第54期支部名人戦で千々石好弘五段が優勝

名寄支部名人戦が3月12日(日)に午後1時から市内の複合交流施設「よろーな」で開催されました。
   昭和39年の第1期名人戦で初代支部長の石川義雄氏(故人)が名人位を獲得してからこの53年間に18人の方が支部名人になっています。
   この歴史ある大会に今年は名寄市内から9名の愛棋家が参加、一人4回戦を戦い、成績上位の千々石好弘五段(全勝)と芳岡慎一四段(3勝1敗)の両者で決勝が行われました。
   互いに手の内を熟知した両者による戦いは、先手芳岡四段の振り飛車に後手が居飛車で対抗する将棋になりましたが、中盤以降のねじり合いを制した 後手千々石五段の勝ちとなり通算で13回目の名人位に就きました。
   なお、これまでの記録については、左サイドバーに「歴代支部名人位」を設けましたのでご覧ください。


==第54期名寄支部名人戦の結果==

名 前一回戦二回戦三回戦四回戦勝 数勝ち点順 位
勝 敗相手勝 敗相手勝 敗相手勝 敗相手
①大 田 ×2×9×3×8
②芳 岡 1×3493-1262
③吉 光 421×53-1244
④山 田 ×3×5×261-310
⑤千々石 64734-0341
⑥吉 川 ×57×8×43-19
⑦森 川 86×593-1253
⑧佐々木 ×7×9×611-310
⑨藤 田 18×7×22-2155

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

 会員のページに「私の将棋」をアップ、ぜひご覧ください


今回、新たに会員になられた大田 篤史さんの「私の将棋」を会員のページにアップしました。
   小学生の頃に父親から教えてもらった将棋を通じていろいろな出会いがあったことやこれからの抱負を淡々とした文章で綴られています。
   大田さんのまっすぐな人柄がよく出ている文章です。ぜひご覧ください。
   このページは当支部会員の将棋に関する思い出などを随時載せています。感想などありましたなら「お問い合わせ欄」へお寄せください


   ☆☆☆「好局熱戦棋譜」に決勝戦の棋譜を追加しました☆☆☆

   昨年の11月5日に行われた第24回児童将棋大会の決勝戦、▲村瀬夏絆君(小1)VS△佐竹柾軌君(小2)の棋譜を「好局熱戦棋譜」にアップしました。
   低学年同士での決勝戦はこれが初めてです、たくさんの人が見ている中で緊張しながらも一生懸命に指して作り上げた二人の熱戦譜です。
   ぜひ見てください。

 第75期順位戦C級2組11回戦(最終局)対△遠山雄亮五段戦


第75期順位戦C級2組の最終局11回戦が、3月2日に東京・将棋会館(15局)と大阪・関西将棋会館(10局)で一斉に行われました。
   本市出身の石田直裕四段(6勝3敗)は5勝4敗の遠山雄亮(とおやま ゆうすけ)五段と東京の将棋会館で と対戦しました。
   遠山五段は東京都練馬区の出身で加瀬純一門下。 早くからインターネットを活用した棋士活動に取り組んでいて日本将棋連盟の携帯モバイルサイトで編集長を務められています。
   両者は初手合い、戦型は相居飛車力戦形(先手矢倉、後手早繰り銀)で午前中に駒がぶつかる激しい将棋になりました。



   石田四段の初手▲7六歩で始まり△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀△6二銀▲5六歩と進み矢倉に進むものと思われました。
   しかし、▲5六歩に後手は△7四歩と突いて▲5八金右△7三銀▲6六歩には△6四銀と足早に銀を繰り出し、先手は ▲6七金と上がり後手からの攻めに備えて図1の局面になりました。





   この▲6七金にも後手は△7五歩と突っかけ、対局開始から1時間ほどで双方が居玉のまま駒がぶつかりました。
   以下▲7五同歩△同銀▲4六角(図2)と飛び出し、以下△6四歩▲7八金△8六歩▲同歩となおも攻めを続けます。







   図2から△8六歩▲同歩△7六歩▲同銀△8六飛▲8七銀に△8四飛と引いたのが図3です。
   この局面、控室では「▲5五歩と角の利きを止められたときに後手からうまい手があるのだろうか」と見ていたのですが、 実戦は▲5五角と出て角交換を迫る積極的な手で以下△同角▲同歩△6六歩▲9五角(王手飛車)△7三角▲8四角△同角と飛車角交換になりました。





   図3から10手ほど進み△8四銀に8五から▲6五竜と指しました。(図4)
   後手は△5二金左と垂れ歩に備えましたが、先手は▲8五歩と打ち△5五角▲8四歩△6七歩成▲同金△9九角成に▲7七桂と跳ね馬を封じ込めることができました。
   ▲7七桂以下は△9四角に▲7六歩ともう一枚の角の利きを抑えて▲5八飛~▲4八玉と玉を安全にしたところで攻勢をかけ、結局83手目▲8三歩成で後手の投了となりました。(投了図)




   最終局に勝った石田四段は7勝3敗、敗れた遠山五段は5勝5敗で今期の順位戦を終えました。
   ツイッター棒銀君でこの一局につての感想が次のようにありました「一昨日で今期の順位戦が終了しました。将棋は先手番で矢倉を目指したところ居玉での急戦を仕掛けられる展開。水面下では自信の持てない変化も多く、 有力な作戦と感じました。飛車を取ってからは少し指しやすくなって結果は幸いし、7勝3敗で終えました。来季は上を目指して頑張ります!」

  第5回なよろ子ども将棋教室開かれる・・次回は3月11日

3月4日(土)に第5回なよろ子ども将棋教室が、駅前交流プラザ「よろーな」で行われました。
   この日、参加したのは中学生1名と小学生6名の7名です。
   教室の参加メンバーもほぼ固まったようですが、4月からはたくさんの新一年生が習いに来てくれとうれしいのですが。(もちろん、見学だけでもOKです)
   教室では、いつものとおり最初は詰将棋にチャレンジをしてもらい、一通りできたところで答え合わせを行いました。
   次のミニ講座では、前回に続いて確実に王を寄せる「やさしい必至(必死)」を取り上げました。
   左右からの必至、上下からの必至などいずれも有名なパターンを大盤を使って一緒に考えてもらいました。
   教室の後半は子ども同士の対局になります。(奇数の時は講師も参加します)
   以前は一人3局指しても時間が余ることもありましたが、最近は秒を読まなければ終わりそうにない白熱した将棋もあって練習会も2局が多くなっています。
   一局の時間が長くなるということは、少しづつですが教室の成果が出ているように思います。
   図の【詰将棋】は、今は引退された勝浦 修九段の作品です。
   勝浦九段は紋別市の出身で、若い頃には名寄支部にも何回か見えられたことがあります。お弟子さんには現在活躍中の森内九段の他に野月浩貴八段、金沢孝史五段、広瀬章人八段など3人の道内出身棋士がいます。
   この詰将棋は、教室が始まる前に大盤に並べておいたものですが、短手数(五手詰め)の傑作だと思いま。しかし子どもさんには少し難しかったようです。

【答えは白字で記入しています】⇒ ▲3二桂成△同玉▲4一竜△4三玉△2一角成

030402 030403 030404



▲升田VS△大山「高野山の一戦」は二転三転のドラマだった

オールドファンの方なら詳しいことはともかく、「高野山の一戦」という話を聞いたことがあると思います。
   昭和23年3月3日に和歌山県の高野山で行われた第7期名人挑戦者決定3番勝負の最終局で勝利を目前にした升田幸三八段が弟弟子の大山康晴七段に歴史に残る大ポカで逆転負けを喫した 将棋です。
   ちなみにこの将棋で挑戦権を得た大山七段は、塚田正夫名人に挑みましたが、2勝4敗1千日手で敗れ悲願の名人位の関西越えはなりませんでした。




   図1が升田八段大ポカ直前の局面、劣勢の大山七段が△8七飛成と王手をかけたところです。
   この王手に先手が▲5七桂と合い駒をすれば何事もなく、升田八段が名人挑戦権を獲得していたはずでしたが、▲4六玉と上がったため、△6四角▲5五桂に△4七金で先手の投了 となりました。
   升田八段が「錯覚いけない、よく見るよろし」という言葉を発した局面が▲4六玉と玉を上がった局面であったと言われています。



現代将棋名局集(全九巻)の第1巻大山康晴名局集(写真)は、高野山の一戦から32年後の昭和55年に筑摩書房から出されたもので、巻頭言で大山15世名人が 「・・・例えば”高野山の一戦 ”と呼ばれる対戦譜は、私自身も頓死で勝を拾ったと解説してきたが、調べ直してみて、そうでないことがわかりこの本で訂正した。・・・」とありましたので棋譜を並べてみました。
   結果この将棋については圧倒的に升田八段の優勢な将棋だと思っていたのですが、どうやら 一時は大山七段が優勢になっていたようです。


   図2は図1から9手戻って、大山七段の△4七成銀に升田八段が▲3九玉と早逃げをした局面です。
   実戦は以下△4八成桂▲同飛△同成銀▲同玉△8八飛▲4七玉△8七飛上成▲同角 に△同飛成りとなって図1の局面になるのですが、検討では「△4八成桂では、△3七成銀として▲8二成銀に△2七桂(王手)▲2九玉に△3九金(変化図)で以下詰みとなる順があることを大山15世名人自身が発見 してこれまでの見解を訂正されています。
   この順を逃して頓死につながった高野山の一戦は、どうやら一方的な将棋ではなく二転三転をした将棋だったようです。




   見出しの「高野山の一戦は二転三転のドラマだった」は昨年の将棋世界10月号、「大山将棋 強さの秘密 一門現役棋士が分析」と題した座談会で弟子の行方八段が語られた言葉を引用させていただきました。
   下の写真は、現代将棋名局集。
   第1巻の大山康晴名局集がないため苫小牧市の図書館から取り寄せてもらい、名寄市立図書館の棚に並べて写しました。第1巻だけ図書ラベルが違ってますね。
















   2月例会は安達さんが優勝

2月例会(19日・日曜日)が1時から駅前交流プラザよろーなで行われました。
   参加者は市内の愛棋家7名で持ち時間各20分、以後一手30秒の秒読みで4回戦が行われました。
   この日は星のつぶしあいになって全勝者が出ず、4人が3勝1敗となりました。
   順位は、勝ち点27の安達6段が一位、二位には勝ち点26の芳岡4段、三位は24点の千々石5段と香川5段でした。
   次回の大会は2月26日(日)の支部長杯争奪将棋大会です。多くの方の参加をお待ちしています。

【北の文字焼き~世界一巨大な雪上火文字焼きへ】
   平成元年2月から始まった厳冬の火祭り「北の文字焼き」。
今年で、第27回目を迎えます。2017は「大きさ日本一」から「大きさ世界一」へ、ギネス世界記録に挑戦します。
(写真:公式サイト・北の天文字焼き 2015フォトコンテスト優秀賞:大道比呂美さん撮影)

 道北支部対抗将棋大会の案内がありました

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第49回道北支部対抗将棋大会の案内が留萌支部(福嶋勝士支部長)からありました。
   道北で伝統のある大会ですが、各支部共年々チーム編成が大変になってきていることもあり、昨年の第48回大会(稚内市)では、Bクラスは1チーム3名で行われました。
   これが好評のようで今年の留萌大会でもAクラスを1チーム5名、Bクラスは1チーム3名の内容になっています。
   名寄支部では、昨年はABクラスに各1チームが参加しており、今年も2チームを編成して参加したいと考えています。

・日 時:平成29年4月16日(日)午前9:30 開会式 10:00 対局開始
・会 場:留萌市文化センター(留萌市見晴町2丁目 ℡0164-42-3333)
・概 要:Aクラス1チーム5名・Bクラス1チーム3名の団体4回戦 

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☆☆2月有段者会(2/4)の結果☆☆
一位  吉光和廣 4-0    二位  千々石好弘3-1    三位 山田恭平 2-2

 第75期順位戦C級2組10回戦対▲渡辺正和五段戦


 第75期順位戦C級2組10回戦14局(東京8局・大阪6局)が、2月2日(木)に行われ、本市出身の石田直裕四段は東京の将棋会館で渡辺正和五段 と対戦しました。
   渡辺五段は埼玉県ふじみ野市出身、神吉宏充七段門下の31歳。
   両者の対戦は本局が4局目で、対戦成績は渡辺五段1勝、石田四段2勝。順位戦では初手合いです。
   五勝三敗同士の対局は、角換わり腰掛け銀(先手4八金・2九飛型。後手6三金型)になりました。



   図1は、角交換のあと互いに陣形を整える序盤戦。先手の▲3六歩と突いた手に後手が△3三銀と上がった局面です。
   早めの銀上がりのように思えますが、先手からの▲3七桂~▲4五桂の速攻を警戒したもので▲3七桂には△4二玉とすれば△4一玉型に比べて5三の地点が手厚くなります。





   先手が▲4八金と立った図2の先手陣は金と下段飛車でバランスの良い構えになっています。
   この構えはここ数年指されていたのですが、昨年のNHK杯決勝(▲村山-△千田戦)で後手が6二金・8一飛型に構える将棋を指してから実戦例が急に増えたと言われています。
   しかし、その発端は一昨年の暮にポナンザが将棋24に参戦して連勝した将棋にあるのではないでしょうか。(69連勝中、角換わりが10局、そのうち6局でこの構えを採っています)
   コンピュータソフトの序盤技術の優秀性を認めた千田五段がこの構えを研究し応用しているように思います。



   図3は後手の△7五歩の突き捨てに▲同歩とし△4四角に▲6六角打ちと応じた局面です。
   後手はこの手に対し、夕食休憩を挟んで1時間17分の長考で△8六歩と突き捨てて攻勢をかけました。以下▲同歩には△7七歩と手筋のタタキ(①▲同桂は△7六歩が痛打②▲7七同角も △同角成▲同金△5五歩▲同銀△6五桂と跳ねて後手好調) 本譜の▲同金にも△5五歩と再度手筋を連発、▲5五同銀に△6五歩として以下は駒の取り合いになりました。(図4)



   一直線のさばき合いとなった図4は後手の手番ですが歩切れです。
   果たして後手の攻めの継続手は「△7六銀」のただ捨てでした。▲同金に△6七銀として攻めが続くのかと見ていたのですが、先手の指し手は銀を取らずにと受けに回る▲7八銀打ちでした。
   以下、△7七銀成り▲同銀△4七金(同金は△3八角の飛車・金両取り)に▲2四歩△同歩▲4七金△3八角▲2四飛△4七角成りに先手が▲6八銀と王の周りに持ち駒を投入したあたりはでは後手が指しやすくなったようです。



   攻勢の後手は、以後も馬と歩で巧みに先手陣に迫り、92手△3七馬を見て先手の投了となりました。(投了図)
   終局は22時19分、消費時間は▲渡辺五段が5時間26分、△石田四段が5時間32分でした。








【写真協力・日本将棋連盟】

 月間行事 2月は子ども将棋教室と有段者会から始まります。

氷点下28.1度と厳しく冷え込んだ1月も今日で終わり、明日からは少しはシバレも緩む2月です。
   2月も子ども将棋教室や大会など行事が盛りだくさん、また北海道支部連合会からの大会案内等も届いていますのでお知らせします。
   『角交換四間飛車破り 必勝ガイド』(マイナビ出版)に続く石田四段の2冊目の著書「穴熊囲いを極める77の極意」(写真)が1月25日から発売されています。
   この本には、穴熊の崩し方ではなく、穴熊の受けの手筋や攻め合いのタイミングや攻防の手筋が例題とともに紹介・解説されています。
   終盤で一手差をつける攻防の手筋を完全網羅。穴熊囲い大事典! といえる本です。

☆☆2月の名寄支部の行事☆☆
  • 2月  4日(土)   第3回子ども将棋教室 10時~
  • 2月  4日(土)   有段者会  13時~
  • 2月11日(土)   第4回子ども将棋教室 10時~
  • 2月19日(日)   月例会     13時~
  • 2月26日(日)   支部長杯将棋大会      13時~
※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です、もちろん見学だけでもOKです。

☆☆北海道支部連合会からのお知らせ☆☆
  • 2月19日(日)   支部名人戦北海道予選(個人・シニア)
  • 2月26日(日)   支部名人戦北海道予選(団体戦)
  • 3月12日(日)   道新SP新井田記念杯
  • 3月19日(日)   レーティング選手権
  • 3月26日(日)   将棋普及員及び指導員資格試験
  ※札幌市長杯(2/11)小学生名人戦(2/12)は、「道内の将棋イベント」をご覧ください

  新春将棋大会で千々石さんが全勝でV

新春将棋大会(1月22日)が駅前交流プラザよろーなで1時から行われました。
   参加者は市内の愛棋家8名、持ち時間各30分の以後30秒の秒読みで4回戦が行われました。
   三回戦では安達六段と千々石五段の連勝同士の対戦となり、横歩取りの難しい将棋を後手の千々石五段が制し、この後行われた最終局の対佐々木戦にも勝利して 4戦全勝で優勝されました。
【大会成績】

順 位氏 名勝 敗 順 位氏 名勝 敗
優 勝千々石 五段4-0 第5位藤   田 五段2-2
準優勝安   達 六段3-1 第6位芳   岡 四段2-2
第3位香   川 五段3-1

▽さなる杯小学生名人戦のお知らせです。
  小学生将棋名人戦は、羽生善治名人、渡辺明竜王を始めとする数多くのプロ棋士を輩出し、予選には毎年2,000名以上の選手が参加する小学生将棋の 最高位を決める大会です。
   1974年第1回大会より数えて今年42回目を迎えるこの本大会は、株式会社さなるが新たに協賛社となりました。
  北海道の予選は2月12日(日)に北海道将棋会館で行われます。概要については、左側の「道内の将棋イベント」ナビをご覧ください。

▽24日は氷点下28.1度とこの冬一番のシバレになり浅江島公園の木々も真っ白になりました。





 第75期順位戦C級2組九回戦対▲加藤一二三九段戦

 第75期順位戦C級2組九回戦10局が、1月12日(木)に東京と大阪で行われ、本市出身の石田直裕四段は東京の将棋会館で棋界随一の存在感を誇る加藤一二三九段 と対戦しました。
   両者の今期順位戦の成績は加藤九段が1勝6敗、石田四段は4勝3敗です。
   元旦に77歳の誕生日を迎えた加藤九段、この日の対局で丸田祐三九段(故人)の史上最年長対局記録を更新、本局に勝った場合は丸田九段の最年長勝利記録を塗り替える とあって、対局室には試合開始前から大勢の報道陣が詰めかけていました。


   居飛車党同士の将棋は相矢倉の戦い(先手▲3七銀戦法)になりました。
   図1は25手目に先手の加藤九段が▲3七銀と上がった局面です。
   先手からは次に▲3五歩△同歩▲同角と3筋を切り▲4六角~3六銀型の理想形に組む狙いがあるので後手石田四段の△6四角は絶対。角をのぞいて▲3五歩を牽制します。
   この後は互いに陣形を整えて仕掛けの機会を伺う中盤へと進んでいきます。



   図2は先手が▲4五飛と走ったのに対して、後手が△5五歩と飛車の利きを止めた局面。▲5五同歩には△8五銀とし▲同銀には△同桂また▲7五銀なら△同角▲同歩から△7六銀打ちと食らいつく狙いも。
   この△5五歩に先手は1時間36分かけて▲2四歩を着手。「△2四同銀では▲4四歩が大きい拠点になる。△2四同歩が自然。対して先手からは▲2五歩の継ぎ歩や▲2三歩もある」と検討されていましたが 後手は1時間20分の塾考で△2四同銀を選択、対して先手も1時間18分と再度の長考で▲4四歩(61手)と指しました。
   長考に長考で返す力のこもった中盤戦になっています。


   図3は▲4六歩の合わせ歩に後手がどう対応するかの局面。1時間19分の考慮で後手は△4六同歩と応じましたが、局後の感想でも石田四段は「難しい形勢」と思っていて自信はなかったそうです。
   控室の検討でもこの局面での後手の候補手として△4六同歩も挙げられていたのですが▲同銀△4七歩(▲同飛は△5八銀)▲2八飛で難しいとされていました。
   △4六同歩のあと▲同銀△4七歩▲同飛△5八銀▲4五銀△4七銀不成▲4四銀と進みました。(図4)



   図4は後手△4三歩と指した局面で局後、石田四段が「急によくなったと思いました」と感想があった局面です。
   この△4三歩に先手は▲5五銀と角取りに引きましたが、控室では「▲5五銀と引くようでは厳しそう、△6九銀や△7七歩が速いようだ」と言われ、本譜の進行も後手は△6九銀から寄せを目指しました。
   「△4六歩(74手)から指し手が速くなりましたが、76手目の△4七歩に▲同飛と応じてからはこの局面まで変化の余地がなかったようで、▲4七同飛では▲2八飛が優ったかもしれない」とは石田四段の感想



   この局面で先手が投了。
   終局は22時43分で消費時間は▲加藤九段5時間44分、△石田四段5時間38分。勝った石田四段は5勝3敗、加藤九段は1勝7敗。
   両者による感想戦は行われませんでしたが、石田四段の局後の感想を述べています。
   「加藤流は勉強していて、準備してきたんですけど……。新たな発見があったので、今日は勉強になりました」と石田。
   左サイドバーの「将棋アンテナ棒銀くん」には、石田四段がこの対局を心待ちにしていたことや加藤九段の お株を奪う食欲についてもツイートされていますのでぜひご覧ください。


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【写真協力・日本将棋連盟】

   札幌支部から第62回札幌名人戦のお知らせです

北海道新聞社が主催し、日本将棋連盟札幌支部(原田祐也支部長)が運営する札幌名人戦が開催クラス・競技方法等を一新して開催されることになりました。
   伝統ある名人戦は個人戦として継続しますが、これまでの支部長杯戦・初段獲得戦に変えて、今年から3名1チームによる支部長杯団体戦(三段以下の部と級位者の部)が新設されました。
   競技方法もすべてスイス式トーナメントにすることで参加者に広く一日将棋を楽しんでいただきたいとの試みになっています。
   日時と会場は、2月5日(日)9時30分から北海道新聞社北1条館の2階会議室です。
   大会は事前予約制になっています。詳細につきましてはこちらをご覧ください

   意表を突いたPonanzaの攻めと仕掛け⑥

Ponanzaが一昨年12月に「将棋倶楽部24」に一週間だけ参戦し69連勝した将棋の中で、Ponanzaが見せた奇抜な仕掛けや人間には指しずらい手順の第6弾です。
   今回の将棋はPonanzaが参戦して4日目に行われた第35局目の将棋です。
    69連勝の中で手数が100手以上の将棋はわずかに16局、その中でも本局は152手の最長手数でPonanzaが勝利した将棋です。 また、何よりもこの将棋はPonanzaが自玉の詰みに気がつかなかった将棋と謂われています。
   対戦相手はVerdicktさんでレーティングは2844、後手のPonanzaは3443です。


   図1は、秒読みの中での終盤戦、先手が▲5六飛車成りと後手の馬を取った局面。
   馬を払った局面は後手からの脅威がなくなり、さらに後手玉側には2枚の銀が迫っていて先手が大いに有望、Ponanza側には詰みもありそうな局面です。
   図1は後手玉に31手詰めの詰めろがかかっていますが、Ponanzaはそれには気づかずに△85桂と勝負手(?)を放ったところです。(図2)






   この現在最強の将棋プログラムponanzaを開発された山本一成氏は後日談で「内容的に完敗していた将棋、図1で評価値も-2000程度まで落ち込んでいました。それどころか詰んでいました。しかしPonanzaは自玉の詰めろに気がついておらず△85桂」。はぁPonanzaもやっぱり色々ダメなとこいっぱいあるのですね・・・」
   図2の△85桂に先手は▲3一金△1二玉▲3三銀不成りと詰めろをかけて図3の局面となりました。





   しかし、ここから△7七桂成りとし▲同玉にPonanzaが124手目に放った△8八角が強烈な攻防手となって将棋は逆転したようです。
   以後も指し手は続きましたが先手僅かに及ばず後手の152手△5三玉(投了図)で後手の勝ちとなりました。








   夜、偶然に将棋24でこの将棋を見ていました。図1の局面では、先手を応援する書き込みが凄かったですね。
   図1の局面ですが、秒読みの中では長手数の詰みを発見するのは容易なことではないので、本譜のように詰めろをかけるのは自然に思いました。
   また、推測ですが「いわゆる相手を信用する」、即ち 「△8五桂と攻めてるのは自玉に詰みがないと判断したPonanzaを信用して詰みを探すより詰めろをかけたようにも思います。


   【図2からの詰め手順】
   ▲3二金△同金引▲同銀成△同金▲5一竜△3一歩▲同銀成△同金▲3二金
   △同玉▲3三歩△同玉▲3一竜△4四玉▲3五角△5五玉▲6六金△5四玉
   ▲5五金打△6三玉▲6一竜△7三玉▲6二角成△8三玉 ▲7二竜△9三玉
   ▲7一馬△8四玉▲7四竜△9五玉▲9六歩までの31手詰め

 謹賀新年  本年もどうぞよろしくお願いします

           このたび佐渡支部のHPにリンクさせていただくことになりました!

新年あけましておめでとうございます。
   昨年は多くの方々にホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
   また子ども将棋教室に通われた皆さん、そして送り迎えをしていただきましたお母さん達 今年もよろしくお願いします
   これからも名寄市出身の石田直裕四段やこの地域の将棋情報をお伝えしますのでぜひご覧ください。
                   平成29年  元旦

   ホームページがご縁で、元旦に日本将棋連盟佐渡支部の三國栄支部長から年賀状をいただきました。
   年賀状には、今年は佐渡支部創立五十周年に当たり3月に王将戦が佐渡で行われることや武市三郎七段の了解のもと「武市流力戦筋違い角の極意」の手順・解説 をホームページに載せることができましたと書かれていました。
   特に筋違い角戦法は、三國支部長が愛用されている戦法で、昨年10月には「将棋・絶滅危惧種筋違角戦法」を出されるほどの想い入れの強い戦法とお聞きしています。
   当支部では折角の機会でもあり、佐渡の将棋情報をより多くの知っていただくため佐渡支部のホームページにリンクさせていただくことになりました。
   佐渡支部のホームページは2007年に支部設立40周年記念に開設され、将棋情報のほかに絶滅危惧種の朱鷺(とき)の放鳥情報や観光情報などの プラスαが満載のホームページです。
   左のサイドウインドーに「佐渡支部HP」を設けましたのでぜひクリック願います。

  来年の酉年に期待!日々是好局を!!

今年も残すところ1日半となりました。
みなさんにとって今年一年の将棋はいかがでしたでしょうか。
   来年も名寄支部では様々な大会を予定しています。
   新年指し初めは、1月14日(土)13時から複合交流施設「よろーな」で行われる有段者会です。
   みなさんの参加をお待ちしています。
もちろん見学だけでもOKです。
   ☆☆ 1月の将棋大会等は次のとおりです☆☆

  • 1月  14日(土)   第1回子ども将棋教室  10時~
  • 1月  14日(土)   有段者会                     13時~
  • 1月  21日(土)   第2回子ども将棋教室  10時~
  • 1月  22日(日)   新春将棋大会             13時~
  • 1月  29日(日)   月例会                      13時~
   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

【写真はピヤシリスキー場で見られたサンピラー現象】
冬のよく晴れ風がなく、気温が-20℃以下になる朝方、大気中の水蒸気が氷結しダイアモンドダストが発生します。 このダイアモンドダストに太陽光線が反射され、太陽の虚像としてサンピラー(太陽柱)が発生します。 いつ発生するかは全くわからず、地元の人間でも稀にしか見ることができない、まさに神秘現象です。

 第75期順位戦C級2組八回戦対△牧野光則五段戦


 第75期順位戦C級2組の八回戦が、12月15日と20日に行われました。本市出身の石田直裕四段は12月20日の火曜日に大阪の関西将棋会館で牧野光則五段 と対戦しました。
   牧野五段は、現在では数少ない中将棋(ちゅうしょうぎ)の指し手としても知られ、普及活動も積極的に行っています。
   また第42回(2014年度) 名局賞特別賞(都成竜馬現四段と対局した第46期新人王戦2回戦)を受賞されています。
   両者初手合い、ともに1988年生まれの28歳。
   ここまでの順位戦の成績は石田四段が4勝2敗、牧野五段は3勝3敗です。
   将棋は、後手牧野五段の一手損角換わり(先手早繰り銀)の戦型となりました。



   図1は、後手が△62金~△81飛と流行形に組んだところで先手は▲35歩と仕掛け、△同歩▲同銀△34歩▲24歩(1時間34分の長考)△同歩▲同銀に 後手が一本△86歩と突き捨てた局面です。
   控室では▲86同歩に△27歩▲同飛△38角が一例としてあげられ、このあと▲33銀成△同桂▲24飛△47角成には▲23銀打ちで、△25馬で飛車を取られる前に先手が攻めれそうとの検討も。
   実戦は▲86同歩△24銀▲同飛に後手は角を△48に打ち込みました。(図2)


   図2から先手は▲33歩と打ちました。△同桂や△同金ならば▲23銀打や▲22飛成りとして攻めがあります。
   △同玉は王を危険地帯に引っ張り出し▲28飛(角あたり)△15角成りには▲16歩△14馬▲15歩△23馬▲24歩として先手からの攻めが続きます。
   実戦は△33同玉▲28飛△39角成り(飛車あたり)と進んで、先手が攻め切るか、後手が受けきるかの激しい局面になりました。△39角成りに▲15角△24歩▲同角△22王▲23歩と進み△同金には飛車を見限って ▲42角成りとし△28馬には▲24歩△同金▲同馬△23歩に再度▲42馬と入りました。(図3)




   先手としては飛車を渡しているため、後手玉を寄せきる段階まで持っていかねばならないのですが、図3からは後手に△32銀と受けられました。(この手は次に△52金の馬取りをみています。)
   この後も先手は後手玉に迫りましたが、後手の△54銀(78手)を見て石田四段の投了となりました。(投了図)





   投了図以下は、後手が43の地点に利きを増やしたことで、▲2三銀成△同玉▲3二銀△3三玉のときに▲4三金では詰まず、△95桂で後手勝勢。
   終局時刻は22時22分。消費時間は先手5時間51分、後手5時間10分。これで両者ともに4勝3敗となりました。





【写真協力・日本将棋連盟】



 名寄支部チーム5連覇成らず!!支部・市役所対抗戦

恒例の名寄市役所・名寄支部対抗戦が17日(土)に駅前交流プラザ「よろーな」で1時から行われました。(写真)
   対抗戦には中学生を含めて15人が参加、納会を兼ねて行われる楽しみなイベントで、1チーム7名、持ち時間20分で1人4試合のハンデ戦による熱戦が繰り広げられました。
    4回戦の結果は、両チームが勝ち点2で並びましたが勝ち数で市役所チームが17勝11敗と勝ち越して優勝、支部チームの5連覇を阻みました。
   試合後の表彰式では、名寄支部内の年度表彰も行われ「月例会部門」と「有段者会部門」で勝率1位となった千々石五段に吉川支部長から記念品が渡されました。
   その後は忘年会が行われそれぞれが将棋を楽しみそして親睦を深めあった一日となりました。

【対抗戦の成績】(市役所チーム17勝11敗)
試 合市役所チーム 試 合市役所ーム
1回戦5勝2敗 3回戦6勝1敗
2回戦3勝4敗 4回戦3勝4敗

【対抗戦の個人成績】
成 績氏 名チーム勝 敗 成 績氏 名チーム勝 敗
優 勝豊岡6段支 部4戦全勝 5位藤田5段支 部2勝2敗
準優勝香川5段市役所4戦全勝 6位山田初段支 部2勝2敗
3位渡邊2段市役所3勝1敗 7位松永2段市役所2勝2敗
4位森川4段支 部3勝1敗 8位坂本2段市役所2勝2敗

【支部年度表彰】
   月例会勝率部門(11回開催)
    1位 千々石5段(28勝7敗 0.800)
    2位 香 川5段(24勝8敗 0.750) 3位 芳 岡4段(26勝17敗 0.605)

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  第23回なよろ子ども将棋教室

今年度最後のなよろ子ども将棋教室(12月10日・土曜日)が、駅前交流プラザ「よろーな」で行われました。
   この日の参加者は中学生1名を含めて6名、いつも参加している子どもたちです。
   午前10時の開始に合わせて、詰将棋4題にチャレンジ。手数は1手詰から3手詰めですが明らかに最初の頃と比べると 解くスピードが速くなっていますし、なによりもどの子も真剣な表情で問題に取り組んでいます。

   全員で答え合わせをした後は、ワンポイント講座として大盤を使って「中段玉」の詰将棋を出題してみました。( 図1・2 将棋世界1月号から)
   手数は最初に解いた詰将棋と同じ3手詰めなのですが、子どもたちには見慣れない王の配置に少し戸惑った様子で、時間内でスムーズに解けた子はいませんでした。
   今年の教室は23回開催し、延べ参加者数は169名、一回当たり7.3名になっています。
   ほとんどが地元名寄の子どもですが、隣の美深町や遠く中川町からも来てくれています。
   当教室も開催してから一年半が経ちましたが、少しづつ子どもの力量に差が見えていることも事実です。今後はレベルに応じた指導がより必要になっているのかも知れません。
   来年1月14日(土)が新年度第1回目の将棋教室です。より楽しい教室にしたいと考えています

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  拝見 士別地区将棋連盟の「子ども将棋教室」

12月4日の日曜日、士別市の子ども教室を見学してきました。
   会場は文化センターに変わっていましたが、やはり毎週、日曜日(13~15時)に開催されています。
   「いつもなら中士別の子どもたちが5名位参加して賑やかなのですが、あいにく今日は市内の小学生4名だけの教室となりました」という杉沢悦男さん。
   「子どもたちに将棋の楽しさを伝え広めたい」の思いから 同じ市役所OBの前田和廣さんと大西壮一さんの協力を得て5年前から毎週日曜日に教室を開いていることに感心しました。 おそらく毎週開催しているのは士別だけではないでしょうか。
   教室は名寄と同じように詰将棋から始まって児童同士又は講師による実戦指導へと進むのですが、実戦指導は棋力にかかわらず全て平手で行なわれています。
   子どもにとっては、厳しい手合いのように思われたのですが、ポイントになるところでは的確な指導がされていますし、何よりも「初心者に対する上達のための精神的サポート」で堀口弘治七段が言われて いる「とにかくほめてあげることである」ということが自然に実践されている教室でした。
   士別には昨年の11月にお邪魔をして以来今回が2度目の訪問です。双方の子ども将棋教室によって今秋から交流が始まりましたが、今後は交流回数の増と中学生を対象にした 将棋大会などについて検討していく必要がありそうです。

  公式戦終了!12月は子ども将棋教室と支部VS市役所対抗戦

11月の有段者会(26日・土曜日)が駅前交流プラザ「よろーな」で行われました。
   参加者は6名と少なかったのですが、久しぶりに中学生の山田君が参加、全局を平手で指されました。
   成績は1勝3敗でしたが、もっと実戦を経験すれば確実に強くなると周りからも期待されている一人です。
   4回戦の結果は千々石五段が4戦全勝、有段者会の年間成績は31勝5敗(勝率0.861)と素晴らしい成績を残されました。
   支部では月例会と有段者会の年間成績上位3名を12月に行われる「名寄支部VS市役所対抗戦」終了後に表彰しており、現在成績の集計をしているところです。
   当支部の今年度の公式戦はこの有段者会ですべて終了しました。 12月の予定は子ども教室と名寄支部VS市役所対抗戦となります。
   平成29年度上期の大会等予定表ができました。サイト上部の「大会予定」ナビでご覧ください。

  • 12月    3日(土)   第22回子ども将棋教室       10時~
  • 12月  10日(土)   第23回子ども将棋教室       10時~
  • 12月  17日(土)   名寄支部VS市役所V対抗戦  13時~
   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。  

 自民党総裁杯名寄地区予選と11月例会の結果

第33回自民党総裁杯(12/4札幌)の名寄地区予選が11月13日の日曜日、駅前交流プラザ「よろーな」)で行われました。
   この日は市内の愛棋家8名が参加、全道大会への出場権をかけて持ち時間各30分で予選4回戦が行われました。
   その結果、Aクラスでは吉光和廣四段が豊岡正起、千々石好弘両五段との三つ巴戦を制して優勝。
   一方のBクラスでは江良 豊初段が昨年に続いて出場権を獲得されました。

「東の羽生、西の村山」と並び称された村山聖(さとし)
   病と闘いながら将棋に全てを賭けたわずかわずか29年の生涯 !
   大崎善生原作のノンフィクション小説「聖の青春」が遂に映画化され、旭川で人気上映中です。
   日本将棋連盟からは、プロ棋士の対局も熱心に観戦されるなど真摯に役に向き合っていただいた松山ケンイチさんと東出昌大さんに、羽生三冠の署名入りの特別初段の免状が 授与されました。

☆11月例会は千々石五段が優勝☆
    11月20日(日曜日)に午後1時から駅前交流プラザ「よろーな」)で行われました。
   四回戦の結果、千々石五段と吉光四段がともに4戦全勝で両者による決勝戦を行いました。
   戦いは吉光四段の後手番一手損角換わりの戦型となり、先手が先攻し後手が受ける展開に、終盤はかなり難しい局面が続く熱戦となりましたが、千々石五段が押し切って 、前週敗れた自民党総裁杯の雪辱を果たして優勝されました。

プロ棋士と交流する~第42回将棋の日 in 静岡~ 


無類の将棋好きだったと言われる徳川家康(1542年~1616年)は、江戸幕府を開いてまもなく、囲碁と将棋を公認として定め、後に家元制度となる礎を作り、自身は晩年を駿府(現在の静岡市葵区)で過ごしました。
   昨年から静岡市のみならず浜松市・岡崎市および静岡県内周辺市町では、家康公四百年祭として様々なイベントが年内一杯行われます。
   毎年全国持ち回りで開催されるこの「将棋の日」イベント、静岡県で開催されるのは2005年に伊豆の国市で行われて以来2度目の開催となります。
    11月12~13日の両日、葵区の市民文化会館では、小中学生の将棋大会やプロ棋士の将棋指導や色紙サイン会、交流レセプションなど盛りだくさんのイベントが行われました。
   二日目(13日)の午後から行われたNHK公開対局で第一部の女流棋士スペシャル対局は、静岡市に隣接する牧之原市出身の加藤桃子女王・女流王座と伊藤沙恵女流二段が熱戦を繰り広げ会場を盛り上げました。
   第二部の羽生善治三冠と佐藤天彦名人の対局では、来場者が次の一手を予想するクイズ「次の一手名人戦」も織り交ぜられて、プロ棋士の見事な指し手は会場内の多くの将棋ファンを楽しませてくれました。
   来年は~第43回将棋の日in札幌~として札幌市で開催されます。

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 名寄支部の11月の将棋教室と大会のお知らせ

日本将棋連盟会長を長く務めた函館出身の二上達也(ふたかみ・たつや)九段が11月1日に逝去されました。17歳でプロ入りし入門から6年で八段という最短記録を作った棋士で羽生三冠の師匠でもあります。
   攻め将棋で知られ、加藤一二三九段や故山田道美九段とともに全盛期の大山康晴十五世名人(故人)にタイトル戦で数多く戦った昭和の名棋士の一人です。
   このHP「日々是好局」を立ち上げる時に集められた資料の中に、20代と思われる二上九段が師匠の渡辺東一名誉会長や福井資名師範、当支部の石川義雄初代支部長と撮った写真がありました。
   多分、指導将棋で北海道各地を回られたときに名寄に立ち寄られた時のものだと思いますが、なにぶんにも古い写真(昭和30年代?)なので劣化していてHPに掲載できないのが残念です。

各地で開かれている子ども将棋教室の効果なのでしょうか、近年、道内では子供を対象にした将棋大会が増え、また参加人数も徐々に多くなっているようです。
   ちなみにここ上川地区でも、先月から今月にかけて「第1回道北地区子ども将棋大会(士別市・10/23)」、比布町では、石田直裕四段の師匠である所司和晴(しょし かずはる)七段を招いて 「第3回比布ストロベリー杯将棋大会(10/29)」が、 そして11月5日には名寄市で「第24回児童将棋大会」と大きな大会が立て続けに行われました。
   締めくくりに、11月12日(土)に旭川市で「平成28年度上川地区小学生名人戦」が開催されます。
   申し込みは当日も可となっています。詳細は左サイドのサブメニュー「旭川支部HP」をご覧ください。
   今年も既に残り二ヶ月を切っていますが、名寄支部の今後の行事予定は次のとおりです。
   みなさんの参加をお待ちしています。もちろん見学だけもOKです。

  • 11月  12日(土)   第21回子ども将棋教室       10時~
  • 11月  13日(日)   自民党総裁杯名寄地区予選    13時~
  • 11月  20日(日)   月例会兼札幌最強戦名寄地区予選 13時~
  • 11月  26日(土)   有段者会                            13時~

   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

 第24回児童将棋大会は佐竹征軌君が優勝!

あいにくの雪模様となった5日の土曜日ですが、午前10時から名寄児童センターで第24回児童将棋大会が行われ熱戦が繰り広げられました。
   大会には士別・名寄・美深・中川の小学1年生から6年生までの20人が参加、午前中の予選リーグ3回戦を突破した16名が午後からの本戦トーナメントに挑んで、 予選リーグにはなかった緊迫感の中で頂点を目指した戦いが行われました。
   結果、決勝戦は先月23日に士別市で行われた将棋大会で優勝した村瀬 夏絆君(むらせ なつき・士別小1年)と風連中央小2年の佐竹 柾軌君(さたけ まさき・)の対戦となり、先手の村瀬君が序・中盤を優勢に進めましたが、 終盤で大逆転劇を演じた後手佐竹君の優勝となりました。
   小学2年での優勝は第17回大会の葛西 優斗君(和寒小)以来2人目の快挙です。
優勝した佐竹君は今年6月から名寄の子ども将棋教室に通いはじめ、指し将棋のほかに詰将棋にも興味を抱いて自分で詰将棋を創作する程です。今日はその終盤力の強さが見事に決勝戦で現れました。
   好局を落とし、惜しくも2大会連続優勝を逃した村瀬君ですが、予選からしっかりと自分のスタイルで戦っていたので今後が楽しみです。
   今大会、名寄出身の石田四段には審判長を務めていただくほかに「指導対局」も行っていただきました。中には一人で何局も教えてもらう子もいるなど 大変良い思い出になったようです。 プロの先生位に教えてもらったことで益々将棋が好きになっていただけれたならと思います。
   参加された皆さん来年はさらに飛躍しましょう。
   なお、決勝トーナメント戦の結果、3位~8位の成績は次とおりです。

順 位氏 名学 年 順 位氏 名学 年
第3位益子    仁中士別小6年 第6位立埼皓太郎士別小1年
第4位大友   勇輝士別南4年 第7位入江   岳海名寄南2年
第5位六郎田朔也名寄東3年 第8位山崎      慧士別小3年

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 第75期順位戦C級2組六回戦対中村亮介六段戦


前日に引き続いて第75期順位戦C級2組の六回戦が、11月2日(水)に東京将棋会館(8局)と大阪の関西将棋会館(4局)で行われ、 本市出身の石田直裕四段は、東京の将棋会館で中村亮介(なかむら りょうすけ)六段と対戦をしました。
   両者の対戦成績は1勝1敗、第73期順位戦C級2組の四回戦では、後手中村六段の角交換振り飛車の逆棒銀と呼ばれる形となって中村六段が104手で勝利しています。




   本局の戦型は、先手中飛車の銀対抗型になりましたが、中村六段は振り飛車党で特に四間飛車を得意にしていて著書に「新・振り飛車党宣言!」や 「中村亮介の本格四間飛車」があります。
   図1は先手の中村六段が▲54飛車と歩を取った局面。ここで後手が△55歩とふたをすると先手は飛車が捕獲される前に手をつくらなければならないのですが。 実戦は△65桂▲68角△52金右▲77桂△同桂成り▲同角と進んで、ここで石田四段は△55歩と指しました(図2)





   この△55歩には△53金(飛車取り)と▲56桂打ちを防ぐ意味があり、飛車を捕獲される前に先手がどう動くかという難しい局面です。
   対局立会人の日浦八段から「▲95角は△86歩▲64飛△同歩▲73角成が一例です。他の手としては▲75歩はあるかもしれません。▲56歩もちょっと考えるのかな、指さない気はしますが」 の解説がありました。
    57分の長考の結果、先手が指したのは「指さないだろう」と言われた▲56歩でした。 「△53金なら▲55歩と取っておくということでしょう」。実戦は△42桂▲44飛△同角と進みましたが、「△44同角で、角が使えるようになり、居飛車側としてはありがたいと思う のですが」(日浦八段)と居飛車良しの見解。





   図3は先手の△73角成りに後手に攻める番が回って△16歩と突き出して端から逆襲に出た局面です。
   以下、▲13桂成り△同桂▲56香△25桂▲26銀△17歩成り▲同香△同桂成り▲同銀△12香▲18歩△57桂(72手)となったところで 後手の投了となりました。(投了図)






   勝った石田四段(4勝1敗)は1敗を守って昇級戦線に残り、敗れた中村六段は2勝4敗となりました。
   消費時間は先手が5時間51分、後手が5時間22分で終局は22時35分でした。






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【写真協力・日本将棋連盟】

 佐々木治夫杯に全道各支部から300人超が参加!

第23回佐々木治夫杯争奪将棋大会オールイン北海道が10月30日(日)苫小牧市民会館にて行われました。
   大会には全道各支部から52チームが参加、個人戦への出場者を含めると総勢308名と過去最高の参加者数となりました。
   また、参加層の年代も小学一年から最高87歳までと幅広く将棋人気の根強さが感じられた大会でした。
   グランドホテルニュー王子での前夜祭では、日本将棋連盟北海道将棋支部連合会の工藤 学会長から「来年11月には札幌市で第43回将棋の日in札幌が開催されます」と聞くと場内には大きな歓声が起きました。
   名寄支部からは1チームが参加、1,2回戦を落とし、3,4回戦を勝って2勝2敗の五分の成績でした。
   あいにく時間の関係もあり大会終了までいることはできずに帰路につきましたが、新聞では上位の成績しか載っていませんのでHP等で詳細を知ることができると良いのですが。
   道内で最大の将棋イベントとなった佐々木治夫杯、今回も前夜祭から対局まで大変楽しい時間を過ごすことができました。
  これも運営に当たられた北海道支部連合会及び苫小牧支部並びにお手伝い頂いた方々のおかげです。 皆さん大変ありがとうございました。
   札幌の皆さん来年、お世話になりますのでよろしくお願いします。

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 第一回道北子ども将棋大会で村瀬 夏絆君が優勝!

10月23日(日)に士別市の市民文化センターで第一回道北子ども将棋大会が行われました。
   大会には地元の士別市をはじめ隣町の名寄市などから14名の小学生が参加して、決勝戦で国忠直哉君(士別南小6年)を破った村瀬夏絆君(むらせ なつき:士別小1年)が優勝しました。
   3位は大友勇輝君(士別南小4年)、益子紫苑君(中士別小4年)の両名です。
   開会式では来賓の牧野勇司士別市長から「日本の伝統文化として40て0年以上続いている将棋に打ち込んで決断力を養ってください」との激励がありました。
   今回の参加は小学1年から6年までと年齢差がありましたが、その多くが士別と名寄で開催されている「子ども教室」で日頃から腕を磨いて子供たちのようで、 対局開始と終了後にそれぞれ「お願いします」「負けました。ありがとうございます」など対局態度もすがすがしいものがありました。
   今回名寄からは3名が参加し2名が予選を突破しましたが、トーナメント戦では勝ち進めませんでした。それでも初めての対外試合が良い経験になったようで 帰りの車の中では「この次(11/5 名寄)では絶対頑張るから」と話してくれました。
   今回から参加資格が広がったことで子供達には腕を競う場が増えました。主催者並びに事務局の方には大変お世話になりましたが、これからも将棋の普及と士別・名寄の交流を深めていきましょう。 

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