ハンセン病問題意識調査報告書より

ハンセン病問題に係る全国的な意識調査が行われ今年3月に報告書が公表されました。リンクを紹介しますので、何が課題か明確に整理しておくことが必要です。

 

ハンセン病に係る偏見差別の解消のための施策検討会報告書(抜粋)より 人々の行動・意識変容に結び付く取り組みに向けてこの双方向型の授業等を通じて目標とされるのは、

①国の誤った強制隔離政策等によって今に至るハンセン病に係る偏見差別が作出されたこと、
②この偏見差別が今も社会に根強く存在すること、
③この偏見差別について、国などのみならず、国民・市民も加害者であること、
④差別除去義務を履行することによってはじめて、この加害者性から脱却し、人権擁護の担い手に転じ得ること、
⑤身近な問題と結びつけることによって、ハンセン病偏見差別の解消の問題を「他人事」ではなく「自分事」だと体感し、自己と当事者の関係を加害者―被害者ではなく、ともに人権を守り合う関係に転換していくことの重要性の共有

と、伝えています。

2024年07月29日