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記録集

「このミス」2008年版ベスト20

順位
点数
書名
著者
1位
180
2位
179
3位
178
4位
124
5位
123
6位
109
山沢晴雄
7位
104
8位
79
9位
76
10位
71
高城高
10位
71
米澤穂信
12位
68
13位
64
飯野文彦
14位
59
黒川博行
15位
56
16位
54
17位
45
吉田修一
18位
40
19位
37
道尾秀介
19位
37
恩田陸

10位の高城高はランキング時には「X橋付近」というタイトルの短編集でした。
「X橋付近」は荒蝦夷という出版社から直販主体で発売していて、現在では入手困難です。
東京創元社の「凍った太陽」など計3冊の短編集に、「X橋付近」に収められていた作品が全て網羅されています。



私の2008年版ベスト6

1位 悪人
2位 女王国の城
3位 インシテミル
4位 首無の如き祟るもの
5位 赤朽葉家の伝説
6位 密室殺人ゲーム王手飛車取り

2008年の収穫は吉田修一ですね。恥ずかしながら、この「悪人」で、その名前を知りました。現実にありそうな話で、登場人物は決して褒められない行動ばかりとっているに、最後は泣かされてしまいました。あまりにも気に入ったので、他の作品も次々に読破してしまいました。
待たされすぎた「女王国の城」。ようやく江神二郎に逢えました。でも待ったかいのある作品でした。
「インシテミル」はとても面白くて、一気読みしてしまいました。米澤穂信は、こういうのも書けるんですね。
三津田信三も、この「首無の如き祟るもの」が初体験でした。濃いですね。でも、やみつきになりそうです。