TS-2000Sは簡単な改造(抵抗を取り外す)によりエア バンド等の受信ができます。ただし、この対応作業や性能については、メーカーではサポートしておりませんので、 「ユーザーの責任」で実施する必要があります。 作業後は設定がリセットされますのでメモリやユーザー設定などは再入力しなければなりません。
(写真をクリックすると大きくなります。)

ケースのネジを外す
 取扱説明書(P100 パワーダウンする)に基づいて、フロントパネルを手前に倒します。90度まで倒すことができますが、 パネルのコネクタを3箇所、丁寧に引き抜いて、左右のネジを外すとフロントパネルを外すこともできます。フロントパネルを外さなくとも作業はできます。
 印のところが改造箇所です。

チップ抵抗を外す
 50Wに改造するときにカットする抵抗がR50です。 この右となりにR52がありますので、ここをカットします。 2段のランドのうち、下のランドの左から3番目です。印の抵抗を半田ごてで注意深く取り外します。
 作業にはセラミックヒーターの速熱式20Wの先細タイプのはんだごてを使用しました。 

チップ抵抗を外した後  
 取り外し作業が完了した後です。
 電源ONでオートリセットされた状態と同じになります。メインバンドが14MHz、サブバンドは 144MHzが表示されました。
取り外したチップ抵抗
 
取り外したチップ抵抗は写真のようにとても小さい。元に戻す場合に備え、ビニール袋などに入れて保管しておくと良い。

バンド拡大の様子
 
受信バンド拡大の様子です。
周波数の拡大範囲は次の通りです。
メインバンド: 30kHz-60MHz  142−152MHz  420−450MHz  1240−1300MHz (1200MHzユニット装着時)
サブバンド : 118−174MHz  220−300MHz  300−512MHz
エア バンド等はサブバンドで受信可能です。SUBボタンを押して、 ENTキーで希望の周波数を入力します。モードはAMとFMを モードスイッチで選びます。HF帯をワッチしながら、サブバンドでエア バンド等を聞くことができます。

注意事項  受信した業務無線の内容は電波法の規定により、第三者にその内容や存在を 漏らすことは禁じられておりますので注意が必要です。

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