Northern White ~北の絵日記~

 
 2月5日(月) 晴れ 
 
昨夜going-kyoさんから入ったメールによると、やはり昨日SLは故障したらしい。(^^;
なんでも私たちがシラルトロで撮影した直後、水が欠乏して茅沼で発車できずに長時間停車。そのあとなんとか標茶にたどり着いたものの1時間半遅れて帰路に就いたそうな。
走り装置に支障があるようで、重症ではないものの念のために今日以降はDLの補機が着く可能性が大とのこと。
さて、じゃあ今日はどうする?
赤ブタ(DL)が着くんじゃあまり撮りたいとは思わないし。昨日そこそこの絵を撮ってるからSLはもういいかな、と。(^^;
ということで…今日もゆっくりお寝坊。SL撮るつもりなら釧路駅発8:57発の列車に乗らないといけないんですが…。

今はもう10:00近い。(^^;
釧路駅はスルーしてバスターミナルへ。

阿寒湖温泉行のバスに乗ります久々に阿寒の給餌場に行ってみようかと。
釧路駅前10:10発の阿寒バスで1時間ちょっと。
「丹頂の里」に着いたのは11:22。
道東にはタンチョウの給餌場は各所にありますが、規模の大きいものは三カ所。うち二カ所はおなじみの鶴居村にある伊藤サンクチュアリと鶴見台で、残りの一ヶ所が阿寒町にある国際ツルセンター(別称「グルス」)。バス停名が示す「丹頂の里」として知られていますね。
三大給餌場の中で規模は最も大きく、タンチョウの生態や行動などを専門の研究員が研究しタンチョウの保護に役立てている国内で唯一の施設であるとともに日本での人工給餌発祥の地でもあります。すぐ近くの舌辛川をねぐらとする200羽ほどのタンチョウが毎日飛来し、それらへの給餌も行っていて鶴居村の二大給餌場と同じように冬期間のタンチョウの観察ができる場所です。

館内にはタンチョウの生態を紹介した展示コーナーや映像コーナーがあり、初めて来る人にもわかりやすく解説されています。

そして、その分館に当たるのが「観察センター」で、ここでは鶴居の給餌場と同じようにタンチョウの観察や撮影を行うことができます。
入場料は本館・分館共通で480円。一度入場料を払えば出入り自由です。

夕方16:00過ぎのバスまで時間はたっぷりあります。
撮影前にまず腹ごしらえ。この分館内にはちょっとした喫茶スペースがあって、カップラーメンなども売っています。
タンチョウは以前はこの分館前の広い給餌場に多かったのですが、最近は本館裏に新たに観察スペースが設けられていて、そちらにいるタンチョウの方が多くなりましたね。
でもかなり広いのでゆっくり撮影できます。

鶴居とはまた違った背景の下で撮影できます。

大きく違うのは給餌場内に「水場」が設けられていること。自然、そこにはタンチョウたちが集まります。

撮影スペースはかなり広いのでゆっくりと歩きながらさまざまな角度から観察できるのが鶴居との違い。

ここの特徴は給餌場が奥に行くにしたがってやや低くなっている場所があること。鶴居のサンクチュアリとは逆なので撮影の感覚が違いますね。
多少風はありますが、まずまずの撮影日和。月曜日ということもあってか撮影者はまばらでした。外国人観光客が入れ替わり立ち替わり来ましたね。

給餌の時間は13:00。
昔はウグイなどの活魚を餌として与えていて、それを狙って飛んでくるオジロワシやオオワシなどとの餌の争奪戦が見ものだったんですが、鳥インフルエンザがやかましくなってからというもの、活魚の給餌は取りやめになり、今は鶴居と同じようにトウモロコシによる給餌になっています。

食うだけ食って早々とねぐらに戻る連中もいます。

おやおや、キタキツネが入ってきました。(^^;

どうもタンチョウたちは顔見知りのようで、別段警戒もしません。
並んで歩いて。いったい何を話しているのやら。

「今日は来てるニンゲン少ないね~」
「そこそこ来てくれないとオレらのエサ代に響くんだよな~」
2月。午後2時を過ぎるとかなり日が傾いてきます。給餌場をあとにするタンチョウも増えてきますね。ねぐらである舌辛川は目と鼻の先ですが。

しだいに給餌場に残る番は少なくなって…。

「帰ろうか」
「帰りましょ」

影がしたい寄り、タンチョウたちの数が数えるほどに減ったところで時計を見ると16:00過ぎ。もうすぐ釧路に戻るバスの時間。
カメラをしまってバス停へ。
昨日はスパカツ…今日はラーメンでも食べに行くかな。(^^;

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