25人が参加

北足立地域を中心に対面・オンライン含め25名の参加者でした。第3回は「部落差別の現実に学ぶ」「解放令と近代部落問題の成立」/吉田 勉(埼玉部落史研究会)、「埼玉県水平社と婦人水平社」/ 松本 勝(埼玉部落史研究会) を中心に講座を進めました。<グループ協議後の参加者感想より>
○(当事者)の実体験を伺い、同世代の人がこのような差別を受けていることに強い衝撃を受けました。知らないことで始まってしまう差別があることを再確認しました。同時にネットの情報を断ち切っていく難しさも感じました。情報プラットホーム削除法に期待します。○解放令によってもたらされたものが真の差別の解消につながらなかったことが非常に残念でした。差別の解消を目的とした解放令でなく、単なる近代化に向けた制作の一つだったのではないかと考えました。そう考えると、当時の政府は差別されてきた人々の存在をどこまで認識していたのか、と疑問に感じました。

2025年1月29日(水)公開講座第4回 「熊谷市 スポーツ文化村(くまぴあ)作品展示室 (定員30名)」感想省略

「入門/埼玉の部落史を学ぶ学習講座」2023
埼人教と埼玉部落史研究会と部落解放同盟埼玉県連合会の三者が共同で、埼玉県内の自治体・教育委員会の人権担当職員、学校教職員を対象に部落問題の理解を目的にした無料のオンライン・対面併用の研修会を実施しています。

日程と内容

第1回 11月11日(土) 14時~16時   鴻巣市市民活動センター  対面参加対象地域 北足立北部南部・埼葛 「部落差別の現実に学ぶ」解放同盟地元支部「なぜ、地域の部落史をまなぶのか-部落差別は現代の課題、昔の話ではない-」/石川享助(埼玉県人権教育研究協議会) 「埼玉県の被差別部落の概況を学ぶ」/吉田 勉(埼玉部落史研究会)

第2回 12月23日(土) 14時~16時 国立女性教育会館(ヌエック) 対面参加対象地域 入間・比企 「部落差別の現実に学ぶ」解放同盟地元支部「戦国時代から江戸時代の埼玉の部落史-身分制度と身分差別、被差別身分の暮らしと差別への抵抗-」/吉田 勉(埼玉部落史研究会)

第3回 1月13日(土) 14時~16時 本庄市児玉文化会館セルディ  対面参加対象地域 児玉・秩父 「部落差別の現実に学ぶ」解放同盟地元支部 「解放令と近代部落問題の成立」吉田 勉(埼玉部落史研究会) 「埼玉県水平社と婦人水平社」 松本 勝(埼玉部落史研究会)

第4回 2月17日(土) 14時~16時 行田市地域交流センター    対面参加対象地域 大里・北埼 「部落差別の現実に学ぶ」解放同盟地元支部 「戦後部落解放運動と行政闘争・特別措置法」/片岡明幸(部落解放同盟埼玉県連合会) 「ポスト特措法の時代」/菊地 聡(部落解放同盟埼玉県連合会)定例学習会