北島耳鼻咽喉科医院
           Kitajima ENT Clinic
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スキューバダイビングにおける耳鼻咽喉科トラブル、
めまい・難聴を起こしましたら、北島耳鼻咽喉科にお任せください。



 








アレルギー外来

レーザー治療
舌下免疫療法

ダイビング外来
(要予約)







 


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レーザー治療



レーザー治療装置
アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが3大症状で
とりわけ2月から5月にかけておこるスギ・ヒノキ花粉症は日本人の国民病とも
いえるもので、この季節マスクをはなせない方も多いと思います。
アレルギー性鼻炎というと、くしゃみや鼻水がつらいとおっしゃる方が多いかも
しれませんが、鼻づまりもまたつらい症状のひとつです。
鼻づまりは集中力の低下を起こし学業や仕事に差し支える場合もたびたびです。
また、いびきの原因にもなり睡眠障害を起こす場合もあるでしょう。

スキューバダイビングを行う方にとっては、マスククリアーの手技に支障をきたす
だけでなく、ひどい場合にはサイナスや中耳内の圧外傷を引き起こすことにもなる
危険な症状といえます。
アレルギー性鼻炎薬はとても効果的ですが、鼻づまりに著効する薬剤は数えるほど
しかなく、それらの薬剤も効果に個人差があります。

そこで当院では、薬物治療に効果の乏しいアレルギー性鼻炎の鼻づまりの治療として
レーザー治療装置を導入いたしました。鼻粘膜の一部を焼却し物理的に鼻づまりを
改善させる治療法です。用いるのはCO2レーザー装置痛みはほとんどありません
事前の採血で出血傾向や感染症を確認いたします。

毎週火曜日、午前中をレーザー治療日としておりますが、要相談で他の曜日に行う
場合もあります。

下に書かれた説明は当院で用いているレーザー治療の説明書類の抜粋です。
ご興味のある方は一度当院までお電話いただくか、外来でご相談ください。


<注意>
 レーザー治療はスギ・ヒノキ花粉症の出現時期である2月から5月は行うことはできません
下記の説明にもありますように、レーザー焼灼後は鼻内にかさぶたが付着するため、一時的に鼻づまりが生じるためです。
したがって、この時期に行うとさらに症状が悪化してしまいます。どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

当院で用いているレーザー治療用の説明書

手術の目的・適応
 鼻アレルギー(花粉症など)には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3つの症状がありますが、レーザー手術はおもに鼻づまりに効果のある治療法です。内服や点鼻薬で効果の乏しい方に良い適応となります。ただし、高血圧や抗凝固剤服用中や血液の病気で出血傾向のある方は適応からはずれます。また少量ですが局所麻酔薬を用いるため、麻酔薬へのアレルギーのある方も行えません。

手術の治療期間と費用
 レーザー手術後には一時的に強い鼻づまりを生じるため、症状のひどい側から片方ずつ行い時間を分けて2か月間で両鼻を行います。術後は、鼻づまりの状態にもよりますが1週間ごとに外来にて鼻処置を行います。レーザー治療はアレルギー性鼻炎の保険適用のある治療法です。また出血傾向や血液の病気を確認するために採血検査を行います。

手術の方法
 先んじて局所麻酔薬を浸したガーゼを鼻内に挿入し麻酔をします。10分ほどしてからガーゼを抜き手術開始です。鼻内に内視鏡を挿入し十分麻酔が効いていることを確認して、レーザーにて粘膜を焼却します。局所麻酔は痛みと熱さを麻痺させますが、触られているという感覚はなくなりません。鼻の中には図のような3枚のヒダがありますが、レーザーで焼くのはこのうち下鼻甲介です。5−10分で手術は終了します(片鼻)。焼却の際に煙が出ますので、呼吸は口で吸って鼻ではくようにしてください。止血の確認をして終了です。

手術の必要性
 鼻づまりのひどい状態は集中力を欠きやすく、また夜間の眠りが浅くなりがちです。さらには、気圧や水圧の変化に対する副鼻腔内の圧力の調節が難しいため、飛行機やダイビングなどでひどい副鼻腔炎(蓄のう症)になる場合もあります。

他の治療との比較
 鼻中隔矯正術および下鼻甲介切除術という形成術があります。鼻内の軟骨や粘膜を切り取ってしまうので鼻づまりには非常に効果的ですが、出血や痛みが強く10日前後の入院が必要となるため、仕事や学業で多忙な方には難しい方法です。

手術の危険性・合併症
1)鼻づまりの悪化
術後、かさぶたがついたり代用粘膜が肥厚したりするため、一時的に鼻づまりが悪化します。これは約1週間続きますが、この間無理にかさぶたを取ったり鼻をかんだりは避けてください。これへの対策はアレルギー鼻炎薬の服用や外来治療(鼻洗浄など)を行います。完全に鼻粘膜が安定するには約1か月を要します。
2)鼻出血
約1パーセントの患者様で術後出血がみられます。対策として、手術2日前から5日間、止血剤の服用をしていただきます。
3)鼻づまりの再発
レーザー治療は一生効果が持続するわけでなく、多くは1−2年でふたたびもとの状態に戻ってしまいます。そのため、レーザー治療で効果のあった方は1年ごとに治療を受けていただくことが一般的です。

最後に
 この治療は鼻づまりを改善させるいくつかの治療の1つです。決して患者様が強制されて受ける治療ではありません。家族の方々と相談して、ゆっくり時間をかけて考えていただいて決めてください。


 




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