12月の行事予定

今年は、「雪が遅い」と思っていた矢先、名寄市内は、24日から雪が降り続き、同日午後2時までの24時間降雪量が60センチになり、11月の観測史上最大を記録しました。
   この局地的な大雪で、市内の小中学校は全て休校、道路も大雪や吹き溜まりの影響で寸断されました。また、大雪が原因とみられる18件の物損事故が発生しています。
   家の前の軽自動車もすっかり雪に埋もれてしまいました。(写真)
   一方、雪雲から外れたお隣の下川町などでは降雪が少ないなど、改めて「局地的」ということの凄さを実感しました。
   まもなく12月、今年もカレンダーは、一枚を残すだけになりました。
   この一年、コロナ禍の影響を受けて、子ども将棋教室は、6回の休みとなり、月例会や有段者・地区予選なども5月から9月にかけて7回が中止になっています。
   来年こそ、マスクをかけてでも、予定通りに将棋が指せると良いですね。

   ☆☆名寄支部12月の行事☆☆

  • 12月   4日(土)  第17回子ども将棋教室
  • 12月  11日(土)  第18回子ども将棋教室
  • 12月  18日(土)  第37回支部・市役所対抗戦
   ※将棋教室は、10時から正午迄、対抗戦は、午後1時から行います。
   ※会場は、駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

 第80期順位戦C級2組7回戦 ▲阿部 光瑠六段vs△石田 直裕五段戦

第80期順位戦C級2組7回戦(11/11)で、本市出身の石田 直裕五段は、東京・将棋会館4階「銀沙の間」で阿部 光瑠六段(あべ こうる)と対戦しました。、
   阿部六段は、青森県弘前市の出身で中村 修九段門下。
才気あふれる指し回しが魅力のオールラウンダーで、ここ数ヶ月は、三間飛車の採用が多くなっています。
   過去の対戦成績は、阿部六段3勝。石田五段3勝。
   そのうち順位戦では、2回対戦して1勝1敗です。
   阿部六段の先手で始まった将棋は、先手の三間飛車に対して後手の左美濃になりました。






先手が▲7四歩と突っかけて、△同歩に飛車を走らずに▲3七角と飛車取りに覗き、対して後手が△5五歩と軽い歩の突き出しで応じたのが第1図です。
   ▲5五同角なら、△6四銀▲3七角と先手を取ってから△8六歩で後手が指せそうです。
   この局面で、先手が21分使ったところで昼食休憩に入り、再開後は、すぐに▲5五同歩が指されました、以下、△6四銀▲6五歩△7五銀▲6八飛と進み中盤戦に入りました。










第2図は、78手目に後手が、飛車に当てつつ△6六角と飛び出した局面です。
   次に△4四桂打ちの筋もあり、現状、形勢は後手が若干良さそうと言われています。
   ここから先手は、▲5二歩成△同歩▲5三歩△同歩とと金を5三に寄れる形にしてから▲7一馬と寄り、△4二金には、一転、歩を補充しながら▲9三馬と引きました。
   これに後手は、18分の少考で△4四桂と期待の一手を放ち 以下、▲3七銀△5八と▲同金△同成銀▲同飛△3九角成▲同玉△7七飛成・・・と一気に終盤戦へ進みました。






第3図は、後手が△5八成桂と飛車を取って詰めろをかけたのに対して、先手が117手目、▲1三銀と端に銀を放り込んだ局面です。
   以下、△同香▲同桂成に△3二玉とかわしましたが、ここでは、同玉と取り、以下、▲2五桂△2二玉▲1三角なら△1一玉という順もあったようです。(変化図)
   実戦の△3二玉に▲2四桂のただ捨てが鋭い歩頭桂で、①△2四同歩は、▲2四角からかなり手が続きそうで②△2四同銀は、▲2二飛△4三玉▲4二飛成△同玉▲5三歩成以下の詰みになります。






   後手は、▲2四桂を△同歩と取りましたが、▲2三角△3一玉▲1一飛△2一桂▲3二香△同金▲同角成△同玉に▲1二飛成までで後手が投了、131手で先手の勝ちになりました。
   以下の詰み手順は、△2二香▲2三成桂△4三玉▲3三成桂△同玉▲4二銀△3二玉▲4三金△同玉▲5三歩成△3二玉▲6五馬まで。
   終局時刻は、22時36分。消費時間は、阿部六段5時間8分、石田五段6時間0分。
   勝った阿部六段は5勝1敗、敗れた石田五段は3勝3敗になりました。





 児童将棋大会で大友 瞬君が接戦を制して初優勝!

新型コロナウイルスの影響で、昨年は中止となったため、2年ぶりの開催です。
   それでも、未だコロナ禍の中での大会ということもあり、今回、初めて事前申し込みの定員制(20名)で参加者を募集、会場も駅前交流施設「よろーな」の大会議室を使用しての大会になりました。
   午前10時からの開会式では、加藤市長の祝辞をいただき、また、今回も名寄出身のプロ棋士・石田直裕五段が駆けつけてくださり、審判長の任と将棋ミニ講座を行っていただきました。
   石田先生は講座で、対局を優位に進めるためには、「二手、三手先を考えて指すことが大切です」とアドバイスをされました。
   講座のあとは、予選リーグ3回戦が行われ、上位16名が午後からの決勝トーナメント戦に進みました。
   大会は、地元の名寄をはじめ、士別、下川、美深から小学生19人がエントリーして、平手戦で行われましたが、20分を経過しても勝負のつかない将棋は、一手30秒の秒読み将棋としました。
   会場内では、指導対局も行われ、予選・本戦で負けた子どもさんが、石田先生に挑戦、六枚落ちから、中には、平手で挑戦する子どもさんもいました。
   普段、プロ棋士と指す機会がない子どもさんにとっては、貴重な経験になったと思います。
   付き添われた、お父さん、お母さん、お疲れさまでした。
































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〇〇お知らせです〇〇
   新型コロナ感染拡大の影響により、子ども教室の新規加入の募集を見合わせていましたが、11月10日より募集を再開します。
   参加については、左サブメニュー「名寄子供将棋教室」をご覧ください

 第80期順位戦C級2組6回戦 ▲石田五段vs△星野五段戦

第80期順位戦C級2組6回戦(10/28)が、東西の将棋会館で行われ、本市出身の石田 直裕五段は、大阪に遠征して、関西将棋会館の「水無瀬の間」で星野 良生五段(ほしの よしお)と対戦しました。、
   星野五段は、埼玉県上尾市の出身で西村一義九段門下です。
得意戦法は、矢倉を中心とした居飛車全般。
   対ゴキゲン中飛車の戦法では、2010年度、プロの間で流行し始めた「超速▲3七銀」(命名者は勝又 清和)の開発者とされ 第38回将棋大賞の升田幸三賞を受賞しています。
   両者の対戦成績は、石田五段の4戦4勝で順位戦では2局の対戦があります。





   石田五段の先手で始まった戦型は、相掛かり先手腰掛け銀になりました。
   第1図は、先手が▲5六銀と銀を腰掛けたところで、後手が飛車先を切り、▲8七歩に△7六飛と横歩を取った局面です。
   以下は、▲2二角成△同銀▲7七桂△7一金▲6六歩と進みました。
   この▲6六歩は、▲6七金を作り、不安定な後手の飛車にプレッシャーをかけています。△6六同飛にも▲6七金△6四飛▲6五歩といった順があります。







   第2図は、16時頃、後手△4五同桂の局面。
ここまでの消費時間は、先手2時間10分、後手3時間8分。
   先手は、後手の飛車を捕獲、後手としては、狙われていた飛車を銀と交換して、桂をさばいた格好になりました。
   ここから、先手は1時間に迫る長考で▲6七銀と立ち、消費時間が逆転しました。
   以下、△6四角打▲同角△同歩に後手の△5七桂成りを防いで再度の▲4六角打に△6三銀▲5六銀△5四銀・・と進みました。







   第3図は、20時頃、63手目に先手が30分近く考えて▲6四角と飛び出した局面です。
   △6六歩が生じますが、実戦は、△5七桂成▲同金△7七角成▲6八銀△9九馬と進み、さらに▲4六桂△4四馬▲7三角成△4五銀に先手は▲6三馬と寄って▲4五銀の駒得を見せながら相手玉に迫りました。 (第4図)










   第4図以下は、△5六銀▲4一飛△3三玉▲5六金△3一銀▲7一竜△4七銀に▲4一馬と入ったところで後手の投了となりました。(投了図)













   投了図以下は、▲4二銀△同銀▲2四金△同歩▲3二馬△同玉▲2三金以下の詰めろになります。
   総手数は81手、終局時刻は21時6分。消費時間は、石田五段4時間56分。星野五段4時間49分。
   勝った石田五段は、3勝2敗の勝ち越しで前半を折り返しました。

  詰将棋「ブルータスの手筋」と11月の行事予定

「詰将棋おもちゃ箱」や「つみき書店」などの詰将棋サイトを覗くと、詰将棋特有の言い回しが目につきます。
   「ノコギリ趣向」は、龍や馬が鋸型に移動しながら玉に近づいたり遠ざかったりする趣向で、「馬ノコ」「竜ノコ」のように呼びます。
   今夏、将棋世界7月号の懸賞詰将棋が「竜ノコ」の問題でした
   そして、図の詰将棋は、2017年の詰将棋解答選手権の一般戦で出題された9手詰め、短手数ながらも難問です。
   この詰将棋には、「ブルータスの手筋」というややマニアックな手筋が潜んでいます。
   ブルータスと言われる所以は、この手筋の第1号局の結果発表で、続々誤解答する常連解答者に対し、担当者が「ブルータス、おまえもか」の有名な フレーズで論評したことによるそうです。
   詰手順は、①4一角②5二歩合③9七歩④同玉⑤5二香成⑥4七竜⑦9八歩⑧9六玉⑨4二成香まで
   初手41角と最遠打し、97玉に52香成と、自ら角筋を遮断するのが「ブルータスの手筋」と呼ばれる高級な手筋のようです。


   ☆☆名寄支部11月の行事☆☆

  • 11月   6日(土)  第28回子児童将棋大会(受付終了 10時開場 会場:よろーな)
  • 11月  13日(土)  第15回子ども将棋教室
  • 11月  14日(日)  自民党総裁杯名寄地区予選
  • 11月  20日(土)  第16回子ども将棋教室
  • 11月  20日(土)  有段者会
  • 11月  28日(日)   月例会兼最強戦名寄地区予選
   ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

 第14回子ども将棋教室&石田五段 実戦次の一手

名寄支部主催の第28回児童将棋大会が、名寄市児童センターの協力を得て、11月6日(土)に開催されます。
   コロナ禍での開催となることから、感染拡大対策として、今回は、会場を駅前交流施設「よろーな」の大会議室に変更、参加者も事前予約制(定員20名)で行われます。 (15日で受付を終了しました)
   当日は、本市出身の石田 直裕五段による「将棋ミニ講座」と「指導対局」も予定されていて、久し振りに楽しい将棋イベントになりそうです。
   第14回子ども将棋教室(10/9)が開かれました。
   この日の参加者は、初めての子どもさんを含めて9名でした。
   教室では、参加者の多くが、児童将棋大会に申し込んでいることから、ルールとマナーの確認をしてから、講師3名も参加して4回リーグ戦を行い、実戦感覚を養いました。、

【石田五段 実戦次の一手 №6】

   第1図は、第77期順位戦C級2組第1回戦、対△杉本 和陽四段(当時)戦で、後手の杉本四段が、玉頭から猛攻、92手目に△8五歩と突いた局面です。
   次に△9六歩▲同玉△8四銀の要領で攻め駒を足していけば寄りが見えてくると言われました。
   飛・桂・歩、受けに不向きな持ち駒しかない石田五段がどう凌ぐか。











    24分の考慮で石田五段の指した手は、堂々と歩を払う▲同歩でした。(24分)
   △同桂が手順に王手銀取りになるため浮かびにくい手ですが、以下、▲8六玉△7七桂成に▲6三歩成が痛烈なカウンターになります。(参考図)
   先手の力強い受けに、後手は、△8四歩と合わせますが、後手の攻めの勢いが多少緩んだところで、先手が▲4一飛と打ち込んで態勢を立て直しました。







 第80期順位戦C級2組4回戦 ▲近藤七段vs△石田五段戦

第80期順位戦C級2組4回戦14局(9/24)が東西の将棋会館で行われ、本市出身の石田直裕五段は、東京・将棋会館4階「雲鶴」で近藤 正和七段(こんどう まさかず)と対戦しました。
   近藤七段は、新潟県柏崎市の出身で(故)原田泰夫九段門下です。
    1996年10月1日、25歳でプロ入り。プロデビューから負けなしの10連勝を飾り好スタート切りました。
   これは藤井聡太3冠(2017年)に次ぎ、松本佳介六段(1996年)と並ぶ歴代2位のデビューからの連勝記録となっています。
   いつもにこやかで「ゴキゲン流」の異名をとり、得意戦法の「ゴキゲン中飛車」は有力な戦法として注目され、2001年度には升田幸三賞を受賞しています。



将棋は、先手近藤七段が愛用のごきげん中飛車を採用。後手の石田五段が右銀を6四まで進出すると、先手も歩調を合わせて銀を繰り出して銀対抗の形に進みました。
   第1図は、先手が6六にいた銀を▲5五に上がって交換に出た局面です。(49手目)
   かなり踏み込んだ手で後手の指し手が注目されましたが、後手は12分の考慮で△8六飛と飛車を切り、▲同歩に△5三銀と引いて第2図となりました。









   後手の飛車角交換から△5三銀引きが好手順でした。
   第2図からは、▲5三飛成△同金▲6二飛△5二金引▲7二飛成と進みましたが、△7一歩▲8二竜△8一歩▲9一竜と後手は、歩2枚を使って先手の竜の利きを弱めました。(第3図)












   第3図から、後手は△9五歩と端から反撃を開始。
   先手の▲9五同歩には一転して、△5七桂成と先手の金銀を剥がしにかかります。
   以下実戦は、▲5三歩△4二金寄▲1四香△4八桂成▲同銀△1四香▲同歩に後手は手にした香車で△4六香と側面から崩しにかかりました。(第4図)











第4図から、▲1三歩成りには、△4八香成▲同金△8八飛が厳しく、さばき合ったところは先手ペースに思えましたが、この局面では、いつの間にか後手が流れをつかんだと言われています。
   この△4六香に▲4七香△同香成▲同銀△5九飛(次に△5七馬が△3九角からの詰めろ)▲3九桂△4九角▲4八金と△6七角成▲5八銀打と先手も自陣に手を入れますが、後手がこの後も駒得を重ねて先手玉を追い詰め、 △5七馬(92手目)で先手の投了となりました。







投了図以下は、▲2八玉に△3九銀▲1七玉△2五桂▲1六玉△1五歩▲同玉△2四銀△1四玉▲1三銀△2五玉△3五馬▲1六玉△2五金と手数は長いながら詰みになります。
   終局は、22時12分。消費時間は、近藤七段5時間26分、石田五段5時間25分。
   勝った石田五段は2勝1敗に、敗れた近藤七段は2勝2敗になりました。





 宣言が解除されて子ども将棋教室が開かれました

第13回子ども将棋教室(10/2)が開かれました。
   緊急事態宣言のため、8月14日以来に開かれた教室には、小学2年生から高校1年生までの7名が出席してくれました。(講師は4名です)
   最初に、名寄で開催される「第28回児童将棋大会(11/6)」についてのお知らせがあり、その後、詰将棋鑑賞とリーグ戦が行われました。
   この日の詰将棋は、作者は不詳ですが、古来より伝わっている詰将棋(古作物と言います)から4問を教材にしました。(下図)
   はじめて詰め将棋を教えてもらうときに出題されるのは、たいがいこの類の問題が多いようです。
   詰将棋を鑑賞したあとは、児童将棋大会に備えて、講師3名も参加してのリーグ戦3回戦(時計使用)を行い、久々に実戦感覚を養いました。
   なお、この日は、将棋教室に続いて午後から6名が参加して有段者会も行われました。
   (成績は下表のとおりです)




   ===10月2日有段者会の成績===
    於:駅前交流プラザ「よろーな」:平手戦4回戦・持ち時間各20分(以後一手30秒)

名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝敗 勝点順位
勝敗相手勝敗相手勝敗相手勝敗相手
①吉 川四段 ×2×65×31-39
②松 永4級 1×4×3×61-37
③香 川五段 ×4×5212-2192
④芳 岡四段 32×6×52-215
⑤吉 光四段 ×63×142-2183
⑤千々石五段 51424-0341

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

  10月の行事予定

10月の行事予定は、次のとおりです。
   ただし、新型コロナウイルスの感染拡大の状況によっては、会場が臨時休館になり、中止となる場合があります。
   引き続き、当ホームページのチェックをお願いします。



   ☆☆名寄支部10月の行事☆☆

  • 10月 2日(土)   第13回子ども将棋教室
  • 10月 2日(土)   有段者会
  • 10月 9日(土)   第14回子ども将棋教室
  • 10月10日(日)   月例会
  • 10月17日(日)   朝日アマ将棋名人戦地区予選
   ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

 「好局熱戦棋譜」をリニューアルしました。

これまで利用していた「flash」のサポートが終了したため、「kifu for JS」への乗り換えに取り組み、本日、ようやく作業も終わって、棋譜をご覧いただけるようになりました。 作業中は、「ブックマークレット」や「jQery」(ジェイ・クエリー)など、見たこともない言語に面くらいましたが、「詰将棋劇場」さんのブログなどを参考にさせていただきながら、リニューアルに漕ぎつくことができました。
   まだ、おかしいところは徐々に改善しますので、まずは、リニューアルされた将棋盤で、子どもたちが一生懸命に指した将棋をご覧ください。
   今後は、この動く将棋盤を「詰将棋」にも使いたいと考えています。


詰将棋劇場へは、こちらをクリックしてお入りください



 9月の活動は全て中止になりました

北海道の緊急事態宣言が延長されたことにより、名寄市内の公共施設も9月30日まで臨時休館になりました。
   このため、18日以降に予定をしていた子ども教室等の活動は、すべて中止とさせていただきます。
   再開を楽しみにされていたみなさんには、大変申し訳ありませんが、今しばらくのご辛抱をお願いします。

 ホームページのチェックをお願いします

ホームページを立ち上げて、7年も経過すると、インターネットを取り巻く環境が変化しています。
   今回、Webブラウザをマイクロソフトエッジに変えたことで、当ホームページにも影響が出ていることに気付きました。
   エッジでは、flashを推奨していないので、左サイドメニュー「好局熱戦棋譜」が、ご覧いただけなくなっています。
   目下、Kifu for JSに乗り換えるための作業を進めていますので、今しばらくお待ちください。
   なお、現在、発令中の緊急事態宣言は、12日の期限30日まで延長する方向で検討が進められています。
   引き続き、当ホームページで最新情報のチェックをお願いします。



【石田五段 実戦次の一手 №5】

   第1図は、第76期順位戦C級2組第7回戦、対△村田智弘六段戦で、先手石田五段の▲3四銀に、後手が8一から△8四へ飛車を浮いて、▲4五角のラインをかわした局面です。
   これに対して、石田五段は、1時間23分の長考で意表の一手を繰り出し、戦いを有利に進めました。
   棋士室で観戦していた、今泉健司四段が驚いた次の一手とは?






・次の一手は(矢印をなぞってください)

   ⇒▲3三桂成りです。(第2図)
   長考の末の指した手は、3三への桂馬の飛び込みでした。
   この手に対して(1)△同桂なら▲2五歩。(2)△3三同銀は、▲同銀成△同金に▲5一角。(3)△3三同金にも▲同銀成△同銀▲5一角が厳しいと言われています。
   この桂成りに後手の村田六段は、1時間37分の長考で△3三同金を選び、以下、▲同銀成△同銀▲5一角△8二飛▲3三角成△同桂▲3五歩△4二玉▲3四歩(第3図)と厳しい突き出しが入り先手がペースをつかみました。







 緊急事態宣言のため、9月の将棋は第3週から始まります

北海道の感染対策に基づき、8月30日から9月12日まで、市内の公共施設が臨時休舘になりました。
   この為、9月の活動は、当初の日程を繰り下げて次のとおり行います。
   今後も必要な情報をその都度お知らせしますので、ホームページのチエックをお願いします。

   ☆☆名寄支部9月の行事☆☆

  • 9月18日(土)   第13回子ども将棋教室
  • 9月18日(土)   有段者会
  • 9月25日(土)   第14回子ども将棋教室
  • 9月26日(日)   月例会
   ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
   ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

【石田五段 実戦次の一手 №4】

   第1図は、第76期順位戦C級2組第5回戦、対▲井出 隼平四段戦で、後手、石田五段の△4六歩の垂らしに先手が▲同銀と歩を払った局面です。
   4六に銀をおびき出し、次に後手が指した軽手で石田五段が優勢になりました。
   石田五段が指した次の一手は?











・次の一手は(矢印をなぞってください)

   ⇒△1三角です。(第2図)
   △1三角は、角が好所に使え、飛車のにらみと合わせて先手玉にプレッシャーをかけています。
   ▲5七銀は、△4六歩で手が続き、▲7九角は△8八歩が痛打になります。












   実戦は、▲4四歩と先手は銀を見捨てて、攻め合いに出ますが、△4六角▲6四桂△7四飛▲4三歩成△同金右▲5六金に△5七銀(第3図)と進んで、 この後、先手の▲5七銀打に後手が△4八歩と飛車の横利きを止めて優勢を拡大、88手で後手の勝ちになりました。

 石田 直裕五段の【 実戦次の一手 №3】

8月22日(日)は、アマ王将戦地区予選の予定でしたが、本戦が中止になりましたので、急きょ、練習会に切り替えました。
   有段者会と月例会はハンディ戦で行われますが、この日の練習会は、振り歩先の平手戦を、持ち時間各20分で4回戦を行いました。
   残暑の厳しい日でしたが、どの対局も暑さを忘れての熱戦になりました。

【石田五段 実戦次の一手】
   第1図は、第76期順位戦C級2組第3回戦、▲桐山 清澄九段対△石田 直裕四段(当時)の一戦で、先手が85手目に飛車を2八から▲4八に転回した局面です。
   棋士室では、後手の指した次の手を見て「これは痛い」と声があがりました。
後手の石田四段が86手目に指した、次の一手を考えて下さい。



・次の一手は(矢印をなぞってください)

   ⇒△6七歩打です。(第2図)
   (1)▲6七同銀は、△4七銀▲1八飛△3六銀成▲同歩△4七歩成りで次の△5七とが厳しく
   (2)▲6七同金は、△4七歩成▲同飛に△5八銀と打つ手があります。
   実戦の進行は、▲同銀△5四飛▲6八銀打△4七銀打▲4九飛△3六銀成▲同歩に94手目△3八金打と進んだ局面で先手の投了となりました。(第3図)







   第3図以下は、▲7九飛△4七歩成で、先手はと金攻めを受ける手段がありません。

 「駒得」を理解するために”将棋わらしべ長者”で学ぶ

猛暑がようやく過ぎ去り、朝晩涼しく、日中は暑い、という名寄らしい気候になっています。
   毎年、8月の将棋教室は、参加者が少ない傾向にあり、それは今年も例外ではありませんでした。
   8月14日の将棋教室は、参加者4名と講師3名で行われました。
   ミニ講座は、中盤の形勢判断をするのには欠かせない「駒の損得」がテーマです。
   「駒得」をすることで、多くの場合で有効な攻め方や受け方が増え、見方を変えると相手の有効な攻め方や受け方を減らしていることで、有利に進めることができます。
   今回は、史上最強アマと言われる早咲誠和アマ名人原案の「駒得」シミュレーション(図)を用いて、「駒得」への理解度を深めてもらいました。
   持ち駒は、「歩兵」2枚、どこかに「歩」を打ち込んで、ある駒を取ることから始まり、最後は、飛車を召し取る「将棋わらしべ長者」が始まります。
ミニ講座の後は、参加者数が少ないため、リーグ戦は出来ませんでしたが、マンツーマンで90分の個別指導を行い、12回目の将棋教室が終わりました。

   ※わらしべ長者は、日本のおとぎ話のひとつ。
   ある一人の貧乏人が最初に持っていたワラを物々交換を経ていくにつれて、最後には大金持ちになるお話しです。

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 ▲藤井 王位・棋聖 対 △石田 直裕五段(王将戦二次予選)

7月30日(金)、午前10時から東京・将棋会館では、藤井聡太 王位・棋聖対石田 直裕五段の第71期王将戦二次予選が行われました。
   対戦成績は、藤井王位・棋聖の1勝。
   対局は、 2018年6月に行われた第31期竜王戦ランキング戦5組決勝以来で、これは、終盤に衝撃の△7七同飛成!が指された一戦で、 第46回将棋大賞升田幸三賞受賞局になっています。
   持ち時間各3時間の本局は、振り駒の結果、藤井王位・棋聖の先手で始まりました。

戦型は、相掛かりで先手が横歩を取り、先手の歩得に対して後手の手得となりました。
   先手は、手損が響かない持久戦を目指し、手得している後手が積極的に動くのではとの解説。
   第1図は、後手が△4五歩と突っかけ、先手▲同歩に△1三角と覗いた局面です。
   次に、△4六歩と打って拠点をつくり、△3三桂と使う手が見えます。
   以下実戦は、▲6九玉△4六歩▲3八銀△3三桂▲2九飛△7三桂に▲9三角と進んで第2図です。




※局後の解説※
   〈長沼 洋八段:4六歩の拠点が大きく、後手十分に思えたのですが、▲9七角が絶好の活用で、後手が難しい局面のようです。 △5二金は▲1六歩とされ、△3一角▲3五歩で後手困ります。以下、△4三金右は、▲3四歩△同金▲3五歩△同金▲2四歩△同歩▲同飛が決まります。〉
   実戦は、△9五歩▲同歩に△5六歩と突き捨てて△4五桂を決行、▲同桂、△同銀に先手は61手目▲4四歩と垂らしました。(第3図)





第3図の▲4四歩は、▲4三歩成から▲2三飛成を見せて後手を揺さぶる巧妙な垂らし。後手玉が薄いので先手ペースになっていると言われています。
    46分の考慮で後手は、△8六歩と突き捨て、▲同角に△7四桂と打ちますが、▲6四角切りから△同歩に▲4三歩成りと先手の流れるような攻めが決まります。
   以下、実戦は、後手がこの4三歩成を手抜きで△6六桂と跳ねて先手陣に迫り、肉薄しますが、後手の攻めが途絶えたところで先手が寄せに入り、最終85手目、▲8二金を見て後手の投了となりました。





投了図以下、△6三玉は▲2三飛成△7四玉▲7五銀まで。△7三玉は、▲8五桂打△同竜▲同桂△8四玉▲7五銀△8五玉▲8六銀打まで。
   終局時刻は16時54分。消費時間は、藤井王位・棋聖が2時間30分、石田五段が2時間59分。
   勝った藤井王位・棋聖は稲葉 陽八段と二次予選決勝を戦います。








【衝撃の飛車成り!】
    2018年6月5日に行われた、第31期竜王戦ランキング戦5組決勝の終盤△7六飛に、石田五段が▲7七歩と受けたのに対して、藤井七段がノータイムで「△同飛成り」と強烈な一手を放った局面。
   以下、▲同金、△8五桂と進んだのですが、この局面でも仮に▲6三銀成と金を取ると、下記△6八銀打で先手玉が詰んでしまいます。

 8月は子ども将棋教室と有段者会から始まります

ここ、道北地方も日中の最高気温が30度以上になる「真夏日」が続いていますが、この暑さは、8月に入っても続きそうで、暑さ慣れしていない身にとってはゲンナリです。
   先週の25日(日)、夏季大会の前に名寄支部の総会を行い、昨年、新型コロナの感染拡大防止のため中止になりました「第28回児童将棋大会」を、11月6日(土)に駅前交流プラザよろー で開催することが決まりました。
   また、お隣の士別市でも10月に「道北子ども将棋大会」が開催されるようです。
   普段、名寄や士別の将棋教室に通われている子どもさんにとっては、腕試しの良い機会になるでしょう。

   ☆☆名寄支部8月の行事☆☆

  • 8月 7日(土)   第11回子ども将棋教室
  • 8月 7日(土)   8月有段者会
  • 8月14日(土)   第12回子ども将棋教室
  • 8月15日(土)   月例会
  •    ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
       ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

    ===7月25日夏季将棋大会の成績===
        於:駅前交流プラザ「よろーな」:平手戦4回戦・持ち時間各20分(以後一手30秒)
    名   前一回戦二回戦三回戦四回戦勝敗勝点順位
    勝敗相手勝敗相手勝敗相手勝敗相&手
    ①豊 岡六段 ×2×5×341-310
    ②芳 岡四段 134×53-1242
    ③千々石五段 4×21×52-216
    ④吉 川四段 35211
    ⑤香 川五段 14324-0341

    ※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
    なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

     北都王位戦   辻 文彦三段(旭川市)が優勝

    第41期北都王位戦が7月18日、午後1時から駅前交流プラザよろーなで行われました。
       北都王位戦は、和寒町から中川町までの上川北部地域を発行エリアとしている北都新聞社が主催しています。
       大会には、地元名寄市をはじめ士別市・旭川市・比布町から18名が参加、事前に行われた組合せにより、4回戦リーグ形式で行われました。
       コロナ禍の状況で開かれた久し振りの大会、普段、手合わせのない人との対局が多く、持ち時間30分を使い切って、一手30秒の秒読みに入るなど熱戦が繰り広げられました。
       3回戦が終了した時点での全勝者は5名でしたが、最終4回戦では、全勝者同士の直接対局もあって、4戦全勝は2名に絞られて、結果、旭川市の辻三段が優勝しました。




    ===北都王位戦の成績===
        於:駅前交流プラザ「よろーな」:総平手戦4回戦

    名  前一回戦二回戦三回戦四回戦勝敗勝点順位
     勝敗相手勝敗相手勝敗相手勝敗相手
    ①江良 豊 二段(名寄) ×2×17×1831-310
    ②梅澤 満喜二段(比布) 143×183-1246
    ③萩野 英樹1級(旭川) ×4×5×2×1
    ④芳岡 慎一四段(名寄) 3×2×562-217
    ⑤今田 怜季1級(旭川) 634×73-1245
    ⑥吉川 明男四段(名寄) ×5×8×7×4
    ⑦辻  文彦三段(旭川) 89654-0341
    ⑧高橋 幸雄三段(旭川) ×76×9×101-38
    ⑨竹中 行雄二段(旭川) ×10×78×111-39
    ⑩香川 譲 五段(名寄) 9121184-0342
    ⑪佐藤 精治初段(旭川) ×1213×1092-218
    ⑫梅澤 恵生初段(旭川) 11×1013143-1264
    ⑬吉光 和廣四段(名寄) 14×11×12152-217
    ⑭岡野 俊春級(旭川) ×13×15×16×12
    ⑮今田 聡 五段(旭川) 161417×133-1247
    ⑯千々石好弘五段(名寄) ×15×1814172-2198
    ⑰船田 英明三段(士別) 181×15×162-215
    ⑱豊岡 正起六段(名寄) ×1716123-1273

    ※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
    なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

     石田五段が井出五段に勝利し、次戦で藤井2冠と対戦

    7月14日、藤井王位と挑戦者 豊島竜王との第62期王位戦七番勝負第2局が、旭川市で戦われていますが、この日、東京・将棋会館では、第71期王将戦二次予選で本市出身の石田 直裕五段と井出 隼平五段との対局がありました。
       石田五段は、一次予選で田中 悠一五段、中村 修九段、阿部 光瑠六段、古賀 悠聖予断を破って2期連続の二次予選進出です。
       一方の井出五段は、上村 亘五段、行方 尚史九段、藤井 猛九段、野月 浩貴八段を下し、初めての二次予選進出です。
       両者の対戦成績は、石田五段の4勝、井出五段1勝で本局は、2年ぶりの対戦です。


    二次予選は、持ち時間各3時間、振り駒で井出五段の先手で始まった将棋は、先手四間飛車に後手の急戦策で戦いが始まりました。
       第1図は、後手の石田五段が26手目、△7五歩と積極的に仕掛けた局面です。
       以下、実戦は▲7八飛△7二飛に▲6五歩と反発、角筋を通して捌きを狙う、振り飛車特有の常套手段をとって、激しい中盤戦に入りました。







    第2図は、16分の考慮で後手が、△4八銀と指した局面です。
       ▲4八同金なら、△3九角が美濃囲い崩しの手筋。
       この銀打ちに、先手は▲7九歩と打って後手の飛車の横利きを止めますが、後手は、これに対して△4七桂と打って、3九に利きを加えました。
       先手は、自陣に△3九角や△4九銀不成の狙いが見えるところですが、受けずに▲6四角と角を据えて▲3四桂の狙いを見せます。
       後手は、△4四歩と角筋を止め、▲3九香に△4九銀成▲同銀△3九桂成▲同玉△4七香に▲4八桂と受けて第3図になりました。




       第3図の▲4八桂の局面で残り時間は、井出五段が13分、石田五段が14分になっています。
       手番の石田五段は、残り時間が3分になるまで考え、86手目に△8二飛成と飛車を自陣に成り返り、対して先手の井出五段も▲7八飛車成と 互いに竜を自陣に利かせ、長期戦を思わせました。









    互いに手の作り方が難しい局面で、第4図は、後手が114手目に△2六歩と突いた局面です。
       ▲同歩に△2三歩で金を払う狙いかと思われましたが、実戦は、▲同歩に△2七歩。歩を垂らしての攻めが狙いでした。
       以下、▲2七同銀△3五桂▲3六銀に再度の△2七歩の垂らし、これに対して先手は▲1七桂と跳ねましたが、直後の△5九角を見て、先手の投了となりました。(投了図)








       後手からの△3七角成と△6八角成の両狙いは同時には受からず、後手玉に対する速い攻めもないようです。
       終局時刻は、17時43分。消費時間は、井出五段が2時間58分。石田五段は、2時間59分。
       勝った石田五段は、次戦で藤井 聡太王位・棋聖と対戦します。

     久し振り! 第9回子ども将棋教室

    7月3日(土)に第9回子ども将棋教室が行われました。   >  5月15日以来、久し振りの将棋教室、参加者は7名でしたが、中学生の佐竹春香・柾軌 姉弟が顔を見せてくれました。
       最初に、先のクラス別リーグ戦で5連勝を果たした、緒方 柊平君に吉川支部長から認定証(11級)が渡されました。
       続いて、前回の教室で初めて行った「一手詰めチャレンジ12問」の採点と寸評を行いました。
       残念ながら、持ち時間10分で全問正解者は出ず、10問正解(1名)が最高でした。




       図は、誰も正解出来なかった詰将棋です。
       空き王手のかけ方を誤り、玉で2三の歩を取られるのをうっかりしたようです。
       採点結果を見ると、不正解の多くは、「うっかりミス」と「書き間違い」が多く、このことに注意して、この後、再度、「一手詰めチャレンジ12問」に挑んでもらいました。
       教室の後半は、クラス別リーグ戦を行いました。
       上級の佐竹姉弟には、千々石五段と吉光四段、初級には芳岡四段、ビギナークラスには吉川支部長と香川五段が参加して 一人3局を戦いました。
       次回の教室は、7月10日(土)です。


     活動再開・7月行事のお知らせ

    新型コロナウイルス感染拡大のため、長らく活動を中止していましたが、6月21日で緊急事態宣言が解除され、名寄市内の公共施設も利用できるようになりましたので、7月から活動を再開します。
       しかしながら、コロナの感染拡大が完全に収束したわけではありません。 これまで以上に、感染防止対策を講じながらの開催となりますので、皆さんのご協力をお願いします。
       また、このような状況でもあり、子ども将棋教室につきましては、密を避けるため、引き続き新規参加を見送らせていただきますので、ご理解のほどお願いします。


       ☆☆名寄支部7月の行事☆☆

    • 7月 3日(土)   第9回子ども将棋教室
    • 7月 3日(土)   7月有段者会
    • 7月 4日(土)   全道将棋選手権地区予選
    • 7月10日(土)   第10回子ども将棋教室
    • 7月11日(日)   7月例会
    • 7月18日(日)   第41回北都王位戦
    • 7月25日(日)   夏季将棋大会
    •    ※将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。
         ※会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

     第80期順位戦C級2組2回戦 ▲堀口七段vs△石田五段戦

    第80期順位戦C級2組の2回戦のうち16局が、6月10日(木)、午前10時から東京(10局)と大阪の関西将棋会館で行われました。
       本市出身の石田 直裕五段は、東京・将棋会館4階「棋峰」において、堀口一史座七段(ほりぐち かずしざ)と対戦しました。
       堀口七段は、東京都の出身で伊藤 果八段門下です。
       過去の対戦は1回。2016年9月の第10回朝日杯オープン戦一次予選で石田四段(当時)が勝利しています。






    堀口七段の先手で始まった将棋は、出だしから矢倉模様かと思われましたが、先手四間飛車対後手居飛車穴熊となりました。
       第1図は、先手の▲5五歩(39手目)に後手が△同歩と応じた局面です。
       同一局面の前例は1局あり、以下▲6四歩△同歩▲5五銀と進みましたが、堀口七段は、シンプルに▲5五銀と銀を進めました。
       これに対して、後手は△8六歩と反撃、▲8六同歩に△7五歩と突いて、▲同歩には、△7六歩と5筋で得た1歩を使って、8筋突破を狙います。
       後手の△7五歩に対し、先手も△4五歩と攻め合いに出て、激しい中盤戦に入りました。



    第2図は、後手が60手目に5五の金を△5六金と進めた局面です。
       △5六金は、角筋を通して△7七角成りの狙い、実現すれば駒得と馬の守備力が期待できる価値の高い一手です。
       先手は、▲7八歩と受けて辛抱しましたが、それを見て後手は、△1五歩と1筋に手を戻しました。
       以下、実戦は▲1三歩打△同香▲1四歩打△同香と香車を吊り上げ、67手目、先手は、▲2五銀と香取りに打ちました。(第3図)








       「▲2五銀には、△1三銀打がしっかりした受けになりそうです。5六金と4六歩の存在感が大きく、現局面は、やや後手ペースと思われます。」のコメントがありました。
       ▲2五銀に対する後手の着手は、銀打ちではなく△1三銀という強い手でした。
       これに先手は、▲5三角成と馬を作りますが、後手は△1六歩と歩を伸ばし、次に△1七銀を狙います。
       以下、実戦は▲1五歩打△同香▲1六香△同香▲同銀に後手は、76手目、△1四香と打って第4図となりました。






       後手の△1四香打に対する、先手の▲1五歩の受けは、対局再開、昼食休憩後に指されました。
       これに対する、後手の△1五同角が好手で、以下、▲同銀△同香と進んだ局面は、△1九銀以下の詰めろになっています。
       先手は、▲2五桂と跳ねて詰めろを外しますが、後手の△2四銀が再度、△1九銀からの詰めろを見た価値の高い一手、先手も後手玉に迫りますが 88手目、後手の△1九銀打を見て先手の投了となりました。







       投了図以下は、▲3七玉△2八銀打▲2六玉△1七銀不成▲3七玉△2八銀引不成までの詰みです
       終局時刻は、13時5分。娼婦時間は、堀口七段37分。石田五段1時間47分。
       勝利した石田五段は1勝1敗、堀口七段は0勝2敗になりました。










     活動中止のお知らせ

    緊急事態宣言が6月20日まで延長され、名寄市の公共施設も利用制限が延長されることになりました。
       このため予定していた、6月の名寄支部の活動については、すべて中止にさせていただきます。
       大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解のほど、よろしくお願いします
       特に将棋教室を楽しみにしている子どもさんには、とても残念なことですが、ここは辛抱の一手です。
       簡単な詰将棋をくり返し解いて、駒に慣(な)れることが上達のへの一歩です。頑張ってください。
       今後予定変更があった場合は、当ホームページにてお知らせしますのでご確認ください。

     6月の予定は次回HP更新時にお知らせします

    なよろは一年で一番さわやかな季節を迎えています。
       緊急事態宣言が発令される前日の15日(土)に第8回子ども将棋教室が行われました。
       この日は、上・中級者の参加はありませんでしたが、ビギナー4名と初級クラス7名の11名が参加してくれました。
       ミニ講座では、「移動合い」による王手の受け方と簡単な一手必至を学んだあとで、全員で「チャレンジ! 一手詰め 12問」に挑戦してもらいました。
        10分間でみんなが同じ問題を解く試みは、初めてのことです。全問正解は? 採点が楽しみです、結果は、次回の教室で発表します。
       教室の後半は、リーグ戦を行いましたが、この日は、初級クラスで勝ち星を3つ増やして5連勝を達成した、緒方 柊平君(小4)が昇級を決めました。

    ※ 写真は、「将棋を孫に伝える会」が発行している手のひら版の小冊子「解けてうれしい詰将棋」です。 同会は、平成23年10月から、中高年世代、自分の孫のみならず、広く孫世代に将棋を伝えて行くことを目的に活動されています。



    【石田五段 実戦次の一手】

    第1図は、第72期順位戦C級2組第10回戦、▲石田 直裕四段対△西川 慶二七段戦(段位は当時)で、後手が94手目に△2二歩と指した局面です。
       これに対して、先手の石田四段が勝利を決めた次の一手を考えて下さい。

    ・次の一手は(矢印をなぞってください)

       ⇒▲4一金です。(第2図)







    △4一同金▲5三馬△4二桂▲2二馬△同玉▲2三銀△3一玉▲2二銀までの詰みになります。  


     第80期順位戦C級2組1回戦 ▲石田五段 vs △瀬川六段戦

    渡辺 明名人と斎藤慎太郎八段による第79期名人戦七番勝負が進行している中で、第80期順位戦が開幕しました。
       本市出身の石田 直裕五段(C級2組)は、東京・将棋会館4階「飛燕」で5月13日に瀬川 晶司六段(せがわ しょうじ)と対戦しました。
       瀬川六段は、神奈川県横浜市の出身、安恵照剛八段門下です。
       新進棋士奨励会を年齢制限で退会した後、特例によって2005年に実施されたプロ編入試験に合格して棋士になりました。
       自身が編入プロという経歴から、プロ入り後はアマチュア棋士のプロへの掛け橋としての活動も行っています。
       両者の対戦は、これまで順位戦で2局あり、共に1勝です。



       順位戦は、持ち時間が各6時間です。
       石田五段の先手で始まった将棋は、相掛かり(後手縦歩取り)になりました。
       第1図は、先手が2筋の歩を切り、△2三歩に▲2六飛と引いたところで、後手が△7五歩(50手目)と突いた局面です
       実戦は、▲7五同歩に△3四飛と後手は歩を取りましたが、この日の対局立会人の土佐浩司八段は、「味よく歩を取った△3四飛に対して、先手の指す手が難しく、先手を持って自信がない。 放っておくと△6五桂がありそうです」と話されていました。
       実戦で先手は、この△3四飛には、やはり▲6六歩と突いて桂ハネを警戒しています。
       先手の3つの筋の位取り対後手バランスの取れた布陣という戦いの構図になりました。



       第2図は、先手が▲9一角成りと後手陣に潜入した局面です(89手目)
       これに後手は、じっと△4二銀と引いて、角の活用を図ります。(▲5六銀には△6六角を用意)
       対する先手は、▲7三歩と歩を垂らし、左辺に駒を増やしますが、後手も7七のと金を残したまま△3六桂と打って挟撃を狙います。
       以下、▲7二歩成△5一銀▲3六銀△同歩▲3五歩△同飛▲4七桂△3七歩成▲同金に△3四桂と進んで第3図になりました。







       第3図の後手△3四桂については、「後手の△3四桂は、不退転の覚悟を感じさせる桂打ち。3五飛の逃げ場を自ら断った」と評されていました。
       この△3四桂に先手は▲2七飛と辛抱し、後手は、△3六銀と打ってたたみかけます。
       以下▲3五桂△2七銀成と飛車の取り合い、▲同金△6八飛▲4七玉△6七と▲同金△同飛成(112手)と進んで第4図の局面になりました。









       第4図の局面は先手の手番。
       ここで先手は、一瞬の隙をついて、▲6一とと指しました。
       次に▲5一と△同銀▲7二飛が回れば後手玉には脅威となりますが、後手は構わずに△6六角と寄せ合い勝ちに出ます。
       以下、▲5九香△6八竜(△3八銀からの詰めろ)▲7二飛△6一玉▲7四飛成△3八銀▲5六玉に△5七角成(122手)となった局面で先手の投了となりました。









       投了図以下は、▲5七同香△6六金▲5五玉△5七竜までの詰みがあります。
       終局時刻は、23時7分。消費時間は、石田五段が6時間00分。瀬川六段が5時間41分。













       【写真提供:日本将棋連盟】

     ▲古賀 悠聖四段 対 △石田 直裕五段<王将戦予選>

    第71期王将戦一次予選の第6ブロックの決勝が4月27日(火)に東京・将棋会館「棋峰」で午前10から行われました。
       二次予選進出を懸けたこの一番、本市出身の石田 直裕五段は、古賀 悠聖四段(こが ゆうせい)四段と対戦し75手で勝利しました。
       古賀四段は、福岡県福岡市出身、中田 功八段門で得意戦法は居飛車。
        2029年9月26日に第67回三段リーグで13勝5敗で3位となり、既定の次点2回獲得によるフリークラス権を行使し、四段昇段を内定させました。

    居飛車党同士の将棋は、矢倉志向の立ち上がりから急戦調になりました。
       第1図は、後手が桂馬の下から飛車の活用を狙い△7二飛車(22手目)と寄った局面です。
       仕掛けの筋としては、△7五歩▲同歩の突き捨てから△8五桂や△6五桂と跳ねる要領。
       石田五段は、4月3日の棋王戦予選で佐々木勇気七段に敗れていますが、本局ではその時に後手の佐々木七段が指した作戦を用いています。
       以下実戦は、▲5六歩△4四歩▲5七角と進んで第2図です。





       第2図では、△6五桂が角・銀両取りになるように見えますが、△6五桂には▲8四角が王手で入るので、銀が逃げる余裕が得られる仕組みになっています。
       後手が8筋の歩を守って△8二飛と戻すと、▲6八角と逃げておけば▲6八角の1手分を先手が得をするという仕組みです。
       これに対して、後手は19分の考慮で、△6五桂と相手の待ち受けている順に踏み込みました。決断の一着です。
       以下、▲8四角△6二金▲8八銀△4五歩▲3七銀△7五歩▲同歩に△8二飛と進んで第3図になりました。






       第3図は、後手が34手目、△8二飛と寄った局面です。これに代えて、△5七桂成りでは▲7四歩の切り返しがありました。
       △8二飛に△9五角では△5七桂成りがあるため、先手は、▲6二角成りと金と刺し違え、局面は激しい流れになりました。
       以下、△同玉に▲4八金と桂成りを防ぎますが、直後の△4四角の重ね打ちが厳しく、突破を防いでの▲6六金打ちを余儀なくされ、先手には厳しい形勢になりました。







       第4図は、後手優勢で迎えた終盤戦、先手の▲7九玉に後手が56手目に△6七成桂と寄った局面です。
       ▲6七同金では、△8七飛成りで受けがありません。12分の考慮で先手は、▲8六歩と突きますが、以下、△7七成桂▲同金△7六歩▲7八金に△6九銀と後手は守りの金を狙い、▲ 6八金には△8八金と寄せの網を絞ります。
       先手も、▲9五角からの王手で8筋を守りながら攻めますが後手玉には届かず、後手の△8六飛(一歩入手)を見て投了となりました。







       投了図以下は、▲8六角△8七歩▲同角△7九銀不成▲9八玉△8八金までの詰みがあります。
       終局時刻は、15時49分。消費時間は、古賀四段1時間56分、石田五段2時間34分。
       序盤にリードした石田五段が、終盤も緩みなく寄せ切って勝利し、2期連続の二次予選進出を決めました。



     5月の行事と▲石田五段 実戦次の一手

    折角の大型連休ですが、道内でも新規感染者が増えていることを思うと自粛も仕方ありません。
       今日から5月、この地域の桜の開花は未だですが、散歩コースの天塩川沿いの土手には、春の風物詩の蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)の紫色の花が咲いています。
       5月の行事をお知らせしますが、活動中止となった昨年の今頃に比べると、手指の消毒とマスクをかけること等の予防策で将棋が指せるのであれば、それはそれで良しとしなければいけませんね。
       将棋教室は、10時から正午迄、有段者会・月例会等は、午後1時から行います。会場は駅前交流プラザ「よろーな」(東1南7 ℡01654-9-4607)です。

    ☆☆参加される方にお願い☆☆

    • 会場内ではマスク着用と咳エチケットをお願いします
    • 入室時には手洗いと除菌作業のお手伝いをお願いします
    • 当分の間は、室内での観戦及び付き添いはご遠慮願います
    • 体温の管理(37.5度以上の発熱がある場合はご遠慮願います)


    【石田五段 実戦次の一手】

    第1図は、第74期順位戦C級2組第4回戦、▲高見 泰地五段対△石田 直裕四段戦(2015.9.11・段位は当時)の投了一手前(▲5七銀)の局面です。
       ここで後手の石田四段がノータイムで指した次の一手を考えて下さい。

    ・次の一手は(矢印をなぞってください)

       ⇒△6六金です。(第2図)








    ▲6六同金は、△7七銀以下詰み、▲6六同銀は△7九銀▲7八玉△6八金▲8九玉△6七金で必至となります。  

     第6回子ども将棋教室 & 必読!将棋本十選

    4月10日(土)の第6回子ども将棋教室には、初級・ビギナークラス合わせて12名の参加がありました。
       最初のミニ講座では「詰めろ」をテーマにしました。
       ついかけたくなる「王手」、そこを我慢して、確実に相手玉をしばる「詰めろ」をかける。この詰めろは、意外と良い手になることが多いものです。
       今回は、実戦でもよく出る形の「詰めろ」を大盤で紹介したあと、でプリント問題(4問)に挑戦、手ごわい問題も、ヒントは”挟み撃ち”の一声で理解できたようです。
       「詰めろ」講座のあとは、先日行われた王将戦一次予選の▲阿部 光瑠六段対△石田 直裕五段戦の棋譜を大盤で並べました。
       教室での棋譜並べは、初めての取り組みでしたが、石田先生の実戦譜なので子どもたちの関心も高く、これからも続けたいと考えています。
       次回教室(5/8)のミニ講座も「詰めろ」がテーマです。

    一人の天才棋士の登場と若手の台頭でますます注目が集まる将棋界ですが、将棋人口の増加に加えて、自分では将棋は指さないけれどTVやネットの将棋中継を見て楽しむ「観る将」ファンが増えているとか。
       最近ではスポーツグラフィックス誌「NUMBER」でも特集が組まれるなどマスコミも将棋ブームを支えている要因の一つです。
       月刊娯楽小説誌「オール読物」(写真)では、2月号で「将棋」を読むを特集しています。
       佐藤将棋連盟会長へのインタビュー、創作4編、エッセイ、特別対談 黒川博行×柚月裕子など将棋に関して盛沢山な内容になっています。
       その中で評論家・西上 心太氏が「読む将」ファンも増えて欲しいという願いを込めて「必読!将棋本十選」が挙げています。(下表)
       最近、奨励会の明と暗を描いた大崎善生著「将棋の子」を読み返しましたが、来月の大型連休中にも、何か一冊読んでみたい気持ちです。

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