特急出雲は 夜行列車
ひたすらひたすら カタコト走る
眠る街中 しじまを縫って
汽笛控えめ 黙々と
故郷へ故郷へ 運んでくれる
頑張り家だね 出雲号
特急出雲は ふるさと列車
月遅れお盆 いそいそ帰る
波のまにまに 浮くよに揺れて
線路きしみが 背を叩く
JR模様の 浴衣に着替え
瞼つむれど 眠れない
特急出雲は 寝台列車
上段下段を はしごで繋ぐ
どこのどなたか 知らない方の
いびき身じろぎ 咳払い
お互い様の カーテン向こう
朝もやに立つ 故郷の駅
特急出雲が 鉄橋渡る
昨日の朝には 乗ってきたのに
今は故郷 二階の窓で
まなざし熱く 送っている
カタコトカタコト 海辺の村よ
世話になったね 出雲号
http://www.meimi.jp/hirakei/index.html 様より画像をお借りしました。
故郷の鉄橋を渡る出雲号
2006年3月をもちまして、出雲号は残念ながら廃止
になりました。
子供たちのお産の度に、又子連れの里帰りにと
たびたび利用したものです。
同じ山陰出身の尾崎さんにメロディーをつけて
いただきました。
皆様の利用された列車名に置き換えて口ずさんでみて
くださいね
尾崎正彰氏/歌、曲