9月の活動は全て中止になりました

北海道の緊急事態宣言が延長されたことにより、名寄市内の公共施設も9月30日まで臨時休館になりました。
   このため、18日以降に予定をしていた子ども教室等の活動は、すべて中止とさせていただきます。
   再開を楽しみにされていたみなさんには、大変申し訳ありませんが、今しばらくのご辛抱をお願いします。

 ホームページのチェックをお願いします

ホームページを立ち上げて、7年も経過すると、インターネットを取り巻く環境が変化しています。
   今回、Webブラウザをマイクロソフトエッジに変えたことで、当ホームページにも影響が出ていることに気付きました。
   エッジでは、Flashを推奨していないので、左サイドメニュー「好局熱戦棋譜」が、ご覧いただけなくなっています。
   目下、Kifu for JSに乗り換えるための作業を進めていますので、今しばらくお待ちください。
   なお、現在、発令中の緊急事態宣言は、12日の期限30日まで延長する方向で検討が進められています。
   引き続き、当ホームページで最新情報のチェックをお願いします。



【石田五段 実戦次の一手 №5】

   第1図は、第76期順位戦C級2組第7回戦、対△村田智弘六段戦で、先手石田五段の▲3四銀に、後手が8一から△8四へ飛車を浮いて、▲4五角のラインをかわした局面です。
   これに対して、石田五段は、1時間23分の長考で意表の一手を繰り出し、戦いを有利に進めました。
   棋士室で観戦していた、今泉健司四段が驚いた次の一手とは?






・次の一手は(矢印をなぞってください)

   ⇒▲3三桂成りです。(第2図)
   長考の末の指した手は、3三への桂馬の飛び込みでした。
   この手に対して(1)△同桂なら▲2五歩。(2)△3三同銀は、▲同銀成△同金に▲5一角。(3)△3三同金にも▲同銀成△同銀▲5一角が厳しいと言われています。
   この桂成りに後手の村田六段は、1時間37分の長考で△3三同金を選び、以下、▲同銀成△同銀▲5一角△8二飛▲3三角成△同桂▲3五歩△4二玉▲3四歩(第3図)と厳しい突き出しが入り先手がペースをつかみました。







 緊急事態宣言のため、9月の将棋は第3週から始まります

北海道の感染対策に基づき、8月30日から9月12日まで、市内の公共施設が臨時休舘になりました。
   この為、9月の活動は、当初の日程を繰り下げて次のとおり行います。
   今後も必要な情報をその都度お知らせしますので、ホームページのチエックをお願いします。

   ☆☆名寄支部9月の行事☆☆

  • 9月18日(土)   第13回子ども将棋教室
  • 9月18日(土)   有段者会
  • 9月25日(土)   第14回子ども将棋教室
  • 9月26日(日)   月例会
   ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

【石田五段 実戦次の一手 №4】

   第1図は、第76期順位戦C級2組第5回戦、対▲井出 隼平四段戦で、後手、石田五段の△4六歩の垂らしに先手が▲同銀と歩を払った局面です。
   4六に銀をおびき出し、次に後手が指した軽手で石田五段が優勢になりました。
   石田五段が指した次の一手は?











・次の一手は(矢印をなぞってください)

   ⇒△1三角です。(第2図)
   △1三角は、角が好所に使え、飛車のにらみと合わせて先手玉にプレッシャーをかけています。
   ▲5七銀は、△4六歩で手が続き、▲7九角は△8八歩が痛打になります。












   実戦は、▲4四歩と先手は銀を見捨てて、攻め合いに出ますが、△4六角▲6四桂△7四飛▲4三歩成△同金右▲5六金に△5七銀(第3図)と進んで、 この後、先手の▲5七銀打に後手が△4八歩と飛車の横利きを止めて優勢を拡大、88手で後手の勝ちになりました。

 石田 直裕五段の【 実戦次の一手 №3】

8月22日(日)は、アマ王将戦地区予選の予定でしたが、本戦が中止になりましたので、急きょ、練習会に切り替えました。
   有段者会と月例会はハンディ戦で行われますが、この日の練習会は、振り歩先の平手戦を、持ち時間各20分で4回戦を行いました。
   残暑の厳しい日でしたが、どの対局も暑さを忘れての熱戦になりました。

【石田五段 実戦次の一手】
   第1図は、第76期順位戦C級2組第3回戦、▲桐山 清澄九段対△石田 直裕四段(当時)の一戦で、先手が85手目に飛車を2八から▲4八に転回した局面です。
   棋士室では、後手の指した次の手を見て「これは痛い」と声があがりました。
後手の石田四段が86手目に指した、次の一手を考えて下さい。



・次の一手は(矢印をなぞってください)

   ⇒△6七歩打です。(第2図)
   (1)▲6七同銀は、△4七銀▲1八飛△3六銀成▲同歩△4七歩成りで次の△5七とが厳しく
   (2)▲6七同金は、△4七歩成▲同飛に△5八銀と打つ手があります。
   実戦の進行は、▲同銀△5四飛▲6八銀打△4七銀打▲4九飛△3六銀成▲同歩に94手目△3八金打と進んだ局面で先手の投了となりました。(第3図)







   第3図以下は、▲7九飛△4七歩成で、先手はと金攻めを受ける手段がありません。

 「駒得」を理解するために”将棋わらしべ長者”で学ぶ

猛暑がようやく過ぎ去り、朝晩涼しく、日中は暑い、という名寄らしい気候になっています。
   毎年、8月の将棋教室は、参加者が少ない傾向にあり、それは今年も例外ではありませんでした。
   8月14日の将棋教室は、参加者4名と講師3名で行われました。
   ミニ講座は、中盤の形勢判断をするのには欠かせない「駒の損得」がテーマです。
   「駒得」をすることで、多くの場合で有効な攻め方や受け方が増え、見方を変えると相手の有効な攻め方や受け方を減らしていることで、有利に進めることができます。
   今回は、史上最強アマと言われる早咲誠和アマ名人原案の「駒得」シミュレーション(図)を用いて、「駒得」への理解度を深めてもらいました。
   持ち駒は、「歩兵」2枚、どこかに「歩」を打ち込んで、ある駒を取ることから始まり、最後は、飛車を召し取る「将棋わらしべ長者」が始まります。
ミニ講座の後は、参加者数が少ないため、リーグ戦は出来ませんでしたが、マンツーマンで90分の個別指導を行い、12回目の将棋教室が終わりました。

   ※わらしべ長者は、日本のおとぎ話のひとつ。
   ある一人の貧乏人が最初に持っていたワラを物々交換を経ていくにつれて、最後には大金持ちになるお話しです。

 ▲藤井 王位・棋聖 対 △石田 直裕五段(王将戦二次予選)

7月30日(金)、午前10時から東京・将棋会館では、藤井聡太 王位・棋聖対石田 直裕五段の第71期王将戦二次予選が行われました。
   対戦成績は、藤井王位・棋聖の1勝。
   対局は、 2018年6月に行われた第31期竜王戦ランキング戦5組決勝以来で、これは、終盤に衝撃の△7七同飛成!が指された一戦で、 第46回将棋大賞升田幸三賞受賞局になっています。
   持ち時間各3時間の本局は、振り駒の結果、藤井王位・棋聖の先手で始まりました。

戦型は、相掛かりで先手が横歩を取り、先手の歩得に対して後手の手得となりました。
   先手は、手損が響かない持久戦を目指し、手得している後手が積極的に動くのではとの解説。
   第1図は、後手が△4五歩と突っかけ、先手▲同歩に△1三角と覗いた局面です。
   次に、△4六歩と打って拠点をつくり、△3三桂と使う手が見えます。
   以下実戦は、▲6九玉△4六歩▲3八銀△3三桂▲2九飛△7三桂に▲9三角と進んで第2図です。




※局後の解説※
   〈長沼 洋八段:4六歩の拠点が大きく、後手十分に思えたのですが、▲9七角が絶好の活用で、後手が難しい局面のようです。 △5二金は▲1六歩とされ、△3一角▲3五歩で後手困ります。以下、△4三金右は、▲3四歩△同金▲3五歩△同金▲2四歩△同歩▲同飛が決まります。〉
   実戦は、△9五歩▲同歩に△5六歩と突き捨てて△4五桂を決行、▲同桂、△同銀に先手は61手目▲4四歩と垂らしました。(第3図)





第3図の▲4四歩は、▲4三歩成から▲2三飛成を見せて後手を揺さぶる巧妙な垂らし。後手玉が薄いので先手ペースになっていると言われています。
    46分の考慮で後手は、△8六歩と突き捨て、▲同角に△7四桂と打ちますが、▲6四角切りから△同歩に▲4三歩成りと先手の流れるような攻めが決まります。
   以下、実戦は、後手がこの4三歩成を手抜きで△6六桂と跳ねて先手陣に迫り、肉薄しますが、後手の攻めが途絶えたところで先手が寄せに入り、最終85手目、▲8二金を見て後手の投了となりました。





投了図以下、△6三玉は▲2三飛成△7四玉▲7五銀まで。△7三玉は、▲8五桂打△同竜▲同桂△8四玉▲7五銀△8五玉▲8六銀打まで。
   終局時刻は16時54分。消費時間は、藤井王位・棋聖が2時間30分、石田五段が2時間59分。
   勝った藤井王位・棋聖は稲葉 陽八段と二次予選決勝を戦います。








【衝撃の飛車成り!】
    2018年6月5日に行われた、第31期竜王戦ランキング戦5組決勝の終盤△7六飛に、石田五段が▲7七歩と受けたのに対して、藤井七段がノータイムで「△同飛成り」と強烈な一手を放った局面。
   以下、▲同金、△8五桂と進んだのですが、この局面でも仮に▲6三銀成と金を取ると、下記△6八銀打で先手玉が詰んでしまいます。

 8月は子ども将棋教室と有段者会から始まります

ここ、道北地方も日中の最高気温が30度以上になる「真夏日」が続いていますが、この暑さは、8月に入っても続きそうで、暑さ慣れしていない身にとってはゲンナリです。
   先週の25日(日)、夏季大会の前に名寄支部の総会を行い、昨年、新型コロナの感染拡大防止のため中止になりました「第28回児童将棋大会」を、11月6日(土)に駅前交流プラザよろー で開催することが決まりました。
   また、お隣の士別市でも10月に「道北子ども将棋大会」が開催されるようです。
   普段、名寄や士別の将棋教室に通われている子どもさんにとっては、腕試しの良い機会になるでしょう。

   ☆☆名寄支部8月の行事☆☆

  • 8月 7日(土)   第11回子ども将棋教室
  • 8月 7日(土)   8月有段者会
  • 8月14日(土)   第12回子ども将棋教室
  • 8月15日(土)   月例会
  •    ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
       ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

    ===7月25日夏季将棋大会の成績===
        於:駅前交流プラザ「よろーな」:平手戦4回戦・持ち時間各20分(以後一手30秒)
    名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝敗勝点順位
    勝敗相手勝敗相手勝敗相手勝敗相&手
    ①豊 岡六段 ×2×5×341-310
    ②芳 岡四段 134×53-1242
    ③千々石五段 4×21×52-216
    ④吉 川四段 35211
    ⑤香 川五段 14324-0341

    ※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
    なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

     北都王位戦   辻 文彦三段(旭川市)が優勝

    第41期北都王位戦が7月18日、午後1時から駅前交流プラザよろーなで行われました。
       北都王位戦は、和寒町から中川町までの上川北部地域を発行エリアとしている北都新聞社が主催しています。
       大会には、地元名寄市をはじめ士別市・旭川市・比布町から18名が参加、事前に行われた組合せにより、4回戦リーグ形式で行われました。
       コロナ禍の状況で開かれた久し振りの大会、普段、手合わせのない人との対局が多く、持ち時間30分を使い切って、一手30秒の秒読みに入るなど熱戦が繰り広げられました。
       3回戦が終了した時点での全勝者は5名でしたが、最終4回戦では、全勝者同士の直接対局もあって、4戦全勝は2名に絞られて、結果、旭川市の辻三段が優勝しました。




    ===北都王位戦の成績===
        於:駅前交流プラザ「よろーな」:総平手戦4回戦

    名  前一回戦二回戦三回戦四回戦勝敗勝点順位
     勝敗相手勝敗相手勝敗相手勝敗相手
    ①江良 豊 二段(名寄) ×2×17×1831-310
    ②梅澤 満喜二段(比布) 143×183-1246
    ③萩野 英樹1級(旭川) ×4×5×2×1
    ④芳岡 慎一四段(名寄) 3×2×562-217
    ⑤今田 怜季1級(旭川) 634×73-1245
    ⑥吉川 明男四段(名寄) ×5×8×7×4
    ⑦辻  文彦三段(旭川) 89654-0341
    ⑧高橋 幸雄三段(旭川) ×76×9×101-38
    ⑨竹中 行雄二段(旭川) ×10×78×111-39
    ⑩香川 譲 五段(名寄) 9121184-0342
    ⑪佐藤 精治初段(旭川) ×1213×1092-218
    ⑫梅澤 恵生初段(旭川) 11×1013143-1264
    ⑬吉光 和廣四段(名寄) 14×11×12152-217
    ⑭岡野 俊春級(旭川) ×13×15×16×12
    ⑮今田 聡 五段(旭川) 161417×133-1247
    ⑯千々石好弘五段(名寄) ×15×1814172-2198
    ⑰船田 英明三段(士別) 181×15×162-215
    ⑱豊岡 正起六段(名寄) ×1716123-1273

    ※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
    なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

     石田五段が井出五段に勝利し、次戦で藤井2冠と対戦

    7月14日、藤井王位と挑戦者 豊島竜王との第62期王位戦七番勝負第2局が、旭川市で戦われていますが、この日、東京・将棋会館では、第71期王将戦二次予選で本市出身の石田 直裕五段と井出 隼平五段との対局がありました。
       石田五段は、一次予選で田中 悠一五段、中村 修九段、阿部 光瑠六段、古賀 悠聖予断を破って2期連続の二次予選進出です。
       一方の井出五段は、上村 亘五段、行方 尚史九段、藤井 猛九段、野月 浩貴八段を下し、初めての二次予選進出です。
       両者の対戦成績は、石田五段の4勝、井出五段1勝で本局は、2年ぶりの対戦です。


    二次予選は、持ち時間各3時間、振り駒で井出五段の先手で始まった将棋は、先手四間飛車に後手の急戦策で戦いが始まりました。
       第1図は、後手の石田五段が26手目、△7五歩と積極的に仕掛けた局面です。
       以下、実戦は▲7八飛△7二飛に▲6五歩と反発、角筋を通して捌きを狙う、振り飛車特有の常套手段をとって、激しい中盤戦に入りました。







    第2図は、16分の考慮で後手が、△4八銀と指した局面です。
       ▲4八同金なら、△3九角が美濃囲い崩しの手筋。
       この銀打ちに、先手は▲7九歩と打って後手の飛車の横利きを止めますが、後手は、これに対して△4七桂と打って、3九に利きを加えました。
       先手は、自陣に△3九角や△4九銀不成の狙いが見えるところですが、受けずに▲6四角と角を据えて▲3四桂の狙いを見せます。
       後手は、△4四歩と角筋を止め、▲3九香に△4九銀成▲同銀△3九桂成▲同玉△4七香に▲4八桂と受けて第3図になりました。




       第3図の▲4八桂の局面で残り時間は、井出五段が13分、石田五段が14分になっています。
       手番の石田五段は、残り時間が3分になるまで考え、86手目に△8二飛成と飛車を自陣に成り返り、対して先手の井出五段も▲7八飛車成と 互いに竜を自陣に利かせ、長期戦を思わせました。









    互いに手の作り方が難しい局面で、第4図は、後手が114手目に△2六歩と突いた局面です。
       ▲同歩に△2三歩で金を払う狙いかと思われましたが、実戦は、▲同歩に△2七歩。歩を垂らしての攻めが狙いでした。
       以下、▲2七同銀△3五桂▲3六銀に再度の△2七歩の垂らし、これに対して先手は▲1七桂と跳ねましたが、直後の△5九角を見て、先手の投了となりました。(投了図)








       後手からの△3七角成と△6八角成の両狙いは同時には受からず、後手玉に対する速い攻めもないようです。
       終局時刻は、17時43分。消費時間は、井出五段が2時間58分。石田五段は、2時間59分。
       勝った石田五段は、次戦で藤井 聡太王位・棋聖と対戦します。

     久し振り! 第9回子ども将棋教室

    7月3日(土)に第9回子ども将棋教室が行われました。   >  5月15日以来、久し振りの将棋教室、参加者は7名でしたが、中学生の佐竹春香・柾軌 姉弟が顔を見せてくれました。
       最初に、先のクラス別リーグ戦で5連勝を果たした、緒方 柊平君に吉川支部長から認定証(11級)が渡されました。
       続いて、前回の教室で初めて行った「一手詰めチャレンジ12問」の採点と寸評を行いました。
       残念ながら、持ち時間10分で全問正解者は出ず、10問正解(1名)が最高でした。




       図は、誰も正解出来なかった詰将棋です。
       空き王手のかけ方を誤り、玉で2三の歩を取られるのをうっかりしたようです。
       採点結果を見ると、不正解の多くは、「うっかりミス」と「書き間違い」が多く、このことに注意して、この後、再度、「一手詰めチャレンジ12問」に挑んでもらいました。
       教室の後半は、クラス別リーグ戦を行いました。
       上級の佐竹姉弟には、千々石五段と吉光四段、初級には芳岡四段、ビギナークラスには吉川支部長と香川五段が参加して 一人3局を戦いました。
       次回の教室は、7月10日(土)です。


     活動再開・7月行事のお知らせ

    新型コロナウイルス感染拡大のため、長らく活動を中止していましたが、6月21日で緊急事態宣言が解除され、名寄市内の公共施設も利用できるようになりましたので、7月から活動を再開します。
       しかしながら、コロナの感染拡大が完全に収束したわけではありません。 これまで以上に、感染防止対策を講じながらの開催となりますので、皆さんのご協力をお願いします。
       また、このような状況でもあり、子ども将棋教室につきましては、密を避けるため、引き続き新規参加を見送らせていただきますので、ご理解のほどお願いします。


       ☆☆名寄支部7月の行事☆☆

    • 7月 3日(土)   第9回子ども将棋教室
    • 7月 3日(土)   7月有段者会
    • 7月 4日(土)   全道将棋選手権地区予選
    • 7月10日(土)   第10回子ども将棋教室
    • 7月11日(日)   7月例会
    • 7月18日(日)   第41回北都王位戦
    • 7月25日(日)   夏季将棋大会
    •    ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
         ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

     第80期順位戦C級2組2回戦 ▲堀口七段vs△石田五段戦

    第80期順位戦C級2組の2回戦のうち16局が、6月10日(木)、午前10時から東京(10局)と大阪の関西将棋会館で行われました。
       本市出身の石田 直裕五段は、東京・将棋会館4階「棋峰」において、堀口一史座七段(ほりぐち かずしざ)と対戦しました。
       堀口七段は、東京都の出身で伊藤 果八段門下です。
       過去の対戦は1回。2016年9月の第10回朝日杯オープン戦一次予選で石田四段(当時)が勝利しています。






    堀口七段の先手で始まった将棋は、出だしから矢倉模様かと思われましたが、先手四間飛車対後手居飛車穴熊となりました。
       第1図は、先手の▲5五歩(39手目)に後手が△同歩と応じた局面です。
       同一局面の前例は1局あり、以下▲6四歩△同歩▲5五銀と進みましたが、堀口七段は、シンプルに▲5五銀と銀を進めました。
       これに対して、後手は△8六歩と反撃、▲8六同歩に△7五歩と突いて、▲同歩には、△7六歩と5筋で得た1歩を使って、8筋突破を狙います。
       後手の△7五歩に対し、先手も△4五歩と攻め合いに出て、激しい中盤戦に入りました。



    第2図は、後手が60手目に5五の金を△5六金と進めた局面です。
       △5六金は、角筋を通して△7七角成りの狙い、実現すれば駒得と馬の守備力が期待できる価値の高い一手です。
       先手は、▲7八歩と受けて辛抱しましたが、それを見て後手は、△1五歩と1筋に手を戻しました。
       以下、実戦は▲1三歩打△同香▲1四歩打△同香と香車を吊り上げ、67手目、先手は、▲2五銀と香取りに打ちました。(第3図)








       「▲2五銀には、△1三銀打がしっかりした受けになりそうです。5六金と4六歩の存在感が大きく、現局面は、やや後手ペースと思われます。」のコメントがありました。
       ▲2五銀に対する後手の着手は、銀打ちではなく△1三銀という強い手でした。
       これに先手は、▲5三角成と馬を作りますが、後手は△1六歩と歩を伸ばし、次に△1七銀を狙います。
       以下、実戦は▲1五歩打△同香▲1六香△同香▲同銀に後手は、76手目、△1四香と打って第4図となりました。






       後手の△1四香打に対する、先手の▲1五歩の受けは、対局再開、昼食休憩後に指されました。
       これに対する、後手の△1五同角が好手で、以下、▲同銀△同香と進んだ局面は、△1九銀以下の詰めろになっています。
       先手は、▲2五桂と跳ねて詰めろを外しますが、後手の△2四銀が再度、△1九銀からの詰めろを見た価値の高い一手、先手も後手玉に迫りますが 88手目、後手の△1九銀打を見て先手の投了となりました。







       投了図以下は、▲3七玉△2八銀打▲2六玉△1七銀不成▲3七玉△2八銀引不成までの詰みです
       終局時刻は、13時5分。娼婦時間は、堀口七段37分。石田五段1時間47分。
       勝利した石田五段は1勝1敗、堀口七段は0勝2敗になりました。










     活動中止のお知らせ

    緊急事態宣言が6月20日まで延長され、名寄市の公共施設も利用制限が延長されることになりました。
       このため予定していた、6月の名寄支部の活動については、すべて中止にさせていただきます。
       大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解のほど、よろしくお願いします
       特に将棋教室を楽しみにしている子どもさんには、とても残念なことですが、ここは辛抱の一手です。
       簡単な詰将棋をくり返し解いて、駒に慣(な)れることが上達のへの一歩です。頑張ってください。
       今後予定変更があった場合は、当ホームページにてお知らせしますのでご確認ください。

     6月の予定は次回HP更新時にお知らせします

    なよろは一年で一番さわやかな季節を迎えています。
       緊急事態宣言が発令される前日の15日(土)に第8回子ども将棋教室が行われました。
       この日は、上・中級者の参加はありませんでしたが、ビギナー4名と初級クラス7名の11名が参加してくれました。
       ミニ講座では、「移動合い」による王手の受け方と簡単な一手必至を学んだあとで、全員で「チャレンジ! 一手詰め 12問」に挑戦してもらいました。
        10分間でみんなが同じ問題を解く試みは、初めてのことです。全問正解は? 採点が楽しみです、結果は、次回の教室で発表します。
       教室の後半は、リーグ戦を行いましたが、この日は、初級クラスで勝ち星を3つ増やして5連勝を達成した、緒方 柊平君(小4)が昇級を決めました。

    ※ 写真は、「将棋を孫に伝える会」が発行している手のひら版の小冊子「解けてうれしい詰将棋」です。 同会は、平成23年10月から、中高年世代、自分の孫のみならず、広く孫世代に将棋を伝えて行くことを目的に活動されています。



    【石田五段 実戦次の一手】

    第1図は、第72期順位戦C級2組第10回戦、▲石田 直裕四段対△西川 慶二七段戦(段位は当時)で、後手が94手目に△2二歩と指した局面です。
       これに対して、先手の石田四段が勝利を決めた次の一手を考えて下さい。

    ・次の一手は(矢印をなぞってください)

       ⇒▲4一金です。(第2図)







    △4一同金▲5三馬△4二桂▲2二馬△同玉▲2三銀△3一玉▲2二銀までの詰みになります。  


     第80期順位戦C級2組1回戦 ▲石田五段 vs △瀬川六段戦

    渡辺 明名人と斎藤慎太郎八段による第79期名人戦七番勝負が進行している中で、第80期順位戦が開幕しました。
       本市出身の石田 直裕五段(C級2組)は、東京・将棋会館4階「飛燕」で5月13日に瀬川 晶司六段(せがわ しょうじ)と対戦しました。
       瀬川六段は、神奈川県横浜市の出身、安恵照剛八段門下です。
       新進棋士奨励会を年齢制限で退会した後、特例によって2005年に実施されたプロ編入試験に合格して棋士になりました。
       自身が編入プロという経歴から、プロ入り後はアマチュア棋士のプロへの掛け橋としての活動も行っています。
       両者の対戦は、これまで順位戦で2局あり、共に1勝です。



       順位戦は、持ち時間が各6時間です。
       石田五段の先手で始まった将棋は、相掛かり(後手縦歩取り)になりました。
       第1図は、先手が2筋の歩を切り、△2三歩に▲2六飛と引いたところで、後手が△7五歩(50手目)と突いた局面です
       実戦は、▲7五同歩に△3四飛と後手は歩を取りましたが、この日の対局立会人の土佐浩司八段は、「味よく歩を取った△3四飛に対して、先手の指す手が難しく、先手を持って自信がない。 放っておくと△6五桂がありそうです」と話されていました。
       実戦で先手は、この△3四飛には、やはり▲6六歩と突いて桂ハネを警戒しています。
       先手の3つの筋の位取り対後手バランスの取れた布陣という戦いの構図になりました。



       第2図は、先手が▲9一角成りと後手陣に潜入した局面です(89手目)
       これに後手は、じっと△4二銀と引いて、角の活用を図ります。(▲5六銀には△6六角を用意)
       対する先手は、▲7三歩と歩を垂らし、左辺に駒を増やしますが、後手も7七のと金を残したまま△3六桂と打って挟撃を狙います。
       以下、▲7二歩成△5一銀▲3六銀△同歩▲3五歩△同飛▲4七桂△3七歩成▲同金に△3四桂と進んで第3図になりました。







       第3図の後手△3四桂については、「後手の△3四桂は、不退転の覚悟を感じさせる桂打ち。3五飛の逃げ場を自ら断った」と評されていました。
       この△3四桂に先手は▲2七飛と辛抱し、後手は、△3六銀と打ってたたみかけます。
       以下▲3五桂△2七銀成と飛車の取り合い、▲同金△6八飛▲4七玉△6七と▲同金△同飛成(112手)と進んで第4図の局面になりました。









       第4図の局面は先手の手番。
       ここで先手は、一瞬の隙をついて、▲6一とと指しました。
       次に▲5一と△同銀▲7二飛が回れば後手玉には脅威となりますが、後手は構わずに△6六角と寄せ合い勝ちに出ます。
       以下、▲5九香△6八竜(△3八銀からの詰めろ)▲7二飛△6一玉▲7四飛成△3八銀▲5六玉に△5七角成(122手)となった局面で先手の投了となりました。









       投了図以下は、▲5七同香△6六金▲5五玉△5七竜までの詰みがあります。
       終局時刻は、23時7分。消費時間は、石田五段が6時間00分。瀬川六段が5時間41分。













       【写真提供:日本将棋連盟】

     ▲古賀 悠聖四段 対 △石田 直裕五段<王将戦予選>

    第71期王将戦一次予選の第6ブロックの決勝が4月27日(火)に東京・将棋会館「棋峰」で午前10から行われました。
       二次予選進出を懸けたこの一番、本市出身の石田 直裕五段は、古賀 悠聖四段(こが ゆうせい)四段と対戦し75手で勝利しました。
       古賀四段は、福岡県福岡市出身、中田 功八段門で得意戦法は居飛車。
        2029年9月26日に第67回三段リーグで13勝5敗で3位となり、既定の次点2回獲得によるフリークラス権を行使し、四段昇段を内定させました。

    居飛車党同士の将棋は、矢倉志向の立ち上がりから急戦調になりました。
       第1図は、後手が桂馬の下から飛車の活用を狙い△7二飛車(22手目)と寄った局面です。
       仕掛けの筋としては、△7五歩▲同歩の突き捨てから△8五桂や△6五桂と跳ねる要領。
       石田五段は、4月3日の棋王戦予選で佐々木勇気七段に敗れていますが、本局ではその時に後手の佐々木七段が指した作戦を用いています。
       以下実戦は、▲5六歩△4四歩▲5七角と進んで第2図です。





       第2図では、△6五桂が角・銀両取りになるように見えますが、△6五桂には▲8四角が王手で入るので、銀が逃げる余裕が得られる仕組みになっています。
       後手が8筋の歩を守って△8二飛と戻すと、▲6八角と逃げておけば▲6八角の1手分を先手が得をするという仕組みです。
       これに対して、後手は19分の考慮で、△6五桂と相手の待ち受けている順に踏み込みました。決断の一着です。
       以下、▲8四角△6二金▲8八銀△4五歩▲3七銀△7五歩▲同歩に△8二飛と進んで第3図になりました。






       第3図は、後手が34手目、△8二飛と寄った局面です。これに代えて、△5七桂成りでは▲7四歩の切り返しがありました。
       △8二飛に△9五角では△5七桂成りがあるため、先手は、▲6二角成りと金と刺し違え、局面は激しい流れになりました。
       以下、△同玉に▲4八金と桂成りを防ぎますが、直後の△4四角の重ね打ちが厳しく、突破を防いでの▲6六金打ちを余儀なくされ、先手には厳しい形勢になりました。







       第4図は、後手優勢で迎えた終盤戦、先手の▲7九玉に後手が56手目に△6七成桂と寄った局面です。
       ▲6七同金では、△8七飛成りで受けがありません。12分の考慮で先手は、▲8六歩と突きますが、以下、△7七成桂▲同金△7六歩▲7八金に△6九銀と後手は守りの金を狙い、▲ 6八金には△8八金と寄せの網を絞ります。
       先手も、▲9五角からの王手で8筋を守りながら攻めますが後手玉には届かず、後手の△8六飛(一歩入手)を見て投了となりました。







       投了図以下は、▲8六角△8七歩▲同角△7九銀不成▲9八玉△8八金までの詰みがあります。
       終局時刻は、15時49分。消費時間は、古賀四段1時間56分、石田五段2時間34分。
       序盤にリードした石田五段が、終盤も緩みなく寄せ切って勝利し、2期連続の二次予選進出を決めました。



     5月の行事と▲石田五段 実戦次の一手

    折角の大型連休ですが、道内でも新規感染者が増えていることを思うと自粛も仕方ありません。
       今日から5月、この地域の桜の開花は未だですが、散歩コースの天塩川沿いの土手には、春の風物詩の蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)の紫色の花が咲いています。
       5月の行事をお知らせしますが、活動中止となった昨年の今頃に比べると、手指の消毒とマスクをかけること等の予防策で将棋が指せるのであれば、それはそれで良しとしなければいけませんね。
       将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

    ☆☆参加される方にお願い☆☆

    • 会場内ではマスク着用と咳エチケットをお願いします
    • 入室時には手洗いと除菌作業のお手伝いをお願いします
    • 当分の間は、室内での観戦及び付き添いはご遠慮願います
    • 体温の管理(37.5度以上の発熱がある場合はご遠慮願います)


    【石田五段 実戦次の一手】

    第1図は、第74期順位戦C級2組第4回戦、▲高見 泰地五段対△石田 直裕四段戦(2015.9.11・段位は当時)の投了一手前(▲5七銀)の局面です。
       ここで後手の石田四段がノータイムで指した次の一手を考えて下さい。

    ・次の一手は(矢印をなぞってください)

       ⇒△6六金です。(第2図)








    ▲6六同金は、△7七銀以下詰み、▲6六同銀は△7九銀▲7八玉△6八金▲8九玉△6七金で必至となります。  

     第6回子ども将棋教室 & 必読!将棋本十選

    4月10日(土)の第6回子ども将棋教室には、初級・ビギナークラス合わせて12名の参加がありました。
       最初のミニ講座では「詰めろ」をテーマにしました。
       ついかけたくなる「王手」、そこを我慢して、確実に相手玉をしばる「詰めろ」をかける。この詰めろは、意外と良い手になることが多いものです。
       今回は、実戦でもよく出る形の「詰めろ」を大盤で紹介したあと、でプリント問題(4問)に挑戦、手ごわい問題も、ヒントは”挟み撃ち”の一声で理解できたようです。
       「詰めろ」講座のあとは、先日行われた王将戦一次予選の▲阿部 光瑠六段対△石田 直裕五段戦の棋譜を大盤で並べました。
       教室での棋譜並べは、初めての取り組みでしたが、石田先生の実戦譜なので子どもたちの関心も高く、これからも続けたいと考えています。
       次回教室(5/8)のミニ講座も「詰めろ」がテーマです。

    一人の天才棋士の登場と若手の台頭でますます注目が集まる将棋界ですが、将棋人口の増加に加えて、自分では将棋は指さないけれどTVやネットの将棋中継を見て楽しむ「観る将」ファンが増えているとか。
       最近ではスポーツグラフィックス誌「NUMBER」でも特集が組まれるなどマスコミも将棋ブームを支えている要因の一つです。
       月刊娯楽小説誌「オール読物」(写真)では、2月号で「将棋」を読むを特集しています。
       佐藤将棋連盟会長へのインタビュー、創作4編、エッセイ、特別対談 黒川博行×柚月裕子など将棋に関して盛沢山な内容になっています。
       その中で評論家・西上 心太氏が「読む将」ファンも増えて欲しいという願いを込めて「必読!将棋本十選」が挙げています。(下表)
       最近、奨励会の明と暗を描いた大崎善生著「将棋の子」を読み返しましたが、来月の大型連休中にも、何か一冊読んでみたい気持ちです。

     ▲阿部 光瑠六段 対 △石田 直裕五段<王将戦予選>

    第71期 王将戦 一次予選の第6ブロック3回戦が4月8日(木)に東京・将棋会館「雲鶴」で午前10から行われました。
       2回戦で中村 修九段に勝利をした、本市出身・石田五段の3回戦の対戦相手は、中村九段門下の阿部 光瑠(あべ こうる) 六段です
       阿部六段は、青森県弘前市出身、16歳5か月でのプロ入りは、現行の三段リーグ制度が始まって以降では、藤井聡太・渡辺明・佐々木勇気に次ぐ4番目の年少記録です。
       棋風は、居飛車、振り飛車のどちらも指すオールラウンドプレーヤーで本局は、阿部六段の先手三間飛車で相穴熊になりました。
       第1図は、先手の▲5六歩に後手が42手目に△7二飛と寄って次に△7五歩から1歩を手持ちにするべく動いた局面です。


    「三歩持ったら端に手あり」の格言のとおり、後手の石田五段は、56手目△1五歩からの端攻めを決行。
       ▲1五同歩には、△1七歩▲同香△2五桂が一例。
       端を攻めながら将来の△4四角にも期待ができ、7筋を絡めての攻めも見込めるとの解説。
       実戦は、▲4六歩△3六銀▲同銀△6九角▲6八飛△3六角成と後手も馬を作り、この馬がこの後1七の地点を睨む位置に動きました。








    指し手が進み、第3図は、端を強襲した後手が、82手目に△8五桂とただの地点に跳ねた局面です。
       これを▲2五同銀とするのは、△1七馬で先手は受けがありません。
       実戦は、桂を取らずに▲2八金上としましたが、△1七桂成▲同銀△同馬▲同金に△3七銀と打ち込んだところで先手の投了となりました。(投了図)
       投了図以下、▲3七同金に△1七香成の局面は、△1八金までの詰めろで、△1七香成に▲2九銀と受けても△1八歩▲同銀△2八銀までの詰みがあり、「金なし将棋に受けなし」になっています。





    終局時刻は15時10分。
       消費時間は、持ち時間4時間のうち、阿部六段1時間40分、石田五段が2時間7分。
       勝った石田五段は、阿部六段との対戦成績を3勝3敗の五分に戻しました。
       次戦で二次予選進出をかけて古賀 悠聖四段と対戦します。



     名寄&士別子ども将棋教室&士別地区将棋連盟HP

    ○ 新年度となった4月3日(土)、第5回子ども将棋教室が午前10時から駅前交流プラザで行われました。
       参加者は、春休みの影響でしょうか、リピーター3名を含めて、小学2年生から高1までの18名、最近では一番の人数になりました。
       幸い、この日は、講師も5名いたので運営には支障ありませんでした。
       認定証の授与とミニ講座、詰将棋(プリント)、そしてクラス別リーグ戦といういつものカリキュラムです。
       詰将棋は、初級と上級に分かれて出題、教材には苫小牧支部のプリントを使わさせていただきましたが、さすがに上級問題は、9手詰めもあって手ごわかったようです。
       さて、子どもに限らず大人も大好きな”王手”ですが、詰みそうもない王様を追いかけまわすより、一手我慢をして”詰めろ”が指せるようになると将棋が よりおもしろくそして強くなります。
       次回の教室(4/10)では、「王手よりも詰めろ」を題材にしたミニ講座を行う予定です。


    ○ 名寄教室の翌日には、お隣の士別市でも子ども将棋教室が士別市民文化センターで行われました。
       士別の教室は、2011年に杉澤 悦男さん(現士別地区将棋連盟会長)が市役所の退職を機に開かれて、今年の5月で10年が経過します。
       ここで学んだ子供たちは、毎年秋に行われる道北こども将棋大会(士別市)や児童将棋大会(名寄市)で名寄教室の子どもたちと熱戦を繰り広げています。
       コロナ禍の影響もあって、士別の教室は、3月21日に再開したばかりでこの日が2回目です。
       午後1時から始まった教室には、小学3年生から中学1年生までの男女5名が参加しました。
       大盤での詰将棋と時計を使っての実戦スタイル(平手戦)は、今も変わっていませんでした。

    ○ このほど士別地区将棋連盟のご好意により、左のサブタイトルに「士別地区将棋連盟HP」のボタンを加えさせていただきました。士別地区の将棋情報は、こちらのサイトをご覧ください。

     4月の行事 ▲石田五段 対 △中村 修九段戦(王将戦)

    名寄地方も暖かい日が続き、ここ数日で雪解けが随分と進んでいます。
       例年、この時期は、晴れた日には、自宅近くの天塩川の堤防を歩くスキーで楽しんでいるのですが、雪解けが早いのでそれができるのもあと1,2回でしょうか。
       明後日からは4月、新年度のスタートを切る節目の月です。
       本来なら春の交流戦とも言われる道北支部対抗将棋大会、竜王戦地区予選が行われる月ですが、それも新型コロナウイルス禍の影響で延期や中止に・・・。今はとにかく我慢の一手!、来るべきその時には、力を発揮できるよう備えたいものです。

       ☆☆名寄支部4月の行事☆☆

    • 4月 3日(土)   第5回子ども将棋教室
    • 4月 3日(土)   4月有段者会
    • 4月10日(土)   第6回子ども将棋教室
    • 4月11日(日)   4月例会
    • 4月18日(日)   練習会
    •    ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
         ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

    第71期 王将戦 一次予選の第6ブロック2回戦で本市出身の石田 直裕五段は、3月16日に東京・将棋会館で 中村 修九段と対戦し125手で勝利しました。
       中村九段は、東京都町田市の出身で佐伯 昌優九段門下。昭和55年に四段に昇段した強豪グループ、いわゆる「55年組」の一人で、タイトル戦には5回登場して、王将を2期獲得しています。
       現在、公式戦799勝、あと1勝すると将棋界23人目の800勝棋士となり、「将棋栄誉敢闘賞」が贈られるという記録のかかった一番です。
       両者初手合い、石田五段の先手で始まった将棋は、相居飛車になりました。第1図は、後手の△6二飛に先手が45手目に▲2四歩と突いた局面です。




       第2図は、後手が64手目に△6四香と打って反撃に出た局面です。
       先手の歩の裏側を突いた香打ちで、先手にとっては、対応の誤りが許されない局面。
       実戦は、▲6八玉と上がって銀を取らせる対応を取りました。これに対して後手は、△9八馬と指しましたが、△9八馬で△6六香と王手で銀を取るのは、▲5七玉と逃げた手が馬と香の両当たりになってまずそうです。
       しかし、銀を取れないようでは、手の流れがおかしいとの見方も。






       先手の指し易そうな局面が続きますが、第3図は、87手目に先手が▲2八香と据えた局面です。
       次の▲2四香が詰めろになるため、後手は△3三金と寄って2筋を支えますが、先手は▲2四香と守り駒の銀を剥がします。
       以下、△2四歩▲2五歩△2八香▲3九飛△3六歩▲3四歩△同金に97手目▲1五桂と打ちました。(第4図)
       残り時間は、持ち時間3時間のうち、先手が12分、後手が24分と逼迫しています。







       第4図は、▲1五桂と後手玉に詰めろがかけられた局面。
       これに対して後手は、△2二飛と寄って利きを足して詰めろを受けますが、先手は▲4三銀と打って後手の守りの金を攻めます。
       この先手が銀を手放し、合駒のしずらい間隙をついて後手も△3五角の王手で反攻しますが、後手の反撃が途絶えたところで、先手は、3四銀成と踏み込みます。
       以下、△同歩には▲3五飛と飛車も切って△同歩には▲3四角から連続の王手で後手玉に殺到、最終手▲3四歩が決め手となって後手の投了となりました。






       投了図以下は、(1)△4三玉は▲3三金△5二玉▲4三角△5一玉▲6一飛まで。
        (2)△3四同玉も▲2四飛△3三玉▲4四角△4二玉▲5三角成△同玉▲4四銀△4二玉▲3四桂△5二玉▲6二金が一例で詰み。
       終局時刻は17時26分。消費時間は、石田五段2時間52分。中村九段2時間47分」。
       勝った石田五段は、一次予選の準決勝に進出、次戦で阿部光瑠六段と対戦します。
       中村九段の通算800勝達成、阿部光瑠六段との師弟対決は、お預けになりました。


     将棋を指す子が伸びる理由

    写真は、日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺 隆幸著の「将棋を指す子が伸びる理由」です。
       藤井 聡太七段の出現、羽生 善治九段の前人未到の記録達成、そして引退された加藤 一二三九段のTVなどでの活躍は、今の将棋の大ブーム(注)の大きな要因と言われ ますが、著者の安次嶺氏は、もっと大きな要素は、将棋の中に内包されているものがもたらす効用がその根底にあると本書で述べています。
       将棋がもたらす効用として、最初に挙げられているのが「礼儀正しい子になる」で、次に「深く考える子になる」・・・と続いています。
       掲げられている80項目の効用については、普段、子ども将棋教室に関わっている者にとっては、思い当たるところが多くとても参考になりました。
       三国志でいう” 三顧の礼 ”ではありませんが、将棋にも「始まりの礼」「負けの宣言の礼」「終わりの礼」の” 3つの礼 ”があります。また、将棋盤のマス目にきれいに駒を置くことも相手に対する敬意の表し方です。 当教室では、この二つを始めに覚えてもらうようにしています。

       第4回子ども将棋教室(3/13)には15名の参加がありました。この日は、吉川支部長からスタート級(15級)の認定証が4人に渡されました。
       次いでミニ講座(角で詰ますと悪手を咎める)と詰将棋の「曲詰め」のジャンルを照会した後、3クラスに分かれてのリーグ戦を行い3月の教室を終えました。
       なお、6年生の佐竹 柾軌3級と松永 好生4級は、今回が小学生最後の教室となりました。
       二人は、共に小学2年生からこの教室に参加し、着実に棋力をつけて最高級(4級)まで昇級しました。中学生になっても機会を見つけて将棋を指し続けてださい。

       ☆お隣の士別地区将棋連盟(杉澤悦男会長)から、将棋教室再開の連絡がありましたので、サイドバーの「士別子ども将棋教室」に日程を掲載しました。


    ・曲詰(形象型)の答え(矢印をなぞってください)
       ⇒▲2三銀△同歩▲2四金△同玉▲2五銀△同金▲3四馬△同金▲4四飛成りまで9手詰め 

    ・曲詰(あぶり出し型)の答え
       ⇒▲8三銀成△同玉▲7三歩成△同玉▲6三角成△同玉▲5四馬△同玉▲5五金△同玉▲4五竜までの11手詰めで詰め上がり図が、「一」になります。
    (注)レジャー白書2018によると、将棋人口は、前年から百七十万増の七百万人に達したと発表されています。

     順位戦最終戦 ▲中田 功八段vs△石田 直裕五段戦

    一年を通して戦われる第79期順位戦、C級2組の最終10回戦が3月5日(金)に東京と大阪の将棋会館で26局行われました。
       本市出身の石田 直裕五段は、東京・将棋会館4階「高雄」で中田 功八段(なかた いさお)と対戦しました。
       中田八段は、福岡県福岡市の出身で大山康晴十五世名人門下。
       中学1年でプロを目指して上京し修行に励み、1986年に18歳でプロ入りを果たしています。名前は「いさお」ですが、音読みから「コーヤン」の愛称がついています。
       振り飛車党で、特に三間飛車を好んで指し、著書には「コーヤン流三間飛車の極意 急戦・持久戦」、「振り飛車党宣言2」があります。


    両者初手合いの将棋は、先手中田八段が三間飛車に振っての対抗形(後手3一金、3二玉型)になりました。
       この三間飛車で中田八段は、今期順位戦全10局中7局を三間飛車で戦っています。
       第1図は、エルモ囲いの後手が30手目に△7二飛と寄った局面です。
       後手からの定番の揺さぶりで、▲8八角と受ければ、△8二飛▲7七角△7二飛の千日手模様になります。
       ここで先手は、▲8八角と引き、△8二飛には、▲7七角に代えて▲7七銀!と受けたことから、俄かに慌ただしい局面になりました。





    第2図は、先手の▲9七角に対して、後手が30分の考慮で△8六歩と突っかけた局面です。
       実戦は、以下▲8六同銀△6五歩▲7四歩△8五桂▲同銀△6六歩▲5九桂と進みました。(第3図)
       先手は、7筋を攻めて桂得をしますが、後手も薄くなった6筋を突いて反撃します。










    第3図は、後手△6六歩の取り込みに、先手が桂得をした桂を59手目▲5九桂打と投入して自陣桂で耐えた局面です。(15時頃)
       ここまでの消費時間は、中田八段1時間5分、石田五段2時間39分。
       局面はここから、後手△8一飛に先手は、▲7七桂と跳ね△6四銀に▲7三歩成と成り捨てて△同銀に▲7五角と角を捌きました。
       この後もせめぎ合いが続き、先手は▲5五歩と突き捨て、△同角に67手目▲5八飛と寄りました。(第4図)






    第4図は、先手が5五角に狙いをつけて▲5八飛と寄った局面です。
       角のさばきがコーヤン流の長所。
       その分、飛角交換を狙うケースが多く、本局もその展開に進んでいます。
       ▲5八飛以下、△6四銀▲5五飛△同銀▲7二角に後手も△7八飛と互いに飛・角を相手陣に打ち込み合い、夕食休憩明けから戦いが激しくなりました。
       






    第5図は、後手の△5八歩打に先手が93手目▲5四歩と打った局面です。
       桂頭は、常に急所ですが、先手からも歩打ちの狙いがありました。
       △6二銀には▲6三歩の追撃があります。
       実戦は、△5九歩成▲4八金直に△6二桂と打って攻め駒(竜)を責める受けで応酬します。
       先手は、龍取りに構わず▲5三歩成りと踏み込み、△7四桂に▲4二とではなく▲4四歩と工夫を凝らした攻めに出ます。
       以下、△5三銀▲4三歩成△同玉に先手は、▲6五角(王手)と打ち、後手は、104手目△5四銀と受けました。(第6図)





    第6図は、▲6五角の王手に後手が13分ほどの考慮で△5四銀と指した局面。
       代えて△5四歩が無難と言われましたが、本譜は強気な受けで、▲4四歩からの攻勢を許すが、いなしてしまえば後手が良くなるとも・・・
       実戦も以下先手の攻めが続きましたが、本譜の順で後手の受けが成功したようです。
       即ち、▲4四歩△同玉▲4五歩△5三玉▲5六香△5五歩▲4四銀△6三玉▲5五銀△同銀▲同香と進んだところで手番を握った後手が△4六歩打と反撃に出ます。(第7図)






    第7図は、△4六歩と指された局面。(20時30分頃)
       先手の攻めを凌いだ後手が△4六歩と打って囲いを崩しにかかった局面です。
       先手は、▲7五歩と△4六歩を手抜きをしますが、△4七歩成▲7四角△7二玉に▲4七金と手を戻します。
       後手は、約4分の考慮で△5八飛(詰めろ)と打ち、▲5一香成に124手目△3九銀打と進んだ局面で先手の投了となりました。(投了図)








    投了図以下は、①▲3九同玉△4九と▲同玉△4七竜・・②▲3七玉または▲1七玉にも△2八角からの詰みがあります。
       終局時刻は、20時54分。消費時間は、中田八段4時間4分、石田五段5時間28分。
       熱戦でしたが、104手目△5四銀からの強い受けが好判断だったと言われた一戦でした。
       勝った石田五段は7勝3敗、敗れた中田八段は4勝6敗の成績で今期順位戦を終えました。




     第3回子ども将棋教室(3/6)&支部長杯の結果

    昨日、第3回子ども将棋教室が行われました。
       教室には、小1から中2までの男女13名が参加、静けさと楽しさとが混じり合う2時間でした。
       最初に前回のリーグ戦で5連勝を飾った、緒方 颯一郎君に吉川支部長から認定証(12級)が授与されました。
       次にミニ講座を行いました。
       この日のテーマは、「詰将棋の解きかた(角を離して打つ)」と「駒を逃げる前に考えよう」を大盤とプリントを配り考えてもらいました。
       また、前回お知らせをした「奇跡のレッスン」で講師の森内 俊之九段が子どもの頃に将棋教室の先生から出されて、中々解けなかったという詰将棋(図)を大盤に並べてみましたが、残念ながら 正解した子供はいませんでした。
       教室の後半は、クラス別リーグ戦を行いました。
       参加者を上級・初級・初歩の3クラスに分け、上級は、時計を使ってのハンディ戦2局、初級は時計なしでの3局、そして初歩クラスは、詰将棋(一手詰め)と練習試合2局です。
       次回(3/13)の教室では、着実に将棋を指せるようになった初歩クラス4名にスタート級15級の認定証を授与する予定です。



    ===2月28日支部長杯争奪将棋大会の成績===
        於:駅前交流プラザ「よろーな」:ハンディ戦4回戦・持ち時間一人20分(以後一手30秒)
    名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝敗勝ち点順位
    勝敗相手勝敗相手勝敗相手勝敗相手
    ①芳 岡 四段 ×283×72-2173
    ②吉 光 四段 138×43-1242
    ③佐々 木二段 ×4×2×151-310
    ④香 川 五段 35624-0341
    ⑤大 田 1級 ×6×47×31-39
    ⑥江 良 二段 57×1×42-2155
    ⑦千々石 五段 8×6×512-2174
    ⑧吉 川 四段 ×7×1×261-310

    ※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
    なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

     昨日の自分を超える! 森内九段が奇跡のレッスン

    まだ凍れる日もありますが、朝の気温は、確実に上がっています。なによりも日が随分と長くなっているのが嬉しいですね。
       先日、NHKBS1で「奇跡のレッスン」が放送されましたが、将棋教室に携わっている方には、見応えのある番組だったと思います。
       コロナ禍で将棋大会中止など多くの対局の機会が失われ、日ごろの練習の成果を発揮する場を見いだせない中、 森内 俊之九段が横浜市の公立中学校将棋部を1週間にわたり指導するという番組です。
       将棋部員は、中学に入ってから将棋を始めた生徒がほとんどで強豪校ではありません。
       森内九段は、将棋部員を相手に多面指しや、詰め手数か示されていないより実践的な詰め将棋の問題を解かせて、生徒たちの気持ちを高め、その才能を呼び覚ましていく。 さらに、生徒同士の対局をタブレットで見守り、一人一人の性格や棋風を生かしたきめ細かな指導を施すという75分間。
       プロになる前から、同い年の天才を追いかけていた森内 俊之九段、生徒たちに教える将棋に強くなる考え方は。

    • 相手に尊敬の気持ちを持ってきれいに指せると盤面の視野も広くなる。
    • 自分の将棋を振り返ることは、上達への大きな勉強方法。
    • 勝利の陰にある負け、負けを糧に逆転の一手を!


       ☆☆名寄支部3月の行事☆☆
    • 3月 6日(土)   第3回子ども将棋教室
    • 3月 6日(土)   3月有段者会
    • 3月13日(土)   第4回子ども将棋教室
    • 3月14日(日)   名寄支部名人戦
    • 3月21日(日)   3月例会
    •    ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
         ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
    ☆☆参加される方にお願い☆☆
    • 会場内ではマスク着用と咳エチケットをお願いします
    • 入室時には手洗いと除菌作業のお手伝いをお願いします
    • 当分の間は、室内での観戦及び付き添いはご遠慮願います
    • 体温の管理(37.5度以上の発熱がある場合はご遠慮願います)

     順位戦 ▲石田 直裕五段vs△服部 慎一郎四段戦

    第79期順位戦C級2組第9回戦が1月28日(木)に東京・将棋会館で10局、大阪で5局行われました。
       本市出身の石田 直裕五段は、大阪・関西将棋会館で、服部 慎一郎四段(はっとり しんいちろう)と対戦しました。
       服部四段は、富山県富山市の出身で中田 章道七段門下。定跡にとらわれない力戦の将棋を好み、昨年四段昇段(プロ入り)を果たした21歳の棋士。
       ここまで5勝3敗の石田五段ですが、来期への順位を上げる為にもぜひとも勝っておきたい一戦です。
       一方、順位戦初参加の服部四段は、7勝1敗と昇級争いに加わり暫定3位につけています。本局を含む残り2戦で連勝すると昇級、C2組を1期抜けすることができます。 ただし、開幕順位が低いので一つでも敗れると昇級レースから一気に後退します。


    互いに負けられない一戦、石田五段の先手で始まった将棋は、相掛かりになり総手数が162手、深夜零時6分に終局という熱戦になりました。
       第1図は、先手の▲3八歩打に後手が△3五香打とした局面です(16時頃)
       以下、▲7七桂には(1)△5五飛でしのげるかどうか。速度重視で(2)△4五飛▲同歩△3七香成▲同金とするのも一案という解説がありましたが、実戦の先手の指し手は、 ▲2二歩打で△3七香成▲同金に△4八銀打と進んだところで夕食休憩に入りました。
       対局再開 18時40分。夕食休憩前と合わせて56分の長考で指された63手目は、速度重視の▲8三とでした。




    第2図は、先手が▲6四桂と指した20時頃の局面です。
       後手玉のコビンをこじ開け、△6四同歩▲同飛となれば、次に▲7四角が王手飛車取りになります。
       先手玉は、追われても7七地点が寄りにくく、またいずれ8五飛を取ればさらに上部が広くなります。先手の方が勝ちやすい展開になっているのかも知れませんと解説されています。
       実戦は、△6四同歩▲同飛△6三歩打▲7四角打(詰めろになっています)△7一桂打▲7にと△4五飛▲6一とに△4四歩と後手は上部脱出を目指す非常手段でチャンスを待つ展開になりました。





    第3図は、後手が自陣を手順に固めてから△6三香打と先手の飛車を捕獲した局面です。(22時40分頃)
       残り時間は、▲石田五段が18分、△服部四段が23分と拮抗しています。
       ここでは、▲5六馬が攻防に利くので先手有利と見られ、実戦も▲5六馬△6四香▲5五桂△同飛▲同馬△6五金と進みました。
       この△6五金で後手は、ほぼ大駒一枚損になっていますが、以下▲同馬△同香▲9二角に△7三桂と進んで、後手がいかに先手玉の上部脱出を食い止めるかの戦いになりました。





    第4図は、先手の▲7四金打に対して後手が114手目△9六角と打った局面です。
       控室では、この角を後手の勝負手と解説しています。先手が7四金にヒモをつける手段は限られていて、例えば▲7三銀成では以下△5五馬▲6六歩△同香▲同香△6五桂▲6七玉に△7四角(金取り)が詰めろになります。
       実戦は、以下、▲9四飛打△7四角▲同飛△8三金打▲7三銀成△同金と進んでみると、いつの間にか後手玉が見えなくなって形勢は混沌としてきました
       先手は、数手前から秒読みに入り、後手も△7四角と指したところで持ち時間を使い切り、難解な終盤戦のまま両者一分将棋に突入しています。




    第5図は、後手が△7四馬と金を取った手に対し、先手が▲8三飛成とした局面。
       この手は、9六飛を見捨てて先手玉を安全にするとともに▲5四角からの寄せも見えています。
       後手は、やむなく△9六馬と飛車を取りましたが、以下▲5四角△3三玉に▲1六桂打の詰めろで迫られ、△2五金打にも▲3二角成とされ△同玉に161手目▲3三歩と打たれた局面で後手の投了となりました。(投了図)








    投了以下、(1)△3三同玉は、▲2二銀△3二玉▲3三金△4一玉▲3一と△同銀▲同銀成△5二玉▲6四桂まで詰み。(2)△4三玉は▲3二銀△3三玉▲5三竜△3二玉▲2二金△4一玉▲5一竜△同銀▲3二金打までの詰みです。
       3月5日に行われる最終10回戦では、石田五段が中田 功九段と服部四段は福崎 文吾九段と対戦します。









     第1回子ども将棋教室には13名の参加がありました

    新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、お休みをしていた子ども将棋教室が2月6日(土)に再開しました。
        11月14日以来の教室になりますが、はじめての子ども3名を含めて13名の参加がありました。
       駒と将棋盤等を消毒した後、早速、ミニ講座、この日のテーマは詰将棋「タテの一間竜」と「悪手を咎める」 の二つです。
       「タテの一間竜」では、今回も苫小牧支部で作成したテキストを使用させていただきましたが、大変わかり易く解説されていて好評でした。

       また、将棋は、序盤でも油断すると一手で終わってしまうことがあります。局面を見てそれを「悪手」と判断したならどう咎めるか2問出題しました。
       ミニ講座の後は、クラス別リーグ戦です。今回は、上級と初級の2クラスに分かれて行いました。
       上級クラスには、ほとんど一年ぶり以上の参加になる佐竹 柾軌3級(風連中央小6)と今日、4級の認定証が授与された松永 好生君(中川中央小6)が、芳岡四段、山田初段に胸を借りていました。
       8名で行われた初級リーグ三回戦では、3連勝を挙げた橋本 光生君と緒方 柊平君が共に通算8勝2敗の成績で12級へ昇級を決めました。
       はじめて参加された3名には、駒の並べ方・振り駒のやり方を習った後、八枚落ち2局を楽しんでもらいました。
       次回の教室は、2月13日(土)です。

    ☆☆参加される方にお願い☆☆

    • 会場内ではマスク着用と咳エチケットをお願いします
    • 入室時には手洗いと除菌作業のお手伝いをお願いします
    • 当分の間は、室内での観戦及び付き添いはご遠慮願います
    • 体温の管理(37.5度以上の発熱がある場合はご遠慮願います)

     2月の将棋は子ども将棋教室から始まります

        △石田 直裕五段 対 ▲佐藤 和俊七段戦(棋王戦予選)

    年の瀬から続いた降雪、吹雪そして氷点下25度以下の凍れ(しばる)と、まさになんでもあった1月です。
       それもあと数日で2月ですね、新型コロナウイルスの感染拡大の鎮静化と寒さが緩むことを願いながら元気に過ごしたいものです。
       2月からは、しばらく休んでいた子ども将棋教室も再開します。
    昨年11月14日以来の教室になりますが、2月6日の将棋教室のミニ講座のテーマは、詰将棋「タテの一間竜」と「悪手をとがめる」です。

       ☆☆名寄支部2月の行事☆☆

    • 2月 6日(土)   第1回子ども将棋教室
    • 2月 6日(土)   2月有段者会
    • 2月13日(土)   第2回子ども将棋教室
    • 2月21日(日)   2月例会
    • 2月28日(日)   支部長杯争奪将棋大会
    •    ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
         ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。
    ☆☆参加される方にお願い☆☆
    • 会場内ではマスク着用と咳エチケットをお願いします
    • 入室時には手洗いと除菌作業のお手伝いをお願いします
    • 当分の間は、室内での観戦及び付き添いはご遠慮願います
    • 体温の管理(37.5度以上の発熱がある場合はご遠慮願います)


    第47期 棋王戦 予選で本市出身の石田 直裕五段は、1月22日に東京・将棋会館で佐藤 和俊七段と対戦し91手で勝利しました。
       佐藤七段は、千葉県松戸市出身で加瀬純一七段門下。以前、NHK将棋講座で「カズトシ流振り飛車」を半年間にわたり解説されたことがあります。
       将棋は、佐藤七段の先手中飛車に石田五段が超速で対抗しました。
       途中図は、後手が△3一角▲5八金左の交換を入れずに△7五歩と突いた局面、これに▲同歩とすれば5四金▲同銀から△8九飛と金当たりの先手で飛車が打てます。
       なので先手は、▲5八金と上がり4九の金に連結して手を渡し、以下、△5六歩▲同飛△5五銀左と難解な中盤戦が続きます。


    ハイライト図は、後手△2二玉に先手が4分の考慮で▲5九銀といったん囲いに手を入れた局面です。
       後手玉の薄さが気になるところですが、この手に代えて▲4二成桂だと△同金▲同銀成には△4九飛成があり、以下▲4九同銀では、△3六桂▲同歩△3七角▲同桂 △3九角という筋で先手玉は詰んでしまいます。
       ▲5九銀打以下、△5三歩▲同歩成に△5七桂打と後手が攻勢に転じます。
       先手も自陣に金を投入して防戦しますが、後手の攻めが的確に急所を突いて、91手目△3八銀打の局面で先手の投了となりました。



    投了図以下は、▲3八同玉△4七銀▲同玉△4九飛成▲5六玉△5八竜▲5七桂△3八角▲5五玉△5七竜▲6四玉△6六竜▲5四玉△6五竜▲4四玉△3五銀▲3四玉△2四金までが手順の一例で先手玉は詰んでいます。
       終局時刻は、18時43分。持ち時間各4時間の消費時間ですが、佐藤七が段3時間22分、石田五段は3時間51分でした。
       石田五段は、次戦で佐々木 勇気七段と対戦します。







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