石田六段 第38期竜王戦決勝T戦進出 & 名寄支部6月の将棋
第38期竜王戦の4組ランキング゙戦の決勝・石田 直裕六段対狩山 幹生五段戦(5/20)が東京・将棋会館で行われました。
本市出身の石田六段は、本筋を好む正統派の棋風、一方の狩山五段も、粘り強い「負けない将棋」が持ち味、両者は初手合いです。
石田六段が先手で始まった将棋は、相掛かりになりました。後手の狩山五段が△1三桂と独自路線の待機戦術を取ると、石田六段は▲5五歩~▲7五歩と本筋の仕掛けをみせました。
自然な仕掛けを敢行した石田六段は▲5六角と自陣角を据え、模様の良さを主張、中盤以降も着実に局面を支配して131手で勝利、決勝トーナメント進出を決めました。
観戦していた上村 亘五段は「手厚さに加えて、鋭さも。鮮やかな決め方でした」と話されていました。
☆▲石田六段対△狩山五段戦 終盤のハイライト☆

ハイライト図は、▲6四銀の王手に後手が△7二玉と逃げましたが、先手は▲7一金の妙手を放ち、以下、△7一同玉に▲7三銀不成と入りました。これと4四の馬の利きが強烈で鮮やかな決め方でした。
「王は下段に落とせ」のお手本のような▲7一金でした。
☆☆第9回子ども将棋教室から☆☆
講座テーマ:歩の手筋の攻防の第2問です
先手は、飛車先を破るための歩の手筋を、後手は、破られないための受けの手筋を考えます。

第4図以下の指し手
▲1五歩△同歩▲1二歩△同香▲1三歩△同香▲1二角

歩の突き捨てから歩の連打で後手陣に角を打ち込むスキをつくります。
第5図以下の指し手①
△2二金▲2一角成△同金▲3三飛成

角と銀桂の二枚替えで竜ができて先手成功です。
第5図以下の指し手②
△3五歩▲同飛△3四歩▲2一角成△3五歩▲3二馬

歩の連打で飛車先を止めます。
第7図は、飛と金桂の二枚替えで馬ができた先手が成功ですが、飛車を持って反撃できれば後手も戦えます。
第9回子ども将棋教室(石田六段指導将棋))
5月10日の第9回子ども将棋教室は、本市出身の石田 直裕六段が講師になって、ミニ将棋講座と指導将棋を指していただきました。
ミニ将棋講座は、石田先生が用意された「歩の手筋の攻防」をテーマにしたプリントを用いて、2問をわかり易く解説していただきました。また、限られた時間の中での指導将棋でしたが、一人2局を指し終えた子どもたちにとっては、プロ棋士から直に教わるという大変貴重な経験になりました。
石田先生は、将棋教室の後は午後からJRで札幌に向かわれ、明日の北海道研修会に出席されます。
☆☆講座テーマ:歩の手筋の攻防 第1問 ☆☆
先手は、飛車先を破るための歩の手筋を、後手は、破られないための受けの手筋を考えます。

第1図以下の指手⇒▲2四歩(第2図)

第2図は、次に▲2三歩成が狙いで、垂れ歩の手筋です。

第2図以下の指し手、△2六歩▲同飛△4四角▲2八飛△2二銀(第3図)
△2六歩が受けの好手です、飛車取りで△4四角と出ることで△2二銀と守ることができました。
歩の手筋の攻防 第2問は、次回のHP更新時に載せる予定です。

石田六段 決勝進出、3組昇級を決める(竜王戦4組ランキング戦)
第38期竜王戦4組ランキング戦の準決勝で、本市出身の石田 直裕六段が井田 明宏五段を93手で破り、決勝進出を決め、あわせて3組への昇級を確定しました。
対局は、5月2日に東京・将棋会館で午前10時から振り駒の結果、石田六段の先手で始まりました。
石田六段は、戸辺 誠七段、佐藤 神哉六段、金井 恒太六段を下して勝ち上がり、一方の井田五段は、船江恒平七段、谷川浩司十七世名人、横山 泰明七段を破っての準決勝進出です。

両者初手合いの一戦は、雁木の戦いになりました。
途中図は、後手の6六銀に先手の石田六段が▲7六金と受けに回った局面です。
実戦は、ここから△7七銀打▲同桂△同桂成▲同金△同銀成▲同玉△6五桂▲7六玉△7七角▲5八金寄△9九角成に▲7七歩と打って先手が優勢に進めています。

93手目、先手の▲3二銀を見て、井田五段が投了されました。(投了図)
投了図以下、①△同銀は、▲同馬△5一玉▲2一竜から、また②△4二玉も、▲3一馬△5一玉▲4一銀成からいずれも詰があります。③△5一玉には、▲3三馬△同桂▲2一竜△6二玉▲7三銀不成△6三玉▲6四銀成からの詰みになります。
持ち時間各5時間、消費時間は、石田六段が4時間45分、井田五段が4時間50分。
石田六段は、次戦で決勝トーナメント戦進出をかけて狩山 幹生五段と対戦します。
5月の行事 10日の将棋教室は、石田六段の指導対局です。
道北の各支部が持ち回りで開催をしている「道北支部対抗将棋大会」が、旭川中央支部(今田 聡支部長)の主催で、4月20日に勤労者福祉館で行われました。
第7回子ども将棋教室(4/12)には、新1年生を含め5名の参加がありました。
石田 直裕六段の「実戦次の一手」は、3月31日に行われた第51期棋王戦の予選、鈴木 大介九段戦からの出題です。
3月23日の熊本・高知に続いて、東京でも24日にサクラの開花宣言がされました。
これからは、しばらく全国各地のサクラの話題が続きそうですね。因みに札幌市の開花は、4月25日頃と予想されています。
名寄支部名人戦が3月16日に行われました。
第83期順位戦C級2組10回戦(3/11)が行われ、本市出身の石田 直裕六段は、関西将棋会館で西川 和宏六段と対戦して85手で勝利しました。
両者の対戦成績は、順位戦で2局指されて、西川六段の2勝です。
第2図は後手が△6四歩と打って銀を捕まえた局面です。
第3図の局面は、先手の桂損。
第4図は、後手が先手の竜に当てて7五に角を放ち、▲7四竜に△4四桂と据えた局面、後手は△3六桂▲同桂△3九馬の狙いを見せます。
投了図以下、▲3七同金は△3六桂打▲1七玉△3九飛成で受けが難しく、▲3七同銀上や▲同銀引は△3六桂打が王手金取りになり、厳しい攻めが続きます。対して、先手は、後手玉に有効な迫り方がありません。
詰将棋を解いていると玉の逃げ方により、手数は同じでも詰め上りが違う場合があります。いわゆる同手数余り駒なしというもので、どちらが正解?と思うことがあります。
B図の右は、▲1二玉△同玉▲2二金が、△2三玉▲2四金よりまさります。
B図の左は、▲9五歩でも▲9五竜でも詰みです。
この冬、名寄近辺は、シバレもゆるく、吹雪・大雪もなくて、このぶんだと穏やかに3月を迎えられそうです。
※当支部では成績を「勝ち数」「勝ち点の合計」の順で決めています。
石田 直裕六段の「実戦次の一手」は、1月30日に東京・将棋会館で行われた、第84期順位戦C級2組第9回戦の折田 翔吾五段(おりた しょうご)との対局からの出題です。
2月2日(土)は、午前中に第3回子ども将棋教室、午後からは、有段者会が行われました。
※当支部では成績を「勝ち数」「勝ち点の合計」の順で決めています。
1月20日、東京・将棋会館で行われた、第75期王将戦一次予選の▲島 朗九段 対 △石田 直裕六段戦(本市出身)は、相掛かり戦になりました。
第2図は、77手目、先手が▲5四飛と銀を取った局面です。
勝利した石田六段の次の相手は、三浦 広行九段です。
昨年12月に佐々木 勇気八段の挑戦を4勝2敗で退け、藤井 聡太竜王が4連覇を達成した竜王戦ですが、その第38期ランキング戦が始まりました。
戦型は、後手のゴキゲン中飛車に対して先手は二枚銀で対抗。振り飛車党の戸辺七段の激しい攻めは、戸辺攻めと言われることも。
第2図は、先手が51手目に▲5九歩と打った局面です。
第3図は、先手の勝勢な局面で▲5三角と打って決めに出たところです。
投了図以下は、△7四銀▲8五香△9四玉▲7四竜△同歩▲9五銀△8五玉▲7七桂△7五玉▲5三角△6四銀▲6六馬までの詰みです。
暮れから元旦にかけて、ここ道北地方は、雪もふらずに穏やかな新年を迎えています。
今年も名寄支部と名寄市役所将棋部(渡辺 博史部長)との対抗戦が駅前交流プラザ「よろーな」で行われました。(12/21)
第23回子ども将棋教室は、”寄せの手筋”を学んだ後に講師との実戦対局を行いました。
▲8四桂△同歩▲8三銀△2二竜▲3二歩△同竜に▲3一飛の手順で後手の投了となりました。(図2)
昨夜から降り始めた雪は、今朝になっても降り続き、あたりは一面の雪景色になりました。
11月14日(木)に第83期順位戦C級2組6回戦の16局が行われ、本市出身の石田 直裕六段は、東京・将棋会館で瀬川 晶司六段(せがわ しょうじ )と対戦しました。
第1図は、先手の石田六段が40分の考慮で▲3五歩と仕掛けた局面です。
第2図は、43手目に先手が▲6五銀右と出た局面です(15時40分頃)
第3図は、後手が74手目に△3七歩成りと桂馬を取った局面。(19時18分頃)
投了図以下、(1)△3六同とは▲同飛△2五玉▲3四銀△1四玉▲1五金△同玉▲1六飛。(2)△3四玉も▲3五歩△2三玉▲3四金△2二玉▲2四飛△3一玉▲2一飛成りまでの詰みになります。
石田 直裕六段の「実戦次の一手」は、今月6日に東京・将棋会館で行われた、第73期王座戦一次予選2回戦の大平 武洋六段(おおひら たけひろ)との対局からの出題です。
先日行われた「第31回児童将棋大会(11/2)」の決勝戦の棋譜が、11月12日付けの地元の名寄新聞に掲載されました。
「第31回児童将棋大会(11/2)」が名寄市の駅前交流施設「よろーな」で、地元・名寄の他に士別市と和寒町から小学1年生から6年生までの男女12名がエントリーして行われました。
来賓の加藤 剛士・名寄市長からは、今年も審判長として、東京から来ていただいた石田六段に謝辞が述べられ、子どもたちには「毎回、こうしてプロの先生に指導いただけることに感謝して、この貴重な体験を良い思い出にしてください」と励ましの言葉がありました。加藤市長ご自身も、かっては、この大会で上位入賞されています。
毎回行われる石田プロの将棋ミニ講座は、とても好評です。
午後からの決勝トーナメントを勝ち上がった魚津君と吉田君による決勝戦は、1時45分に始まりました。。
表彰式では、石田六段から賞状と記念品が渡され、「士別・名寄両教室の成果でしょうか、年々、大会参加者のレベルが上がっていて今後が楽しみです。特に決勝戦の角換わりは、プロ棋戦でも流行している戦型で、内容もハイレベルなので感心しました。」と講評されました。
お隣の士別市で、小学生を対象にした「道北子ども将棋大会」が、10月27日(日)に市民文化センターで行われました。
第19回なよろ子ども将棋教室は、名寄市出身の日本将棋連盟棋士棋士、石田 直裕六段が講師を務めました。
ミニ講座では、「上手な詰めろのかけ方」を学びました。
正解は、▲4一銀(途中図1)と打ち、△同玉と後手玉を下段に落とします。
途中図2から後手は、△5一玉と逃げますが(途中図3)、▲4二銀不成り△6二玉▲5三銀成り△7二玉に▲8二金までの詰みになりました(詰め上がり図)
10月27日に第7回道北子ども将棋大会(士別市)が開催されますが、その翌週の11月2日(土)には、名寄市の駅前交流プラザよろーなで、午前10時半から「第31回児童将棋大会」が開かれます。
上川北部地域の小学生を対象にした恒例の大会で、参加料は無料です。
10月の将棋は、駅前交流プラザ「よろーな」で開催される「第1回小中学生将棋大会」(10/5)で始まります。
9月の月例会は、三連休の中日の15日(日)に行われました。
上川北部地域の小中学生を対象にした名寄新聞社杯「第1回小中学生将棋大会(10/5)」の参加者を募集しています。この大会に参加を希望される方は、事前の申し込みが必要です。9月25日(水)までに名寄新聞社(℡01654-2-1717)へ、お申し込みください。
※当支部では成績を「勝ち数」「勝ち点の合計」の順で決めています。
今大会からは、Aクラスも1チーム3名の構成で行われ、地元の旭川をはじめ、稚内、北見などからA・Bクラスあわせて22チームが参加、団体4回戦で熱い戦いが繰り広げられました。団体戦の成績はこちらです
名寄支部からは、名寄A1(豊岡・香川・吉光)、名寄A2(吉川・芳岡・緒方)、名寄B(佐々木・江良・吉田)の3チームが参加しました。
A・Bクラスの優勝はいずれも旭川支部の「旭川Aチーム」と「旭川の中高生チーム」で、共に勝ち点4で12勝0敗という圧倒的な強さを発揮しての優勝でした。
名寄支部も善戦しましたが、名寄A1が7位、名寄A2が15位、名寄Bが4位の成績でした。来年の留萌大会で捲土重来を期します。
もうすぐ5月に入りますが、10日(土)の将棋教室では、地元出身棋士・石田 直裕六段の指導将棋が行われます。
今年最初の指導対局、とても楽しみです。
☆☆名寄支部5月の行事☆☆
会場は、駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
第7回子ども将棋教室を開きました
最初のミニ講座では、本市出身の石田 直裕六段が,
以前にこの教室で使われた「歩の手筋」を教材にしました。(下図)
「歩」は、駒の中でも一番力の弱い駒ですが、一番数の多い駒です。この駒を上手に使うことが上達につながります。今回は、「垂れ歩」「合わせ歩」から始まって、相手の「守備の利きを減らす」歩の手筋まで、全8問をみんなで考えてもらいました。
石田先生には、この他にも「間の駒を攻める」「詰みに必要な駒は?」[
居玉棒銀対策」等、初級者向けの教材をいただいたので、今後も活用させていただきます。
ミニ講座の後は、子ども同士の対局を行いました。
石田 直裕六段の【実戦次の一手 №36】
鈴木九段は、東京都町田市の出身で大内 延介九段門下。振り飛車党でお弟子さんは、梶浦 宏孝七段です。
両者の対戦は1回あって鈴木九段が勝たれています。将棋は、後手・鈴木九段のダイレクト向かい飛車に石田六段が居飛車・銀冠で対抗しました。
問題図は、後手が112手目に△4四角と成銀を払った局面です。次は△7九銀からの詰みを見ています。しかし、手番の先手には強力な切り返しがありました。
後手玉を投了に追い込んだ次の一手は?
先手の放った強力な切り返しは、▲8四桂でした。(解答図)
以下、△6一玉▲4一飛△5一桂▲同飛成り△同玉に▲4三桂と進んで先手の勝ちになりました。(投了図)
この手順中、▲4一飛の王手に対して、後手の持ち駒(合い駒)が悪く、即詰みが生じました。
三回戦に進出した石田六段は、次戦で関谷矢 寛之アマと対戦します。
4月の行事と支部名人戦の結果
子ども将棋教室は、12日と19日の土曜日です
本市出身の石田 直裕六段は、3月18日に第75期王将戦一次予選で三浦 弘行九段と対戦し、相掛かり戦を83手で勝利、次戦は、青嶋 未来七段 対 山川 泰熙四段戦の勝者との対局です。
また、第38期竜王戦4組ランキング戦昇級者決定戦では、佐藤 紳哉七段を破って勝ち上がり、次局は、金井 恒太六段戦が組まれています。
☆☆名寄支部4月の行事☆☆
〇第54回道北支部対抗将棋大会(4/20)が旭川市で開催されます。
〇子ども将棋教室は、10時から、有段者会等は、午後1時から行います。会場は、いずれも駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
☆☆名寄支部名人戦の結果と成績☆☆
当支部では最も歴史のある大会で、昭和39年に第1回大会が行われ、創設者の石川 義雄五段(元名寄市長)が優勝して初代名人に就かれました。
以降、これまでに18名の方々が支部名人に就かれています。(サイドメニューの歴代名人位参照)
第60回目の今回は、8名の愛棋家により熱戦が繰り広げられました。
名人位は、4回リーグ戦の成績上位の横山 一弘五段と吉光 和廣四段の両者で決勝戦が行われ、先手中飛車の横山五段が、吉光四段からの急戦を受け止めて勝利、第60期名人位を獲得されました。
=名寄支部名人戦の結果(駅前交流プラザ「よろーな」)=
総平手戦・持時間各25分(以後30秒の秒読み)
名 前 一回戦 二回戦 三回戦 四回戦 勝 敗
勝 点 順 位 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 ①佐々木二段
〇 2 〇 8 × 3 × 7 2-2 15 ②吉 光 四段
× 1 〇 3 〇 8 〇 4 3-1 27 2 ③香 川 五段
〇 4 × 2 〇 1 〇 5 3-1 26 3 ④吉 川 四段
× 3 × 5 〇 6 × 2 1-3 9 ⑤芳 岡 四段
× 6 〇 4 × 7 × 3 1-3 8 ⑥吉 田3級
〇 5 × 7 × 4 〇 8 2-2 17 ⑥横 山 五段
〇 8 〇 6 〇 5 〇 1 4-0 34 1 ⑥江 良 二段
× 7 × 1 × 2 × 6
第83期順位戦C級2組最終戦 対▲西川六段戦
昨年の6月13日から始まった第83期のC級2組の順位戦も本局が最終戦、東京・将棋会館の16局、関西将棋会館の8局、そして名古屋対局場での3局、全27局が午前10時からから一斉に始まりました。
西川六段は、兵庫県神戸市出身。父親でもある西川慶二門下。
通算6例目の親子プロ棋士、戦後初の現役親子プロ棋士となりました。
第1図は、後手の石田六段が4二の角を3三に戻し、△4五歩~△6六銀~△7七銀成の筋を見せた局面です。
関西将棋会館の対局立会人の村田 智弘七段は、次の手として、①▲7六歩②▲7二歩を挙げましたが、1時間26分の長考で指されたのは▲3六飛でした。
以下、△4三金右▲5六歩△8六歩▲同歩△6四歩と進みました。(第2図)
▲5七角では△8六銀が銀取りを残しながら桂取りになります。
先手は、17分の考慮で▲7四歩と突き出し、△6五歩▲7三歩成▽6四飛に▲4六角と角を出て捌きに出ました。
先手は、馬取りの▲7三竜ではなく、歩を打って桂を取りに行きました。▲7三歩成のあと▲6三と~▲5三との「と金」の活用が見込めます。
▲7四歩に後手は、△2五銀と打ち飛車を捕獲、以下、▲7三歩成△3六銀▲同銀に△6九飛と進みました。
攻め合いに持ち込めない先手は、▲3七銀△3五歩▲6七歩と受けに回りますが、後手は△3六歩▲2六銀に△4八馬と決めに行き、以下、84手目の△3七歩成を見て後手の投了となりました。
終局時刻は19時7分。消費時間は▲西川3時間4分、△石田4時間42分。勝った石田六段は、6勝4敗、敗れた西川六段は、5勝5敗で今期の順位戦を終えました。
【写真協力:日本将棋連盟】
コラム: 尾岐れがある詰将棋の解答の書き方
正解手順の判断材料としては、作者の作意手順や妙手の有無が言われていますが、釧路市出身の詰将棋作家、故・堀内 和雄著の「これだけできれば詰将棋初段」では、この”尾岐かれ”について次のようなコラム載せられています。
”A図は、作者不知図式集にある古作物、5手詰めです。
4手目から尾岐かれがある作で、玉方の応手によって、詰めあがりが3つあります。詰め上がり図は駒が少ない方がきれいですので、(ハ)と答えるのは、少し意地悪です。(イ図)か(ロ図)かは、お好きな方でいいのです。
ただし、とどめは大きな方の駒で、と言う武士道みたいな考えもあり、▲9五竜とする方がよいようです。
これは、ルールでなく、エチケットと思ってください。”
3月のお知らせと支部長杯の成績
昨日(2/23)、支部長杯争奪将棋大会が行われ、豊岡六段が4戦全勝で優勝されました。全成績は次のとおりです。
先日、旭川中央支部(今田 聡支部長)から、第54回道北支部対抗将棋大会(4/20)の案内が届きました。
この対抗戦は、道北の各支部が毎年、持ち回りで開催している大会で、再来年は、名寄支部が主催する予定です。
昨年の稚内市での大会には、1チームしか編成できませんでしたが、今回は複数チームで参加したいと思います。
☆☆名寄支部3月の行事☆☆
〇子ども将棋教室は、10時から、有段者会等は、午後1時から行います。会場は、いずれも駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
=支部長杯争奪将棋大会の成績(駅前交流プラザ「よろーな」)=
総平手戦・持時間各20分(以後30秒の秒読み)
名 前 一回戦 二回戦 三回戦 四回戦 勝 敗
勝 点 順 位 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 ①緒 方 初段
× 2 〇 6 × 5 × 3 1-3 8 ②芳 岡 四段
〇 1 × 4 × 3 × 6 1-3 7 ③香 川 五段
〇 4 × 5 〇 2 〇 1 3-1 26 2 ④吉 川 四段
× 3 〇 2 × 6 × 5 1-3 8 ⑤豊 岡 六段
〇 6 〇 3 〇 1 〇 4 4-0 34 1 ⑥吉 光 四段
× 5 × 1 〇 4 〇 2 2-2 19 3
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。
石田 直裕六段の【実戦次の一手 №35】
折田五段は、大阪府の出身で森安正幸七段門下。居飛車党でバランス重視の棋風です。
問題図は、先手・石田六段の81手目▲7三角の王手に対して、後手の折田五段が△4二玉とかわした局面です。
先手が優勢な局面ですが、石田六段は、このあと流れるような手順で一気に後手玉を追い詰めました。
後手の△4二玉に先手が3分余り考えて指した次の一手は?。
先手の次の一手は、香車をとりながら、歩を敵玉に近づける▲2四歩でした。(解答図)
後手は、と金で4八の金を取りますが、以下▲3二成桂△同玉▲2三歩成△4二玉▲3三と△同玉▲4四金△4二玉▲2二飛成りに△4一玉と引いて耐えますが、先手が▲5四金と銀を補充し、詰めろとなった局面で投了されました。(投了図)
第3回子ども将棋教室 & 2月有段者会
子ども教室の前段では、将棋の「一局の流れをつかもう」についてです。
テキストは、NHK将棋講座・佐藤 紳哉七段の「エンジョイ将棋」を用いて、将棋に勝つための大切な4つの要素は、①敵陣を破ること。破った後は②敵の駒を取ること。そして相手玉の③守りの駒を攻めること。最後に相手の④王を捕まえること
この4つの項目を順序立てることが勝つための基本になるとお話しをしました。
「エンジョイ将棋」(2018.4~9)は、項目ごとに詳しい解説がされています。
これから将棋を始める初心者には、大変わかりやすい内容になっているので、他の教室でも使われています。
次回の子ども将棋教室は、会場の関係で2月15日に行います。
===2月有段者会の成績(2/2:駅前交流プラザ「よろーな」)===
ハンディ戦・持時間各20分(以後30秒の秒読み)
名 前 一回戦 二回戦 三回戦 四回戦 勝 敗
勝 点 順 位 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 ①吉 光 四段
× 2 〇 5 〇 3 × 4 2-2 17 3 ②芳 岡 四段
〇 1 × 3 〇 4 × 5 2-2 16 ③吉 田 3級
× 4 〇 2 × 1 × 1 1-3 8 ④千々石 五段
〇 3 〇 5 × 2 〇 1 3-1 25 1 ⑤香 川 五段
× 1 × 4 〇 3 〇 2 2-2 19 2
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。
※ハンディ戦ですが、吉田三級は、平手(下手・先手)での対戦です。
第75期王将戦予選 対▲島 朗九段戦 & 2月の将棋
第1図は、56手目に後手の石田六段が△4四歩と突いて大模様の布陣を敷いた局面です。
ここから先手は、5,4筋の歩を突いて先攻、激しい攻防が繰り広げられました。
駒割りは、先手の銀・桂に後手の角と先手の駒得ですが、ここで手番を握った後手には、先手陣の急所を突いた一気の攻めがありました。
第2図以下、△6六歩▲同銀△6七歩▲5七金△4四金と進んだ局面で先手の投了となりました。(投了図)
☆☆名寄支部2月の行事☆☆
〇2月の子ども将棋教室は、第1・3土曜日の開催になります。
〇子ども将棋教室は、10時から、有段者会等は、午後1時から行います。会場は、いずれも駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
第38期竜王戦4組ランキング戦 対△戸辺 誠七段戦
石田 直裕六段(名寄市出身)は、1月7日に行われた4組ランキング戦で戸辺 誠七段に勝利しました。
この対戦は、新装なった東京・将棋会館の新しい対局室「陽響(ひびき)」で、石田六段の先手で始まりました。持ち時間は各5時間、両者は初手合いです。
第1図は、先手の33手目▲4五桂に後手が△1五角とかわした局面。
この局面で▲5七金も予想されましたが、先手は▲2四歩と突っかけ、以下△3六歩▲2三歩成△3七歩成▲2五飛△5八飛成と後手の激しい攻め、先手の凌ぎという展開になりました。
この局面で後手は△4九飛と打ち、以下▲5八歩△4七飛成▲3二と△2四歩▲同飛に△4五銀と攻めましたが、△4九飛打ちでは、△5七金▲同金△3六銀が優ったようです。
後手は、△5七成桂と指しましたが、先手は▲7一銀△同金▲同角成△同玉▲6二金りからの連続王手で迫り、93手目▲6四竜を見て後手の投了となりました。(投了図)
勝利した石田六段は、次戦で佐藤 紳哉七段と対戦します。
謹賀新年 今年もよろしくお願いします
本年もこの地域の将棋に関する情報を発信してまいります、引き続きHP「日々是好局」をご覧くださるようお願いします。
当支部ではこども将棋教室の生徒さんを募集しています。
教室は、月2回、駅前のよろーなで行っています。会費は無料で途中の参加も大丈夫です。もちろん見学だけでもOKです。
詳しくは、左サイドの「名寄子ども将棋教室」をご覧ください。
☆祝賀詰☆
指し将棋と違い、詰将棋には、配置や詰め上りに意味を持たせる「曲詰め」(きょくづめ)という分野があります。
特に昇段や結婚などの祝い事があったとき、名前などを織り込んだ曲詰めを贈ることがあり、これを一般に祝賀詰と呼んでいます。
次の曲詰めは、1987年、当時10代で女流名人位をされた中井 広恵女流六段(稚内市出身)に、詰将棋作家の相馬 康幸氏が贈られた作品です。
曲詰めのなかでも最高傑作とされる3段曲詰め「ヒロエ詰め」と呼ばれ、相馬氏は、この作品で詰将棋の最高栄誉である「看寿賞」を受賞されています。
この3段曲詰め、問題図が「ヒ」の字になっていて、そしてそれを解いていくと途中で「ロ」の字になり、最後まで詰め上げると「エ」になるという、夢のような作品です。
ヒロエ詰めの詰手順①▲5三金②△同玉③▲4五桂④△5四玉⑤▲5三金⑥△同と
⑦▲同桂成⑧△同玉⑨▲4五桂⑩△5四玉(途中図)⑪▲5五歩⑫△同と
⑬▲5三桂成⑭△同玉⑮▲6三香成⑯△5四玉⑰▲6四成香まで17手詰め
第38回支部・市役所対抗戦の結果&1月の将棋
この対抗戦は、1983年から行われ、2020年からは、コロナ禍による中断がありましたが、昨年から復活して、今回が38回目の開催になります。
吉川支部長の挨拶の後、持ち時間15分で1人4試合のハンディ戦が行われ、終了後には、忘年会を兼ねての反省会も行われる等、楽しみなイベントになっています。
昨年は、名寄支部チームに軍配が上がりましたが、今年は、名寄市役所チームが15勝9敗の成績で雪辱を果たしました。
成績発表・表彰式の後に、反省会が行われ、互いに親睦と交流を深めあった一日になりました。
この対抗戦をもって、名寄支部の令和6年度の公式行事は全て終了しました。
今年一年 お世話になりました、皆様よいお年をお迎え下さい。
なお、1月の行事につきましては、下記の日程で予定しています。
【第38回対抗戦の成績】(名寄市役所チームの15勝9敗)
試 合 市役所チーム
1回戦 4勝2敗
2回戦 3勝3敗
3回戦 3勝3敗
4回戦 5勝1敗
【対抗戦の個人成績】
成 績 氏 名 チーム 勝 敗
成 績 氏 名 チーム 勝 敗 優 勝 香川五段 市役所 4戦全勝
6 位 坂本二段 市役所 2勝2敗 準優勝 吉光四段 市役所 3勝1敗
7 位 芳岡四段 支 部 2勝2敗 3 位 豊岡六段 支 部 3勝1敗
8 位 松島三段 市役所 2勝2敗 4 位 千々石五段 支 部 3勝1敗
9 位 江良二段 支 部 2勝2敗 5 位 内田初段 市役所 2勝2敗
10 位 松永三段 市役所 2勝2敗
☆☆名寄支部1月の行事☆☆
〇子ども将棋教室は、10時から、有段者会等は、午後1時から行います。会場は、いずれも駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
〇年間行事についてはは、サブウインドー「大会予定」をご覧ください。
寄せの手筋 玉頭を押さえる (子ども将棋教室12/6)
子どもたちに寄せの話をするときに、10月2日の子ども将棋教室で石田六段が話された、ウサギの話を思い出します、まさに言い得て妙です。
追いまわすのではなく、包囲網をせばめていくのが効果的な寄せ方、今回は寄せの手筋の中から①上から押さえる寄せ方、②上から押さえる空間のない場合は、捨て駒で空間を作る③上から押さえるために、捨て駒によって、王を下段に落として寄り形にすることを例題を解きながら学びました。
最後に、上から押さえる寄せの手筋のお手本とも言えるような実戦譜がありましたので、講師のみなさんと共に鑑賞していただきました。
図1は、大成建設杯第7期青麗戦予選(10/30)の鈴木 環奈女流三段対竹内 優月女流2級の終盤図、後手が△6三金と成り銀を取った局面です。
この局面から鈴木女流三段が、ゆるみない手順で後手を投了に追い込みました。
8四に歩頭桂を打って、空間を作り、▲8三銀の詰めろ、さらに決め手の▲3一飛が鮮やかでした。
第83期順位戦C級2組六回戦 対△瀬川 晶司六段戦
12月は将棋教室(12/7・14)と市役所対抗戦(12/21)です
明日からは12月、この地方もいよいよ本格的な雪のシーズンになったようです。
支部の行事も予定通りに行われ、今年度は12月7日と14日の子ども将棋教室、21日の名寄市役所将棋部との対抗戦を残すのみとなりました。
今年で38回目になる対抗戦、昨年は20勝16敗の接戦で支部チームが辛勝しましたが、力が拮抗している同士の対戦です、今年はどうなるでしょうか?
瀬川六段は、神奈川県横浜市出身で安恵 照剛八段門下。両者の対戦は3局あり、全て順位戦での対戦で瀬川六段の2勝、石田六段の1勝です。
午前10時に始まった将棋は、居飛車の力戦型になりました。
19手目の開戦で、以下、△3五同歩▲4六銀△4五歩▲同銀に、後手も△7七角成りと、序盤から激しく動く展開になりました。
▲6五銀右は、後手の飛車を目標に攻めていく手で、▲7四銀~▲6一角~▲8三銀成と進めば飛車が捕まります。実戦は△7三銀▲7五歩と進行し、7筋をめぐる攻防戦が始まりました。
先手の駒得が大きく、石田六段が勝ちに近づいているようです。
この歩成りに実戦は、▲6五銀△同銀▲4三と△同金▲6五馬に、後手も△5四銀打ちと粘りますが、先手は着実に寄せの網を絞ります。
進んで93手目先手の▲3六銀打を見て後手の投了となりました。(投了図)
終局は19時34分。消費時間は、石田六段3時間59分。瀬川六段4時間14分。
勝った石田六段は3勝3敗、敗れた瀬川六段は4勝2敗になりました。
石田 直裕六段の【実戦次の一手 №34】
大平六段は、東京出身ですが「地方への将棋の普及のために、もっと地方在住の棋士がいてもいいはず」と一時期、新潟県に在住していたこともあるほど、将棋の普及に熱心な棋士です。
問題図は、後手の大平六段が116手目に△7九角と指した局面です。
形勢は先手が優勢で後手玉をどう寄せるかの局面です。
石田六段は、2分考えて次の一手を指しましたが、それを見た大平六段は、次の手を指さずに投了されました。
石田六段が指した次の一手は?
次の一手は、▲8五銀でした。(解答図)
これに後手が△同飛と銀を取ると▲4五桂と打って、①△4四玉には▲5五角(参考図)からの詰み②△5二玉にも▲5三銀△同金▲3二飛から入っての詰みとなります。
また、▲8五銀に△同飛と取らずに受けても一手一手、投了もやむをえません。
地元の新聞に決勝戦の棋譜が掲載されました
第31回児童将棋大会で吉田 一経君(名寄東小5年)が優勝!
午前10時半からの開会式では、主催者の吉川 明男支部長の挨拶と来賓の加藤 剛士・名寄市長から激励の言葉が出場選手に寄せられました。
開会式に続いて、将棋ミニ講座が行われ、審判長の地元出身の棋士・石田 直裕六段のユーモアをまじえた講座は、対局前の子どもたちの緊張をほぐしてくれる時間にもなりました。
午前11時に一人四回戦の予選リーグ戦が始まりましたが、普段の将棋とは違って、どの子も真剣な表情で盤上に視線を落として、一手一手慎重に駒を動かしていました。
昼食休憩後の午後1時からは、四回戦の予選を通過した上位8人による決勝トーナメントが始まり、勝ち上がった魚津 聡一郎君(士別小6)と吉田 一経君(名寄東小5)による決勝戦が行われ、激戦の末、吉田君が初優勝を果たしました。
今回も女子と低学年の活躍が目立った大会でした、また予選通過は、なりませんでしたが、みんなこれからが楽しみな子どもたちです。
これからもたくさん大会に出場して、たくさん負けて、たくさん勝ってください。
付き添いをされた保護者のみなさんありがとうございました。
今回のテーマは、「両取りをかけたら、どちらの駒を取りますか?」でした。ユーモアをまじえてのわかり易い説明は、対局前の子どもたちの緊張をほぐしてくれたようです。
戦型は、角換わりの戦いになりました。中盤以降局面を優勢に進めていた後手の魚津君でしたが、終盤に失着があり、これを咎めた吉田君が形勢を挽回、その後も激しい攻防が続きましたが、最終115手目、先手が▲5五金と指したのを見て、後手の投了となりました。
成 績 氏 名
成 績 氏 名 第4位 村山 友哉(名寄東小5)
第5位 今野 柊呂(和 寒 小 2) 第6位 横山 翔央(士別南小5)
第7位 藤澤 智輝(
士別南小3) 第8位 池田 文都(名寄南小4)
道北こども将棋大会は 今野 柊呂君と吉田 一経君が優勝
11月の将棋は 第31回児童将棋大会で始まります
この大会は、㈱道北日報社と士別地区将棋連盟(杉澤 悦男会長)の主催で開催されている大会で、今年が7回目になります。
主催者の北村 浩史社長の挨拶のあと、来賓の渡辺 英次士別市長が祝辞の中で「将棋は相手がいてこそできる勝負です、あの藤井 聡太さんと言えども一人では、将棋を指すことはできません。相手をしてくれることに感謝の気持ちを持って精一杯の将棋を指してください」と述べられました。
試合は、低学年の部4名(小1~3年)と高学年の部6名に分かれての総平手4回戦(低学年の部3回戦)で、20分経過後に一手30秒の秒読みというルールで、午前10時半から1回戦が始まりました。
各リーグ戦の結果、低学年の部では、和寒小2年の今野 柊呂君(こんの ひろ)が、4戦全勝で昨年に続いて優勝、高学年の部では、名寄東小5年の吉田 一経君(よしだ いっけい)が同じく4戦全勝で優勝しました。
参加者のみなさんお疲れさまでした、また付き添いの父兄のみなさんどうもありがとうございました。
上川北部の子ども将棋大会、次戦は、11月2日(土)に名寄市の駅前交流プラザよろーなで開催される「第31回児童将棋大会」です。
参加されるみなさん、頑張ってください!
===第7回道北子ども将棋大会全成績(10/27)===
於:士別市民文化センター
【低学年の部】総平手戦3回戦
名 前 一 回 戦 二 回 戦 三 回 戦
四 回 戦 勝 敗 勝 点 順 位 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 ①今野 柊呂(和 寒 小2)
〇 2 〇 3 〇 4 3-0 24 1 ②藤澤 智輝(士別南小3)
× 1 〇 4 × 3 1-2 8 3 ③斉藤 優(士別南小1)
〇 4 × 1 〇 2 2-1 16 2 ④丸山 芙実(名寄南小1)
× 3 × 2 × 1
【高学年の部】総平手戦4回戦
名 前 一 回 戦 二 回 戦 三 回 戦
四 回 戦 勝 敗 勝 点 順 位 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 ①小野 慶就(士別南小 6)
× 2 × 6 〇 5 × 3 1-3 9 4 ②今野 知夏(和 寒 小 5)
〇 1 × 4 〇 3 〇 6 3-1 26 2 ③村山 友哉(名寄東小 5)
× 4 〇 5 × 2 〇 1 2-2 18 3 ④吉田 一経(名寄東小 5)
〇 3 〇 2 〇 6 〇 5 4-0 34 1 ⑤横山 翔央(士別南小 5)
〇 6 × 3 × 1 × 4 1-3 7 6 ⑥眞木 悠吏(士 別 小 4)
× 5 〇 1 × 4 × 2 1-3 8 5
石田六段のなよろ子ども将棋教室(10/12)
児童将棋大会(11/2)の参加者を募集しています!
教室には、名寄市と士別市・美深町の小学1年から中学1までの男女6名が参加してくれました。
はじめに吉川支部長から村山 友哉君と丸山 芙実さんに5級と12級の認定証が渡されました。二人とも最近の成績が評価されての昇級です。
次のミニ講座では、終盤で相手の王様を着実に寄せるテクニック「上手な詰めろのかけ方」を学びました。
石田六段は、「みなさんは、もしも教室にウサギが一匹入ってきたら、どうやって捕まえますか」と問いかけ、「むやみに追いかけると逃げられてしまいますよね。先ずは、出口を閉めるのが肝心です、将棋も同じで相手の王さまを逃げられないよう、囲むように指してみてください」と話され、実際に大盤を使ってわかり易く解説されました。
後半は、参加者の棋力に応じた実戦指導、六枚落ちから二枚落ちまで「六面指し」です。
プロ棋士と指すのは初めての子どもさんもいて、普段は早指しの子どもたちも、この時は、一手一手慎重に真剣な面持ちで将棋盤に向かっていました。
対局を終えた直後に、石田六段からポイント局面での解説をされると、感心したり、「あっ!そうか!」と悔しがるなど、子どもたちには、とても勉強になった2時間でした。
図はその時に出された中級編の問題で、この局面から、後手玉に詰めろをかけて、最後は5手詰めで詰ましてしまう手順があります。その手順は?
▲4一銀に△2二玉と逃げると▲3一角成りと入ります。これを同玉は▲3三銀成りと金を取る手が「詰めろ」で、後手玉に受けがありません。
また、▲3一角成りに△1二玉としても、同じく▲3三銀成りが「詰めろ」になります。
後手の△同玉に先手は、▲3三銀不成と金を取り詰めろをかけます。(途中図2)
第31回児童将棋大会の参加者を募集しています!
参加希望の方は、10月21日(月)までに名寄市児童センターへお申し込みください。(℡01654-3-3465)
また、大会では、審判長を務める日本将棋連盟棋士 石田 直裕六段(名寄市出身)による「指導将棋」も予定しています。
石田六段に挑戦して、プロ棋士の巧みな技を実感してください。
秋は将棋イベントがラッシュ! 10月の行事です
これまで中学生が参加できる大会がありませんでしたが、今回、地元・名寄新聞社の主催で行われることになりました。
また、翌日6日には、移動将棋教室として、市民文化センターで開催される「生涯学習フェスティバル 2024 in なよろ」に出展します。将棋の普及を目的に、将棋が初めての方に将棋の指し方や楽しみ方をお教えします。
実戦指導も行いますので、この後で開催される小学生の将棋大会(10/29士別・11/2 寄)に向けての練習になると思います。
☆☆ 名寄支部10月の行事 ☆☆
〇子ども将棋教室は、10時から正午迄、有段者会等は、午後1時から行います。いずれも会場は、駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
〇10月27日(日)は、士別市で第7回道北子ども将棋大会が開催されます。
参加ご希望の方は、10月11日までに道北日報社にお申し込みください(℡0165-23-3108)
9月例会と「小中学生将棋大会」の参加者募集中
参加者は、吉田 一経3級(小5)を含めて6人でした。
吉田3級は、平成4年の4月から子ども将棋教室に通い始め、15級でスタート、六枚落ち・四枚落ち・二枚落ちを順調にクリアして、今回初めて飛香落ちの手合いで指すことになりました。
さすがに、これまでの二枚落ちとは勝手が違いますが、持ち前の頑張りと盤数を指しこなして、次の飛落ちに進んでください。
例会の方は、3回戦終了時点で千々石五段と吉光四段が共に全勝、最終局の直接対決を千々石五段が制しました。(成績は、次表のとおりです)
ここをクリックすると、名寄新聞社杯「第1回小中学生将棋大会」のポスターがご覧いただけます。
===9月例会の成績(9/15:駅前交流プラザ「よろーな」)===
ハンディ戦・持時間各20分(以後30秒の秒読み)
名 前 一回戦 二回戦 三回戦 四回戦 勝 敗
勝 点 順 位 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 勝 敗 相手 ①吉 川 四段
× 2 × 6 × 5 × 3 ②千々石 五段
〇 1 〇 4 〇 3 〇 6 4 34 1 ③吉 田 3級
× 4 × 5 × 2 〇 1 1-3 10 ④芳 岡 四段
〇 3 × 2 × 6 × 5 1-3 7 ⑤香 川 五段
× 6 〇 3 〇 1 × 4 3-1 27 2 ⑥吉 光 四段
〇 5 〇 1 〇 4 × 2 3-1 24 3
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。