第79期順位戦C級2組4回戦 ▲田中 悠一五段vs△石田 直裕五段戦

   第79期順位戦C級2組で3連勝と好発進した石田 直裕五段は、4回戦を9月17日(木)に東京・将棋会館で田中 悠一五段と対戦しました。
   田中五段は、長野県長野市の出身で(故)関根 茂九段門下です。
   振り飛車党で、たとえ悪くなっても容易に土俵を割らない粘り強い棋風です。
   対する石田五段は、本格派の居飛車党で、堂々とした真っすぐな指し回しが持ち味です。
   両者の対戦成績は、石田五段の1勝。順位戦では初手合いです。
   本局は、居飛車対振り飛車の対抗形でまさに両者の持ち味が出た一戦になりました。



   先後は、リーグ抽選時に田中五段の先手と決まっています。
   先手は、元々向かい飛車でしたが、4筋に飛車を振り直して玉頭方面での戦いに持ち込んでいます。
   第1図は、△8六歩▲同歩△6五銀に先手が41手目▲4五歩と突っかけた局面です。
   以下、△5六銀▲6八角△4二角▲7五歩△6四角▲5五歩△7五歩▲4六飛と先手が銀取りに浮いて、後手の考慮中に夕食休憩に入りました。
   形勢は難しそうですが、再開後は、後手が攻めて先手が受ける展開になりました。


   第2図は、後手の△8八飛成に先手が▲5九歩と金底の歩でバリケードを敷いたのに対して、後手が△4九飛と打ち込んだ局面です。
   角取りと同時に△4八桂成で金を剥がしに行く筋も作っています。
   実戦は、図から▲5五角の飛び出しに△3三桂も有力そうでしたが、後手は「先手を取る」△4四金で対応、以下、▲同角△同飛成▲5五角打△同竜▲同銀に△5七歩打と攻めを続けます。




   第3図は、後手の△6九角打に先手が▲3七金打(85手目)と受けた局面です。
   ここまでの消費時間は、▲田中五段5時間35分、△石田五段5時間39分と拮抗、先手はカナ駒の力を結集しての徹底抗戦。
   ここで後手の指し手は、△4五歩ですが先手も△4六歩が金当たりになるのを先に避けながら▲5五金と桂馬を外します。
   さらに△4六歩には、▲6三成銀と根元の角を狙い容易に決め手を与えません。
   後手は、16分を使って△4八銀打と相手玉に迫りますが、先手は▲4六金右とかわし、
   後手の△3一角には、一転して▲4四桂から攻勢に転じました。



   第4図は、先手が99手目に▲7二飛と降ろした局面です。
   次に▲3二銀が厳しく、後手は、△1三玉と早逃げを図りますが「端玉には端歩」と▲1五歩△同歩▲1四歩打△同玉▲1六歩打と寄せを目指します。
   この後も後手は、先手玉にかなり迫りましたが137手目の▲1五銀の局面で投了、激戦に終止符が打たれました。






   投了図以下は、△1三玉▲2四銀△1四玉▲2三銀引不成まで。
   終局時刻は23時58分。消費時間は、両者6時間0分。
   この結果、勝った田中五段、敗れた石田五段は、ともに3勝1敗になりました。










   【写真提供:日本将棋連盟】

 9月の子ども将棋教室と有段者会の結果

         名寄の「児童将棋大会」は中止します

8月23日以来、久し振りの更新になりました。
   この間、厳しかった残暑もがようやく終わって朝晩は、少し肌寒さの残る季節になりました。
   図は、昨日(9/15)、日本将棋連盟HP「毎日の詰将棋」に出された詰将棋で 当市出身の石田 直裕五段による11手詰めです。
   チャレンジしてみてください。
   7月から再開している子ども将棋教室ですが、最近は参加者数も8~10名と定着しています、コロナ禍の状況では丁度良い人数と言えます。
   午前10時からの教室は、実戦を主体にしたハンディ戦3回戦を行っていますが、昇級を目指す子どもたちの真剣な戦いぶりが注目されます。
   昇級は、基本的に14級~5級までは、5連勝又は8勝2敗で昇級。4級~1級は、6連勝又は9勝2敗で昇級と定めています。
   この2カ月間での昇級者は3名、次回の教室で昇級可能な子どもさんもいるので楽しみです。

毎年11月に名寄で開催している「児童将棋大会」ですが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、協議した結果、中止することとなりました。
   この大会を楽しみにしていた子どもさんには誠に申し訳ありませんが、ご理解くださるようお願い申し上げます。
   なお、士別市からは、毎年10月に開催している「道北子ども将棋大会」を今年は中止しますとの連絡がありましたのでお知らせします。

===有段者会の成績===
   9月5日(土)に駅前交流プラザ「よろーな」で総平手4回戦・持ち時間一人30分(以後30秒)のルールで有段者会が行われました。
   参加者は7名、松永5級(小6)は、午前中の子ども将棋教室に引き続いての参加です。有段者に交じって2勝2敗と健闘しました。

名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝   敗 勝ち点  順 位 
勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手
①芳 岡 四段 2×753×62-216
②大 田 1級 ×1×3×4×7
③松 永 5級 ×42×152-218
④吉 光 四段 352×63-1242
⑤吉 川 四段 6×4×7×31-37
⑥芳 岡 五段 ×5×7142-2193
⑦千々石 五段 15624-0341

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

   ※図の詰将棋ですが、更新時(9/16)に桂馬の配置に誤りがありました、本日、修正して載せてあります。

 宗谷本線に乗り北へ行ってみたい

   史上最年少で二冠と八段位を獲得し、将棋ブームをけん引する藤井 聡太八段。
   二冠達成後の取材にも「暇が出来たなら旅行をしてみたい」と話されていたの聞き、一昨年、北海道新聞のインタビューで「(乗りたい鉄道は?)に「そうですね、機会があれば宗谷本線に乗って 北の方に行ってみたいと思います。」と話されたのを思い出しました。
   宗谷本戦は、旭川市から名寄市を経由して稚内市を結ぶ路線距離259㎞の長大路線です。
   ぜひとも夢を叶えて欲しいものです。

=== 8 月 例 会 の 成 績 ===
   8月16日(日)に駅前交流プラザ「よろーな」で月例会が行われました。(写真)
   参加者は7名、4回戦のハンディ戦の結果は、千々石五段が4戦全勝でした。

名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝   敗 勝ち点  順 位 
勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手
①江 良 二段 ×2×7×3×6
②吉 川 四段 1×3×472-217
③千々石 五段 42154-0341
④香 川 五段 ×35263-1272
⑤大 田 1級 ×6×4×7×3
⑥芳 岡 四段 571×43-1243
⑦佐々木 二段 15×6×22-215

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

 第79期順位戦C級2組3回戦 ▲石田 直裕五段vs△牧野 光則五段戦

   8月13日(木)に第79期順位戦C級2組3回戦が東西の将棋会館で13局が行われ、本市出身の石田 直裕五段は、関西将棋会館「芙蓉の間」で牧野 光則五段(まきの みつのり)と対戦しました。
   牧野五段は、和歌山県和歌山市の出身で木下 晃七段門下。 身長が182センチで棋士の中でも長身、また数少ない長髪の棋士です。
   居飛車党で攻め将棋、序中盤から時間を使い、終盤では一分将棋になってからも力を発揮し、本局でも粘り強い指しぶりが見られました。(第6図)
   両者は過去、第75期順位戦C級2組8回戦(2016年)で1度対戦があり、後手の牧野五段が一手損角換わりで勝っています。



   居飛車党同士の将棋は、石田五段の先手で始まり、戦型は、後手の一手損角換わりになりました。
   第1図は、先手の石田五段が6分の考慮で▲5六角と据えた局面です。
   後手が△4五歩と角のラインを止めたのに対して先手が長考、1時間26分の考慮で▲8三角成ではなく▲3七桂を着手、次に▲4五桂と▲2五桂の両狙いがあります。
   この桂跳ねに後手も1時間25分の長考でお返しで△6五銀と前進、以下▲4五角△同銀▲同桂と進んで早くも駒がぶつかり合う激しい将棋になりました。




   第2図は、後手が△2三歩と打って飛車の侵入を阻止、対して先手が▲6六歩と突いた局面。
   銀の逃げ場がなく6五の銀が入ると駒割りは、▲銀銀と△角の2枚換えになりますが、この手を境にして将棋が激しく動きます。
   実戦は、△6六同銀▲同銀に後手が銀・香の両取りに△8八角と打ち▲7七桂△9九角成▲6三歩打・・・と数手が進んで第3図になりました。






   第2図を境に流れが一変して、第3図(△3四歩)の局面は、後手が先手を追い込む展開になっています。
   先手は、ここで王手飛車は大丈夫とみて▲2三飛成りと侵入、以下△3五歩▲6四銀(次に▲6二銀からの詰めろ)と勝負をかけますが、後手も△3六角と王手を決めてから△6三飛 と拠点の歩を払い▲同銀成に△6九香成りと進んでみると果たしてどちらが攻め勝っているかわからない難解な終盤戦になっています。






   第4図は、一手違いの際どい終盤戦で後手が△2三飛と王手成銀取りと自陣飛車を打った局面です。
   先手は、▲2四歩の中合いで先手を取りますが後手は、△6三飛となり銀を取らずに△2四同飛と攻め合いに出て▲2五歩の連打にも同飛と前進、▲2六銀合いにも△同飛と切り ▲同玉に△4四馬と成桂を外しながら守りにも利かしました。(第5図)
   △2六同飛から後手は、一分将棋に入り、先手の残り時間が19分ほどになっています。






   この△4四馬の攻防手に対して先手は、▲6一歩成と金を取り△4二玉に一分将棋になるまで考え、▲5三金と打って寄せ合い勝ちを目指しました。
   以下、△3一玉▲4二金打△2二玉に▲2四飛と王手馬取りに打ち△2三銀合いに▲4四飛と馬を払いました。
   この後は、後手からの厳しい攻めが続いて、逃げ方を誤ると一気に詰まされそうな局面もありましたが133手目の▲4六桂を見て後手の投了となりました。(投了図)







   投了図以下は、先手玉に詰みはなく、後手玉は▲2四金までの詰めろで粘りの利かない局面になっています。
   序盤から激しく動いた将棋でした。どちらの玉も不安定な位置にいるので特に終盤は目の離せない、見ごたえのある将棋でした。
   総手数133手、終局は0時0分。消費時間は両者共に6時間0分。
   勝った石田五段は、3連勝、敗れた牧野五段は1勝2敗となりました。




   【写真提供:日本将棋連盟】


 夏季将棋大会の結果

今月最初の将棋は8月1日の子ども将棋教室で始まりました。
   参加者は8名、低学年と高学年がそれぞれ4名で兄弟での参加が2組ありました。 前半は将棋世界8月号の「ちょっと手ごわい1手詰」に挑戦してもらい、そのあとで「美濃囲い」や「矢倉囲い」等、王の囲い方を大盤に並べました。
   初級クラスの将棋では、王を囲わずにいきなり戦いになるケースが多く見られますが、少なくともカニ囲いくらいは覚えて欲しいですね。
   図は、先の王位戦七番勝負第3局で先手の藤井聡太棋聖が33手目に▲5八金と指した局面です。
   私には初見ですが、大正・昭和の名棋士・土居市太郎名誉九段が昭和初期に好んで愛用したことから「土居矢倉」と呼ばれているそうです。
   AIの出現でこれまでの囲い合う将棋から攻守のバランスを重視した将棋に一変、腰掛け銀(△6二金・△8一飛型)、雁木、そして「土居矢倉」の復活など、古い戦法が令和に入ってから 再度、陽の目を見るようになっています。
   改めて将棋の奥深さを感じます。

=== 夏 季 大 会 の 成 績 ===
   7月26日(日)に駅前交流プラザ「よろーな」で総平手4回戦・持ち時間一人30分(以後30秒)のルールで行われました。
   リーグ戦終了後に4戦全勝者による決勝が行われ、角換わり腰掛け銀の戦いは、接戦の末、後手の星 四段が香川五段を制しました。

名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝   敗 勝ち点  順 位 
勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手
①千々石 五段 ×26×532-2183
②   星    四段 14364-0341
③大 田 1級 ×4×5×2×1
④吉 川 四段 3×2×6×51-37
⑤香 川 五段 63144-0342
⑥江 良 二段 ×5×14×21-39

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

 8月の行事と再開した子ども将棋教室・月例会の結果

新型コロナウイルス感染拡大防止のため3月から休止していた子ども将棋教室ですが7月から再開しています。
   再開初日の4日は4名の参加でしたが、11日は市内だけでなく中川町などからの市外も含め、小中学生男女10名の参加しました。(写真)
   これまでとは違った広い会議室を使い、座る間隔を空けたり、入室時には手指を消毒。マスクを着用し、将棋盤・駒も除菌するという新スタイルでの教室です。
   午前10時から始まった教室では名寄出身のプロ棋士として活躍する石田 直裕五段が9日に勝利した順位戦第2回戦の棋譜を大盤に並べ、指導員がポイントを解説しました。
   後半は実力に応じてクラス別リーグ戦が行われ一人3~4局を戦いました。
   約4カ月ぶりの実戦という事もあり、子どもたちは将棋のおもしろさをあらためて感じている様子でした。
   地区予選・対外試合は行われませんが、有段者会・月例会そして将棋教室の再開と徐々に活動がもとに戻りつつあるのは嬉しいですね。

   ☆☆名寄支部8月の行事☆☆

  • 8月 1日(土)   子ども将棋教室
  • 8月 1日(土)   有段者会
  • 8月 8日(土)   子ども将棋教室
  • 8月16日(日)   月例会
  • 8月23日(日)   アマ王将戦名寄地区予選(中止)

  •    ※将棋教室は、10時から正午迄、月例会・大会は午後1時から行われます。
       ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
☆☆参加される方にお願い☆☆
  • 会場内ではマスク着用と咳エチケットをお願いします
  • 入室時には手洗いと除菌作業のお手伝いをお願いします
  • 当分の間は観戦及び付き添いはご遠慮願います
  • 体温の管理(37.5度以上の発熱がある場合はご遠慮願います)

◎7月12日(日)総会終了後に月例会が7月例会が駅前交流プラザ「よろーな」で行われました。
   駒落ちハンディ4回戦の結果は星のつぶし合いとなり3勝1敗が4名となりました。

名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝   敗 勝ち点  順 位 
勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手
①芳 岡 四段 2×8373-1261
②鷲 見 三段 ×1×3482-219
③香 川 五段 42×153-1253
④吉 川 四段 ×3×5×2×6
⑤千々石 五段 ×647×32-217
⑥吉 光 四段 574×83-124
⑦大 田 1級 ×8×6×5×1
⑧豊 岡 六段 71×263-1252

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。 以降秒

 第79期順位戦C級2組2回戦 ▲石田 直裕五段vs△今泉 健司五段戦

   順位戦の初戦を白星で飾った石田五段は7月9日(木)に二回戦で今泉 健司(いまいずみ けんじ)五段と対局しました。
   今泉五段は広島県福山市の出身で桐谷 広人門下。プロ編入が制度化されてからのプロ編入試験受験者第一号で2015年4月1日付けでプロ棋士四段に。
   振り飛車を主戦としていますが振り飛車党同士の対局のみ居飛車を採用しています。
   両者のこれまでの対戦では第77期順位戦C級2組7回戦で今泉四段(当時)が三間飛車を採用、乱戦の末石田五段が勝利しています。
   対局は午前10時から東京将棋会館4階の「飛燕」で行われました。


   戦型は先手石田五段の穴熊に対して後手今泉五段の三間飛車対抗形になりました。
   1図は午前中の局面で後手が4二の飛車を△2二飛と回した局面です。
   ▲4六歩△同歩▲同飛は△4二飛で後手の術中にはまってしまいますし、また、▲2八飛△4二飛▲4八飛では千日手模様となります。
   実戦は先手が▲3六歩と突いて、以下△2四歩▲3七桂△2五歩▲4五桂△4四角▲5五歩と進みました。
   最後の▲5五歩がいかにも筋といった突き出しで△5五同歩には▲5四歩の垂らしが厳しい手になります。



   2図は後手が△2六歩と進めたのに対して▲5六歩と打った局面です。
   いよいよ決戦に入ります。この合わせの歩に△同歩▲5五歩△同銀▲同銀△同金▲5三銀打に後手も△5四銀と打ったところで先手は▲8六角と角のラインを変えて3図の局面に進みました。







   3図は角のラインが受けにくい局面になっています。
   ここから実戦は△5三銀▲同桂成△6四銀打▲5四成桂△同金に▲4五銀と打って後手の中央の厚みを削って優勢を拡大していきます。









   4図は後手が△2五飛と飛車取りをかわしたのに対して▲3五歩と突いた局面です。
   この歩も手筋で△3同飛では▲2一馬があり△3五同歩は▲3四銀や▲5五飛で収拾がつかなくなります。
   実戦は△4二銀▲3二馬に△4三銀と受けましたが▲3三馬△同桂▲3四歩△同銀に▲1六角と進みました。(5図)






   5図から△3五飛▲4六銀△3六飛▲4七金△4六飛▲同金△2五銀と角取に出たところで△▲3四歩と打たれ後手の投了となりました。
   












   終局時刻は20時47分。消費時間は▲石田五段5時間11分、△今泉五段4時間14分。
   勝った石田五段は2連勝、敗れた今泉五段は1勝1敗です。

/> 第79期順位戦C級2組2回戦の結果と有段者会の成績

 6月25日の1回戦に続いて昨日(7/9)、第79期順位戦C級2組の2回戦10局が行われ、本市出身の石田 直裕五段は今泉 健司五段と対戦し103手で勝利して開幕戦2連勝です。詳細については後日掲載します。
   さて名寄支部では先月から月例会・有段者会を行っていますが、この7月からは子ども将棋教室も再開されました。
   教室の再開初日(7/4)は4名と予想よりも少ない人数でしたがそれでも手・指・将棋盤・駒の消毒そしてマスクの着用という新スタイルにも慣れた様子で久しぶりの将棋を楽しんでいました。
   今月の日程はこの後に子ども将棋教室(11日)、月例会(12日)そして夏季大会(26日)を予定していますが参加される方はくれぐれもマスクの着用を忘れないようにお願いします。
   またお隣の士別地区将棋連盟でも先月から活動を再開していて毎月第3日曜日に月例会を行っていて7月は19日に例会が行われます。
   また、子ども将棋教室は8月22日から再開される予定です。

・・・7月有段者会の成績・・・
   持ち時間各自20分、駒落ちハンディ戦の結果は次のとおりです。
名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝   敗 勝ち点  順 位 
勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手
①松 永 6級 ×2×53×41-39
②香 川 五段 13×4×52-2153
③芳 岡 四段 ×4×2×151-310
④吉 光 四段 35214-0341
⑤千々石 五段 1×4×322-2172

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

 7月から子ども将棋教室を再開します

無観客ながらプロ野球やゴルフなどが行われるようになり、少しづつ新しいスタイルでの「日常」が始まりつつあります。
   また日本将棋連盟ではウイルスの感染防止対策を講じながらタイトル戦や順位戦がすでに行われていますが、先日(6/25)の第79期順位戦C級2組一回戦では、石田 直裕五段(当市出身)が長谷部 浩平四段を破って 白星スタートを切っています。(詳細は次回にお伝えします)
   名寄支部でも今月から有段者会と月例会が再開されて会場内に駒音が響きました。
   7月からはいよいよ子ども将棋教室も再開しての活動となります。
   と言ってもコロナ禍が完全に収束したわけではありません。
   感染防止対策を講じながらの開催となりますので皆さんのご協力をお願いします。

☆☆名寄支部7月の行事☆☆

  • 7月 4日(土)   子ども将棋教室
  • 7月 4日(土)   有段者会
  • 7月11日(土)   子ども将棋教室
  • 7月12日(日)   月例会
  • 7月26日(日)   夏季大会

  •    ※将棋教室は、10時から正午迄、月例会・大会は午後1時からです。
       ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
☆☆参加される方にお願い☆☆
  • 会場内ではマスク着用と咳エチケットをお願いします
  • 入室時には手洗いと除菌作業のお手伝いをお願いします
  • 当分の間は観戦及び付き添いはご遠慮願います
  • 体温の管理(37.5度以上の発熱がある場合はご遠慮願います)



 第70期王将戦二次予選T ▲佐々木 大地五段vs△石田 直裕五段戦

   挑戦者決定リーグ入りをかけて、第70期王将戦第二次予選トーナメント戦が始まり、本市出身の石田 直裕五段は昨日(6/20)、東京・将棋会館「雲鶴」で佐々木 大地五段と対戦をしました。
   佐々木五段は長崎県対馬市の出身で深浦康市九段門下。相掛かり・横歩取りを得意とする力強い攻め将棋で両者の対戦成績は佐々木五段の3勝2敗です。
   佐々木五段は一次予選で藤倉勇樹五段、本田 奎五段、渡辺正和五段、橋本崇戴八段に勝ち、石田五段も松本佳介六段、田中悠一五段、中村太地七段、中座七段に勝っての二次予選進出です。


   対局開始は午前十時、持ち時間は各3時間で振り駒の結果佐々木五段の先手で始まりました。
   対両者の棋風から戦型は相掛かりになりましたが先手が17手目に▲3五歩と突いて後手からの△3四歩を牽制したことから 後手は右玉に構える展開となりました。
   第1図は先手が9筋の突き捨てを入れてから▲7二歩と垂らした局面です。
   この手に対して後手は△4五歩(58手)と桂を取り、以下▲4四角に△7二玉とかわして▲2二角成りと進みました。この時点で先手駒得となりましたが手番を得た後手の攻めが6筋から始まりました。



   第2図は中盤の激しい攻防が続いて、秒読みの中で後手が先手の▲4六銀の飛車取りに構わずに△8四角(80手)と打った局面です。
   一手争いの局面で価値ある攻防手が放たれ、▲4八銀や▲4八金の防ぎでは△4六飛▲同歩△5七桂成の殺到があります。
   実戦は▲4五銀と先手は飛車を取り、後手は5七銀成から▲4九玉△4八銀▲3八玉△4七桂成り・・・と王手を続け手順に△2ニ馬(98手)と抜いて第3図(詰めろ)の局面になりました。




   第3図から先手は▲4六歩と打って△4六角の詰めろを防ぎましたが、後手は△5七角と4六への利き数を足して詰めろを続け、▲6四桂の王手には△8三玉とかわし▲5六金の受けには △4六成銀と先手玉に迫りました。(▲同金なら△同角成からの詰み)
   しかし、この瞬間に先手から▲2三飛成(王手)が指されました。(第4図)







   実戦は△同馬と竜を取りましたが▲5二桂成△4三歩には▲6三飛△7四玉に▲7三金と打たれ△8四玉に▲6四飛成と進んで後手の投了となりました。
   第4図の▲2三飛成は▲同馬と取らせて馬筋をそらし、続く▲5二桂成りは上部に脱出を図る手です。









   終局は17時49分。
   秒読みの中で捻りだされた▲2三飛成の王手。
   解説がないのでわかりませんが竜を取らずに△4三歩の合いはなかったのでしょうか。
   まさに一手を争う終盤戦・好勝負でした。

 名寄支部活動再開!6月例会の結果

   道内各支部のHPやブログを見ますと「緊急事態宣言」の全国的解除を受けて、6月からは「感染対策」を講じたうえで活動が再開されているようです。
   ただし子ども将棋教室については未だ開催を見合わせているところが多いのですが、名寄支部では子どもたちの部活動も再開されたことから7月から教室を行う予定です。
   6月7日に活動再開の第一段として6月例会が駅前交流プラザ「よろーな」で行われました。
   久し振りの例会にはマスク姿で7人の参加がありました。
   対局前には全員で将棋盤や駒、時計等の消毒を行いましたが、これが将棋を指すうえでの新たなスタイルになりそうです。(写真)
   また大会場もこれまでよりも広い部屋を手配、テーブルの間隔を十分に取って換気も十分に行いながらの月例会になりました。
   2月以来の対局とあって会場は静けさと緊張感が漂いましたが、各々が実戦で駒の感触を思う存分に楽しんだ4回戦でした。
   持ち時間各自20分、駒落ちハンディ戦の結果は次のとおりです。

名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝   敗 勝ち点  順 位 
勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手勝   敗相手
①芳 岡 四段 2×73×62-216
②大 田 1級 ×13×4×71-38
③吉 川 四段 ×4×2×1×5
④芳 岡 五段 3×5263-1261
⑤吉 光 四段 ×64×732-218
⑥香 川 五段 571×43-1243
⑦千々石 五段 15×623-1252

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

 第70期王将戦一次予選決勝▲中座 真七段vs△石田 直裕五段戦

   一次予選の準決勝(5/8)で中村 太地七段に勝利した本市出身の石田 直裕五段は5月28日(木)に二次予選入りを懸けて同じ北海道・稚内市出身の 中座 真七段(ちゅうざ まこと)と東京・将棋会舘で対戦しました。
   中座七段は(故)佐瀬勇次名誉九段門下。居飛車党で横歩取りにおける後手の戦法「横歩取り8五飛戦法」を編み出したことでも知られています。
   稚内市と名寄市は道北にあって地域的に二人は先輩後輩の関係、今年10月に例会初日を迎える「北海道研修会」では両人とも幹事に名を連ねています。 これまでの対戦成績は中座七段の2勝0敗です。


   対局開始は午前10時、場所は東京・将棋会館の特別対局室、持ち時間は各3時間。
   振り駒は中座七段の振り歩先で、結果は歩が3枚出て中座七段の先手で始まりました。
   互いに居飛車党の二人、この日の戦型は相掛かり戦になりました。
   相掛かりは中座七段の得意戦法、それを迎え撃つ後手の石田七段の作戦が注目されます。
   第1図は10手目に後手が△1四歩と突いた局面。大石直嗣七段の解説には「本譜の△1四歩の他に△9四歩、△5二玉、△4二玉なども挙げられます」



   第2図は先手が1筋で歩を駆使して香得を果たした局面です。(38手)
   「しかし先手は香得を果たしましたが、歩切れであり、また後手から△8六歩という手も残り大変な局面」と、大石七段の解説があります。
   図の△1三角から実戦は▲4五桂△4二銀▲5六香△7四銀▲1四香△2四角に▲5三桂成りから先手の猛攻が始まりました。






   第3図は前図から20手ほど進んで、▲5一飛の王手に58手目△5二香と合いをした局面。
   この香は5三玉が動いた瞬間に先手玉を睨む攻め駒にもなっています。
   実戦は▲2一飛成りと先手が桂補充したのに対して後手は△6四玉と移動、この手は合い駒に放った5二香が先手陣を睨んだぴったりの一着となりました。
   さらに▲5六桂に△同香▲同飛△5三香▲同飛成△同金に▲6六歩と進みました(次図)





   第4図は▲6六歩(桂取り)の局面です。この局面で中座七段は既に1分将棋に入っています、一方、石田五段は14分ほど残しています。
   ここで△5七桂成りでは▲同玉△4五桂(△5六歩)は▲6八玉でまだ詰みません。
   実戦はノータイムで△5六歩と指してこれが決め手になったようです。
   先手は▲6五歩と桂を外しましたが△同銀と取られこれ以上の攻めが続かず71手目▲3二竜と金を取りましたが、後手の△6六桂打を見て投了となりました。(投了図)




   投了以下は▲6九玉には△5九飛、▲6七玉は△5七歩成▲同玉△5六飛以下の詰みがあります。
   終局時刻は17時9分。消費時間は中座七段2時間59分、石田五段が2時間46分です。
   勝った石田五段は18名の棋士で行われる二次予選に進出しました。
   大石七段講評>本局は中座七段が巧みな手順で香得を果たしましたが、先手の歩切れをついた石田五段の読みが上回りました。相掛かり特有の一手一手が細かい応酬、序盤から目が離せない一局でした。

 名寄支部では6月の活動を一部再開します。

緊急事態宣言が解除され段々と社会に動きが出て来たようで少しほっとしています。
   日本将棋連盟ではこの宣言解除を受けて、6月からは東西交流等、対局者の長距離移動を含む公式戦を再開し、東京・将棋会館、および関西将棋 会館における対局も1室最大2局とするなど制限が緩和されるようです。
   また、北海道支部連合会のHPには席数の縮小及びビニールによる養生措置等の飛沫感染対策を講じたうえで6月1日から道場を再開するとのお知らせがありました。
   名寄支部でも新型コロナウイルス感染拡大防止策が良い方向に向かっていると判断をし、6月から「将棋活動」を一部再開することになりました。
   しかし再開と言ってもコロナが完全に収束したわけではありません、これからは新しい環境の下でコロナと付き合いながら将棋を指すことになりますのでご理解とご協力をお願いします。

☆☆名寄支部6月の行事☆☆

  • 6月7日(日)   月例会
  • 6月13日(土)   有段者会

  •    ※子ども将棋教室につきましては今しばらく開催を見合わせます。
       ※大会は1時から会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
☆☆参加される方にお願い☆☆
  • 会場内ではマスク着用と咳エチケットをお願いします
  • 入室時には手洗いと除菌作業のお手伝いをお願いします
  • 当分の間は観戦及び付き添いはご遠慮願います
  • 体温の管理(37.5度以上の発熱がある場合はご遠慮願います)



 第70期王将戦一次予選 ▲石田 直裕五段vs△中村 太地七段戦

   5月8日(金)に東京・将棋会館で第70期王将戦一次予選が行われ石田直裕五段(本市出身)は中村 太地七段(なかむら たいち)と対戦しました。
   中村七段は東京都府中市の出身で(故)米長邦雄棋聖門下。プロデビュー当時は振り飛車党でしたが、2007年頃から棋風を改造し、居飛車党に転向、角換わりや横歩取りを得意にしています。
   これまでの対戦成績は中村七段の2勝0敗、直近の対局は2019年の銀河戦でその時は角換わりの将棋でした。
   本局は新型コロナ感染対策として東京将棋会館での対局を1部屋1局以下に抑えるという措置での対局になりました。


   両者はここまで石田五段が田中悠一五段、松本佳介六段を中村七段が真田圭一八段、高野秀行六段を破っての対戦となりました。
   戦型は先手石田五段の矢倉模様に対して中村七段が△6四銀~△7五歩と急戦に出て序盤から金・銀が交換になる激しい将棋になりました。
   第1図は金銀交換となった後手の手番ですがここで昼食休憩に入りました。
   対局再開後、後手は壁銀を解消しながら▲6四角に備えての△4二銀。以下▲6四角△7三歩▲4八銀とここから互いに陣形整備に移り穏やかな流れになりました。


   第2図は互いに陣形の整備が進んで、先手の▲5九銀に後手が△3五歩(54手)と仕掛けた局面です。
   ▲3五同歩には△6三金▲4六角△3六金打ちがあります。実戦は▲3五同歩△3六金▲7六銀△4七金▲4八銀△6二飛▲6四歩△4八金▲同飛△3六歩と進み後手の攻めに対して先手が受けながら反撃を狙う展開になりました。





   第3図は17時頃の局面で後手が4二の角を△3三角と上がり、先手が▲4五飛と歩を払った局面です。
   解説の西川和宏六段は、「先手は桂損ながら飛車の働きが良くて十分やれそうな局面。対して後手は歩切れなのが気掛かり。」
   実戦は△8二飛の先受けに▲6三歩成となり捨てて△同金に79手目▲3四銀と打って後手が攻勢をかけました。
   西川六段は「この手が予想以上に厳しくて先手がはっきり優勢になりました」と。





   第4図は▲3四銀打から数手進んで先手が3七の角を▲4八角と引いた局面。
   絶好の一着と言われ、△4八同角成りは▲同飛が銀取りで△4七銀不成は▲6六角が王手になります。
   実戦は△4七銀不成▲6六角△3三歩▲3一角△1二玉に▲4二金(93手目)と引いたのを見て後手の投了となりました。







   投了図以下△4二同金は▲2三歩成りまで、△3四歩と銀を取るのは▲3二金で必至。
   終局は17時24分。持ち時間3時間うち消費時間は石田五段が2時間48分、中村七段は2時間59分でした。
   勝利した石田五段は次に二次予選入りを懸けて中座 真七段と対戦します。

 5月の活動を全て中止します。

   緊急事態宣言が今月31日まで延長されました。
   名寄市からも会場のよろーなの使用を控えてくださいとの要請もあり、すでに中止を決定した節句将棋まつり将棋大会(5/5)以降の活動についてもすべて中止することになりました。
   大変残念ですが現状を鑑みると仕方ありませんね。
   みなさんのご理解とご協力をよろしくお願いします。
   今後につきましては情勢の変化に応じて、当ホームページにてお知らせしますので定期的にチエック願います。
   ※ 最近は新聞の「短歌・俳句・川柳」欄に新型コロナウイルス関連の投句・投稿が増えているようです。朝日川柳の一句から「出口が見えぬ」を「将棋大会」に代えてみました。

 5月5日の節句まつり将棋大会は中止します。

ゴールデンウイークの5月6日まで北海道全域に「緊急事態措置」が出されています。 この為、5月5日予定の節句まつり将棋大会を中止します。 皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
   今後の予定につきましては、当ホームページにてお知らせしますので定期的にチエック願います。
   一日も早く普通の生活に戻られるよう共に頑張りましょう。

   写真は渡辺 明三冠が加藤一二三九段との共著で先週発売された単行本「天才の考え方」(中央公論新社)です。
   渡辺 明三冠は石田 直裕五段の兄弟子で本書では加藤九段との対談や今と昭和の時代の将棋界の違いなどについて。またそれぞれの項では勝負哲学や考え方などを語られています。
   棋書以外での共著は珍しいと思います。

 4月の子ども将棋教室はすべて中止します。

名寄市内では4月7日から小・中学校が再開されましたが、感染拡大を防ぐには依然として不要不急の外出を控えなければならない状況です。
   このような状況を鑑み、今月11日と18日に予定していた子ども将棋教室は中止とさせていただきます。
   これで2ヶ月連続でのお休みとなり、再開を楽しみにされていた方には大変申し訳ありませんが、今しばらくお待ち願います。
   なお、竜王戦名寄地区予選(19日)は全国大会が開催中止になりましたので予選を中止します。

☆☆名寄支部4月の行事(再掲)☆☆

  • 4月11日(土)   第5回子ども将棋教室
  • 4月11日(土)   有段者会(午後1時~参加対象は大人のみ)
  • 4月12日(日)   月例会(午後1時~参加対象は大人のみ)
  • 4月18日(土)   第6回子ども将棋教室
  • 4月19日(日)   竜王戦名寄地区予選

  •    ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。


◎右の詰将棋は、11日の将棋教室で子どもたちに考えてもらおうと予定していたものです。
   詰め手数は7手、類似問題も多くありますが駒の配置が斬新でまさに大盤向けの問題でしょう。





 4月は11日の「子ども将棋教室」と「有段者会」から始まります

段々と春めいてくる年度替わりのこの時期ですが、なかなか新型コロナウイルス感染の脅威が収まりません。
   そのような状況ですが名寄支部では4月の行事については日程を一部変更して活動を再開することになりました。
   会場(駅前交流プラザ「よろーな」)ではテーブルの間隔を広げてこまめに換気を行いますが、参加されるみなさんはマスクを着用するなど下記の「お願い」事項にご留意ください。
   なお状況に変化が生じた場合には、直前でも開催を中止させていただく場合がありますので当ホームページにて確認くださるようお願いします。

☆☆名寄支部4月の行事☆☆

  • 4月11日(土)   第5回子ども将棋教室
  • 4月11日(土)   有段者会
  • 4月12日(日)   月例会
  • 4月18日(土)   第6回子ども将棋教室
  • 4月19日(日)   竜王戦名寄地区予選

  •    ※将棋教室は、10時から正午迄、月例会・有段者会・大会は午後1時からです。
       ※会場は全て駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
       ※北見市で開催予定の「第52回道北支部対抗将棋大会」は中止になりました。
《参加・付き添いをされる方へのお願い》
  • ①マスクを必ず着用してください。
  • ②換気のためこまめに窓を開けますが、室温が下がりますので服装にご留意ください。
  • ③のどの痛み・せき・熱のある方はご遠慮ください。
  • ④会話・感想戦は必要最小限でお願いします。

 将棋では"大は小を兼ねない"ことがあります

週末の外出自粛要請を柱とした北海道の「緊急事態宣言」が今日(19日)で終了とか、そして名寄市でも明日からは市内の一部公共施設が再開されるようです。
   でも新たに感染者が出ている状況では、今しばらくは「我慢」の状況が続きそうですね。
   道内のほとんどの支部が活動を中止していますが、苫小牧支部では将棋教室の休講を受けて生徒さん向けに不定期で「次の一手」や「詰将棋」をブログにアップしたり、 旭川愛棋会支部ではインターネットを活用したオンライン例会を試験的に開催するなど新たな取り組みが見られます。
   3月下旬に入りそろそろ来月の準備をと思うのですが4月の支部行事については、今後の動向をふまえて開催の可否を決定し、ホームページで お知らせしますのでご確認くださるようお願いします。

【将棋コラム:香なら詰むが飛では詰まない】











子ども将棋教室では、駒の価値(序列)をお金に例えて高い方から飛→角→金→銀→桂→香→歩の順ですと説明しています。
   攻め駒なら歩より香車、香車より飛車・角が強いという具合にです。しかし、それにも例外があるというのが上の詰将棋AB図です。
   駒の配置は同じで違うのは持ち駒のみ。そこで4択問題です。
   ①AもBも詰む
   ②Aは詰むがBは詰まない
   ③Aは詰まないがBは詰む
   ④AもBも詰まない
   ・
   ・
   正解は②Aは詰むがBは詰まないです。
   A図は2四香、1一玉、1二歩、同玉、2三馬、2一玉、2二馬までの7手詰。
   B図は2四飛、2三歩合、同飛成、1一玉で1二歩が打てないので詰みません。
   将棋では「打歩詰禁止」のルールがある為に大(飛車)は小(香車)を兼ねない場合があります。 子どもたちにはこのことをふまえて駒の価値を説明する必要があります。
   このコラムは『これだけできれば詰将棋初段』(注)から転載させていただきました。



   (注)『これだけできれば詰将棋初段』は1993年7月に成美堂出版から刊行された詰将棋問題集で、著者は詰将棋作家の 堀内 和雄(故人・ 釧路市生まれ)さんで二上 達也先生(故人)が監修されています。

 3月の行事はすべて中止になりました。

懸命な対策にもかかわらず依然として新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、3月後半に予定していた支部名人戦(3/15)と月例会(3/22)も中止することになりました。
   今後の予定につきましては、当ホームページで発信していきますのでご確認くださるよう、よろしくお願いいたします。
   皆様方には引き続き手洗いや普段の健康管理等、感染対策を十分におこなっていただきますようお願い申し上げます。

 順位戦C級2組最終戦 △石田 直裕五段vs▲上村 亘五段戦

   第78期順位戦C級2組の10回戦(最終局)全26局が東京と大阪の両将棋会館で行われ、石田 直裕五段(名寄市出身)は東京・将棋会館で上村 亘五段(かみむら わたる)と対戦しました。
   上村五段は東京都中野区出身で中村 修九段門下。
   両者は2012年の前期で同時に四段昇段を果たし棋士番号は上村五段が288、石田五段が289です。
   上村五段は本人によると居飛車党ですが第74期順位戦C級2組の2回戦では先手中飛車を採用しています。(結果は石田五段の勝ち)
   今期順位戦の成績は石田五段が4勝5敗、上村五段は3勝6敗です。


   午前10時に上村五段の先手で開始された将棋は角換わり腰掛け銀(先手▲2六歩型から▲4五銀)になりました。
   第1図は中盤の局面で後手△7六歩の突き出しに65手目▲6六銀と歩の前に上がった局面。
   これを△同角なら▲同飛△同歩▲7四角でほとんど後手業玉は寄り筋。
   実戦は△6四角とかわし以下先手は▲1五香と香を走り後手も△8六飛と飛車先を切り▲8七歩に△8四飛と引きました。




   第2図は先手の▲6五銀に後手が74手目△6八歩と打った局面、歩の手筋です。
   これを▲同飛△6七歩打▲同飛△6六歩打▲同飛△5五角▲6九飛△6五桂▲同飛△9九角成まで進むと後手が優勢になります。
   実戦は途中の△6六歩打に▲6四銀と飛車を捨てて△6七歩成▲6三銀成△同金▲6七角と一直線に進みました。
    83手目▲6七角の局面、時刻は午後10時頃で対局が始まってから12時間が経過しています。





   第3図は▲6七角の局面から少し進んで後手が8七に飛車を成り込んだ局面です。
   傍目には手番は先手でも飛車が先手陣成って次に△7七桂成りから角を取れるので後手が良いように思えるのですが。
   この局面、控室では手番を握った先手が優勢になったと言われています。






   第3図の△8七飛成りに対して先手は2分余りで97手目▲4五角と打ちました。(第4図)
   これが非常に厳しい一手で、▲6三角成△同玉▲7四銀からの詰めろになっています。
   後手は△5四歩と角切りを消しましたが玉が堅くなっているわけではなく苦しい受けになっています
   先手は△5四歩に▲6四歩打△同金▲7二飛△6二歩打▲7三銀打と確実に後手手玉に迫って、結局、123手目先手の▲4四飛(投了図)を見て後手の投了となりました。




   終局時刻は23時38分。
   勝った上村五段、敗れた石田五段は共に4勝6敗で今期の順位戦を終えました。

 3月の行事を一部中止します

明日からは弥生三月、雪解けが進み、近づく春の気配に心躍らす季節になる筈でしたが・・・。
   新型コロナウイルスのため北海道支部連合会をはじめとして道内の各支部でも3月の将棋イベントの中止が決定されています。
   名寄支部においても感染拡大防止のため、3月7日(土)の第5回子ども将棋教室と有段者会及び3月14日(土)の第6回子ども将棋教室を中止することとしました。
    15日以降の大会をどうするかについては、今後の状況を見て判断したいと思いますので、当ホームページで最新情報をご確認くださるよう、よろしくお願いいたします。
   緊急事態宣言が発表されたからには「忍」の一手は仕方ありませんね。
皆様方におかれましては感染対策を十分におこなっていただきますようお願い申し上げます。

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