安達竜太さんが月例会で12連勝

   日照不足に悩まされた昨年とは違い、名寄地方は5月8日以降は雨も降らずさわやかな天気が続いています。
    5月19日の5月例会は参加者が5名と少なく、少し寂しい大会でしたが総当たりの結果は、安達六段が4戦全勝(成績表参照)。
   安達六段は、2月と3月の例会でも全勝していて月例会では負けなしの12連勝です。
   この月例会ではK五段が二度も二歩を指して負けるというハプニングがありました。
   アマチュアの大会では二歩による反則負けは決して珍しくありませんがそれでも同じ人が二度も繰り返すというのは???
    フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると二歩は
   ①自陣で追いつめられ前の方の歩に気付かず思わず合駒してしまう
   ②敵陣で相手を攻めるのに夢中になりしばらく前に打っていた自陣深くの歩を見落とす
   ③敵陣に打ち込んで不成のまま放置していた歩に気付かない、
         などの状況でうっかり指してしまうことが多いようです。
   ちなみにインターネットで1977年から2005年の28年間に、プロの棋戦で発生した反則のうちで回数が多いもの"が出ていました。
    1位 二歩 44回
    2位 二手指し 22回
    3位 王手放置、自らの玉を相手の駒の利きにさらす 8回
    4位 角・馬が移動できない位置へ移動する 5回
    5位 成れない状況で駒を成る 3回
   プロの世界でも反則は圧倒的に二歩によるところが多いようです。
   折角の将棋を二歩で台無しにしないよう反則には気を付けましょう。

   ==5月例会成績==
名 前一回戦二回戦三回戦四回戦 勝 敗  勝 点  順 位 
 勝 敗 相 手 勝 敗 相 手 勝 敗 相 手 勝 敗 相 手
①安達 竜太六段 25344-0341
②芳岡 慎一四段 ×13453-1272
③吉川 明男四段 4×2×1×51-37
④江良 豊   二段 ×3×521
⑤香川 譲   五段 ×143×22-217

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

☆子ども将棋教室の日程変更☆
   6月の教室は予定を1週繰り下げて8日と15日の土曜日に行います。

 第9回子ども将棋教室と鷲見将棋教室

   第9回子ども将棋教室(5/11)では、これまでビギナークラスで学んでいた子どもさん6名に千々石先生から認定書が渡されました。
   新たに14級の認定を受けたのは橋本光生君、萬歳 剛君、山下叶馬君の小学4年生3名です。
   3人とも出席率が高くて熱心、忽ち一局の将棋を間違うことなく指せるようになったのでこれからは初級クラスで励んでもらうことになりました。
   また15級に認定されたのは、榎本祥太郎君(小2)と橋本朋弥君(小1)そして鷲見将棋教室から参加している佐々木成太君(小1)の3名です。 みんな初級クラス入りまであと一歩なので頑張ってください。
   鷲見将棋教室は、支部会員の鷲見英祐二段が昨年の4月から自宅で幼稚園児のこどもさんを対象に駒の動かし方やルールなど将棋の基本を教えている教室です。
   鷲見先生は、「教室を開いてみて、棋力を強くするのではなく続けさせることが大事なのでは」と考えていてそのための工夫もされているようです。
   現在5名のお子さんが月2回、土曜日の3時30分から4時50分まで主に子ども同士の対局で楽しんでいます。(写真・下)



   ==5月11日(土)に行われた有段者会の成績は次のとおりです==
名 前一回戦二回戦三回戦四回戦勝 敗勝 点順 位
勝 敗相 手勝 敗相 手勝 敗相 手勝 敗相 手
①芳岡 慎一四段 ×26×532-218
②千々石好弘五段 14364-0341
③吉光 和廣四段 4×5×2×1
④香川 譲   五段 ×3×2653-1262
⑤安達 竜太六段 631×43-1243
⑥松永 好生7級 ×5×1×4×2

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

 子供の部で山田君・大人の部で安達さんが優勝 節句まつり

    10連休が終わりましたが、今、名寄では公園やまちなかの桜の花が見頃になっています。我が家の千島桜(ちしまざくら)もほぼ満開で薄いピンクの花びらがめいっぱい咲いています。(写真)
   こどもの日(5日)の節句まつり将棋大会、今年は大人の部と子どもの部に分かれて行うことができました。
   子供の部は、山田涼太君と佐竹春香・柾軌さん姉弟に佐藤聡佑・功基君兄弟が参加して平手戦総当たり4回戦を行いました。
   結果は同じ3勝1敗ながら得点の差で山田涼太君、佐竹柾軌君の順になりました。
   佐藤兄弟はお父さんに連れられて稚内からの参加です、二人とも弟の功基君がまだ年長さんの頃に子ども将棋教室に何回か来ていただいたことがあります。
   今日は参加いただきありがとうございます、機会がありましたならいつでも寄ってみてください。
   大人の部は6名が参加、こちらは予定通り平手戦の総当たり5回戦を行うことができました。 成績は、一回戦で千々石五段を破った安達六段がその後も勝って5戦全勝で優勝、準優勝は二回戦以降を連勝した千々石五段です。



   ==節句まつり大会子供の部の成績==
名 前一回戦二回戦三回戦四回戦 勝敗勝点順 位
勝敗相 手勝敗相 手勝敗相 手勝敗相 手
①佐竹 柾軌(風連中央小5) 253×43-1242
②佐竹 春香(風連中学校1) ×1×34×51-395
③佐藤 聡祐(稚内天北小5) ×42×152-2183
④山田 涼太(風連中学校1) 35×213-1251
⑤佐藤 功基(稚内天北小2) ×1×4×321-3104


   ==節句まつり大会大人の部の成績==
名 前一回戦二回戦三回戦四回戦五回戦 勝敗勝点順 位
勝敗相 手勝敗相 手勝敗相 手勝敗相 手勝敗相 手
①安達 竜太六段 265345-0401
②千々石好弘五段 ×142654-1342
③山田 恭平初段 4×5×2×1×61-46
④吉川 明男四段 ×3×2×65×11-495
⑤藤田喜与士五段 63×1×4×22-3134
⑥芳岡 慎一四段 ×5×14×232-3183

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
この大会では、子供の部は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝するとは合計34点、大人の部は1回戦に勝つと6点、2回戦7点、3回戦8点、4回戦が9点、5回戦が10点で全勝すると40点になります。

  5月は節句まつり将棋大会(5日)から始まります。

☆☆節句まつり将棋大会☆☆

    30年以上前から名寄支部が主催する将棋大会で毎年「こどもの日」に行われています。
   一昨年までは子どもさん参加がなくて大人だけの大会になっていましたが、子ども教室の効果で少しずつですが子どもさんも参加してくれるようになりました。!(^^)!
   以前のように大人の部と子どもの部に分かれて大会ができると最高ですネ。
   試合は5月5日にちなみ5回戦で行われます。
   みなさんの参加をお待ちしています、もちろん見学もOKです。

  • 5月  5日(日)   節句まつり将棋大会
  • 5月11日(土)   第9回子ども将棋教室
  • 5月11日(土)   有段者会
  • 5月18日(土)   第10回子ども将棋教室
  • 5月19日(日)   月例会
※子ども将棋教室は午前10時から正午まで、他の大会は午後1時からいずれも駅前交流プラザ「よろ~な」東1南7 ℡01654-9-4607で行います。

 稚内がAB両クラスで連覇(第51回道北支部対抗将棋大会)

   第51回道北支部対抗将棋大会が4月21日に名寄市の駅前交流プラザよろーなで行われ、ABクラスともに昨年に続いて稚内支部チームが優勝を果たしました。
   開会式の後、午前10時から始まった大会には、Aクラス(1チーム5人)に8チームとBクラス(1チーム3人)に12チームが参加して4回戦が行われました。
   大会審判長は、名寄市出身の棋士石田 直裕五段が務め、持ち時間が20分、以後一手30秒の秒読みで熱戦が繰り広げられました。
   結果、Aクラスでは4回戦全てに勝ち越した稚内A1チームが優勝、勝ち点・勝ち数が同じながら順位決定ルールによって旭川A1チームが準優勝、初参加の愛棋会Aチームが3位になりました。

   一方、Bクラスは稚内B2チームと愛棋・名寄の混成チームが共に勝ち点4・勝ち数12勝0敗と並びましたが、特別ルールに基づき稚内B2チームの優勝となりました。
   表彰式では、団体戦表彰のほかに4戦全勝者15名と特別賞として最年少チームの愛棋会jrチームに賞品が贈られました。
   また大会プログラムの表紙に載せられた石田五段出題の懸賞詰将棋(図・・11手詰め)の正解者の中から抽選で5名の方に石田五段直筆の色紙が渡されました。
   みなさんのご協力により運営がスムーズに行われて、予定通り午後4時前にすべてが終了することができました。
   次回開催地は北見市です、北見支部の皆さんお世話になりますがよろしくお願いします。

1.団体戦Aクラスの成績(大将・副将・三将・四将・五将の順)
      優 勝 稚 内A1 (坂本啓太・虻川秀人・古西康三・本間幸洋・加藤竜也)
      準優勝 旭 川A1 (今田 聡・三岡雄介・福嶋顕勝・村上創音・赤松拓真)
      三 位 愛棋会 A (広森光則・大西 渉・星 裕文・辻 文彦・千田正幸)
2.団体戦Bクラスの成績(大将・副将・三将の順)
      優 勝 稚 内B2 (白幡勝義・佐々木優・稲崎竜彦)
      準優勝 愛棋名寄 (阿部卓也・斉藤裕之・内田喜大)
      三 位 空 知B1 (藤井比敏・細川 透・大西清司)
3.4戦全勝者
      星裕文・辻文彦(愛棋道会A)三岡雄介(旭川A1)田中瑞起(留萌A)
      本間幸洋・加藤竜也(稚内A1)加藤忠幸(稚内A2)松浦陽一郎(愛棋会B)
      細川透(空知B1)白幡勝義・佐々木優・稲崎竜彦(稚内B2)
      阿部卓也・斉藤裕之・内田喜大(愛棋名寄)

   ==団体戦Aクラスの全成績==
チーム名一回戦二回戦三回戦四回戦 勝 点 勝 敗 順 位
 勝  負 相 手 勝  負相 手 勝  負 相 手 勝  負 相 手
①愛 棋 会 A 32412341313-  73
②旭 川A1 32233250313-  72
③旭 川A2 14141405  3-17
④北 見 A 14232305  5-15
⑤留 萌 A 231441231  9-11
⑥稚 内A1 41325050417-  31
⑦稚 内A2 41413214312-  84
⑧名 寄 A 233205322  8-125

   ==団体戦Bラスの全成績==
チーム名一回戦二回戦三回戦四回戦 勝 点 勝 敗 順 位
 勝  負 相 手 勝  負相 手 勝  負 相 手 勝  負 相 手
①愛 棋 会 B 212121123  7-  54
②愛 棋 会 jr 212103032  4-  8
③旭   川 jr 031221031  3-  9
④空 知B1 123021303  9-  33
⑤空 知B2 12031203  2-10
⑥留 萌 B 212103213  6-  65
⑦稚 内B1 211212302  7-  5
⑧稚 内B2 30303030412-  01
⑨愛棋・名寄 30303030412-  02
⑩名 寄B1 120321302  6-  6
⑪名 寄B2 12031203  2-10
⑫風   連 jr 031212303  2-10

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 4月例会の結果と子ども将棋教室での昇級者

○ 4月6日(土)の有段者会は、有段者9名に子ども教室から4名が加わって13名で行われました。(ハンディ戦4回戦)
   その中で子ども二人と二枚落ちで対戦した香川五段は、下手の二歩突っ切りの出だしの▲3六歩に対して2局とも△5二玉に代えて△5五歩と突き出しています。 以下▲5五同角なら△5四銀▲8八角△4五銀と乱戦に持っていく指し方です。
   上手がこのように力勝負に持ち込こむ指し方は、定跡型では分が悪いと思っているからか、あるいは下手の力を見てみたいという思惑からなのでしょうか。
   4回戦の結果、今回は4人合わせて6勝10敗とふるいませんでしたが、これからもどんどん経験を積んでいくことで期待は大です。
   ◎ 4月13日の第8回子ども将棋教室では、中級クラスの六郎 田朔也7級がリーグ戦で3連勝、昇級規定(5連勝)に達して6級へ昇級しました。 また、初級クラスでも岡田 董生9級が千々石先生に勝って、直近の成績が8勝2敗となり8級への昇級を決めました。
   六郎田6級は、この教室が始まるのとほぼ同時に参加していて一時クラブ活動の為、中断したこともありましたが最近はほぼ毎回参加し将棋にも気合が入っています。
   岡田8級はお隣の下川町からの参加です。出席率は常に上位で昨年度は24教室中欠席が僅か1度だけという皆勤賞でした。
   「続ける」という地道な努力が成績に現れてきているようです、これからも上を目指して頑張ってください。

   ==有段者会の成績==

名 前一回戦二回戦三回戦四回戦 勝 ち 数勝ち点順 位
 勝  敗 相 手 勝  敗 相 手 勝  敗 相 手 勝  敗 相 手
①近藤 聖7級 213×3×122-215
②千々石 五段 ×13×4132-2184
③松 永 7級 ×4×21×51-39
④江 良 二段 3×52×62-216
⑤山田 恭初段 ×64×732-2184
⑥豊 岡 六段 5×7483-1263
⑦安 達 六段 86594-0341
⑧芳 岡 四段 ×7×9×6101-310
⑨佐 竹 3級 ×108×11×71-38
⑩山田 涼6級 9×112×82-216
⑪香 川 五段 12109134-0341
⑫佐々木 初段 ×11×13×1011-310
⑬吉 川 四段 ×112×11×21-38

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

  第7回子ども将棋教室に新一年生が参加してくれました

   ◎新学期を迎えた4月最初の子ども将棋教室(4/6)は11名で行われました。
   期待をしていた一年生も2名の参加があって、ワイワイガヤガヤと賑やかな教室になりました。
   年長さんや一年生は一時間ほどで飽きてしまうことが多いのですが、この日の2名は最後まで初歩クラスでしっかりと将棋に取り組んでいたので今後が楽しみです。
   メインのクラス別リーグ戦では、初級クラスは真坂13級、中級クラスは六郎田7級と山田6級が2連勝と好調です、引き続き昇級目指して頑張ってください。
   今月21日に名寄で行われる「第51回道北支部対抗将棋大会」には、子ども教室からも団体戦Bクラスの2チームに5名が参加します。
   この教室を始めてから4年目になりますが、徐々に大人の大会にも参加できる子どもたちが増えてきたことは嬉しいかぎりです。

   ◎将棋世界4月号を見て驚きました!
   懸賞必至(7手)の正解者1等に当支部の豊岡 正起さん、また懸賞詰将棋(41手詰)の正解者2等には香川 譲さんの名前がありました。
   正解者多数の中で同じ支部の2名の名前が上位で載るのは珍しいことです。
二人には、高級彫駒と角換わり名局集(写真右上)が贈られました。
   みなさんもどんどん応募してはいかがでしょうか。







 4月の将棋は6日の将棋教室と有段者会で始まります

3月のお彼岸に降ったドカ雪が順調に進んでいた雪解けに水を差す格好になっていましたが、4月のこの頃になると少しずつ気温も上がりはじめ 北国にもようやく遅い春が来たようです。
   今月の将棋イベントは、子ども将棋教室(4/6)から始まります。新学期のこの時期、昨年は残念ながら一年生の参加はありませんでしたが今年はどうでしょうか、たくさん来ていただけると嬉しいですネ。
    21日に名寄で開催される第51回道北支部対抗将棋大会には、6支部から申し込みがあり、ほぼ例年と同じ規模の大会になりそうです。
   「平成」最後となる将棋大会、楽しくスムーズな大会運営が行えるよう準備を進めていきます。

☆☆3月例会の結果(3月24日実施、参加者8名)☆☆
       1位  安達六段(4-0)   2位  香川五段(3-1)   3位  江良二段(3-1)

☆☆4月の行事☆☆
  • 4月  6日(土)   第7回子ども将棋教室
  • 4月  6日(土)   有段者会 
  • 4月13日(土)   第8回子ども将棋教室
  • 4月14日(日)   竜王戦名寄地区予選
  • 4月21日(日)   第51回道北支部対抗将棋大会 午前10時(申込終了)
   ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・地区予選は午後1時からです。
   ※会場は全て駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

 千々石五段が通算13回目の優勝(第55期名寄支部名人戦)

   第55期名寄支部名人戦が3月10日(日)、午後1時から駅前交流プラザ「よろーな」で行われました。
   支部名人戦は、予選四回戦を行い、成績上位の2名による決定戦で名人位が決まるシステムです。
   午後5時からの決定戦に進んだのは、安達 竜太六段(4戦全勝)と千々石 好弘五段(3勝1敗)。
   決定戦は相振り飛車の戦いになり、中盤、互いの飛車が中段に浮いた 局面で先手の千々石五段が積極的に仕掛けて馬を作り指しやすい展開に持ち込み、終盤は後手の反撃をかわして127手で勝利しました。
   この将棋の模様は左サイドメニューの「好局熱戦棋譜」でご覧いただけます。
   以下は、観戦側から見た先手・後手双方にとってのハイライト局面です。


   第1図は先手の千々石五段のハイライト局面で安達六段が96手目に△8二玉と寄った局面です。
   ここから千々石五段は▲7二金と寄り△同玉と取らせて▲2二飛車と打ってあとは形を決めてから▲2七飛車成りと成桂を抜いて自玉の詰めろを消しました。
   局後の検討では、第1図からは金を寄らずに7二飛と打ち△9三玉に▲8二銀とさらに王手をかけ△8四玉に▲7三銀不成り△同桂▲同飛成り△同玉に▲6三角成り からの詰みがあったようです。




   第2図は後手の安達六段のハイライト局面。
   先手が△2八銀の詰みを防いで115手目に▲3九玉と寄ったと局面です。
   ここから安達六段は△3八銀と打ち▲4八玉△3九角▲5九玉△5七角成り▲6八金上に△4七桂と迫りましたが届きませんでした。
   第2図では△4七桂不成りの王手が好手で▲同金に△3八銀と打ち▲4八玉に△4七銀成りと手順に金を入手し△4六銀打ちとすれば詰んでいたようです。

 第51回道北支部対抗将棋大会 in名寄

   北海道でも最多開催回数を誇ると思われる道北支対抗将棋大会、その第51回大会が4月21日に名寄支部(吉川 明男支部長)の主催で開催されます。
   昨年、旭川市で開催された節目となる第50回大会では、旭川支部の高森智春さんを中心に「50回記念誌」が作られました。(写真)
   大会創設時の資料等が残っていない中で「大会の始まりは旭川と名寄の対抗戦だったと思う」と記憶が語られ、その後、稚内・留萌・紋別 支等部が加わり、各支部が持ち回りで運営するようになりこれまでに9支部で開催されています。
   また、この大会には勝浦 修九段(紋別市出身)や故小野敦生六段(旭川市出身)をはじめこれまでに多のくプロ棋士が審判長、来賓として出席されています。
   昨年の中座 真七段(稚内市出身)に続いて、名寄大会では当市出身の石田 直裕五段に審判長をお願いしています。
   道北の各支部には既に開催要項等をお送りしています、平成最後の大会となります名寄の大会に多くの方々のご来名をお待ちしています。

【道北支部対抗将棋大会】
・日 時:平成31年4月21日(日)午前9:40 開会式 10:00 対局開始
・会 場:駅前交流プラザ「よろーな」(名寄市東1条南7丁目)℡01654ー9-4607
・概 要:Aクラス1チーム5名・Bクラス1チーム3名の団体4回戦及び個人戦4回戦 
















    【記念誌にある一番古い道北大会の写真】
    ・昭和54年の第11回名寄大会で会場は光明寺の本堂を借りて行われました。
    ・この頃は対局時計の数も揃わず、会場もタバコの煙でモウモウとしていた大会でした。


 順位戦C級2組最終戦 ▲石田 直裕五段vs△星野 良生四段戦

   一年を通して行われる第77期順位戦C級2組の最終戦、全22局が3月7日に東京と大阪の将棋会館で午前10時から一斉に行われました。
   石田 直裕五段(名寄市出身)は、関西将棋会館で星野 良生(ほしの よしたか)四段と対戦しました。
   星野四段は、埼玉県上尾市の出身で西村一義九段門下。居飛車・振り飛車どちらも指し、序盤から工夫を凝らした作戦を見せることも多く、本局も序盤にその棋風が表れています。
   両者は同じ2001年に奨励会に入った同期、これまでの対戦成績は石田五段の3戦3勝、順位戦では第73期に対戦があり星野四段のゴキゲン中飛車に石田四段(当時)が超速3七銀戦法で対抗しています。


   初手▲2六歩に△8四歩▲2五歩△8五歩▲7六歩△3二金▲7七角△3四歩▲6八銀と角換わり模様に進みましたが、後手はここで△3三角と上がり早くも序盤で工夫を見せています。(第1図)
   第1図からは、▲3三同角成△同金▲7七銀と進み、先手陣は角換わり腰掛け銀でよく見るオーソドックスな形ですが、後手陣は3三の金が少し珍しい形。
   この金がどうプラスに働くかが焦点の一つになりそうと言われています。




   第2図は▲2四歩からの飛車先交換(王手)に後手が△1一玉と引いた局面。王引きで王手を避ける、控室でも「なかなか見ない受け方」と言われています。
   △1一玉の局面で12時になり昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は先手1時間46分に対して後手13分。
   再開後は▲2三角△2二銀▲3四角成△2三歩▲2九飛△3六歩▲3八金△7四歩・・と進みました。
   先手は馬の働き、後手は穴熊の堅さとそれぞれに主張のある長い中盤戦に入っていきます。





   第3図は先手が▲2四歩の合わせ歩と継ぎ歩の手筋で2筋に歩を垂らし穴熊攻略の足掛かりを作った局面。
   後手の持ち駒は銀・桂・桂・歩で先手に桂馬渡すと▲2三桂という厳しい反撃があります。
   実戦はここから、△8八歩▲同金△6六歩▲同歩△6四桂▲6五馬△7六歩打▲同銀△8六飛▲8七銀△7六銀に▲3二馬と切って先手も勝負に出ました。(第4図)
   手順中、△7六銀に▲8六銀と飛車を取るのは△6五銀▲同歩に△7六桂が厳しい。




   第4図から△3二同金▲8六銀(この局面で駒割りは先手が飛車・金、後手が銀・桂の交換)△5五桂▲5八玉△5六歩▲同歩△6七角▲4八玉△5六角成と後手が細い攻めをつないで 先手玉に迫り、先手も反撃に出るタイミングを見計らうという展開がしばらく続きます。
   このあたりで消費時間が逆転して、先手4時間42分、後手5時間42分になりました。






   第5図は4図から30数手進んで後手の3二金寄に先手が121手目に▲2五歩と打った局面。
   ▲2五歩に△同歩は▲2四歩が継続手。金銀の連結を崩すのがこの場合の急所になります。
   実戦は、△1一玉▲2四歩△3四銀▲6四角成△同銀▲2三桂△同銀▲同歩成と進んで控室では「後手玉の受けが難しくなってきた」と言われ、以下△4八角▲2九玉△2七歩▲同飛△2六歩 ▲4七飛(詰めろ)に△3九角成り▲同玉△4七桂不成りの王手で飛車を取って粘りますが形勢は駒得の差で先手がリード、この後も先手の攻めが続き151手目先手の▲3一金打ちで後手の投了となりました。



   投了図、後手玉は▲2一金以下の詰めろで受けても一手一手。
   終局時刻は23時23分。消費時間は▲石田五段5時間44分、△星野6時間00分。
   勝った石田五段は6勝4敗、敗れた星野四段は5勝5敗で今期の全日程を終了しました。





















         【写真協力・日本将棋連盟】

 第5回子ども将棋教室と3月有段者会の結果

   三月最初の子ども将棋教室(3/2)は、初めての子どもさん(小1)1名を含め10名が参加して行われました。
   最初のミニ講座では、今回も”橋本 崇戴の勝利をつかむ受け”から、「王の早逃げをしよう」を取り上げました。(図)
   自玉に詰めろがかり、しかも持ち駒のない絶体絶命の状況で、一手先に▲9七玉と体をかわす呼吸、まさに「王の早逃げ八手の得あり」は覚えておいて損のない手です。
   講座のあとは詰将棋に続いてクラス別リーグ戦を行いました。
   前回昇級を逃した山田(涼)6級ですが、この日は2連勝して好調を維持、又、久しぶりに参加した佐竹(柾)3級は貫禄の2連勝です。
   午後1時からは3月の有段者会が行われました。
   山田初段、佐竹3級の他に山田6級と六郎田7級が参加しましたが今回は有段者陣の壁が少し厚かったようです。
   来月(4/21)には、第51回道北支部対抗将棋大会という大きな大会が名寄で開催されます。
   対外試合という普段とは違った雰囲気の中で自分の実力を発揮試してもらいたいものです。

   ==有段者会の成績==

名 前一回戦二回戦三回戦四回戦勝ち数勝ち点順位
勝 敗相 手勝 敗相 手勝 敗相 手勝 敗相 手
①六郎田 7級 ×2×8×371-310
②山 田 恭初段 13×843-1253
③山 田 涼6級 ×4×21×51-39
④佐 竹 3級 3×5×6×21-37
⑤香 川 五段 ×64733-1272
⑥千々石 五段 57484-0341
⑦吉 光 四段 ×8×6×5×1
⑧芳 岡 四段 712×63-124

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

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 3月は子ども将棋教室と有段者会から始まります。

例年より雪解けが進む中で明日からはいよいよ3月です。
   王将戦や棋王戦等の中継サイトに加えてこの一ヶ月はNHKでは将棋を題材とする映画やドラマ等が放映されるなど、将棋愛好者には大変楽しい日を過ごすことができました。
   若きプロ棋士の成長を見つめた羽海野チカ原作の人気コミックを映画化した「3月のライオン」の前・後編がNHKBSプレミアム(2/4.11)で放映されました。
   また、2月3日(日)にはプロ棋士を目指す無職の青年を描いたBSプレミアムドラマ「盤上のアルファ ~約束の将棋~」(塩田 武士原作)が4週にわたって放映されています。 原作「盤上のアルファ」は、大学卒業後に神戸新聞社に就職した著者が将棋担当記者としての取材体験を活かして約一年をかけて2010年に書き上げたデビュー作です。
   この作品で塩田氏は第5回小説現代長編新人賞・第23回将棋ペンクラブ大賞を受賞、翌年に神戸新聞社を退社して現在は小説家として活躍中です。
   さらに2月23日にはツイッターで石田五段お勧めのS1スペシャル「九段 羽生善治 ~タイトル100期への苦闘~」が放映されました。 九段となった羽生善治の思いと半生を描いた見応えのあるドキュメンタリーで、制作には元奨励会三段の田島 尉将棋番組ディレクターが携わっています。
   見逃した方は3/5(火)に BS1で午後7時から再放送されるのでご覧ください。

☆☆3月の行事☆☆
  • 3月  2日(土)   第5回子ども将棋教室
  • 3月  2日(土)   有段者会 
  • 3月  9日(土)   第6回子ども将棋教室
  • 3月10日(日)   支部名人戦
  • 3月24日(日)   月例会
   ※将棋教室は、午前10時から12時迄、その他の大会は午後1時から行います。
   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

 順位戦C級2組10回戦 、西川 和宏六段 対 △石田 直裕五段戦

第77期順位戦C級2組10回戦13局が2月8日に東京・将棋会館で7局、大阪・関西将棋会館でも6局が午前10時に一斉に行われました。
   石田 直裕五段(名寄市出身)は、関西将棋会館で西川 和宏(にしかわ かずひろ)六段と対戦しました。
   西川六段は、兵庫県神戸市出身で34歳、父親である西川慶二七段門下で、戦後初の現役親子プロ棋士です。
   今期順位戦のここまでの成績は、西川六段が4勝4敗、石田五段は前局の相矢倉戦で池永四段の反撃を喫して5勝3敗。




   将棋は、西川六段の先手三間飛車(後手3一金・4二銀型)になりました。
   1図は先手の▲6四歩打に石田五段が夕食休憩前と合わせて47分の長考で△5四銀と引いた局面です。
   この手は次に△4五桂の角銀両取りの狙いもあり、対して▲4六銀と出るのは△2五桂▲2六角△同角▲同銀に△5九角があります。
   ここで先手は、45分の長考で▲5五歩の勝負手を放ち、以下△同銀▲5六銀△同銀に▲4四飛と進みました。(2図)





   2図の局面、控室では△4四同歩の変化を中心に検討がされていましたが、後手の指し手は金を取る△6七銀成でした。
   西川六段も「代えて△4四同歩は実戦的にやってこないだろうと思っていました。▲5六金と離れ駒を使えますし・・」と局後の感想。
   △6七銀成以下は▲3四飛△7七成銀と進み、控室では「駒割りは先手の角、後手の金銀桂の3枚換えで後手が駒得ですが、先手も遊び駒がさばけたので、現局面の形勢は難解」とされていました。





   △7七成銀から▲5四角△8二飛▲6三歩成に後手が△2二桂と打ったのが3図の局面です。
   しかし、局後、この2二桂打では、一番の攻め駒である5四の角を攻める△5三歩打が有力で、以下▲6五角△5四銀▲5二歩 △4一金右▲5六角△6三銀▲2四歩に△2二金と進むと先手の攻めが切れ模様と両者の見解が一致しました。(参考図)






   一手の違いがその後の勝負に大きな影響を及ぼす結果になりました。
   後手の2二桂打(80手目)を境に、この後も激しい攻防が続きましたが、先手の▲1四飛打を見て114手で後手の投了となりました。










   終局時間は午後10時16分、感想戦は11時頃まで行われました。
   消費時間は▲西川六段4時間43分、△石田五段6時間0分。
   勝った西川六段、敗れた石田五段はともに5勝4敗になりました。


  大熱戦の盤上に”駒 柱”が立ちました!

駒柱(こまばしら)をご存知でしょうか?
   駒柱とは縦の筋に一直線に駒が並んだ状態をいうもので、非常に珍しい局面の一つとされています。
   その駒柱の局面が2月11日に行われた第4期叡王戦本戦挑戦者決定三番勝負の第1局で現れました。
第1図は後手の永瀬 拓矢七段が129手目に△2五香と香車を重ねて2筋をこじ開けにかかった局面です。








   これに対して先手の菅井 竜也七段が130手目に▲2八銀と自陣に銀を埋めて2筋に”駒柱”が完成しました。(第1図)
   このあと1~3筋で攻防が繰り広げられましたが、この駒柱は144手まで崩れませんでした。
   勝負の方は、191手で先手が投了、永瀬七段が第1局を勝利しました。






   駒柱は非常に珍しい局面ですが、直近では昨年の2月5日に行われた第68期王将戦1次予選1回戦の▲南 芳一九段対△藤井 聡太五段(当時)戦でも出現しています。
   後手、藤井五段の△2五銀打に先手、南九段が▲2六金と打って2筋に”駒柱”ができました。(参考図)
   将棋は、この局面以降も形勢は南九段に傾いていたのですが、終盤に大失着があって230手までで先手の投了となりました。

   駒柱は不吉の前兆でそれを指した方が負けるとも言われているようですが、もちろん迷信で何の根拠もありません。
   総じて熱戦の将棋に現れることが多いようです。

  第3回なよろ子ども将棋教室と2月有段者会

2月2日(土)に第3回なよろ子ども将棋教室が駅前交流プラザ「よろーな」で行われました。
   この日の名寄は、時折晴れ間が覗く天気でしたが、「来る途中、音威子府付近は一時ホワイトアウト状態で大変でした!」とは、毎回2時間近くかけて中川町から参加していただいている松永君のお父さん。
   また、士別の子ども将棋教室を担当されている杉沢さんが見学に見えられました。
   士別市では今秋(10/7)の第4回道北こども将棋大会に中学生の部を設けるそうです。
   この近辺では中学生を対象にした大会がありませんのでタイムリーな企画だと思います。できれば名寄でも行いたいのですが・・・。
   教室は、初歩クラスが2名、初級が3名そして中級が4名のあわせて9名で行われました。いつものとおり最初は、詰将棋にチャレンジをしてもらい、そのあとはクラスに分かれてのリーグ戦となりました。
   この日の注目は中級リーグ戦です。山田涼太6級が初戦に勝利すると5連勝で昇級、そして六郎田朔也7級も2連勝で6級へと共に昇級の目があったのですが、残念ながら二人の前に山田恭平初段が立ちはだかり、昇級は次回以降にお預けとなりました。
   教室終了後の午後1時から有段者会が行われました。
   この有段者会に中級者3名が参加、駒落将棋で有段者に真剣に挑んでいました。
   今回は変則5回戦方式で行われました。中級者3名の成績は4勝1敗と2勝3敗が2名と大駒落ちながらまずは上々の成績、負かされた上手からは「手合い違いでは!」の声も聞こえていました。
   子ども達の上達の早さを思うと有段者もうかうかしてはいられませんネ。

   =2月有段者会の結果(2/2日実施)=
      1位 芳 岡  四段(4-1)
      2位 山 田  6級(4-1)
      3位 吉 光  四段(3-2)

 月間行事 2月は子ども将棋教室と有段者会から始まります。

例年より積雪も幾分少ないまま2月になりました。
   このあたりになるとあと一ヶ月辛抱すればの思いがあります。
しかし、この2月はまさに厳寒期、名寄市が37年前に最低気温マイナス35.7度を記録したのが2月です。(S57.2.2)
   ちなみに日本の最低気温は、明治35年1月25日に旭川市で記録されたー41.0度、1月下旬から2月上旬がこの地方で一番寒さが厳しい時期と言えます。
   そしてインフルエンザの患者数が過去最多になっているとか、くれぐれも油断は禁物です。

☆☆2月の行事☆☆
  • 2月  2日(土)   第3回子ども将棋教室
  • 2月  2日(土)   有段者会 
  • 2月  9日(土)   第4回子ども将棋教室
  • 2月17日(日)   月例会
  • 2月24日(日)   支部長杯将棋大会
   ※将棋教室は、午前10時から12時迄、その他の大会は午後1時から行います。
   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

 順位戦C級2組9回戦 ▲石田 直裕五段 対 △池永 天志四段戦

第77期順位戦C級2組8回戦12局が1月17日(木)に東京の将棋会館と大阪の関西将棋会館で午前10時から行われました。
   石田 直裕五段(名寄市出身)は、東京・将棋会館で池永 天志(いけなが たかし)四段と対戦しました。
   池永四段は、大阪市出身で小林健二九段門下で2018年4月にプロ棋士としてデビュー。
    2017年の第14回詰将棋解答選手権では、僅かの差で藤井聡太四段(当時)に次ぐ2位になっています。
   両者の対戦はこれまで1局あって、石田五段が勝利、この順位戦では初手合いです。



   持ち時間は各6時間、先後はあらかじめ決まっていて池永四段の先手で始まりました。
   将棋は両者得意の矢倉の戦いになりました。
   先手が「天王山」と言われる5五の位を押さえたのに対して、後手も56手目に対矢倉の好形とされる△7四に銀を立ちました(第1図)。









   第1図から▲5四歩△8三飛▲6四歩△5四金▲2四歩△同銀▲5五銀△6五金▲5三歩と歩を垂らしました。(第2図)
   △5三同角には▲5四銀と出る手があるため後手は△5一歩と受けましたがこの▲5三歩・△5一歩の交換は、4二角を封じ込める大きな利かしになりました。
   このあと、双方で6筋から8筋で駒が衝突、先手は金、後手は銀を手にして激しい攻め合い入りました。





   第3図は後手が△5三角と歩を払い、先手が▲8四金と打った局面。(83手目)
   この金打ちに△同飛は▲7三角成の飛車・銀両取りがあります。
   実戦は△8四同飛▲7三角成に△8七歩▲同金△同角▲8四馬と進み△5九角成(次に△8六歩と△3七馬の狙い)に先手は▲7五馬と8六の地点に利きを足して、後手の△3七馬に ▲2四飛と飛車を切り△同歩の一手に手番を握った先手が後手玉を攻める展開になりました。





   第4図は先手の6四桂跳ねに後手が△5九に飛車を下した局面、この手で石田五段は秒読みに入りました。
   「ここで▲7二飛が厳しそうです」は対局立会人を務める阿部健治郎七段。
   実戦も▲7二飛△4二銀▲6五馬と進んで、以下△3一金に▲2二歩と手筋の歩が放たれて△3六馬▲2一歩成△7二馬▲3一と△同玉に▲2三金と打たれた局面(119手目)で後手が投了、熱戦に終止符が打たれました。(投了図)





   終局時刻は23時20分。
   消費時間は、▲池永四段が5時間52分、△石田五段が6時間0分。
   勝った池永四段、敗れた石田五段はともに5勝3敗となりました。

盤面を広く見よう!取った駒はすぐ使わない!

11900

今年最初の子ども将棋教室(1/12)は、冬休み中の3連休の初日ということもあってか参加者は4名と小人数、幸い講師も4名なので時間一杯マンツーマンでの内容になりました。
   しかし翌週の2回目の教室(1/19)には、11名が参加、いつものにぎやかな教室に戻りました。
   これまでは、子ども同士の将棋を見るたびに「すぐに指さないで盤面を広くみてから指すように」を口癖のように言ってきましたが、これからは「取った駒はすぐに使わずによく考えてから使おう」も加えることにします。
   細かい技術云々より、将棋の基本的な考え方指し方を根気よく繰り返して言い続けてみようと思います。

11902
   ミニ講座は、”橋本崇戴(はしもと たかのり)の勝利をつかむ受け”(写真)から出題したものです。
   図1,2は単に受けるだけでなく「手番を握る」「先手を取る」為にはここでどう受けたらよいかという問題。
   「攻め」に重点が置かれた棋書が多い中で、「受け」をテーマにした本はとても珍しく、内容も級位者を対象にしているので教材には最適だと思います。
   本書は名寄市立図書館から借りたものです。


11901
   ミニ講座のあとは、いつものとおりクラス別リーグ戦を行いました。
   初歩クラスが5人、中級クラスには初級クラス2名と講師2名が参加して8名で2試合が行われました。
   次回の教室は2月2日(土)です。





   =1月有段者会の結果(12日実施)=
      1位 安 達 六段(4-0) 千々石 五段(3-1)
      3位 芳 岡 四段(3-1) 

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