テクトケイ酸塩
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(ケイ素):(酸素)= 1:2であるケイ酸塩を「テクトケイ酸塩」と言い、 四面体が連なった3次元的な網目構造をしています。 地殻の75%は、テクトケイ酸塩鉱物です。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 (01)石英・・・二酸化ケイ素の結晶です。 特に、無色透明なものは「水晶」と呼ばれています。 (02)オパール・・・二酸化ケイ素が、水分を含んだ状態で、低温でゆっくり固まってできた非晶体です。 (03)アルミノケイ酸塩・・・ケイ酸塩中にあるケイ素原子の一部が、アルミニウム原子に置き換わったもの。 (04)長石・・・アルカリ金属、および、アルカリ土類金属のアルミノケイ酸塩が主成分です。 (05)カリ長石・・・カリウムに富む長石です。 化学式は KAlSi3O8。 (06)サニディン・・・カリ長石のうち、一部のカリウム原子がナトリウム原子に置き換わったものです。 (07)アノーソクレース・・・サニディンの中でも、ナトリウム原子の割合が高いものです。 (08)曹長石・・・ナトリウムに富む長石です。 化学式は NaAlSi3O8。 (09)灰長石・・・カルシウムに富む長石です。 化学式は CaAl2Si2O8。 (10)準長石・・・長石に似ていますが、長石に比べて二酸化ケイ素が少ないです。 (11)葉長石・・・リチウムを含んだ準長石です。 (12)青金石・・・「ラピスラズリ」とも言います。 これも準長石です。 (13)沸石・・・準長石の仲間。 ギリシャ語で“沸騰する石”を意味する「ゼオライト」とも呼ばれています。 これは、成分に含まれる水とアルミノケイ酸塩骨格の結びつきが弱いため、 加熱すると、容易に水を脱離して沸騰しているように見えるからです。 ケイ素原子がアルミニウム原子に置き換わった分だけ、負の価数が増え、 それだけ、多価の陽イオンが存在できるようになります。 ケイ素原子とアルミニウム原子の個数比を「 Si/Al 比」と言い、 天然ゼオライトは、この値が3未満です。 この値が3以上のものは「ハイシリカゼオライト」という合成ゼオライトであり、 高耐熱性・疎水性があるので、触媒や脱臭剤として用いられています。 「地面より下」に戻る |
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