半減期

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日本最古の土器は、青森県にある大平山元遺跡から出土したもので、1万6500年前のものだそうです。

この値は「放射性炭素年代法」と呼ばれる方法で算出されました。

炭素原子(原子番号6)と言えば、質量数12のものが約99%を占め、これが最も知られています。

しかし、それ以外にも、質量数が13あるいは14のものがあり、「同位体」と呼ばれています。

質量数14のものは不安定で、放射線を出すことから「放射性同位体」と呼ばれています。

この質量数14の炭素を利用することで年代を測定できると言うのですが、その方法とは?



学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。

「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。

自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。

カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。



【放射性同位体】


(01)
原子(中3)・・・原子核電子から成ります。

(02)
原子核(中3)・・・陽子と中性子から成ります。

(03)
質量数(高1)・・・陽子の数と中性子の数の合計です。

(04)
同位体(高1)・・・陽子の数は同じだけれども、質量数が異なる原子です。

(05)
原子核の安定性(高3)・・・陽子の数に対して、中性子の数が多くなり過ぎると、不安定になります。

(06)
放射性同位体(高1)・・・原子核が不安定で、放射線を出して別の原子に変化していく同位体です。



【炭素14】・・・炭素原子の放射性同位体で、死んでから時間が経つほど少なくなっていきます。


(※)事前に、「微分方程式」について学んでおくと良いです。→ こちら

(07)
生物が生きていると・・・常に、ある一定の割合で体内に存在しています。

(08)
生物が死んでしまうと・・・取り込みがなくなり、どんどんなくなっていきます。

(09)
残存量測定・・・残っている割合が低いほど、古い遺物であることになります。

(10)
半減期・・・元の量の半分になるまでに要する期間です。



(※)炭素14を用いた年代測定は、4万年前くらいまでを対象にしており、

   それ以上昔のものを対象としていません。・・・なぜでしょうか?



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