健さんの奇天烈大百科

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作品解説

「奇天烈大百貨」

『ken氏による作品解説』

自分はデザインの専門学校を2校も卒業した、いや、そのうちの1校は卒業して、もう1校は中退したが、そのどちらでも、絵の描き方を勉強した、というよりは、どんな絵を描くのか、というアイデアを考える力を鍛えられただけだったような気がする。

その点では、絵画教室でしっかりと絵の描き方を勉強してきたとんちはかせやめぐにゃんが羨ましい限りだが、自分にはむしろ後者の方が向いていたように思える。なぜなら、そのおかげで今の自分は、奇想天外な絵のアイデアをいくらでも思い付くことができるからだ。その成果が、自分のギャラリーやキテレツ大百科といえるだろう。

今後はさらにそれらを拡充しながら、今よりも腕を上げて、それぞれの作品の完成度を高めていきたい。

「生還した男」

『ken氏による作品解説』

 生還した男と題された、この一連のセル画は、一見ごくありふれた(?)現代の若者の日常が、実は遠い未来に起こった未曾有の大災害、すなわち太陽の爆発による、地球を含む太陽系の壊滅から逃れるべく、地球を飛び立った巨大な宇宙船の中に、彼は身を置いていた、という衝撃の真相へと変貌する過程を、画面の視野を広げたり、画面を180度回転させたり、さらには元のスケールに戻したりしながら展開した、SFアニメの絵コンテ、あるいはフ ィルムコミック形式の連作である。

「初日の出(オー!正月)」

『ken氏による作品解説』

 全部で20コマからなる、この一連の作品は、本来、初日の出を拝もうと砂浜にやって来た登場人物が夜明けまでの一夜のうちに見る、想像を絶するような幻の数々を描きながら、それらに呆れ果てて、結局は初日の出を見ることなくその場を後にする彼らと、その後にやって来た本物の初日の出を対比することで、初日の出も所詮は、日の出というごくありふれた自然現象の一つに過ぎない、というメッセージを込めたシリアスな作品なのですが、その登場人物を一人ではなく三人にすることで、そこに(三人連れなら、初日の出の時刻を間違えていることに誰も気付かないなんて、あり得ないだろ、という)ツッコミや(彼らの)ズッコケ( ぶり)の要素が加わり、一見するとウケを狙ったようなコミカルな作品ともなっています。ただ残念なのは、それらにまったく色が付けられていないことで(ちなみに、土星の次に現れる二番目の幻は月ではなく、火星です。)、その色付きの完全版についてはまた後日あらためて発表するとして、とりあえずは短編のギャグ漫画のようにこの作品を鑑賞していただいて結構です。

奇天烈大百貨(きてれつだいひゃっか)

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生還した男(せいかんしたおとこ)

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初日の出(オー!正月)

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