Northern White ~北の絵日記~
今朝は雪裡川を見下ろす丘に登ってみた。
今日も音羽橋の上は盛況な様子。
ところがこちらの丘の上は静かなもの。私の他には一人しかいない。
そんな静寂を破って、右手から「コツコツコツコツ…」とドラムを叩くような音が。
クマゲラが来てました。
ここは丘の上なので日の出の光が届くのが橋よりもかなり早い。
光が次第に両岸の霧氷の色を浮き立たせていくのを見計らって雪裡川を見下ろせば…。
橋より上流のこちら側の蛇行のところに数羽のタンチョウ。
右岸の雪の積もった砂州の上に二羽、左岸側に岸の枝に隠れるようにして一羽。
奥の二羽は番でしょう。手前の一羽、どうも相方の姿が見えないので独身鳥のよう。成鳥か亜成鳥かはここからはわかりません。
やがて番の方は川の中をゆっくりと下流の方に歩いていき、
蛇行のかげに消えました。
独身鳥もその後を追うようにゆっくりと下流へ…。
絵的には下の写真のように引いてしまうより、上の写真くらいの画角がいいですね。
タンチョウは豆粒だけど、朝日を受けてピンク色に染まる霧氷の林を見下ろすここの風景、私は大好きです。
ちなみに上は600㎜、下は800㎜です。
改めてはるか下流、橋の向こうを見れば…見えるのは50~60羽。
全体では300羽くらいいるはずですが、最近は流れ込む土砂の堆積の影響で塒全体がさらに下流に行ってしまっているようで、この蛇行のさらに下流に140~150羽がいるようです。
朝9時過ぎ、サンクへ。
午前中は快晴でした。
孤高なマナちゃん…、
と思ってたら、あれ?相棒いるの?(^^;
でも相変わらず若い相手には強気。幼鳥相手にあまりムキにならないように。(^^;
この日の昼はTAITOに戻らず、ずっとサンクに張り付いてました。
撮影者も少なかったですね。観光客もあまり来なかった。
夕方になって曇ってきました。
タンチョウたちも帰り支度。
真ん中の幼鳥二羽は兄弟かな。
面白いもので、朝飛んでくる時には家族単位で来るんですが、夕方の塒帰りは家族に若鳥がくっついたり、二家族が一緒に飛んだり、あるいは団体さんで飛んだりします。
「就塒前集合」という言葉がありますが、鳥類の多くに見られる行動様式だそうです。
今日の塒帰りはちょっと早目でしたね。