エジプシャンブルー

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プリンターのインクや学校で図工の時間に用いる絵具には、顔料が用いられています。

「顔料」って何なのでしょうか?



学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。

「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。

自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。

カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。



【青色】


(※)事前に、「古代エジプト(新王国)」について学んでおくと良いです。 → こちら

(01)
青色・・・エジプトでは、生命の誕生から死までを象徴する色として、特別視されていました。

(02)
ウルトラマリンブルー・・・当時、最も良い青色として人気がありました。

(03)
ラピスラズリ・・・ウルトラマリンブルーの原料となる鉱物です。 アフガニスタン付近に偏在。

(04)
海運・・・“海を越えてきた青”が「ウルトラマリンブルー」。 手に入りにくかったです。

(05)
黄金のマスク(高2)・・・大量の金の他、ラピスラズリも使用されています。



【銅鉱物への関心】


(06)
メソポタミア文明(中2)・・・紀元前5000年頃の遺跡から、トルコ石のビーズが発見されている。

(07)
トルコ石 CuAl6(PO4)4(OH)8・4H2O・・・銅の二次鉱物。 古代から宝石として扱われています。

(08)
孔雀石 Cu(OH)2・CuCO3・・・銅の二次鉱物。 「マカライト」とも呼ばれています。

(09)
岩緑青・・・孔雀石から得られる天然の緑色顔料です。

(10)
藍銅鉱 Cu(OH)2・2CuCO3・・・銅の二次鉱物。 「アズライト」とも呼ばれています。

(11)
岩群青・・・藍銅鉱から得られる天然の青色顔料です。

(12)
黄銅鉱 CuFeS2・・・銅の一次鉱物。 これからトルコ石、孔雀石、藍銅鉱に変成したかも知れない。

(13)
川底の金色粒・・・ほとんどが、砂金ではなく、黄銅鉱です。

(14)
シナイ半島・・・エジプトの東側に隣接する半島。 したがって、メソポタミアとエジプトの間です。

(15)
紀元前3800年頃・・・古代エジプト人によりシナイ半島で銅鉱石が採掘されていた記録があります。



【史上初の人工顔料】


(16)
エジプシャンブルー・・・ウルトラマリンブルーの代用品です。

(17)
原材料・・・孔雀石、石灰石、シリカです。 どのような化学反応式?

(18)
孔雀石・・・上記の(08)です。

(19)
石灰石・・・「セメント」を参照してください。

(20)
シリカ・・・土(粘土)に含まれています。 「土器」を参照してください。



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