放射線
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レントゲンが1895年に発表した「X線」の論文を入手したポアンカレは、 その論文を同僚のベクレルに手渡し、次のように言いました。 「X線が蛍光を発するなら、逆に、蛍光するものから何かが出ているかも知れない。」 そして、翌1896年に、ベクレルは「ウラン線」を発見したのでした。 ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 【ベクレル】・・・ウランから、X線に似た透過力をもつ、正体不明の光線を発見! (01)アンリ・ポアンカレ・・・フランスの数学者・物理学者。 ベクレルの同僚です。 (02)レントゲンの論文・・・1895年11月に発表され、ポアンカレは1ヶ月後に入手しました。 (03)アントワーヌ・ベクレル・・・フランスの物理学者。 ポアンカレから論文を受け取り、早速、実験! (04)ベクレルの幸運・・・曇り空が続き、実験がなかなかっ進まなかったことが、大発見につながりました! (05)ウラン線・・・ウランから発せられる、X線に似た透過力をもつ光線のことです。 【キュリー】・・・放射性元素を、次々と発見! (06)マリー・キュリー・・・ポーランドの物理学者です。 トリウム、ポロニウム、ラジウムを発見! (07)トリウムの発見・・・謎の光線を発するのは、ウランだけなのか?・・・を検証してみました。 (08)ポロニウムの発見・・・トリウムを含んでいないのに、ウラン単体よりも強い光線が現れた! (09)ラジウムの発見・・・トリウム、ポロニウムとは異なる画分に、バリウム似の放射性物質がある! (10)「放射能」・・・この言葉は、マリー・キュリーによって考えだされました。 (11)キュリーの娘・・・1934年に、世界初の人工放射性物質を作成しました。 【ラザフォード】・・・「ウラン線」の正体を解明! (12)アーネスト・ラザフォード・・・ニュージーランドの物理学者。 数々の大きな研究業績を残しました。 (13)1898年・・・ウラン線には、少なくとも2種類の放射線が混在することを示しました。 (14)1899年・・・透過力の違いにより、ウラン線を「α線」と「β線」に分けました。 (15)1900年・・・β線が、さらに2種類に分けられることに気付きました(「β線」と「γ線」)。 (16)1903年・・・β線が、電子の流れであることを示しました。 (17)1908年・・・α線が、ヘリウム原子核であることを示しました。 (18)1911年・・・原子核を発見しました。→ こちらも参照。 (19)1917年・・・陽子を発見しました。 「量子論」に戻る |
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