黒松盆栽-06
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黒松盆栽-06



ようこそ黒松盆栽成長記録へ


取り木後 深鉢で根・幹を太らせるため春芽摘みを出来るだけひかえて培養した。
1983.04.10 幹周り220mmでした。この樹は黒松特有の樹皮が早くきています。

2008.02.14 樹高900mm 左右700mm 奥行き780mm 幹周り480mm
2009.06.30 樹高850mm 左右650mm 奥行き700mm 幹周り490mm



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針金かけ

一般に盆栽とは針金をかけられたものと考えている人が多いようです
「針金をかけたものは樹形を整えている段階の未完成品のものと」
また 「ある目的をもって針金かけしている」 と考えられます


盆栽を嫌う人の中には

盆栽は針金をかけ 無理やり伸ばしたり 曲げたりと・・・樹が可哀そうと
云われる方がいらっしゃいます・・・

しかし ご安心ください
針金をかける盆栽人は!!!
本来の樹の性質を知り尽くし 愛情を持って 針金かけをしています
その目的に向かって 如何に丈夫に育ってくれるか

それは 樹皮の比較的強い樹には銅線を
樹皮の比較的柔らかい樹にはアルミ線を・・・
もっと繊細な樹には柔らかい紙一枚巻いた物を使用します

盆裁する人は みな優しい人ばかりです!!!

大地にそびえる雄大な 大木たちに 負けず劣らず・・・
あの小さな鉢の中で!!! 50〜100年以上も育つのです

それは 盆栽を恰も我が子を育てるかのように・・・
大切にしかも愛情を持って 培養しているからですーーー


 針金かけの目的

○ 枝を広げて 採光 通風を良くする
 光合成=緑色植物が光エネルギーを用いて行う炭酸同化作用


○ 樹形の改造

幹に針金をかけて
 直木の樹には より真直ぐに
 曲がった木にはより曲がりが美しく

○ 樹形には

1.直幹=盆栽の最も基本的な樹形です
野中の一本杉などに よく見られる姿です 空に向かって真直ぐに伸びた主幹 前後左右に調和よく伸びた枝先 この地上部をしっかりと大地に固定するように張った根張り 豪壮・雄大な樹形

1.斜幹=直幹性の倒れかかって生育している姿をだしたもの
神社の境内や自然でよく見られる姿です

1.模様木=幹に多少の曲がりを持ちながらたっている植物の姿です
曲がりに大小の違いは有りますが
立ち上がる 木のほとんどの植物に見られる姿です

1.双幹=一本の下枝が発達して幹のように立ち2本の幹で育っている姿です 主幹は太く高いことが条件です

1.文人木=水墨画などに書かれている樹木から考え出された樹形です 江戸時代に文人、画家などが 好んだためこのような名前が付けられた と言われている

1.懸崖=山の景色の一つに 岩山の崖からのり出す様に枝を差し伸べている植物を見かけます

植物の梢の部分が根元より低い部分にあるものを懸崖と呼びます
梢がそれ程下がっていないものを半懸崖といいます

山ばかりでなく海辺の断崖や島などに生育している植物にも
このょうな姿のものがみられます


○ 強い枝を下げて 
 
葉の調整でも出来ますが
 強い枝を下げることによって樹勢の調整が出来ます

 若い木の枝はばんざいをした様に上に向かって伸びています
 年輪を重ねる毎に 
 その木の枝は 段々と下がり 老木に成るにしたがって
 その枝は 垂れ下がったような 姿になる

この方法を利用して
 
まだ若い盆栽を いかにも老木に仕立てる技法があります・・・

        きょうは この辺にて 


     きょうも 穏やかな 一日で有りますように!!!


黒松盆栽-06
 編集 2009年4月23日(木) 9:37 [ 閲覧数 1 ] 

きょうの盆栽

昨年は春芽摘みを休み

我が棚場の黒松たちは ミドリの伸びが旺盛だ!!!
例年ならば
この一週間はミドリ摘みに追われるところだが・・・

折角樹勢がついた松たちをもう少しの間
伸び伸びと成長してもらうことにした

あとの 芽摘み調整は2〜3回摘みで調整することにする..




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黒松の枝抜き作業
   [編集][削除 2009年1月27日(火) 8:11 [ 閲覧数 3 ] 

 [
きょうは 穏やかな晴天です   外気 6 ℃

黒松盆栽-6 の枝抜き作業です

写真左 = 手入れ前の樹形ですが
        ご覧で お判りのように 幹筋が隠れています
        これは 前回でも ご説明いたしましたように
        樹を太らせる意味と 
        幹の太りを出来るだけまるく 仕立てる為です  

写真中 = 今回抜き取られた二本の枝です

写真右 = 枝抜き後の樹形
        幹筋は良く見える様になりましたが
        まだ抜きたい枝も有りますが今回はこれくらいにします

        理由は今回植え替えを予定したいませんから
        あまり 上下のバランスが崩れすぎる為です

        大きな改作は植え替えと同時期がするのが良いでしよう




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