北海道将棋界の発展を願って
道北の地、名寄での将棋団体としての発祥は、昭和21年札幌に将棋大成会北海道本部が誕生したときから
、日本将棋連盟、社団法人北海道将棋連盟と幾多の変遷を経て、現在は社団法人北海道将棋連盟名寄支部として
活動しております。
近年は社会情勢の大変革の波が押し寄せ、組織の改編など北海道の将棋界も、又その波にのみ込まれようとしております。
将棋愛好家の皆さんと共に、将棋を指す喜びが益々広がるような変革であるよう力を尽くさなければと思
っております。
名寄支部会員の減少も、又、危惧するところであります。インターネットの普及もありますが、会員の高齢化とはいえ、若い人の会員を増やすための地道な活動も大切ではないかと考えるところであります。
平成24年、名寄市から将棋棋士石田直裕四段が誕生したことは、名寄支部会員と地域の将棋愛好家にとりまして大きな喜びでありました。
このことは道北はもとより、北海道の子どもたちの希望の星となるでしょう。彼の今後の活躍が楽しみです。
小さな支部ですが、当支部の活動が北海道将棋界の益々の発展と将棋を愛する皆さんの喜びに寄与することを願い、支部を代表しての挨拶とさせていただきます。
平成26年4月
日本将棋連盟名寄支部 支部長 吉 川 明 男