うるさい音を何とかできないか

 パソコンの音に悩まされていませんか?
 CPUの高速化やPCをオーバークロックで動かすために強力なクーラーをつけている場合、吸排気のファンを増設している場合は、結構マシンがうるさくなっています。なんとかこれらを黙らせる事ができたら、PCの騒音は8割方なくなったも同然です。今回これらの騒音対策に挑戦しました。
 今回のパソコン自作に当たって、CPUがPentium4 3.4Gを使用することにしたため、その発熱対策として吸気ファンとケースファンを追加しファン4個を搭載することにしました。

 

1. 電源ユニットの排気ファン 必須です。(というかはずせない)

このファンは、電源ユニットの廃熱をすると同時に、ケース内部の空気を引っ張って外に出す役割を持っています。大抵の電源ボックスは、ケースの背面に面してファンが付いており、もっとも大きな音を出します。

2. CPUクーラー ほぼ必須です。

CPUクーラーはその名の通りCPUを冷却するための装置です。一般的にはヒートシンクにファンで風を当てて強制空冷する形を取っています。他の音と比べると音は静かなほうですが、ファンによっては結構大きな音を出します。

3. 前面下部の吸気ファン 付いて無い物もあります

このファンは、1.の排気ファンの補助的役割をするもので、前面下部のスリットや穴から冷たい外気をケース内に取り込んでくる役割を果たします。多くのケースではオプションという形になっており、はじめからは付いていないことが多いようです。ここにファンを増設すると、狭いスリットや穴を強い風が吹き抜けることになるため、ノイズ源となります。直径80ミリを使用しました。

4. ケースファン 付いて無い物もあります

このファンは、3.同様、排気ファンの補助的役割をするもので、ケース全体に溜まっている暖かい空気を外部に排出するものです。電源ファンのみでは不十分の場合ケース内部の温度を下げる効果があります。はじめからは付いていないことが多いようですが、ここにファンを増設すると、強い風が吹き抜けることになるため、ノイズ源となります。直径120ミリを使用しました。

 

ファンから出る音を下げるためには
1.フィルタが効果的です。スポンジのようなもので風の出口(入り口)を覆ってやるのです。これによって体感できるほど音が小さくなります。埃も取れるので一石二鳥ですが、排気の効率は悪くなります。内部の温度が十分低く、音がうるさくて困るという人はこの手が一番です。
2.また、ファンは静かなのにケースからビビリ音がする場合はケースが共鳴していることがあります。手でケースを押さえて音が止むような場合は、(A)ケースの上に重いものをのせる(B)ケースの下にコルク板などを敷くといいでしょう。タワーの場合は下にコルク版を敷き、広辞苑やイミダスみたいな重くて分厚い本を、デスクトップ型の場合は(問題なければ)ディスプレイをのせれば大丈夫だと思います。(A)と(B)を併用すれば、ビビリ音は大体止まるでしょう。
3.ファンの回転数を下げる。
  今回はこのファンの回転数を下げることによって、静かなパソコン運用環境を作りました。   

ファンの回転数の下げる方法

1.最初から回転数の少ないファンを取り付ける。
2.ファンに供給されている電圧を下げる。
3.ファンの回転数を調整できる所謂、ファンコントローラーを取り付ける。

ファンコントローラーの採用

1.回転数の少ないファンの選択は意外と難しい。何故なら冷却不足の時、回転数の多いファンに交換しなければならなくなります。
2.ファンに供給されている電圧を下げることは、素人には難しい。
3.以上のことから、ファンの回転数を調整できる所謂、ファンコントローラーを取り付けることにしました。

ファンコントローラーの取り付けメリット

なんと言っても、回転数を無段回に変更することができることです。
私の使用しているPCには、CoreCenterというCPUやSYSTEMの温度を表示するソフトがついております。これらの温度が一定以上にならない程度の回転数までパネル面のツマミで調整ができます。

取り付けたファンコントローラー

1.ファンコントローラーにはパソコン本体が温度により自動的に回転数を調整するタイプから、全て手動で調整など色々な種類があります。今回は全て手動調整で5インチベイに装着する4チャンネルのタイプを使用。この装置で4つのファンの回転数の調整ができます。価格は3K弱でした。
2.今回の騒音の原因は前面下部の吸気ファンとケースファンの音だったので、この2つを調整することにした。
3.最高速の回転数⇒
CPU温度38℃、SYSTEM温度34℃
  最低速の回転数CPU温度44℃、SYSTEM温度38℃
4.以上のことから最低速で使用しても問題がないことが分かります。今の所静かなパソコン運用環境で、騒音はほとんど気にならなくなりました。


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