Northern White

北の絵日記

タンチョウ、キタキツネ、一面の雪原、「SL冬の湿原号」…。
北海道の旅日記はこちらにまとめることにしました。


鶴の国から 2024 

2024.2.4~12 釧網線・阿寒町・鶴居村


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 2月4日(日) 晴れのち曇り  
昨夜は最終便で釧路に入りました。ホテルに入ったのは20:00過ぎ。
さすがに町に出てゆっくり夕食を摂るにはちょっと遅い時間。すぐ隣にあるラーメン屋さんで軽く済ませてシャワーを浴び、早目に就寝。
そして朝。
7:00に起床。今日は釧路町のgoing-kyoさんと一緒に撮影の予定。合流は釧路川橋梁のたもとで10:00過ぎという約束なので時間はたっぷりあります。
朝シャワーを浴びてからの朝食。宿泊していた他のお客はもう大半が出かけたようで、私が階下フロアで朝食を摂ろうとした8:00過ぎには空いていました。
9:00過ぎ。おもむろに準備をして小さなカメラバッグだけを持ってホテルを出ました。重装備を入れたメインのバッグは部屋に置いたまま。今回この釧路の宿には3泊しますからね…。
釧路川橋梁まではここから歩いても20分ほどで行きます。釧路川沿いに朝の散歩を兼ねて…。
幣舞橋たもとには、観光客が。聞こえてくるのは中国語。と言ってもあまり大きな声ではない。台湾の人ですね。

気温-14℃。無風。

川を見れば、上流から次々と氷が流れてくるのがわかります。

途中にある橋の上から。

冬の釧路川では当たり前の光景ですが、最近は温暖化のせいか以前に比べて氷が流れてくるような寒気の日は少なくなりました。
橋梁のたもとまで来ました。

ここでgoing-kyoさんと合流。
私はこの季節、こちらに来るといつも鶴居村に入る前に必ず釧路で数泊します。それは冬の道東の寒さに体を順応させるためでもあります。関東と道東…冬の気温差は大きい。いきなり鶴居村に入ってその翌朝に-20℃を下回ることがある早朝撮影に入るのは無謀。山に登る時の高山病対策と同じで徐々に寒さに体を慣らしてからにしないと体を壊します。このことは意外におろそかにしている人が多い。釧路に比べて鶴居には朝の気温は5~6℃違いますからね。
その「体慣らし」の数日を使ってSL撮影などをしているわけで。(^^;
going-kyoさん曰く、今年は雪が降るのが遅かったとのこと。1月中旬までは肌色一色の景色だったそうです。先週あたりにまとまった雪が降ってこの景色になったそうな。
11:00過ぎ。SL「冬の湿原号」9380レが通過。

この橋梁は北風の通り道なので煙がこちら側に倒されることが多いのですが、今日は無風。きれいに煙がなびいてくれました。
going-kyoさんの車に同乗させていただいてSL列車を追いかけます。
シラルトロ湖畔の冷泉橋で。

凍結した湖上にはフロストフラワーが。ただこの構図だと汽車が背後の林に同化してしまいますね。もうちょっと白い煙が出てくれればよかったんですが…。
湖畔のレストランで昼食。

このお店にはもう二十数年通っていますが、たたずまいは変わりません。

カツカレーを注文しました♪

午後はコッタロ湿原の展望台に登って、そこから帰りのSLを俯瞰撮影することに。
展望台の上から見たコッタロ湿原。

ひょっとしたらタンチョウが…と思ったんですがいませんでした。(^^;
さすがにこの時期は里に行っちゃってますよね。これだけ凍ってしまって開氷面が狭いとここでは餌が獲れません。
丘の上で汽車が来るのを待ちます。
が…予定の通過時刻を過ぎてもSLは来ません。遅れてるのかな…と思ったんですが10分・20分経ってもやってこない。
そのうち、本来ならこの先の塘路駅で交換するはずの気動車が先にやってきてしまいました。(^^;

「こりゃ、何かあったな」
おそらくSLに何らかの支障があったんだろうと…これ以上待っても時間が読めないので撮影は諦め、下山することに。

「残念だったね」とエゾシカに慰められたりして。(^^;
この後、エゾフクロウを撮ったりしながら…

ゆっくりと釧路に戻りました。
going-kyoさん、エスコートありがとうございました。
夜は泉屋本店で白ワインとスパカツを。(^^;

さて、明日はどうしようかな?
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