第4期叡王戦 段位別予選二回戦     対△近藤 誠也五段戦


   一回戦で金沢五段に勝利した石田直裕五段は、同じ日の午後2時から近藤 誠也(こんどう せいや)五段と対戦しました。
   近藤五段のデビュー戦は2015年12月24日、その対局相手が加藤一二三九段。当時、 最新参の近藤四段が公式戦初対局で現役最古参棋士(年齢差56歳7ヶ月)と対戦するということが話題になりました。
   石田五段とは同門で公式戦初手合いです。


   振り駒で石田五段が先手となり▲2六歩△8四歩▲7六歩△3二金▲7八金△8五歩で始まった将棋は、午前中の対金沢戦と同じ角換わりになりました。
   互いに慎重に駒組を進めて、36手目後手の△4四歩に先手が▲4五歩と仕掛けたのが第1図の局面です。ここでの仕掛けは前例が1局のみですが、以下△4五同歩 ▲同桂△4四銀▲4六歩△6五歩▲1五歩△同歩に▲3五歩△6四角と進んで以下互いに桂を持ち合う展開になりました。




   第2図は先手が63手目▲6三銀と後手の5四金を攻めた局面。
   この銀打ちが好手だったようで、局後にこの銀打ちを石田五段が「▲7四銀成と5四銀成の両方の筋があるので手応えを感じていました」後手の近藤五段は「難しいと思っていました」 の感想がありました。
   この銀打ちに実戦は、22分の考慮で後手は△8六歩▲同歩△4六歩▲4八金△3六桂▲3八金△3七歩▲3九金と手筋を駆使して先手陣の左右から攻め続けますが先手も冷静に 対応して、後手は80手目△4五金と手順に金を逃げました。(第3図)


   この△4五金の局面で先手も持ち時間を使い切って一分将棋に入りました。
   先手は▲7二銀成のタダ捨てに出て△同飛に▲6一角の飛車銀の両取りを実現させます。
   これに対して「両取り逃げるべからず」で後手は△8六歩と打って攻め合いに出て▲8六同銀△5五角▲7七銀△3八銀▲同銀△同歩成▲同金△4六桂▲3九金△3八銀と攻め続けて第4図となりました





   第4図の局面で先手は▲2四飛車と走り、後手は△3三金として飛車取りに出ます。
   以下▲7二角成△2四金と飛車を取り合いますが、先手は▲4五馬とさらに金を取って後手の△3九銀不成に▲6一飛から王手をかけ△3二玉に▲6二飛成と後手玉を追い詰めて最後▲4四角(投了図)で後手の投了となりました。






   終局時刻は16時31分。勝った石田五段は三回戦に進出しました。
   投了図以下、△4二玉は▲5三銀△3一玉▲2二金からの詰み。また、△2三玉も▲3三金△1三玉▲2二銀△1四玉に▲3六馬から▲2六桂の筋で詰みます。









 第4期叡王戦 段位別予選 対▲金沢 孝史五段戦

新しいタイトル戦「第4期叡王戦」の段位別予選が、6月23日の三浦弘VS屋敷伸之の九段戦を皮切りに始まりました。
   五段戦では、本市出身の石田 直裕五段が、6月26日(火)の10時から東京・将棋会館で金沢 孝史(かなざわ たかし)五段と対戦しました。
   金沢五段は札幌市の出身で勝浦 修九段門下、両者は本局が初手合いです。


   段位別予選の持ち時間は各1時間(以後60秒の秒読み)、振り駒で金沢五段が先手で始まり角換わり腰掛け銀の将棋になりました。
   図1は先手が▲6二角と打った局面です。
実戦は以下、△6三金▲5三桂成△同金▲7三歩△7六歩▲同銀△7一歩▲7二歩成△同歩▲7三歩△同歩に▲同角成と先手は馬を作ることに成功、後手も△5五歩と天王山を押さえて△3三玉から △2二玉の銀冠に整え難しい中盤から終盤戦に進みましたました。





   図1の▲6二角打ちが金沢五段の悔やまれた手で「▲5三桂成△同玉に▲1七角(参考図)の方が有力だったか」とあります。
   参考図は、先手は次に4五銀が狙い。以下△4三玉は▲4五歩△5五歩▲4四歩△3三玉▲4五桂△2二玉に▲5三桂成で攻めがつながります。
   また▲1七角に△3三桂も▲4五桂△4三玉▲3三桂成△同金▲4五歩で後手の受け止め方が難しく有力な順だったようです。





   図2は両者秒読みの中で後手の△6五歩に▲7九飛と回った局面。
   局後に「飛車回りはひどい一手パス。この飛車回りでは▲7二馬とすべきで△3一飛▲6五歩△9三角と進んで後手がわずかに指し易いが、本譜より優った」金沢五段の感想がありました。
   本譜はこの飛車回りに後手からの86手目△8六歩▲同歩△6三桂以降の攻めが厳しく、先手も入玉を目指しますが120手目の先手玉の侵入を防ぐ△8一銀(投了図)を見て先手の投了となりました。




   投了以下、先手は△8二香からの寄せを防ぐ適当な手段がありません。
   勝たれた石田五段はこのあと14時から近藤誠也五段と対戦します。

 7月の行事予定と士別子ども将棋教室の日程です

苫小牧支部のブログ(6/23)に「今日の初級の詰め将棋は、”ピン”の手筋をつかった問題を集めてみました」とありました。
   ”ピン”の手筋??聞きなれない言葉でしたが、説明によればピンは昆虫標本でチョウやカブトムシを台紙に固定する針のこと、チェスの用語では「相手の駒を釘付けにする」といった意味です。
   将棋で最もわかり易いピンの例として図1が挙げられています。▲7四桂の王手に△7三歩で桂を取りたいのですが▲5五角がにらんでいるので取れません。 角が△7三歩をピンしている状態です。


   図2はチェスでのピンの一例
   白のビショップ(角の動き)が、黒のルーク(飛車の動き)をピンしています。ルークが動いてしまうと、後ろのキングが取られてしまいますのでルークは動くことができません。
   ピンは、チェスの最も基本的な戦術(タクティクス)の一つで、「ピンは剣より強し。」「ピンされた駒の防衛力は、単なる幻想に過ぎない。」などの格言がありました。

☆☆名寄支部の6月行事予定☆☆

  • 7月  7日(土)   第13回子ども将棋教室
  • 7月  7日(土)   有段者会
  • 7月14日(土)   第14回子ども将棋教室
  • 7月15日(日)   月例会
  • 7月22日(日)   北都王位戦
  • 7月29日(日)   夏季大会
  ※将棋教室は午前10時から正午まで。他の大会は午後1時から、いずれも駅前交流プラザ「よろーな」(℡01654-9-4607)で行います。

★★「士別子ども将棋教室」の開催予定日★★
     〇7月は1日と8日     〇8月は19日と26日
     〇9月は2日と9日     〇10月は14日
     〇11月は11日     〇12月は2日と9日のいずれも日曜日です。
   参加は無料で士別市民文化センターで午後1時から3時まで開催されます。
   お問い合わせは、子ども将棋担当の杉澤さん(電話0165-23-5398)まで 。


   全道将棋選手権大会名寄地区予選の結果

第76回全道将棋選手権大会の名寄地区予選が、駅前交流プラザ「よろ~な」で行われました。
   参加者は11名で、道大会への出場1枠をめぐり4回戦を行った結果、安達六段が全勝で来月札幌市で開催される 全道大会(7/15~16)への出場権を獲得ました。
   大会の前には支部の総会が行われ、29年度決算及び30年度予算案が承認されました。また総会では子ども教室の一年間の活動状況が報告されたほか、今年の第26回児童将棋大会と 当支部が主催する「第51回道北支部対抗将棋大会」についても諮られ、児童大会が11月17日・支部対抗が来年4月21日に開催することが決められました。
   ==地区予選の結果==

名 前一回戦二回戦三回戦四回戦勝 数勝  点順位
勝 敗相手勝 敗相手勝 敗相手勝 敗相手
①松島   三段 ×211×3102-2185
②安達   六段 134114-0341
③吉光   四段 4×2153-1263
④山田   初段 ×3×5×261-310
⑤香川   五段 64×7×32-215
⑥江良   二段 ×5×7×8×4
⑦千々石五段 86594-0342
⑧吉川   四段 ×7×96×101-39
⑨豊岡   五段 10811×73-1244
⑩鷲見   二段 9×11×812-217
⑪藤田   五段 ×1×10×9×2

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」の順で決めています。
なお、勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

 第77期順位戦始まる ▲石田 直裕五段対△杉本 和陽四段戦

6月14日(木)に第77期順位戦C級2組の1回戦が東京と大阪の将棋会館で各6局行われました。
   当市出身の石田 直裕五段は、東京の将棋会館で杉本 和陽(すぎもと かずお)四段と対戦しました。
   杉本四段は東京都大田区出身で故・米長邦雄永世棋聖門下の27才。
   振り飛車を主戦場としつつ、相手が振り飛車党の場合は居飛車で戦う。攻め将棋で終盤巧者で粘り強い棋風と評価されています。
   両者の過去の対戦成績は、杉本四段の1勝、順位戦の対局は初めて。


   長い序盤からいよいよ戦いが始まりました。第1図は△8三銀に▲2四歩(53手目)と突いた局面。
   以下、△同歩▲4五歩△同歩▲2二角成△7二金▲7七銀△9二香と進行して先手は馬を作り、後手は陣形を整えました。
   さらに▲6六歩△9五歩▲同歩△6六歩▲同馬△9一飛(第2図)と進みました。
   後手は戦力を8筋、9筋に集中、対する先手もここは守りも厚いところでこの後は激しい玉頭戦に入りました。



   第3図は、端を清算してから先手が▲9七香と打ち返して飛車を捕獲したところ。
   ここで飛車を取れれば先手は駒損を回復して優位になります。後手から攻めの継続手段があるかどうかですが。
   実戦は、後手が守りの要である7八金を狙って△6九銀と打ち▲8八金とかわされたところで△9七飛成と切りました。
   果たして後手の攻めがつながるかどうかの勝負になりました。





   第4図は互いの攻防が続くなかで後手が△7八銀打と勝負手を放った局面。
   ▲7八同金△同銀不成▲同馬には△8六歩から一気に攻める狙いがあります。
   これに対して先手は▲同馬と馬で取り△同銀成に▲同金とし△8六歩には▲7七玉と逃げました。
   後手は△7五歩と玉頭を突いて肉薄しますが、これは詰めろになって いないようで先手は▲8一歩成から寄せ合いに出て、最終▲9三銀(139手)を見て後手が投了、石田五段が幸先良く1勝を挙げました。




   投了図以下は、△9三同銀▲同桂成△同玉▲9四銀△8二玉▲8一桂成△同玉▲8二金までの詰みがあります。
   終局は、23時48分。消費時間は、▲石田五段6時間0分、△杉本四段6時間0分








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         【写真協力・日本将棋連盟】

 第12回なよろ子ども将棋教室

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今年度の子ども将棋教室も今回(6月9日)で12回目となり半数を消化しました。
   参加者はいつもより少なめの9名ですが、前回から真坂君の妹さん(小2)が参加、今日は吉川支部長から10枚落ちで指導を受けていました。
   いつものように教室は、歩を使った手筋の講座で始まりました。今日のテーマは、「ダンスの歩」と「凌ぎ」の手筋です。
   ダンスの歩(問題1)は、持ち駒の歩と3七の桂を上手に組み合わせて3二の金を召し取る手筋で中級クラスには割合易しかったようです。。



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   次は「凌ぎ」の手筋です(問題2)
   香車で王手をされた局面で、一見合駒利かずで▲1八玉の一手と思い、△2七香成以下詰まされそうですが、ここでは巧みな受けがあります。 どんな駒を使って凌ぎますかという問題。
   いわゆる「中合いの歩」の手筋で、この場合は角・銀・桂でもOK。少し難しかったようで初級クラスで手を挙げた子どもはいませんでした。




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   講座のあとは詰将棋にチャレンジ、毎回、初級・中級クラスに各6問を出題しています。
   その中に必ず「中段玉」を1問入れるようにしているのですが、これが子どもの頭を悩ましています。
   問題図は初級クラスに出した3手詰めですが、それまでスラスラ解けていたのがこの「中段玉」になると、トリッキーな配置に戸惑い頭を抱える子どもが多くなります。


   講座と詰将棋で45分、後半はクラス別リーグ戦ですが、中級クラス(5~7級)には、佐竹4級と千々石五段、吉光四段の3名も加わり2回戦が行われました。

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 ▲石田五段VS△藤井七段 第31期竜王戦5組ランキング戦決勝

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第31期竜王戦の5組ランキング戦の決勝戦が6月5日(火)に関西将棋会館で行われ、石田 直裕五段は藤井 聡太七段と対戦しました。
   両者はこれが初手合わせ、先手の石田五段は藤井七段が得意とする角換わりで挑みました。
   1図は後手が△8六歩~△7五歩と突き出してから△3三歩(58手)の銀取りに先手が27分の考慮で▲4三銀成りと捨てて 敵陣を乱した局面です。
   玉と金、どちらで取っても▲1三歩成り~▲5五桂の両取りが残ります。実戦は△同金と取って▲1三歩成りと進みました。



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   2図は、後手△4七歩の金取りに先手が▲6四歩と突き出し△同銀に▲6三歩と金取りに叩いた局面。
   △6三同金なら▲2二とと取って次の▲7二銀が飛車金の両取りの狙い。金を逃げれば6三歩が敵玉の逃げ道を狭めている、この▲6三歩で差が縮まったのではとの声も・・・
   この金取りに対して、控室でもあまり検討されなかった△6三同金が指されました。以下▲2二と△4八歩成り▲7二銀にノータイムで△8六飛と走りました。



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   △8六飛(詰めろ)に先手は▲8七歩と受け△7六飛にも▲7七歩と受けたのですが、後手が△7七同飛成りとしたのが強烈で3図です。
   以下、▲同金△8五桂(△6八銀からの詰めろ)に先手は▲6三銀成りとすることができず▲7六金とかわしましたが、後手は△7八歩▲同玉△7七歩▲8八玉に△7八銀と的確に迫って97手で先手が投了、藤井七段が 昨年に続いて決勝トーナメント進出を果たしました。
   終局は21時36分。消費時間は石田五段4時間59分 藤井七段4時間22分。



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   惜しくも敗れた石田五段ですが、この一局を振り返って「終始難しい将棋でした。藤井七段は終盤における読みの精度が凄く、視野も広い。自分に見えない手を指され対応できませんでした」と感想を述べられていました。
   ニコ生放送・AbemaTV・将棋プレミアム・携帯中継などで放映された注目の一戦は、期待に違わずスリリングで内容の濃い好局でした。

 「いい将棋を見せたい!」 石田五段が対藤井戦へ意気込み

前回の子ども将棋教室(5/19)は、名寄市出身の石田直裕五段による特別授業でしたが、教室終了後に石田五段が地元の北都新聞社から竜王戦決勝T進出をかけて行われる5組ランキング戦決勝戦への意気込みなどについて取材を受けています。

   取材に対して石田五段は、対戦相手の藤井聡太七段について「藤井七段がアマチュア時代に練習で指したことがありますが、公式戦は初対戦。」と述べ、さらに「現代将棋のお手本で、 戦術、時間の使い方、作戦の立て方がうまいと感じます」と強さを認める一方「注目いただける場で指せるのは楽しみ、今回のトーナメント表が出たとき、反対の山だったので決勝で当たりたいと思っていました。いい将棋を見せたい」と 自身初の竜王戦決勝トーナメント進出に闘志を見せていました。

   数々の記録を塗り替えて快進撃中の藤井七段ですが、日本将棋連盟名寄支部をはじめ地元の石田五段への声援も日増しに熱くなっています。
   対局は6月5日(火)に大阪の関西将棋会館で行われます。
   【写真協力・北都新聞社】

☆☆名寄支部の6月行事予定☆☆

  • 6月  2日(土)   第11回子ども将棋教室
  • 6月  2日(土)   有段者会
  • 6月  9日(土)   第12回子ども将棋教室
  • 6月10日(日)   月例会
  • 6月17日(日)   アマ名人戦地区予選
  ※将棋教室は午前10時から正午まで。他の大会は午後1時から、いずれも駅前交流プラザ「よろーな」(℡01654-9-4607)で行います。

 特別授業でステップアップ!  5/19なよろ子ども将棋教室

第10回なよろ子ども将棋教室(5/19)は、地元の名寄市出身で日本将棋連盟棋士石田直裕五段による特別教室でした。(写真⇒)
   この日は、名寄市をはじめ士別市や下川町そして中川町からあわせて16名の子どもさんが参加、時間もいつもより大幅に延長して実り多い教室になりました。
   授業の前半は、石田先生がこの日のために用意してくれた「居玉棒銀対策」のテキストを用いて四間飛車戦法と矢倉戦法に対する棒銀への対応策を 大盤で詳しく説明していただきました。
   棒銀戦法は教室で行っているリーグ戦でもよく見られる戦法で、その対策を説明していただいたことはタイムリーでした。
   講座の後は3面指し指導将棋です。
   受付順に午前10時半から休憩をはさんで3時過ぎまで全部で21局行っていただきました。
   手合いは八枚落ちからの四枚落ちがほとんどでしたが、なかには平手戦で挑戦する子供もいました。
   戦績は下手の0勝21敗でしたが、中には「あと一歩」まで迫った将棋もあって、局後に石田先生からその辺りを丁寧に指摘されると残念そうな顔をしていました。
   普段はプロ棋士の指導を受ける機会は滅多にありませんが、地元出身棋士ということで石田先生のご厚意により今年もこのような機会を作っていただきました。
   子どもたちの棋力向上ため、今後も先生の協力を得ながらこの特別授業を続けていきたいと考えています。

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 次回の将棋教室(5/19・土)は石田五段による特別授業です

5月12日(土)になよろ子ども将棋教室が駅前交流プラザで行われました。
   参加者は11名で最初に初級クラスのリーグ戦で8勝2敗の好成績で昇級を決めた佐竹春香さん(風連中央小6)に千々石先生から九級の認定証(写真)が授与されました。
   また、中級クラスでは風連中央小4年の佐竹柾軌君が前々回のリーグ戦で6連勝して四級への昇級を決めています。
   子ども将棋教室での認定は四級までとしているため、佐竹君は今後は支部で行う月例会・有段者会等でより上を目指すことになります。
   このあとは、歩を使った手筋の勉強とリーグ戦を行いましたが、リーグ戦で連勝した2名が規定により十級から九級、九級から八級へ昇級を決めています。
   次回の将棋教室(5月19日・土)は、名寄市出身の石田直裕五段の特別授業になります。
教室は駅前交流プラザよろーなー(2階)で午前10時開始。将棋講座のあとで指導対局を休憩をはさんで午後3時頃までよろーなで行います。

   ・5月13日(日)に隣の士別市で行われた子ども将棋教室を見学してきました。
   いつもは士別市民会館の2階研修室が会場なのですが、この日は士別地区将棋連盟のシリーズ戦(写真)があるため3階の和室で行われました。
   参加者は4名と普段より少なく、机には3手詰めが4問並べられていてこれを解いた後に平手戦での対局が行われました。
   士別の教室は、指導に当たられている杉沢さんが七年前に市役所を退職したのを契機に市役所OBに声をかけて開いた教室で名寄教室にとっては大先輩になります。 今は毎月2回の開催ですが中には以前のように毎週開催を望む声があるようです。
    見学に合わせて色々と教室運営面でのアドバイス等をいただき2時間あまりの見学を終えました。

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 石田五段が決勝進出!  第31期竜王戦5組ランキング戦

第31期竜王戦の5組ランキング戦準決勝(5/2)が関西将棋会館で行われ、石田 直裕五段は伊奈 祐介(いな ゆうすけ)六段と対戦しました。
   伊奈六段は神奈川県逗子市出身、小林健二九段門下、ランキング戦1回戦で藤倉勇樹五段、2回戦で南芳一九段、3回戦で近藤誠也五段を破っての準決勝進出です。
   両者は本局が初手合い。振り駒の結果、石田五段の先手で始まりました。持ち時間は各5時間です。
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   将棋は▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩と相掛かり模様の出だしで始まりましたが、ここで先手は▲7六歩と角道を開けて角換わり志向を思わせました。以下△3二金▲7七角△3四歩▲6八銀に後手は角交換をせずに △6二銀と上がりました。(第1図)
   先手が▲2四歩△同歩▲同飛と飛車先の歩を交換に来ると△8六歩▲同歩に△8八歩の切り返しがあります





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   図2は後手が△8四銀と棒銀に出たところを先手が僅か6分で▲6五歩と突いた局面です。
   この局面、先手の飛車の横利きが止まっているので△7五歩と突き易くなっているほか、▲7五同歩に△同銀以外に△同角が次に△3九角成の先手になっています。
   実戦も後手が△7五歩(23分)と仕掛け、先手の▲5七角に△7六歩と取り込み、▲同銀に△7三銀と引いて棒銀を立て直しました(次に△8六歩▲同歩△同飛の狙いがあります)



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   図3は後手が29分の考慮で△5五歩と5筋を突き出した局面ですが、局後「暴発でしたね。よくしないといけないと思って焦ってしまいました」(伊奈)の感想がありました。
   代えて①△7三銀▲6七銀△5二飛▲6七銀②△7三桂▲6七銀△5二飛このほか③△4四歩も有力とされ、▲3五歩△同歩▲同角△3四歩▲2六角で「よくわからない」(伊奈)「互いに方針が難しそう」(石田)と見解が述べられましたが 、いずれの順を選んでも本局より優るとされました。





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   図3の△5五歩から実戦は、▲同金△5二飛に先手は▲5六歩と下から歩を打って金を支えました。(第4図)
   △5四歩には▲4四金△同金▲同歩で香取りと▲4三金が残ります。
   控室では後手の継続手が見つかって居ませんでした。この後、後手は△7三桂と跳ねたのですが、局後の感想戦でもこの桂跳ね以降は、後手に勝ちがないとされ感想戦もこの局面までとなりました。




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   図4は先手が113手目に▲4三銀不成りとした局面。ただし後手の持ち駒も豊富で先手玉も怖い局面です。
   控室では△4六歩が示されていますが、検討が進むにつれ、△4六歩には▲同銀(▲同玉は△5八金が詰めろ飛車取りで受けにくい)で△3八角ではきわどいながら詰めろになっておらず▲4二銀成で先手の勝ち筋とみられています。 (△3八角の局面で後手に1歩あるか、先手の持ち駒に角がなければ先手玉は詰みになります)





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   図5から後手は△6六金と指し、▲4八玉に△1二玉と早逃げをしました。
   ここで先手は▲8二飛△5二歩▲8一飛成△4三金に▲3二角と打ち△2二金に▲4三角成としました。(投了図)
   後手玉は詰めろになっていませんが、相手に駒を渡さずに先手玉に詰めろをかけることができず、自玉に受けもないことからこの局面で後手の投了(124手)となりました。
   終局は22時15分。消費時間は先手4時間48分 後手4時間59分。
   勝った石田五段は5組ランキング戦決勝に進出、同時に4組昇級を決めました
決勝の相手は、もう一方のランキング戦準決勝 船江恒平六段 VS 藤井聡太六段戦(5/18)の勝者です。

 5月の行事 & J:COM杯3月のライオン将棋大会のお知らせ


5月は子供の日の節句まつり将棋大会から始まります
   名寄支部主催の将棋大会として、30年以上前から毎年「子供の日」に行われている大会です。
   以前は子供さんが大勢参加されていましたが、近年は 昔の子供さんが多くなりました。!(^^)!
   試合は子供の日の5に因んで5回戦です。みなさんの参加をお待ちしています。
   もちろん見学もOKです。

  • 5月  5日(土)   節句まつり将棋大会
  • 5月12日(土)   第9回子ども将棋教室
  • 5月12日(土)   有段者会
  • 5月19日(土)   第10回子ども将棋教室(石田五段特別指導)
  • 5月20日(日)   月例会
  ※将棋教室は午前10時から正午まで。他の大会は午後1時から、いずれも駅前交流プラザ「よろーな」(℡01654-9-4607)で行います。

   =第7回J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会の案内がありました=
   この大会は、羽海野チカ作の高校生プロ棋士を主人公にした漫画「3月のライオン」とコラボした将棋大会で全国8都市で開催されます。
   将棋が指せる小・中学生を対象に北海道大会は7月1日(日)に札幌ファクトリーホールで行われます。
   将棋を1日楽しむことを目的とした『交流クラス』と全国大会進出を目指す『全国クラス』があります。
   参加するのには事前の応募が必要です。詳しくは大会公式ホームページをご覧ください

 第8回なよろ子ども将棋教室

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4月14日(土)に第8回子ども将棋教室を行いました。
   この日は風連地区などで学校行事があるため参加人数が心配されましたが、中学生1名が初参加、それに久しぶりに稚内市から佐藤聡祐・功基兄弟が参加して13 名での教室となりました。
   教室は、いつものように歩の手筋講座で始まりました。今日のテーマは、「焦点の歩」と「連打の歩」です。
   焦点の歩(図1)は、一歩といえど有効な使い方をすると驚くほどの効果が出ることがあります。図1で後手が打たれて困るところといえば?

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   また、連打の歩(図2)は、先手の飛車が歩の上にいて使いにくいように見えますが、持ち歩を使う5手1組の手順で一気に飛車を成りこむことができます。その手順は?

   教室では駒の中でも一番数の多い「歩」を上手に使うことが上達への近道ですと繰り返し教えています。中級クラスでは徐々にその効果も表れているように感じますが初級クラスでは今一息といったところでしょうか。
   「初心者に対する上達のための精神的サポート」(堀口弘治七段著)では”基本的なことを根気よく繰り返すことである。”とありますが、まさに子どもたちの理解度を見ながら行きつ戻りつ教える必要がありそうです。 


41403    ☆図1「焦点の歩」
   後手が打たれて困るところは▲3三歩です。後手の駒が4枚利いている地点に▲3三歩と打つのが「焦点の歩」の手筋で何で取っても困っています。
   ☆図2「連打の歩」
   ▲8三歩△同飛▲8四歩△8二飛▲8五飛の5手1組の手順
   ▲8三飛と直接飛頭をたたくのが好手。同飛と取らせて▲8四歩と連続で同じ駒の頭をたたくのが「連打の歩」の手筋です。
   写真は、棋書、歩の手筋のバイブルともいわれている故加藤治郎名誉九段著「将棋は歩から」(全三巻)です。

  最終戦の直接対決で稚内A1チームが旭川A1を破り優勝!  

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道北地方で最大の将棋イベント 第50回道北支部対抗将棋大会(4/15)が、日本将棋連盟旭川中央支部(上窪 靖武支部長)の主催で旭川市内の旭川トーヨーホテルで行われました。
   旭川支部では、大会が丁度50回の節目となることから各支部に原稿を依頼、高森幹事長が中心になって「50年記念誌」(写真)が作られ前夜祭で配られました。
   記念誌には、将棋大会の歴史が綴られているほか、現存する最古の道北大会の写真として、 当時小学生の中座 真七段、中井 広恵女流六段が参加していた第11回名寄大会(昭和54年・光名寺で開催)の貴重な写真も載せられ当時の大会の様子がうかがえます。(写真下)


taikou    大会には、団体戦A・Bクラスに各10チームがエントリー、個人戦にも12名が参加していて総勢で100名弱の大会となりました。
   開会式の終了後の午前10時に審判長の中座 真七段(稚内市出身)の「試合開始」の号令により団体・個人の4回戦が始まりました。
   Aクラスの最終戦は、勝点3同士の稚内A1(12勝3敗)と旭川A1(15勝0敗)の試合が事実上の決勝戦になりました。先峰~副将戦は2-2で決着がつかず、 大将戦で1時間に及ぶ秒読み将棋を勝利した稚内A1が勝ち越して昨年の雪辱を果たしました。
   当支部の成績は、名寄Aが勝ち点3を挙げてAクラス3位。Bクラスでは、名寄Bチームが高校生の山田君の活躍(4戦全勝)で2位になりました。
   今大会にはPCが活用されて運営も随分とスムーズ、午後4時頃までにはすべてが終了するなどほぼ予定通りの運営になりました。
   旭川中央支部の上窪支部長はじめ関係者のみなさん、また審判長を務められた中座先生大変お世話になりました。
   来年は、名寄支部の主催です。
   名寄大会もみなさんに喜ばれる大会にしたいと思います、どうかよろしくお願いします。

1.団体戦Aクラスの成績

順位チーム勝点勝数 大 将副 将三 将四 将 五 将
優勝稚内A1415-5 金内辰明北崎照克古西康三本間幸洋坂本啓太
2位旭川A1317-3 武沢涼介佐藤郁人松本幸大高岡輝義村上創音
3位名寄 A313-7 安達竜太豊岡正起千々石好弘香川 譲森川信之

2.団体戦Bクラスの成績
順位チーム勝点勝敗 大 将副 将三 将
優勝稚内B1410-2 白幡 勝義佐々木 優関川 憲治
2位名寄 B3  8-4 吉川 明男江良  豊山田 恭平
3位上富良野3  8-4 秋山 千歳川仁  晃佐々木三千吉

3.個人戦の成績
順 位氏 名勝 敗支 部
優 勝千田 正幸4-0旭 川
2 位辻  文彦3-1旭 川
3 位中村清一郎3-1旭 川

4.全勝賞
A氏 名支 部B  氏 名支 部
金内 辰明稚 内 山田 恭平名 寄
坂本 啓太 白幡 勝義稚 内
江崎志美雄 関川 憲治
佐藤 郁人旭 川 村井  隆北 見
高岡 輝義 鈴木  圭旭 川
小島浩吉志



 △石田五段 対 ▲青嶋五段戦 第31期竜王戦5組ランキング戦

第31期竜王戦の5組ランキング戦の3回戦が進行中です。
   1回戦で大平 武洋六段、2回戦で神谷 広志八段に勝った石田 直裕五段は、三回戦(4/9・東京の将棋会館)で青嶋未来(あおしま みらい)五段と対戦しました。
   青嶋五段は静岡県三島市出身。師匠の安恵照剛八段は、若い頃に2度ほど当支部に指導に見えられたことがあります。
   青嶋五段は1回戦で川上 猛七段、2回戦で田村 康介七段を破っての進出です。両者の対戦は2局あり、青嶋五段の2勝。戦型は横歩取りと矢倉でした。
   振り駒で青嶋五段の先手で始まりました。持ち時間は各5時間です。

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   先手の矢倉模様の指し手に後手が足早に右銀を繰り出して急戦の気配を見せると、先手も▲6六銀と出て対抗し、居飛車力戦型の将棋になりました。
   1図は先手の▲6八角引きに後手が1時間3分の長考で△8六歩(30手目)といきなり戦いを起こし局面です。
   実戦は▲8六同角△9四歩▲3七桂と進んで駒のぶつかり合いは30手先になりました。▲8六同角以後は先手の右玉に対して後手は穴熊と囲い合いましたが、先手の8六角が終盤で思わぬ結果になりました。
   (1図の局面 残り時間 ▲4:13 △1:40)


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   2図は、後手が△4四歩(68手目)と合わせた局面ですが、局後に「△3四歩でしたね」と石田五段の感想がありました。
   △3四歩に対し▲2四歩△同歩▲2五歩の攻め合いを気にしていたそうですが、以下△3五歩▲2四歩△3四銀として、次に△2八歩▲同飛△3六歩▲同金△8六飛△同歩△6九角(金の両取り)の狙い筋があるので後手も戦えます)
   実戦は、この後▲5七銀左△4五歩▲同銀△3五角▲4六銀△7一角▲3五歩△3四歩と3~4筋を巡る攻防が続きました。
   (2図の局面 残り時間 ▲2:10 △0:59)


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   3図は後手が△3八銀打ち(94手目)と腹銀で迫った局面です。
   「このまま攻めがつながれば後手が自然に勝ちになる、8六角も質駒になっているので、決め手が落ちていてもおかくしない」と言われた局面です。
   実戦は、▲6九飛に△4七銀成りと金を剥がして△同玉に▲4四金と穴熊の守りの金も攻めに参加させ、以下▲3六歩に△4五金、▲3五歩に△8六飛と角を取って、 先手玉に△3六角以下の詰めろがかかったところで先手の投了となりました。(投了図)
   (3図の局面 残り時間 ▲1:31 △0:21)


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   投了図以下、先手は飛車を取り返すことができず、▲4五歩と金を取っても△3八銀▲3七玉△2八角▲4八玉△4七金▲5九玉△3七角成▲6八玉△4六馬▲5九玉△4九銀成以下の詰みがあります。
   終局は20時48分。消費時間は先手3時間45分 後手4時間47分
   勝った石田五段は、次戦で伊奈祐介六段と対戦します。


  新刊「史上初の詰飛車問題集」石田直裕著

3月21日に石田五段の3冊目の著書「詰飛車問題集」が発売になりました。
   史上初の「詰飛車」問題集 そのユニークな発想は「ひょっとして、素人の将棋なんて飛車をとってしまえば勝ちじゃねぇの?」という、長年の友人である つるの 剛士さんの素朴な疑問から生まれたものであるとか。
   素人が簡単に勝つためのキーワードを飛車ととらえて、「詰飛車」に特化した全80問を森下九段の解説付きで収録されています。
   推薦文を書かれたつるのさんは、歌手・バンド・俳優・タレントと多ジャンルで活動中。
   将棋の腕前はアマチュア三段でその実力は芸能界一ともいわれており、 現代を代表する最強棋士に挑んだ「つるの将棋七番勝負」は駒落ちを指すうえでとても参考になりました。


☆☆名寄支部の4月行事予定☆☆

  • 4月  7日(土)第7回子ども将棋教室
  • 4月  7日(土)有段者会
  • 4月  8日(日)月例会
  • 4月14日(土)第8回子ども将棋教室
  • 4月22日(日)竜王戦名寄地区予選
  ※将棋教室は午前10時から正午まで。他の大会は午後1時から、いずれも駅前交流プラザ「よろーな」(℡01654-9-4607)で行います。

  3月例会の成績

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3月の月例会が25日の日曜日に午後1時から駅前交流プラザよろーなで行われました。
   この日は、市内から9名が参加してハンディ戦4回戦(持ち時間20分、以後30秒の秒読み)を行いました。
   例会には、将棋教室に通う佐竹柾軌5級(小3)も参加しました。
   教室のリーグ戦では抜群の成績を挙げて順調に昇級をしている佐竹5級、この日は勝ち星こそ挙げられませんでしたが、安達六段戦(二枚落ち)では上手の読みにない手を指すなど 将棋にセンスの良さが感じられました。
   4回戦の結果は、全勝が千々石・香川の2名、以下3勝1敗で芳岡・安達の順となりました。
   まもなく4月になりますが、15日(日)には道北地方の大きなイベント、支部対抗将棋大会が旭川中央支部(上窪 靖武支部長)の主催で行われます。
   伝統のあるこの大会も今回で50回になりますが、名寄支部からはA・Bクラスに各1チームが参加する予定です。
   旭川中央支部のみなさんお世話になりますがよろしくお願いします。。

==3月例会の成績==

名 前一回戦二回戦三回戦四回戦 勝 敗勝点順 位
勝 敗相手勝 敗相手勝 敗相手勝 敗相手
①佐 竹 5級 ×2×9×3×8
②鷲 見 二段 1×34×92-216
③安 達 六段 421×54-0244
④江 良 二段 ×3×5×2×6
⑤香 川 五段 64754-0341
⑥芳 岡 四段 ×57843-1273
⑦吉 川 四段 ×8×6×5×9
⑧佐々木 初段 7×9×612-2175
⑨千々石 五段 18724-0341

※当支部では成績を「勝数」「勝点の合計」により決めています。
勝点は1回戦に勝つと7点、2回戦8点、3回戦9点、4回戦が10点で全勝は合計34点になります。

 第6回なよろ子ども将棋教室

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第6回子ども将棋教室(3/10)を行いました。 参加者は前回と同じ14名でここしばらく参加者数に大きな増減はありません。
   教室は、講座⇒詰将棋⇒リーグ戦の流れで行いました。特にリーグ戦は2局までにしたので時間に余裕ができて、感想戦や駒落ちの講座も行えるようになりました。
   問題図は歩の手筋講座です。端歩の突き合いがある場合にうまく金銀交換をする手順を3手考えてもらいました。




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   単に▲2四歩とするのは△同歩▲同銀△2三歩で攻めが続きません。1筋を絡めるのではとの声もありましたが、具体的にどう攻めるか正解は出ませんでした。
   この場合は、最初に▲1五歩と端歩を突き捨てる「突き捨ての歩」の手筋を使い△同歩に▲2四歩(正解図)と攻めるのが正しい手順で、「戦いは歩の突き捨てから」 の格言があることを知ってもらいました。




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   ▲2四歩以下は、△2四同歩▲同銀△2三歩には▲同銀成りとし△同金▲2四歩△1三金に▲1四歩(正解2図)となります。
   以下、△2四金なら▲同飛で金銀交換。また、△1二金には▲1五香で攻めが続きます。






   この3,4月は出会いと別れの季節です。
   一昨年の4月から教室に通っている I 君(小3)が神奈川県に引っ越しすることになり、今日が最後の教室となりました。
   持ち前の明るさとものおじをしない性格は、将棋にも表れて教室のムードメーカーでした。
   向こうでも I 君らしい将棋を指してください。

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△石田 直裕五段   順位戦C級2組10回戦  対▲佐藤 慎一五段

3月15日(木)に第76期順位戦C級2組の最終局25局が東京と大阪の将棋会館で行われました。
   ここまで6勝3敗の石田 直裕五段(名寄市出身)は、東京の将棋会館で佐藤 慎一(さとう しんいち)五段と対戦しました。
   佐藤五段は、ここまで2勝7敗。東京都練馬区の出身で釼持松二九段門下。
   両者は、これまでに4回対戦していて成績は2勝2敗です。








   佐藤五段の先手で始まった将棋は、互いに飛車先を突き合う相掛かりになりました。
   この日行われた25局のうち、相居飛車の戦いは12局でした。(横歩取り4局・角換わり3局・相掛かり3局・矢倉形2局)
   1図は先手が▲6八玉とした局面。
   ここで後手が△2五飛を急ぐのは、▲3三角成△同角▲2五飛△9九角成と大乱戦になりそう、実戦は△6二玉と上がり次に△2五飛を見せました。
   以下▲5八金△2五飛▲2六銀△8五飛と戻って後手の一歩得になりました。


   2図は後手が△4五桂と歩頭に跳ねた局面です。
   この仕掛けに、▲4五同歩のほか▲2五飛も考えられるようですが、「やや後手の攻め駒が少ない感じがする」とは、本日の将棋立会人で石田五段の師匠でもある所司和晴七段と中継室を訪れていた伊藤 果八段の話。 いずれにしてもどのように手を作るか、ここは石田五段の腕の見せどころのようです。
   この桂跳ねに対して実戦は先手が1時間の長考で▲2五飛と歩を払い、以下△2八歩▲4五飛△2九歩成と互いに桂馬を取り合った局面の駒割りは未だ五分です。


   3図は先手が好調な攻めを見せて8二に飛車を下した局面。
   ▲7二桂成△同金▲8一飛成が先手の狙い筋、対して後手は△7一玉と受け、以下▲7二桂成△同金▲8四飛成にも△6四桂としばらくは受けながら反撃のチャンスを待つ方針。
   この後▲8三銀には△8二歩と支え▲7二銀成△同玉に先手は1時間あまりの長考で▲8六竜と引いて将棋は長期戦となりました。




   しばらく進んで4図は、▲2六角と王手をかけた局面です。
   △4四桂合いに▲4八角と目障りなと金を払いましたが、持ち駒もなくなり先手が攻めあぐねているように見られていました。
   しかし、後手からも厳しい攻めがあるわけではないのでまだまだ長い勝負になりそうに思われていた局面です。






   細かい応酬が続き、5図は先手が7三に飛車を成りこんだ局面です。
   ここから後手は△7七桂成りと寄せ合いに行きましたが、▲6三竜の王手に△5五玉と上に逃げたため▲5七銀と頭を押さえられて、後手玉はいきなり危険な状況に陥りました。
   以下、△5六金▲6六金△同金▲同歩△4七角(148手)と防戦に努めましたが、先手の攻めを振りほどくことができず、174手目▲5五歩を見て投了となりました。



   投了図以下は、△4三玉に▲5二銀△4二玉▲4一飛までの詰みになります。
   終局時刻は0時32分。消費時間は、両者ともに6時間0分。
   この結果、石田五段は6勝4敗で今期の順位戦を終了しました。







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 佐渡支部創立50周年と第5回なよろ子ども将棋教室

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日本将棋連盟発行の会員向けの「支部ニュース」は、毎回楽しみにしている読みものの一つです。
   今回届いた第72号では「支部だより」に日本将棋連盟佐渡支部(三國 栄支部長)の創立50周年記念式典の模様が紹介されていました。
   佐渡支部とは、ホームページが縁となってリンク先にさせていただいている支部です。
   一昨年の1月に、三國支部長が出版された「将棋/絶滅危惧種 筋違角戦法」を頂戴し、昨年の夏には「創立50周年記念誌」(写真)を送っていただきました。 A版サイズで130ページ余りの記念誌で、佐渡支部50年の歩みが棋譜や写真など豊富な資料により4部構成で綴られています。また40周年記念事業として開設した佐渡支部ホームページは 最新の大会結果や過去の名勝負などの棋譜などが載せられていて非常に充実した内容になっています。
   ぜひご覧ください(サイドメニュー「佐渡支部HP」からお入りください)

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    3月2日(土)に第5回子ども将棋教室が行われました。
   参加者は14名、いつものとおりクラス別に分かれて詰将棋にチャレンジをし、そのあとでリーグ戦(2局)を行いました。
   A図は前段に行った歩の手筋の講座です。
   端歩を突いていないときにどうやって2筋を攻略するかを考えてもらいました。





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   複数の歩の手筋の組合せで少し難しかったと思いますが、40枚のうち歩は半数近い18枚もあって、手筋も多くあります。
   歩を上手に使うことが上達につながります、次回も歩の手筋について取り上げる予定です。

   A図の2筋攻略手順は次のとおりです。
   (矢印をなぞってください)
①▲2四歩「突き捨ての歩」②△同歩
    ③▲2三歩「垂れ歩」   ④△同金
    ⑤▲2五歩「合わせの歩」   ⑥△同歩
    ⑦▲2四歩「タタキの歩」   ⑧△同金
    ⑨▲2二歩で桂取りになります。(B図)

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