ある参考書から学んだこと

英語の学習方法

古文奮闘記 其の一・弐

歴史の転換点 - 弥生時代 (実況形式)

『計算1問×0.1』 の法則(説明形式)



中学地理 「時差」 - (実況形式)



えー、今日は先回に続いて社会の「地理」をやろう。

地理でまず最初にやるものの1つが、「時差」というやつだね。

考え方がややこしい、って思ってる人も多いんじゃないかなー?
じゃぁ、チョットこれを見て。


電気スタンドと缶ジュースだ。

缶を左手で下から持って、こうして缶の横の半分をスタンドの光に当
てる、そして左親指を小指の方に(右に)回せば、ホラ、日本の夜明け
が見えるだろう ?

だから日本が夜明けの頃、中国やインド、ヨーロッパはまだ夜か前の
晩、つまり日本より時間が遅れてるんだ。

どの位遅れてるかって?

実はそれを知るために地図に縦(たて)の線、つまり経線(けいせん)があ
るんだ。

ある会議で、イギリスのロンドンを通る縦の線を0度にしようと決め
たんだ。
(この縦の0度の線を「本初子午線[ほんしょしごせん]」と呼んでいるよ。だからロンドンから東側の経線を東経、西側の経線を西経というんだよ)

そして、ロンドンのちょうど裏の(東経と西経がぶつかる)180度のところは、ほとんど陸のない太平洋だったしね。

(そこで日付けを変える必要があるからあんまり陸地があると同じ国で日付けが違ったりしてやっかいなんだ。あと赤道があってハッキリ分かる横の緯線[いせん]と違って、縦はどこを0度としても良かったので、会議が必要たんだね)


そして、もちろん地球は全部で360度。

じゃぁ、このうちの縦の経線が何度で、一時間の時差がおきるのかな?

それは、360÷24(時間)=15となって、15度回ると一時間の時差になるね。


じゃぁ、さっきのロンドンから日本までは何時間違うのかな。


日本は地図で見ると東経(ロンドンから東に)135度の所、つまりちょうど15°の倍数の経線の場所が兵庫県明石市にあるんだね。

そして一時間15度だったから、135÷15=9 そう、9時間日本がロンドンより早いんだね。 


だから缶ジュースをいわば『9時間』回してゆくと「ロンドン」がさっきの日本の位置に来るんだね


こうして、日本とロンドンの時差は分かったね。

では、ロンドンからニューヨークは?


これは5時間、覚えておこう(2つの都市は5×15°だから75度離れているんだね)。

次にニューヨークから日本は10時間

(これはもうわかるね、10×15°で150度離れているよ)。

こうして、9+5+10=24(時間)になるんだね。


ただ、さっき出てきた太平洋の上の(東経と西経がぶつかる)180度の日付変更線を日本の方角にまたぐ時は日付を一日増やす、つまり「変更」するんだ。

日本は他と比べても、ずっと時間が先に進んでいる所だからね。

そして、反対の時は1日「変更」つまり減らす。この事を忘れないようにしようね。   


2010-05-25   文責 八田 知明