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鼻アレルギー(花粉症など)は、くしゃみ、鼻水、鼻閉の3つの症状を生じます。
これまで内服や点鼻薬、レーザー手術など様々な治療法が試みられてきましたが、
どれもアレルギー症状の対症療法で治療効果は短期的でした。
そこで当院では、長期効果の期待できるアレルゲン免疫療法を導入いたしました。
アレルゲン免疫療法は体内にスギやダニのエキスを注入し長期緩解(体質改善)が
期待できる治療法ですが、これまでは病院で行う注射による皮下免疫療法しかあり
ませんでした。しかしながら、近年治療薬を舌下に置くのみですむ舌下免疫療法が
開発されました。当院で行うのはこの舌下免疫療法です。
この治療法は鼻アレルギー、特にスギとダニのアレルギーに対して行われます。
毎週火曜日、午前中を舌下免疫療法施行日としておりますが、それまでに採血などの
必要事項がございます。
下に書かれた説明は当院で用いている舌下免疫療法の説明書類の抜粋です。
ご興味のある方は一度当院までお電話いただくか、外来でご相談ください。 |
<注意>
舌下免疫療法はスギ・ヒノキ花粉症の出現時期である2月から5月は行うことはできません。
当院で用いている舌下免疫療法の説明書
〇舌下免疫療法の目的・適応
鼻アレルギー(花粉症など)は、くしゃみ、鼻水、鼻閉の3つの症状を生じます。この治療法は鼻アレルギー、特にスギとダニのアレルギーに対して行われます。これまで内服や点鼻薬、レーザー手術など様々な治療法が試みられてきましたが、どれもアレルギー症状の対症療法で治療効果は短期的でした。アレルゲン免疫療法は体内にスギやダニのエキスを注入し長期緩解(体質改善)が期待できる治療法ですが、これまでは病院で行う注射による皮下免疫療法しかありませんでした。しかしながら舌下免疫療法は治療薬を舌下に置くのみで簡便なため家庭で行うことができます。
〇舌下免疫療法の治療期間と費用
舌下免疫療法は症状の長期緩解を期待できますが、その反面、治療は長期間になりますWHOでは3〜5年間治療を継続することが推奨されていますが、当院では1年ごとに 治療継続の希望を確認いたします。
舌下免疫療法はアレルギー性鼻炎の保険適用のある治療法ですが、スギあるいはダニのアレルギーが確認されていることが必要条件ですので、事前に採血検査を行わせていただきます。もしも他院ですでに検査が済んでいる場合は、その時の記録をお持ちいただければ血液検査は省略致します。
〇舌下免疫療法を受けられない方
当院では下記のいずれかに当てはまる場合は舌下免疫療法を行いません。
1)スギあるいはダニ以外の治療を目的とする方
2)過去にアレルゲン免疫療法でショックなどの重篤な副作用を起こした方
3)重症の気管支喘息、悪性腫瘍や免疫系の病気、心疾患・肺疾患、高血圧のある方
4)全身性ステロイドホルモン薬や非選択的βブロッカー、三環系抗うつ薬および
モノアミンオキシダーゼ阻害薬を服用している方
5)妊娠中、授乳中の方、12歳未満の小児や65歳以上の高齢者
6)抜歯などの口腔内手術後で十分に口腔内の炎症・傷が治っていない方
〇舌下免疫療法外来にて初回投与を行います
上記の条件を満たし、すでに治療への同意書を得ている方に対し施行いたします。受診までに資料に十分目を通しておいてください。この外来は基本的に予約制です。治療後に気分不快を生じる場合もありますので、治療開始当日は、自家用車や自転車ではなく、徒歩またはタクシーでのご受診をおすすめします。重要な予定はその日は組まないようにし、家族の方がご同伴いただけることが理想です。後述いたしますが、この外来は舌下免疫療法を実際に外来で施行し、副作用の出現がないかどうかを確認するものです。 |
〇舌下免疫療法外来での具体的内容
診察台で口腔内や血圧など全身状態を確認し医学的に問題がないと判断された場合、
1週間分の治療薬を処方いたします。この際に一度お会計を終わらせていただきます。
薬局にて処方を受けたのち当院外来に戻ってきていただきます。医師の監視下で舌下に初日分の投与を行い、約2分間保持したのち飲み込んでください(アシテアは舌下に残った錠剤は完全に溶けてから飲み込みます)。その後5分間はうがいや飲食をせず、さらに30分別室にてご休憩いただきます。30分後、再び診察台で口腔内や全身状態を確認した後、問題がなければご帰宅いただきます。副作用が出現した場合には、その場に応じた保険診療(費用別途)を行います。帰宅後も2時間は激しい運動やアルコール摂取、入浴をさけてください。
2日目以降はそれぞれのご家庭でご使用いただきます。投与方法はご自宅で行う場合も外来と同様です。パンフレットや薬の注意書きに書かれた用法で、量を間違えないように1日1回舌下してください。副作用発現の可能性も考え、何か副作用があったら病院受診がすぐにできる時間帯という意味から、舌下投与は早朝に行うようにして下さい。1週間後、残りの薬剤がある場合はそれをお持ちいただき、当院を再診してください。
〇舌下免疫療法の副作用
軽症例:口腔内や咽喉頭のかゆみや腫れ、耳のかゆみなど
対応→症状が30分以上続いて気になる場合はすぐに当院外来を受診してください。
重症例:アナフィラキシーショック
(動悸、血圧低下、意識低下、呼吸困難、下痢、嘔吐 など)
対応→早急に練馬光が丘病院を御受診ください。当院でのアレルゲン免疫療法による
救急病院として登録されておりますので迅速な対応をしていただけます。
住所:〒179-0072 東京都練馬区光が丘2-11-1
TEL: 03-3979-3611 URL:http://hikarigaoka.jadecom.or.jp/
〇その他
内服ステロイドホルモン薬などを除けば、従来のアレルギー鼻炎治療薬との併用は可能です。抜歯による口腔内の傷や他の疾患でβブロッカーなどの薬剤を使用することになった場合には当療法を中止しなければならない場合もあります。1か月以上投与を中断した場合は初回量から再開となりますので、再度当院外来にご相談ください。中断が短期間であれば前日量から再開してください。
この治療は決して患者様が強制されて受ける治療ではありません。家族の方々と相談して、ゆっくり時間をかけて考えていただいて決めてください。 |
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