トランスバーターの親機に使用しているアイコム製IC−120のSメータはデジタル方式で微妙な信号の強弱が分かりづらくなっています。特にSHFの実験やアンテナ性能テストでのピーク調整は、このままでは大変難しくに苦労しておりました。今の無線機のほとんどがデジタルSメータになっております。普通のQSOはこれで問題ないのですが、調整はやはり微妙なメータの振れが判るアナログに限ります。幸いIC−120にはSメータ信号が取り出せる9ピンのACCソケットが付いています。これを利用しアナログの外付けSメータを作成しました

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 アナログSメータ回路図

 メータの感度調整に100KΩの外付けボリュームを取り付けました。半固定ボリュームを使用しても良かったのですが、テストなどで感度調整が必要になることも考えてパネル面に取り付けて外から調整できるようにしました。使用するトランジスターは同等品であれば何でも良いと思います。 

 使用したアナログメータは、UVメータで500μAのインジケータを使用しました。200〜500μAの直流メータであれば何でもOKです。新たにメータを入手する場合は、例えばハードオフのジャンクコーナにあるカセットデッキのメータを取り外し使うと安価に手に入れることができます。メータの仕様についてはメーカにメールで問う合わせると教えてくれます。もっとも最近ではカッセトデッキのメータもデジタルになってきているようです。

 IC−120のACCソケット9ピンオス(9ピンのMT管と同じピン)は現在は入手が困難になってきております。当局はローカルのOMさんと行き付けのハムショップで入手しました。アナログSメータを使用することによりローカル局の調整Sレポートやアンテナビーム、トランスバータの調整が大変楽にできるようになりました。

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