空は 宇宙の 緞帳
宇宙の 法則を 染め上げる
朝に 東から のぼる 太陽
今日と いう日の 幕開け
その模様に 津波のようにまかれて
寝床から 這って出る
めぐりゆく刻 回転舞台
人は 生かされている
見えぬ大きな 力で
緞帳の模様 知らぬ間に羽織っている
西の空 茜雲
花降る浄土の 舞台でしょうか?
空は 地上の キャンバス
地上の ものすべて 描ききれる
ビルが そびえたつ 都会 人波
電車 山海 公園
夢よろこび 戦も武器も涙も
ことごとく 受け容れる
ぎらりぎらぎら 生活舞台
人は いじらしいほど
あがき がんばり続ける
キャンバスをふっと 見上げ我に返っている
五月晴れ 渡る雲
風邪引く心など あずけましょうか