2400Mhzアンテナ直下プリアンプを製作しました。以前はAO40の受信専用として、送受信切り替え無しで使用していたものを、送受信切り替えリレーを追加し、2400Mhz送信も可能にしたものです。
(写真をクリックすると大きくなります。)

使用部品
@2400Mhzプリアンプ   マキ電機マイクロストリップ型
Aバンドパスフィルター    マキ電機バンドパスフィルタ
Bキャリアコントロール    マキ電機キャリコン
C送受信切り替え用リレー  OMRON G4Y
Dリレー用基盤        自作
E防水ケース         タカチDPCP122009(12×20×9cm)
Fコネクター          N型およびSMA

送受信切り替えリレー用基盤
 手元にあったマキ電機製 OMRON G4Yプリント基板(現在が販売されていない)を参考に、手書きでプリント基板を起こし作成しました。写真の右端がマキ電機製 OMRON G4Yプリント基板でその左側が今回作成したプリント基板の表と裏です。

リレーとコネクターの取り付け
 
写真左はリレーとSMAコネクターをハンダ付けした切り替え基盤の状況
右はそれに、N型コネクターをハンダ付けしたものです。
 SMAコネクターを使用しないで直接同軸ケーブルを基盤にハンダ付けしてもよいと思います。なんとなく見栄えが良いので、SMAコネクター接続にしてみました。

ケースの加工  
 写真のようにN型コネクターと電源コネクター用の穴を開けました。
写真で分かるように、コネクターの穴は部品接続がスムースに出来るように一直線ではなく、少しずつずらして取り付け穴を開けております。

プリアンプ、フィルター等の取り付け
 
プリアンプとバンドパスフィルターは写真のようにL字金具に取り付けてアルミ板に固定しました。
上部がバンドパスフィルターで下部がプリアンプで、右側はキャリアコントロール部です。
送受信切り替えリレー廻り
 
ケースへの取り付けは、プリント基板が逆向きになるように取り付けると、配線ケーブルの引き回しが楽になります。電源ONでリレーが作動し、電源OFFあるいはキャリア入力時はスルーになります。

完成したプリアンプ内部
 
それぞれの部品は2.5D2X、1.5D2XとSMAコネクターで接続しました。
写真を拡大すると分かるように、プリアンプへの電源供給は圧着端子を使用し、容易に取り外しが出来るようにしました。また、右側のリレーはコネクターの脱着を容易にするために、若干斜めに取り付けております。

結果

@使用したキャリアコントロール基盤は、入力キャリアの感度調整とリレーの遅延調整が出来るようになっており適切なレベルに調整しました。
A当地では2400MhzQRV局が極端に少ないため、QSOの機会は少ないのですが、従来SメータがS1の局がS9振るようになりました。
Bフィルターの設置により、LANや1200Mhzを送信して2400Mhzへの回り込みやカブリなどははまったく有りません。
COMRON G4Yは5600Mhz位までは使用できそうで、1200Mhzや5600Mhzのプリアンプもまったく同様に作れそうです。
Dアンテナ直下への取り付けは、アルミ板(厚さ2mm)にDIYにあるUボルトを使用しました。
E内部配線をSMAコネクターを使用しないで、また細い同軸を使用すれば、もっと小さいケースに組みことが出来ると思います。

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